夢を叶えた先に何を望むのか
はあちゅうが人生の目標について語る

【ちゅうしも】人生相談・幸せになりたくない私たち (人生の目標につい て) #1/2

恋愛トークなどで人気を集めるブロガー・はあちゅう氏と霜田明寛氏がゲスな会話を繰り広げる「ゲスアワー」シリーズ。今回はゲスな話題は封印し、お互いの人生の目標について語り合いました。世界一周旅行や出版、テレビ出演など様々な夢や目標を達成してきた2名ですが、最近の悩みはハングリー精神がなくなってきていることだそう。書きたい本を書いて、「2、3000部売れて良かった」と思う人生を歩むべきか、ベストセラーを目指して苦しいマラソンをするのか。これから大きな挑戦をして、本気で戦うべきか。それぞれの思いについて語りました。

人生の目標について

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):はあちゅうです。

霜田明寛氏(以下、霜田):しもやんです。

はあちゅう:どうも、ゲスアワーです。

霜田:ゲスアワーです、どうも。

はあちゅう:きょうは、真面目なゲスアワーだよね。

霜田:真面目なゲスアワーしましょう。ちょっと、我々も齢30近づきで。

はあちゅう:そう。30になって改めて人生の目標みたいなことを考えるわけですよ。

霜田:はい。

はあちゅう:なんかさ、丸くなってきたんだよね(笑)。

霜田:わかります(笑)。ギラギラのはあちゅうだったのに。

はあちゅう:そう? ギラギラだった? 

半径5メートルの野望

霜田:ギラギラのイメージでしたけどね。それこそ19から見てると。どんどん、それこそね、今日も、はあちゅう版『野心のすすめ』『半径5メートルの野望』も書かれてましたけども、そういう野心ガール的なね、イメージはありましたが、丸くなったですよ。

はあちゅう:うーん。なんか、身の丈に合ったものを目指すようになってきているというか。確かに、ある意味満たされちゃったんだよ。今まで夢だったものが叶うにつれて、満たされていくでしょ? そうしたら、どんどん夢が。新たな夢もできつつあるけど、なんかこう、改めてやりたいこととか考えるよね。

霜田:ねぇ。だから芸人さんじゃないですけども、食えてきちゃったときに。

はあちゅう:そうなんだよ。

生活が成り行くときに、何をモチベーションとするのか

霜田:生活が成り行くときに、人は何をモチベーションとして生きていくのか。相当、野望が強くないと。

はあちゅう:意外と私、小さいことで幸せだなって気づかない? 例えば、そんなに毎日おいしいもの食べられないしさ。胃袋もついていかないし、太るしさ。「私、たまにおいしいもの食べてタクシーで帰れたら、幸せだな」みたいな……。

霜田:うん。

はあちゅう:思うんだけど。

霜田:好きな子が、べつに高級なところじゃなくても、いっしょにそば食べて笑ってられるだけで幸せだったりするんですよ。

はあちゅう:そうだし、おいしいごはんを友達と食べてるとか。親と韓国旅行に数回行くみたいなことで満たされちゃうじゃん? 

霜田:そうなんですよぉ。

はあちゅう:「意外と幸せだな」って思う自分と、「もっとハングリーにいけよ」みたいな矢沢的な自分がいて。

霜田:わかります。基本、ハングリー側の人だったはずなのに。

はあちゅう:そうそう! 反骨精神があったじゃん、今まで。

霜田:このあいだ、やばいなと思って。

はあちゅう:ん? 

霜田:そば屋に入ったんですよ。立ち食いそば的なそば屋ですよ。富士そば的な店に好きな子と入って、そば食べてたら急に泣けてきちゃって、なんでこんな2、300円のそばで幸せなんだろうと思って。

はあちゅう:ノロケだ。

霜田:いや違う(笑)。今の話、無しにしましょうか(笑)。

はあちゅう:いや、でもそれいいと思う。

霜田:っていうときに、野望を持たないといけないなと思って。ただ、僕はやっぱり、今まで出した2冊の本が、自分の満足度の割に、ベストセラーになってないというのがあるんで、今3冊目の本書いているんで、それをちょっと就活生以外にも届けたいですよね。

はあちゅう:そっか。

霜田:今まで就活本の棚にしか置かれてないので。

成果を褒めてもらえる場所がないと、苦しいマラソンになる

はあちゅう:例えばベストセラーになってね、ベストセラーという夢に到達したあとの人生の目標ってさ……。叶ってないうちから悩んじゃうよね。

霜田:確かに。それはぶっちゃけた話、僕は身近に水野敬也という、200万部ベストセラーを出しながら幸せそうにしている男の横にずっといるので。そうすると、僕みたいな弟子に「霜田さん、なんかおもしろいことない?」って毎日聞くようになるっていう未来は見えてます。

はあちゅう:そうだね。誰かにおもしろさを求めちゃうよなぁ。それこそ、お笑いの世界とかでいうとさ、ダウンタウンさんとか、極めた人はどんな気持ちで毎日いるんだろうね? 「抜かそう」ってやついないからさ……。私、「なんでも言うとおりになるんだろうな」って思っちゃうよね。

霜田:そうですね。

はあちゅう:看板番組も持ってさ。「あと何か人生に不満があるんですか?」みたいな。

霜田:逆に、はあちゅうさんのことを見て、そう思っている人もいると思うんですよ。

はあちゅう:いるのかなぁ。どうなんだろうな。

霜田:基本的に、会社員じゃなくて食えてるってこと自体が世間的にはね、羨ましいと思う人いっぱいいると思うので。

はあちゅう:っていうふうに見えるだろうね。実際は忙しくても基本的にポジティブだし、ハッピーだと思うんだけど、マラソンに入ったなって気はする。会社員のときには、フリーになるっていう1個目標があったじゃん。

フリーで半年やって、「これでいけるな。この調子で私積み上げていけばいいんだな」とか思うでしょ。そのあとに、本とかってそんな何冊もバンバン出せるものじゃないし、成果を褒めてもらえる場所が無くなると、苦しいマラソンになるよね。

書きたい本と売れる本は違う

霜田:成果を褒めてもらえる場所は、今まではどこだったんですか? 

はあちゅう:連載とかだったりするんだけど、その連載もたくさん持つことがいいことではなくて。長く書きたいテーマがあって。でも書けなくて、今書いているものがあるんだけど、それはなかなか日の目を見ないと思うの。今後、時間が掛かるだろうから。そのモチベーションの維持。

霜田:確かに。今までのはあちゅうさんは多めにポンポン出しつつ、評価をもらいつつみたいな感じ。最近は若干そうじゃない方向にシフトしようとしている感が(笑)。

はあちゅう:楽しいんだよ、Webは。パンパンがリアクション返ってくるから。でも、「これ本になるかもしれないし、ならないかもしれない。

かつ、これ書いていることを誰も知らない。売れないかもしれない。本になったとしても。それでも私はこれを書き続けますか」って思ったときに、「先人の作家さんたちはすごいな」って思ったよね。みんな、この苦しい戦いを戦い抜いて今もやっているんだもんね。

霜田:きっと、日の目を見ないものまでたくさん書かれている方もね。

はあちゅう:そう。1回、編集者さんと打ち合わせのときに、「次、何の本出しますか?」ってなったときに、「私、初めて『何の本出しますか?』って聞いてもらえる立場になった」と思って。すごいハッて思って、私、エッセーみたいなのを書きたいと思ってたんだけど、エッセーは正直ベストセラーになるってことは村上春樹さんじゃない限り、無いと思うの。

でも、その編集者さんが、「売れてない本でもいい本ありますからね。そういう本も私は作っていきたいです」みたいなことをおっしゃってくださったんだけど。「あれ? 果たして、私はそれでいいのか?」って思って。売れてなくて、2、3000部売れて、みんなの心に良かったねって、それでいいのかなって思っちゃったんだよね。

それは私が望むものではないんじゃないか。でも、書きたいもの、売れるものっていうのと違うんだなっていうのが、「あぁ気づいちゃった」って思った。

霜田:はあちゅうさんが書きたいものは、その編集者さん的には、売れないものに分類されそうだったんですか? 

はあちゅう:エッセーとかって書けるじゃん。でも、さくらももこさんとか、売れた例っていうのもすごいあるんだけど、基本的にはやっぱりベストセラーにはなりずらいんだよね。賞とかもなかなか、パッとスポットライトを浴びるものじゃないから。

なんか私、売れる本を書きたいんだ。それはなんか、ふわふわっとエッセー書いてるとかじゃなくて、やっぱり考えをまとめて、がっちり書かなきゃな。次やるならマラソンだなって思っちゃったんだよね。そうすると苦しいんだよ、やっぱ。

霜田:結構、そのマラソンは長いですし、しかも「売れる」という、ものすごいきっちりとしたアクションがあるわけですからね。今はまだ、Web上で細かい発射だったら来たと思うんですけど。

はあちゅう:Webの人なんだよね。でも、そこから「ブロガーさんか(笑)」みたいなところから、ちゃんと「作家さんですね」って言われるための、次は何かしないといけないなって思うときに、うーん、難しいよね。

あとは、「有名になる」っていうことを1つの軸にしちゃいけないなって思って。例えば、水野敬也さんってすごい本出してるし、出版会で知らない人はいないと思うの。でも、そこらへん歩いている小中学生は、「ヒカキン!」みたいな感じじゃん? 

霜田:そう。2人で「おかしい」って言ってるんですよ。「もっと、『水野ー!』ってなっていいだろ」、「そうっすねー」みたいな(笑)。

はあちゅう:そうだよね。「水野先生!」って、スーパーとか歩いていたら、声掛けられていいのに。多分ね、顔を最近出してないからってのもあると思うんだけど。違うんだよ、何か。世間の評価。ズレてる。

霜田:有名になることが価値じゃないって捉え方もできますしね。

はあちゅう:価値では全然無いんだけど、それは思うし。あとは、テレビちょっと出たぐらいじゃ全然有名にはならないって思ってるから。

霜田:どうですか? 今回ちょっとレギュラー、日テレで出てみて。

はあちゅう:楽しいんだけど、それがすっごいフォロワー数に繋がったとか、知名度が広がったかっていうとそうでもないし、私はあんまりテレビを見ない側の人間だから、コメンテーターの顔も名前も覚えてないでしょ? それこそ、炎上とかしてないと。

テリー伊藤さんレベルだったらみんな知ってるけどね、そうじゃなかったら。私、他の番組のコメンテーターとかも、街で出会ってもわかんない。わかんないでしょ? 

霜田:まぁ確かに。

はあちゅう:このあいだね、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、伊豆へ電車で行ったみたいな話をしてて、おばさんたちの団体と喋った、みたいなことを言ってたんだけど、誰も桑田さんってわからなかったんだって。すごいよね、それ。

それはそれですごいけど、人に認めてもらう価値ってそんなもんだから、自分の中のやりたいことがしっかり見えてないと、つらいなぁって思ったんだよね。

やはりサイバーエージェントの人はキラキラしている

霜田:じゃあ、今聞かれるとかなり困る状況にいるということですかね。「次、何やるの?」みたいな。

はあちゅう:次ね……。一応、仕掛けているものはあるんだけどね……。

霜田:逆に、「何をやりまーす!」みたいな人いるんですかね? 

はあちゅう:やっぱ、サイバーエージェントの人とかキラキラしているよね(笑)。

霜田:あぁ確かに。

はあちゅう:「次はこのメディアをオゥ!」みたいな。「社長賞オゥ!」みたいな。「なんだあのモチベーションの塊は」。

霜田:確かに。すごい言い方悪いですけど、社長賞なんかより全然すごいことをしているわけじゃないですか。

はあちゅう:うん、住んでる社会が違うからね。軸とかがね。社長賞取るのはやっぱり大変だし、全然サイバーで活躍できるイメージが無い。

霜田:(笑)。僕ね、なんかアレですね、すっごく性格悪いですけど、「やるぞー!」って言った人たちの、全員録音しておいて、5年後にできてるか全部チェックしてみたいですね。

はあちゅう:難しいよ。やっぱ、彼らも丸くなっていると思うし、いろんな不可能を経験すると思うんだよね。

霜田:確かに。怖い、人生怖い。どうしよう。

はあちゅう:経験しないうちに諦めようとしているんじゃないかってのが怖いの。

霜田:おお。

はあちゅう:無い? そういうの。そんな大きい挫折もさ、戦った経験も無いのに、自分の知っている範囲の世界の中で丸く収まりそうな自分が怖い。

霜田:もっと大きいなものにガーンと挑戦したら、それのリアクションで大きな不可能を知るかもしれないですけど。

はあちゅう:うん。本気で攻めてない感があるよね。ここらへんで私たちは気を引き締めなきゃいけないんじゃないかっていう。

霜田:確かに、確かに。確かにねぇ。いや、はあちゅうさんはある程度ちゃんとやってるんだけど。僕は本当そうだなぁ。

はあちゅう:30歳になるからさ、私たち、今年。

霜田:そうなんですよぉ。

はあちゅう:こんなことしてていいのかって思うね。

霜田:こんなことね(笑)。なんかねぇ。

世の中に出ている人は不安と戦っている

はあちゅう:芸能人とかってさ、ちょっとシワができるだけで「劣化」とか言われるでしょ? ヒカキンさんとかもさ、ネットで「5年後どうなってるか」とか書かれている度に、全部自分に言われてるみたいだもん。「そうですよね」って言って。もうなんか、こういうこと考える年齢になったんだなぁ(笑)。

霜田:確かに。でも、世にちょっと出ている人、みんなそういう不安と戦っている気がしますけどねぇ。

はあちゅう:そうですよねぇ。今日はなんか、全然ゲスじゃないね。

霜田:全然ゲスじゃないですね。

はあちゅう:深イイ話ですかっていう。

霜田:真面目なんですよ、僕たち、実は(笑)。

はあちゅう:そうなんですよ。

霜田:真面目なんですよ(笑)。

はあちゅう:だから、そういうゲスの爆弾みたいな人が居ないと、私たちのゲスさが引っ張られない。

霜田:そうだ。なんか23、4くらいの、それこそ社会人1~3年目くらいの勢いづいているゲスを入れればいいんですかね。

はあちゅう:可能性ありますね。

霜田:そうですね。

はあちゅう:そんなわけで、今後、童貞選手権などもやるかもしれないので、引き続きゲスアワーを見捨てないでくださいっていうね。

霜田:そうですねぇ。

はあちゅう:全然ゲスじゃないからね。私たち、もうちょっとこう、何だろう、ゲス以外の道を見つけていかなきゃいけないかもしれないね。

霜田:シフトチェンジ? 

はあちゅう:それこそ、ニュースとかさ。「今日の事件は、硫酸を掛けていた男が埼玉で捕まりました」みたいな。「これについて、どう思う、霜田さん?」みたいな(笑)。

霜田:「うーん」みたいな(笑)。

はあちゅう:それでも、絶対続くんだよ、ニュースはさ。絶えないから。ゲスアワーのワイドショーバージョンみたいな。

霜田:それこそラジオ的にね、困った人たちにコメントしていくとかね。

はあちゅう:ねぇ。ちょっとラジオ研究しようか? 

霜田:しましょうか、確かに。

はあちゅう:あとゲストを呼んでみるとかね。そんな感じで、私たち今、方向性に迷っているっていうことのお話でした。

霜田:30にして道を迷っています! 

はあちゅう:今日は、しめやかに終わります。どうもありがとうございました。

霜田:ありがとうございました。

<続きは近日公開>

Published at

このログの連載記事

1 夢を叶えた先に何を望むのか はあちゅうが人生の目標について語る
2 近日公開予定

スピーカーをフォロー

関連タグ

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

ログミーBizをフォローして最新情報をチェックしよう!

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

そのイベント、ログしないなんて
もったいない!
苦労して企画や集客したイベント「その場限り」になっていませんか?