前例があると次の仕事も通りやすい
セブ山:アイディア誕生の瞬間!
セブ山:というわけで、続いては案件のね。どういう時にアイディアが浮かんだか……。
セブ山:ちょっと……シモダさん。収録中ですよ。何を読んでいるんですか?
シモダ:『はたらけ、ケンタウロス!』ですよ。「このマンガがすごい! オンナ編」で、18位やったか2位やったか。
セブ山:中途半端やなこれも。
シモダ:18位から2位の間に……。
セブ山:撮ってる間は置いといてください。せめて……。
シモダ:だって、しゃべること無い!
セブ山:それはわかりますよ。せめて、置いておいてください。それで、山口さんに聞いていきたいんですけども、これのアイディアはどういう時に発想が生まれたのかお聞きしたいんですけども。
山口:これは、オモコロの編集長の原宿がまず思いついたんです。ブラック企業って言ったら面白いんじゃないか、ってところからスタートして。
セブ山:たしかに。転職サイトでそれを言っちゃうってギャップで面白いですよね。
山口:それであと、「ブラック企業診断」の前に「オカン診断」って診断コンテンツを同じ所でやってるんですよ。
セブ山:オカン診断って別の話が出ましたけど、シモダさんどうですか?
シモダ:お母さんのアドバイスで転職しよう! みたいなサイト。
山口:そうそうそう。
セブ山:ありそうじゃないですか? シモダさん。行けますね。
シモダ:そのオカン診断ってやつなんですけど、オカンの絵を僕がパーッと下絵で描いて、それを山口くんに渡して色を塗ってもらって、あとは僕はフェードアウト。
山口:何にもしない。
セブ山:じゃあ、やっぱりしゃべること無い?
シモダ:無い。ほぼ無い。
セブ山:じゃあ山口さんに聞いていきたいんですけども、そのオカン診断がきっかけってことですか?
山口:それが成功したんで、何を言っても通るみたいな感じにはなってたんですね。なので、「ブラック企業で行きたいです」というのも、通しやすかったんです。
セブ山:クライアントとの相談もすんなりいけたと? けっこう渋られたとか、どうやって口説いたのかなっていうのではなくて……。
山口:すんなりいけた。言ったらいけましたよね。
シモダ:理解ありますよね。普通、ブラック企業って懸念しちゃいそうな感じはあるけど。
セブ山:あんま触れたくないですよね。
シモダ:でも、あえてそれをいくから話題にもなったしね。
セブ山:1回オカン診断で成功してるってことは、成功事例を作っておくことが大事なんですね。
山口:大事。
シモダ:ここなら安心できるかもと思って頂くのは、すごく大事なのかもしれませんね。
"やり過ぎCG"の基準は人それぞれ
セブ山:その中で出してボツになったネタとか。
山口:さっき言ってたヨッピー。ブラック企業の上司みたいなキャラクターで出てたんですけど、どんだけ顔面をいじるかってとこの、ラインがよくわからなかっくって。
セブ山:確かに公開された画像もけっこう「ぐにゃ~~」ってなってた。
山口:あれ、僕が加工してるんですよ。目ン玉が右左離れていて、ベロが出てるのはOKなんですけど。
セブ山:それ、OKなんですね。
山口:よだれを垂らしながら目が真っ赤かに光っているのはNG。
シモダ:わからんよねそのラインが。(OKラインは)どこ? どっちかというと、ガチャ目でベロを出してるほうがアウトかと思った。
山口:それはOK。
シモダ:光るのはよくない。
山口:今度は目が光っている色を白に変えて。でも光ってたらダメ。
セブ山:CGやり過ぎで、ボツ食らった戻し食らったりって苦労は……。
山口:そうですね。OKラインが見えないんで。
セブ山:せっかくなんで、なんでボツだったの? ってのをいろいろ画面の中に出しときましょ。
セブ山:今回学んだのは、あまりCG加工しすぎるのも……。
セブ山・山口:よくないと言うこと。
大人気すぎて公開中止?
セブ山:ここからはね。通常ならシモダさんに社長目線でのお話を伺っていきたいってコーナーなんですけど……ありますか?
シモダ:いやいやいや……あるわけないでしょ。わかってるでしょ。僕、冒頭から「今回に関しては無知ですよ」ってのを言ってきましたから。
セブ山:すいません。
シモダ:もう頼みますよ。
セブ山:じゃあ、もう山口さんに聞いていきたいんですけど……。
山口:あ、僕? 僕が社長目線で?
シモダ:社長になって、社長目線で。もう交代ですよ。二代目!
セブ山:今回の案件ね。どうなったら成功なのか? 成功の基準をどこに置いてたのかな?
山口:転職ってその1回じゃなくて、シーズンがあるじゃないですか。このシーズンは転職多いですねとか。そのたびに「ブラック企業どこなんだろう」って調べると思うんですよね。そのたびに人がこのサイト見つけて(診断を)やってくれるってのがいいかなって。
セブ山・シモダ:なるほどね。
シモダ:ブラック企業どこだろう? って探す時期に診断があったら「やっちゃおう」ってなりますよね。
セブ山:1回出してそれで終わりじゃなく、長くみんなにやってもらいたい。
山口:そうですね。
セブ山:結果、たくさんみんなに診断してもらって、それを楽しんでもらうところが成功ポイントだったと。
山口:そうですね。
セブ山:実際に反響ってのはあったんですか? どれくらいの反応があったんですか?
山口:人が来過ぎたみたいで……。
セブ山:来過ぎた!?
山口:そのコンテンツが上がった当日に「ちょっとマズいことになってる。(サイトが)まるごと落ちちゃうかもしれない」
シモダ:人が来過ぎてね。
セブ山:ほ~お。まるごと……。
山口:……ほんまに焼けてるなぁ。
シモダ:そうそう、けっこういい感じに……。
セブ山:しかもオールバックにしてるから、余計に焼けてるのが目立つ。
シモダ:いいでしょ。
セブ山:シモダさんの焼けてる話はいいですよ。
シモダ:ザイル感。
セブ山:落ちるっていうのは、転職サイト自体が落ちるってことですか? 人が来過ぎて?
山口:転職サイトが落ちると、ほんとの転職(検索)サイト自体も落ちちゃう。診断だけでなくて。
セブ山:調べられなくなる?
山口:だからヤバイって話になって、結局「1回止めます」って。2日ぐらい止めちゃったんですよね。
セブ山:止めるというのは公開を?
山口:公開を中止です。
セブ山:えー!本体を守るために……。
山口:しっぽ切り食らった。
セブ山:じゃあ……ちょっと残念な……。
シモダ:大成功、大成功、大成功。よ! 大成功!!
山口:まあね。
セブ山:めっちゃもったいなくないですか?
山口:もったいない。
セブ山:2日間、人が集まりすぎてっていい状況で。
山口:たしかに。
シモダ:嬉しい悲鳴ですよ!
セブ山:まあね。そこだけ台本に書いてあった(笑)。
山口:まったく同じこと書いてあった。そこだけ。
緊急テーマ:Tシャツが似合う男になるためには?
シモダ:それよりも、俺が焼けてるとか、そっちもちょっとしゃべりたくなってきた。
セブ山:それは飲み会でしゃべってください。
シモダ:それそも、俺がなんでちょっと焼くようになったかっていったら……。
山口:予定変更。
シモダ:山口くんがさ、4、5年前に焼いてたときあったやん。
山口:僕はガリガリに日サロで焼いてましたから。
セブ山:へー。
シモダ:その時に、「山口くん、なんで焼くん?」って聞いたら、「Tシャツが似合うようになんねん」って言ったん。
セブ山:ほうほうほう。
シモダ:ほんで俺、今年からTシャツ似合うようになりたくて、それで最近焼くようにしてるんやけど。
山口:(笑)。冬どうするん?
シモダ:そういうのちょっと言いたかったん。Tシャツ、今年似合うだろう。
セブ山:なんかわかんないけど。感覚ですけど、すげーダセぇこと言ってるように聞こえる。
シモダ:いやいや……。
山口:こういうのもう、台本とかやめよう。
山口:日焼けの話しよ。
シモダ:実際、こう雄々しくならへん?
山口:雄々しくなる。日焼けをすることで、ワイルドになる。
セブ山:ブラックつながりですけど、そっちの話ではなくて……。
シモダ:ブラックつながり。うまいこと言う。
セブ山:違う違う。ブラック企業診断です。その話を聞かせてくださいよ。
シモダ・山口:それ、もういいよ。もういい。
シモダ:これ以上ないもん。日サロの話も全部出したからこれ以上無い。
セブ山:それもないんか!
シモダ:ペラペラですよ、今日の僕は。
セブ山:終わりです!
シモダ:もう終わりましょか。
セブ山:もう終わりにしましょう。
シモダ:すいません。
セブ山:ああ、でもね。ブラック企業診断だけじゃなく第2、第3ってシリーズとしてあるらしいんでね。みなさん、お楽しみにということで。シモダさん山口さん、本日はどうもありがとうございました。