高木復興相、香典問題を陳謝
「これからも職務をまっとうしていく」と辞任は否定

高木毅復興相 政治資金問題についての記者会見

11月7日、香典支出などの政治資金について野党から追及を受けていた高木毅復興相が記者会見を行いました。「復興大臣としての職務を果たしていく」と、自身の進退については、辞任の意思がないことを語りました。

香典問題について

司会:これより高木大臣より会見を始めます。

高木毅氏(以下、高木):先般の衆参の閉会中審査で、私の政治資金に関し、平成23年から25年における香典や枕花等の支出について質疑を受けました。その際、今回マスコミからのご指摘を受けて、そのほかの支出も含め、事務所の担当者に再点検を支持したと申し上げました。

先日に公表された平成26年も含め、収支報告書に明細の記載がない、少額領収書等を再点検した結果を取りまとめましたので、私からその概要をご説明させていただきます。

平成23年につきましては、香典は私が葬儀の日までに弔問に行き、私個人の私費で出したものが14件、資金管理団体が葬儀に際して出したものが37件の支出がありました。

平成24年に関しては、私が葬儀の日までに弔問に行き、私個人の私費で出したものが20件、政党支部が葬儀に際し出したものが46件ございました。

平成25年につきましては、香典は私が葬儀の日までに弔問に行き、私の私費で出したものが14件、政党支部がご葬儀に際し出したものが43件、支出がございました。

平成26年に関しては私が葬儀の日までに弔問に行き、私の私費で出したものが9件、政党支部がご葬儀に際し出したものが47件ございました。

香典のうち、私が葬儀の日までに弔問に行き、私の個人の私費で出したものは、収支報告書では担当者が政治団体の香典として誤って記載していたことなどが確認できましたので、その旨、12月4日金曜日に収支報告書の訂正をいたしました。

また、政党支部がご葬儀に際し出したものは、私が公務や政務の日程の都合により、弔問に行くことができずに、政党支部から出したものであります。

なお、平成23年につきましては、一部を資金管理団体から支出していたことが判明いたしましたので、後援会関係者、及び事務所関係者に厳しく注意し、再発防止を厳命したところでございます。

平成24年以降は、資金管理団体からの支出はございません。

平成23年から平成25年までの少額領収書については、その写しの開示請求がなされておりまして、12月4日金曜日に私の政治団体から福井県選挙管理委員会に提出をいたしました。

平成26年についても、請求があればすみやかに開示することと、しているところでございます。

今後は公職選挙法の順守を徹底するよう事務所を通じて、政党支部の事務担当者らに厳重に注意したところでございます。

また、私自身につきましても、このようなことが二度と起こらないよう、今後はこれまで以上にしっかりと襟を正して政治活動に取り組んで参りたい、そのように考えいているところでございます。

私からは以上でございます。

香典の金額は?

司会:質問がある方は挙手をお願いします。

記者:確認ですが、一部報道で辞任の文字もありましたが、本人の意思では政治活動は続けるということですか?

高木:はい、私の今の責務というものは、この重い復興大臣という職責をしっかりとまっとうして、まさに復興の加速化を進めることだと、そのように考えております。

記者:今日はなぜ、このタイミングでの会見になったんでしょうか?

高木:少額領収書につきましては、平成23年から平成25年について、その写しの開示請求がなされております。先ほど申し上げたとおりでございます。12月4日に福井県選挙管理委員会に提出をいたしましたので、本日その概要を私から説明させていただいたということでございます。

記者:一部報道で、官邸側から資料の提出を求められているということがありましたが、その事実関係を。

高木:そういったことはございません。必要があれば私のほうから説明もさせていただいているところであります。

記者:今回の香典の金額まではわかりますか?

高木:金額について問い合わせがありましたので申し上げます。

23年14件と申し上げましたが、私費で私が行ったものが9万5,000円、資金管理団体から出したものが27万円。

24年につきましては、私費で私が行ったのが15万5,000円、政党支部が36万円。

25年につきましては、私費で私が行ったのが12万円、政党支部が38万5,000円。

26年に関しましては、私費が8万円、政党支部が38万円となっております。

「復興大臣としての職務をまっとうしていく」

司会:そのほかご質問は?

記者:今日の説明を聞いて、説明責任を果たされているのかなと。

高木:度々の訂正で申し訳ないなと思いますが、これからもきちっと説明責任を果たしていきたいと思っております。

明日、閉会中審査ございます。もちろん復興に関して、いろんな議論させていただいて、その意見をいただきながらこれからの私の職務に役立たせていきたいと思います。

また、この件についても質問があれば紳士にお答えをしていきたいと思っております。

いずれにいたしましても、先ほど申し上げた通り、これからも復興大臣といたしましての職責をまっとうしていきたいという気持ちでございます。

記者:政党主部から支出された香典はどなたが持って行ったんですか?

高木:それは事務所のものでございます。後援会関係者、私ではございません。

記者:香典問題等が話題の中心となって、復興計画についての話が集まらない可能性についてはどのようにお考えですか。

高木:度々申し上げておりますが、こうした一連のことでお騒がせをして、こうした場所も設けさせていただくということは、本来ではないと思っております。本来はしっかりと復興の仕事をさせていただき、皆様方からも、あるいは委員会等でもそういったお話をさせていただく、というのが本来だとは思います。

さわさりとて、皆様方にこうやってお騒がせをしておりますけれども、私自身はしっかりと復興大臣としての仕事はさせていただいていると思っております。

記者:資金管理団体、ご本人、支部と3つあるんですけれど、覚えている範囲でいいので、目録と香典袋にはなんと書いたのか?

高木:私が行くときには私の名前です。それから政党支部で行くときには政党名、資金管理団体だと後援会名です。

記者:政治管理団体の場合は、公選法上、寄付になってしまうと思うんですけれども……。

高木:資金管理団体の話ですか。今申し上げましたけれども、平成23年に21世紀政策研究会で支出した37件は、選挙区内に在住する関係者がお亡くなりになったので、後援会事務局がご葬儀に際し出させていただいたというものです。

お亡くなりになった方が後援会の関係者だったことから、香典を出すのが当然だと考え、違法性の認識などまったくなく当時の関係者が出したようであります。

今回マスコミからご指摘を受け、私も初めて知りました。このようなことが二度と起こらないよう後援会関係者らに厳重に注意をさせていただいたということでございます。

復興の足かせになっているのではないか

記者:先日、安倍総理と岩手の視察に行かれたと思うんですけれど、その時に今後の職務についてなんらかの指示とかがあったんでしょうか。

高木:いや、特段ありませんでした。

記者:どういった会話をされたんでしょうか?

高木:さほどの会話はいたしておりません。ずっと随行させていただいて、視察をしたということでございます。

記者:復興に関しての指示はあったんでしょうか。

高木:「これまで同様しっかりと」と言うようなことだと私は受け止めました。

記者:「しっかりとやってほしい」と言われたんですか?

高木:いや、そうははっきりとおっしゃっておりませんが、一緒にずっとお昼ごはんなども食べました、そのなかで先方の市長さんなどもいらっしゃいましたけれども、そういった方共々に復興についてのお話をさせていただいたということです。特別な発言はなかったということかと思います。

記者:大臣は日頃から、「被災地に寄り添う」という言葉を使っていたかと思うんですけれど、寄り添うためには信頼関係が必要だと思うんですけれど。こういう問題が起きて果たして信頼関係が築けるのかどうかというのが甚だ疑問なんですが、果たして大臣はどうお考えなのでしょうか?

高木:もちろんお会いした方が私に対してそういったことをおっしゃるということは、なかなかないんだと思います。ただ、少なくとも先ほど申し上げた通り、私は訪問させていただく度に、区議長さん、あるいは被災地の方、お話をさせていただきますけれど、もちろんいろいろご心配いただいたりはしているのかもしれないですけれど、私の感じるところ恐らくは信頼していただいているではと思います。

また、私もこういったことで被災地の方々の信頼を無くすことがないように、精一杯勤めさせていただいているということでございます。

記者:被災地の方々からは、「まもなく5年目を迎えるのにこんなことやってていいのか」という声が上がっているんですよ。それに対しては、どうお考えですか。

高木:そういうことであるならば、これから更に襟を正して頑張っていきたいということでございます。

制作協力:VoXT

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