制服向上委員会の活動内容

司会:では、グループの紹介からよろしくお願いします。

齋藤優里彩氏(以下、齋藤):ご紹介にあずかりました、ライブパフォーマンスとボランティアを中心に活動している「制服向上委員会」です。

木梨夏菜氏(以下、木梨):結成は1992年で、今年の9月でグループ結成から23年になります。

齋藤乃愛(以下、齋藤(乃)):ステージ回数は2000回を超え、レパートリーは約1400曲。6割がオリジナルで、テーマは「地球環境を守ろう」「動物保護」「生きるとは」「自由」「弱い側をいたわり、優しい気持ちを大切にしよう」というメッセージを歌で伝えています。もちろんラブソングや失恋ソング、青春ソングもあります。

橋本美香氏(以下、橋本):今日ものちほど歌いますが、「過去に置いて行くもの 未来へ届けるもの」という曲では、生きていく上で何が大切かということを歌っています。

作曲は多くのアーティストが手がけています。作詞はメンバーも手がけていますが、多くはプロデューサーが担当しています。

カバー曲では、ボブ・ディラン、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス、ガース・ブルックス、ディクシー・チックス、グレイトフル・デッド、ビートルズ、ローリング・ストーンズからモーツァルトやヴェルディ、ベートーベンのクラシック、ジャズ、クラシック……失礼しました。ジャズ、ブルース、フォークソングからトラッド、日本の民謡なども歌っています。

西野莉奈氏(以下、西野):ボランティアでは重度の障害をもつ方が暮らしている施設や、親の都合で捨てられた子どもが暮らしている施設ほか、各地の施設を訪ね、歌を歌ったり、ゲームを楽しんだり、プレゼントを届けたりしています。

木梨:取り組んだ活動は、タバコの歩行喫煙禁止、携帯電話の使用規制、あとは……ストーカー法のための署名運動、自転車のルールをマナーを守ろうという呼びかけをしています。

橋本:特にベトナム戦争の傷跡を見ようとベトナムツアーを敢行し、ホーチミンの平和村を訪ねたことは衝撃的でした。

アメリカ軍が大量に散布した、枯葉剤の被害に苦しんでいる方々が未だにたくさんいること、そして日本ではベトナム戦争と言っていますが、ベトナムでは「抗米戦争」と言っていたことにも驚きました。情報は一方向だけのものを信じてはいけないということを知りました。

脱・原発を訴える曲を披露

齋藤:そして3.11の大地震と原発の大事故により、私たちの活動もより活発的になりました。日本政府が長年安全と言ってきた、原発事故から4年過ぎた今でも、収束できていない現実があります。

その現状にもかかわらず、経済優先の日本政府は外国に原発を売るため、安全を拡散するために、日本国内で原発を再稼動させようとしています。

そして、強行採決した戦争法案、子どもや未来のために平和な日本を持続させるために私たちはこれからもアクティブに行動していきます。

橋本:私はボブ・ディランやディクシー・チックスを尊敬しています。日本が二度と戦争しないように、そして人間には制御できない原発を再稼動させないために、世界のアーティストに協力を求めたいと思います。

今日はこのような場をもらえたことを、本当に感謝しています。どうもありがとうございました。

司会:では曲の紹介からお願いいたします。

西野:はい、制服向上委員会がお送りするのは、3.11以降何回歌ったかわからない曲です。早くこの歌を歌わなくていい日が来ることを願って、今日も歌いたいと思います。

「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」

(曲が流れる)

(パフォーマンス終了)