書籍『「表現の自由」の守り方』を出版!

坂井・山田・遊佐:にゃんぱすー!

(一同拍手)

坂井崇俊氏(以下、坂井):始まりました、山田太郎のさんちゃんねる。

山田太郎氏(以下、山田):はい、今日はちょっとてんこ盛りですけども。

坂井:いつもですよ(笑)。

遊佐めぐみ氏(以下、遊佐):(笑)。

山田:今日はそれにも増しててんこ盛りなんですけど、まず、じゃーん! こっからいきましょうか。

山田『「表現の自由」の守り方』。ついにこの本ができました!

「表現の自由」の守り方 (星海社新書)

遊佐:おー!

山田:これは本物です。中身が全部ある、カバーだけじゃない本でありまして、来週のですね……。

坂井:4月25日発売。Amazonは26日ですね。

山田:ちょっとこれもまた番組の中で次回以降、取り上げていきたいと思っていますので、『「表現の自由」の守り方』、書店に並ぶ日も近いというふうに思っていますのでご覧ください。よろしくお願いします。やっとできました。

遊佐:お願いしまーす!

山田:苦心の作でしたね。

山田:それから、もう1個、『日本版インダストリー4.0の教科書 IoT時代のモノづくり戦略』、これも本物ができて今日届きました。

日本版インダストリー4.0の教科書 IoT時代のモノづくり戦略

遊佐:おー!

山田:今日は忙しい日でありまして、これが届きました。これは製造業とかIoTというかたちで。これは経産省の人にも、あるいは各大臣にも配って、日本のモノづくり改革に役に立ってもらおうと思っていますので。

2冊、いきなりできたということで、疲れちゃったんですけども。

坂井:(笑)。

遊佐:おめでとうございます!

坂井:これ、ポップらしいですよ、ポップ。

山田:ポップ、赤松さんに……、びっくりしましたね。「君は知っているか? コミケを救った英雄を」って書いていただいちゃって、びっくりしましたけども。

遊佐:かっこいいです。

山田:はい。「これがいい」という人、「これがヤダ」っていう声があって。「これ、大げさ」っていうふうに言っている人もいりゃあ「そうだよね」って言っていただいている人もいますので。まあ、評価は読者のみなさんに待とうかなと思っています。

国連報告者 デビッド・ケイ氏との面談

山田:今日はちょっとてんこ盛りなのは、やっぱり大きな事件としては熊本の地震がありましたんで、ちょっとそのあたりを触れるのと、それからもう1つ大きいのは、デビッド・ケイさんが来ました。

表現の自由をですね、国連の報告者ということで来ました。面談もしましたので、どんな面談をしたのかと、なかなかデビッド・ケイさん、NHKとテレビでもいっぱい今回は取り上げられた。めずらしいですね。

国連の報告者がこれまで取り上げられるようになったのは、ブキッキオさん効果っていうのが完全にあるかなと僕は思ってるんですけど。ブキッキオさんを有名にしちゃったのは私だっていう自負はありますけれども、デビッド・ケイさんと何を話したのか、赤裸々に説明をしたいと。

表現の自由の報告者でありますが、ちょっと私は懸念点もいろいろ持っていますので少し触れていきたいと思っています。

山田:それから堺市の問題。あとで出てくると思いますが、これは表紙で見せちゃってもいいんだね。コンビニでもって、大阪府青少年健全条例で、今熱く……。出版協会と堺市またはファミマかな?

坂井:まあ、そうですね。ファミマと出版協会はもめてないですけど。

山田:いろいろとやり取りをしてまして、ちょっとこのあたり、表現の自由としては非常に重要だと思っていますので、今日取り上げていきたいというふうに思っています。

遊佐:はい。

ニコニコ超会議の超トークステージに出演

山田:それ以外ですね、ニコ超会議の超トークステージへの出演が、私、決まりましたんで。

坂井:発表されましたね、やっと今日、さっき。

山田:それまでは黙っててくれって言われてたんですが、4月29日お昼からやりますので。

坂井:党大会の日ですね。

山田:そうですね。「表現規制の黒船、二次元に聖域はあるのか」。で、なんと、モモーイこと桃井はるこさんも登場ということでありまして、さて、どうなるやらということでありますけども。

遊佐:はい。桃井はるこさんは表現の規制について、なにか取り組みをされているんですか?

山田:ぜんぜん知らない(笑)。

(一同笑)

山田:ただ秋葉原から世界へと……。

坂井:でも、昔からあれはすごい嫌ってましたね、オタク偏向報道とか。すごい嫌ってるというか、「やだやだ」って言ってるので。

山田:なので、ちょっと彼女とタッグを組んで、秋葉原から世界へということで。ちなみに、私の事務所も秋葉原に今作ろうかと企画していますので。

坂井・遊佐:おー。

坂井:選挙事務所ですね?

山田:選挙事務所って言っちゃっていいの?

坂井:いいんじゃないですか。

山田:あ、いいんですか。

坂井:今は準備中。

山田:準備中で、秋葉原にですね、いい所に置きたいというふうに思っていますのでぜひ、というふうに思っています。そのあたりの詳しい話を、今日はいろいろとしていきたいと思っていますが、まず最初は熊本の話ですね。

今日くまもんのぬいぐるみが、ここにいます。実は熊本は今回、私も先日ですね。

坂井:ちょうど1ヶ月くらい前ですね。

山田:1ヶ月くらい前に街宣で行ってきました。熊本。

坂井:熊本城の近く。

山田:「とらのあな」も行ったのかな。

坂井:はい。

山田:それから……。

坂井:あ、「とらのあな」はないので、「アニメイト」に行った。

熊本の被災地の状況「物資が避難所に届かない」

山田:「アニメイト」に行ったのかな。で、帰りに「熊本城に寄って帰ろうかな」っていうことも思ったんですけど、ちょっと時間がなくてですね、一部寄って終わっちゃったんですけども、まさか熊本でこういうことになるとはというふうに思って、ちょっとびっくりしましたというところであります。

で、ことの事情はいろんな報道がされているので、もう詳しくはやりませんが、私としてはなにを取り上げたいかというと、ちょうどその2、3週間前に参議院の予算委員会でも、南海トラフと首都直下型地震ということで、実は取り上げてた内容があるんですね。

それは何かっていうと、毎回、ロジスティクスの問題が問題になると。なんでこの話をしたいかというと、私のところにもTwitterで、地元とか、被災地域のある避難所が食料とか水が届かない状況だということで、なんとかしてもらえないかと。

誰に言っていいのかわかんないんで私のほうにということで、もう十数件くらい、そういうTwitterとメールをいただきました。

で、一応、県とか、政府のほうにはタッピングというか提言というかたちでもって引き継いではいるんですが、ただ、まず理解していただきたいのは、結局、ロジスティクス、物流の問題なんですよね。

今、どういうことが起こってるかというと、県等には大量の物資が、食料とか水とか届いていまして、それが各公民館であったり、避難所に届かない、というような実態で。

何がポイントになってしまってるかというと、政府というよりも、基礎自治体、あるいは広域自治体である熊本県の対応が、やっぱり手慣れていないというところがあります。

実際に被災地、避難所も、例えばプライバシーの問題がちゃんとコントロールできていない。実はこれはほんとに東北の大震災でも最大にそれが問題になりまして、段ボールで敷居作ったほうがいいんじゃないかってことはさんざん言われていて、次に生かしていこうなんて言っていたんですが、ぜんぜん生きていません。

それで自動車の中で避難をしている人が、今度はエコノミー症候群ということで、災害関連死というのが11名出たということで、避難者も、10万人から15万人くらいいて、当時のスタートの報道よりもかなり大きな地震だったということもだんだんわかってきています。

これがまた、南海トラフともつながっているんではないかっていうこと、あるいは、もう1つ今回の特徴は、要は1回で終わらずにずっと揺れ続けているっていうんですかね。

余震も頻発していますし、かなり大きいものが続いているということで、なかなか本格的な復旧のフェーズに入れないということなんだというふうに思っています。

政府と自治体との関係を整理すべき

山田:あともう1つは、国会議員と政府と自治体との関係っていうのを整理する必要があるのかなと。

国会議員ってあくまでも国民の代表っていうところがあるので、みなさんの声を、私も受けてしかるべきところに送っているんですが、ただこういうときには、政府であれ自治体の力っていうのが非常に重要なんですよね。

それがなかなか発揮できていないっていうのが現実だというふうに思っていますので、このあたりですね、反省点は次に続けるんですが、今はオンゴーイングで、実際に現場では揺れも止まらないんでですね、災害が継続している状態です。

あるいは、今問題なのは災害関連死という人たちが増えてきている状況で、これ以上の被害者を出さないようにするというようなところで、「何から急いでやらないといけないのか」といったことを指摘しながら、現場への対処ってものを求めていくと、こういうことになるかと思っています。

続報は次回も変化があったりとかすれば、お伝えしていったりとか、いろんな意見をこの間、いただきたいというふうに思っておりまして、もちろん……、いろいろあるんですよ。

被災地には余計な物もたくさん届く

山田:例えば、報道のヘリがうるさくて聞こえないってのもあるけど、でも、報道のヘリが飛んでたから、どこにSOSがあったかわかって、いわゆる避難物資を届けられたっていうような矛盾もあったりですね。

まあ、いろいろと、いい側面、悪い側面といったところなんかも、個別にいろいろあったりして。例えば、私も実は東北の震災のときにずっと現場で、まだ議員になってなくて民間でありましたけれども、何をやったかっていうと仕分け所にいたんですね。で、仕分けをさんざん、1週間くらいやってました。

まあ、とにかく仕分けをしないと、変な物というか、余計な物が届くんだよね。毛布が余ってるっていうのに毛布が届いちゃったりとか。

食品といっても火が使えないのに、乾物みたいなのが届いて結局すぐ食えない。缶詰で缶詰を開けるものがなかったとか、日常の生活じゃ考えられないようなことがどんどん起こるんですね。

善意はいいんですけども、ものすごく洋服なんかも、今回はそういう反省があって、あまりそういう話は聞きませんけども、当時、着古しのものをそのまま脱いで入れた人も多くて、開けたらカビてた、腐ってたっていうのは、もうすごい状態。

食い物も、結局、賞味期限切れで、まあ、賞味期限が切れたぐらいじゃ、食えるっちゃ食えるんですけれども、実際にですね、いわゆるロジスティクスな問題で、冬で、しかもけっこう倉庫ってのは湿度があるんですね。

というのは、外は乾燥してるのが中に入ってくると温度が上がるから、そういう意味で湿度が出てきちゃって、結局何があったかというと、カビちゃうというような、腐っちゃうというような問題があったりとか。

やっぱりロジスティクスなんですよね、結局。どんな善意も、どんな支援も……。これは私、実は製造業のこういうのやってたから、そこのへんは専門っちゃ専門なんですけども。

そこがなかなかうまくいかないっていうことと、毎回震災のたびに同じことが問題になっているので、これはなんときゃしなきゃいけないんだろうなというふうに思っています。

ということで、ほんとにまだ、復興フェーズではありませんので、まさに今、震災は起こりつつあるということですので、これ以上の被害者が出ないようにということで、急ぐべきことを優先度を持って対応していきたいと思っています。