企業でのAI導入が進む中で割を食うフリーランスの特徴

ジョン・スワーツ氏(以下、ジョン):ジョーに聞きたいです。テック業界はすべてが急激に変わります。コロナの影響で人々が家にいることが増え、Netflixは最高のビジネスを展開し、MetaやGoogleなど多くのテック企業がスタッフを増やしました。しかし、コロナが落ち着いた後、新たな変化が起きました。

1つ目は、イーロン・マスクが労働力を削減して最小限のスタッフにするという考え方を広めたことです。これにはMetaや他の企業も追随しました。2つ目は、これらの企業の多くが肥大化し、(コロナ後)に過剰なスタッフを抱えていたことです。そして3つ目は、AIです。企業や個人がAIに重点を置くようになり、Salesforceなどの他の業務から人員を削減しているということです。

ジョー・レイザー氏(以下、ジョー):AIによる解雇に関しては、2つの立場があると思います。まず、業績が悪いために解雇を行っている。決算発表では、CEOたちは「AIを活用して効率を高め、将来はより効率的になる」と言っていますが、実際にはまだAIをほとんど使っていないんですよね。そして、AIの導入がより進んでいる企業もあると思います。全体的な傾向としては、AIによる変革はまだ少し遅れていると思います。

私たちが目にする変化は、例えばコピーライターの仕事がなくなるということではなく、以前は4人必要だったコピーライターが2人で済むようになるということです。

また、フリーランスの側では、今、クラス分けが進んでいると思います。例えば、もしあなたが、Upwork(フリーランス プラットフォーム)でSEO記事を1本70ドルくらいで大量に提供しているようなスキルの低いフリーランサーなら、今あなたの仕事量は急激に減っていると思います。SEO施策を行う会社ではライターや編集者を少人数集め、AIを使ってこれらの仕事をより迅速に行うことができるからです。あまりUpworkに頼る必要がありません。

この記事は無料会員登録で続きをお読み頂けます

既に会員登録がお済みの方はログインして下さい。

登録することで、本サービスにおける利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。

SNSで会員登録

メールアドレスで会員登録

パスワードは6文字以上の文字列である必要があります。