トランプ氏が読み上げた詩「ザ・スネーク」

ドナルド・トランプ氏:ここでみなさんにお尋ねしたいと思います。みなさんたくさんの国を訪れていますね。様々な集会を見てきたと思います。まず始めに、トランプ集会のような場所がほかにありましたか? 公正を期して、です。そうですね?

集会で少しの間これをしていました。もう長いことしていません。「ザ・スネーク」という詩を聞いたことのある方はどれくらいいますか? いま手元にあります。もう1度聞きたい方はいますか?

(会場拍手)

本当ですか? 本当に聞きたいですか? いいでしょう。この詩をケリー将軍と、国境警備隊、ICE(Immigration and Customs Enforcement、移民税関捜査局)の職員に捧げます。彼らは非常にすばらしい働きをしてくれていますので。この詩は、かなり昔にアル・ウィルソンによって書かれました。この詩を聞くと、国境とそれを超えてくる人々を対処しなければいけないことを考えさせられます。何が起こるかというと、問題を抱えるようになるということです。非常に、非常に慎重に審査を行う必要があります。賢明に、警戒しなければいけません。

こういうことです。「ザ・スネーク」それは「ザ・スネーク」と呼ばれます。

「ある朝彼女は職場へ向かっていました。湖のそばの道を通って。心優しい女性は、みすぼらしく、半分凍えている蛇を見つけました。きれいな色の皮は、霜に覆われていました。なんて気の毒な! と彼女は声を上げました。連れて帰って世話をしてあげます」。

つまり国境です。

「ああ、心優しいお嬢さん、どうか私を入れてください。後生ですから。どうか私を入れてください。心優しいお嬢さん、と危険な蛇はため息交じりに懇願します。彼女は蛇をシルクの布団で丁寧に包み、暖炉のそばに寝かせ、はちみつとミルクを上げました。その夜、彼女が職場から大急ぎで戻りました。家に着くなり彼女が目にしたものは、連れて帰ったきれいな蛇が息を吹き返した姿でした」。

「どうか入れてください。心優しいお嬢さん。後生ですから。どうか私を入れてください、心優しいお嬢さん、と危険な蛇はため息交じりに懇願します。彼女は蛇を懐にしっかり抱えて、あなたはとても美しい、と言いました。もし私があなたをここに連れてこなければ、なんてかわいそうに、あなたは死んでいたでしょう。彼女は蛇の美しい皮を撫でて、キスをし、ぎゅっと抱きしめました」。

「しかし、ありがとうを言う代わりに、蛇は送ったものは危険な一噛みでした。どうか入れてください。心優しいお嬢さん。後生ですから。どうか私を入れてください、心優しいお嬢さん、と危険な蛇はため息交じりに懇願します」。

「あなたを助けてあげたのに! 彼女は言います。それなのに私を噛むのはなぜ? 自分の牙には毒があるのを知っているでしょう。そして今私が死のうとしています。黙りなさい、愚かな女よ。その爬虫類はニヤリと笑って言います。私が蛇だということは、家に連れ帰る前から知っていたでしょう」。

(会場拍手)

これは、国境の状況をよく表していますね?

軍隊を再構築し、国境を守る

アメリカの安全を守るということは、防衛を再構築するということです。「狂犬」マティス将軍のリーダーシップの元で。彼は非常によくやってくれています。ちなみに、彼こそが、ケリー将軍を推薦した人物でもあります。「狂犬」、あなたのおかげで、国境を守るすばらしい将軍を手に入れることができました。本当にすばらしいケリー将軍に会えたのは彼のおかげです。軍隊を再構築し、完全なる備えを取り戻すプロセスを始めています。

また、納税者のみなさんのアメリカドルを守っています。F-35戦闘機に関する注文だけで、7.25億ドルもの費用を削減しました。私が交渉に関与したからです。そのほかいくつもの事案について、何十億ドルもの削減に成功しました。

ISISに対する戦いについても強化しています。ISISが滅ぶまでこの戦いが終わることはありません。同時に、世界の各国との、友人関係や同盟関係を強化しています。例えば、先週エジプト政府との水面下での取引がなされたことは大変名誉なことです。これにより、アメリカ国民であり美しい若い女性、彼女の名前はアヤと言いますが、彼女が家に帰ることができるようになりました。彼女は、3年間エジプト刑務所に収監されていました。そして、この先28年も収監される予定でした。

オバマ前大統領は3年間一生懸命働きかけていましたが、彼らが解放されることはありませんでした。そして、私がエジプトのアッ=シーシー大統領に面会した途端、すぐに動きました。彼はすばらしい人物ですね。エジプトの裁判制度とアッ=シーシー大統領は、彼女を解放したのみでなく、彼女の夫、そして無実の罪で収監されていた合計8人の人を解放しました。そして、全員がここに戻ってきています。

この100日には含まれないですが、これを成し遂げたこと非常に誇りに思います。そして、彼女はとても幸せな若い女性です、そうですね。彼女はとても幸せです。

私は「アヤ、刑務所は辛かったですか?」と聞きました。彼女は「知りたくはないでしょう。それほどに辛い場所でした」と言いました。

NATO加盟国はようやく1歩進んで公平な割合で貢献するようになりました。何十億ドルもの貢献を開始します。しかし、彼らが負債を払い終えるまでは、私たちが満足することはありません。これについて、私は長い間不満に思っていました。これは非常に難しい仕事です。しかし、多くのお金が絡む問題でもあります。

過去8年間において、アメリカが軍隊と防衛にかけてきた平均金額は、ほかのすべてのNATO加盟国が費やした金額を全部合わせたものの2倍にあたります。これは公平ではありません。海外においては、ほかの国々に公平な支払いを要求するとともに、私たちの家を再建する取り組みを続けます。すべてを再建します。ちなみに、これは私たちの偉大な軍隊も含まれます。私たちの国の歴史上類を見ないほどすばらしい軍隊となるでしょう。

先週、経済チームがアメリカ史上最大の減税政策のアウトラインを出しました。ロナルド・レーガン大統領以降、最大の減税です。中間層に対して大規模な税金控除を課します。事業税は現在の35パーセントから15パーセントまで下げます。これから、みなさんは企業が業績を伸ばし、私たちの国に戻ってくるのを目にすることでしょう。税金や規制が煩わしいがために企業が私たちの国を去ることは2度とありません。これからなにが起こるのかみなさん見てください。

私たち全員に愛国者の赤い血が流れている

もう1つはっきりとお伝えしたいことは、私たちはアメリカのヘルスケアを救うということです。オバマケアと呼ばれる災害を廃止し、置き換えます。これはすでに死にかけています。みなさん、オバマケアはどちらにせよすでに死んでいるも同然です。

みなさんご存知のように、オバマ政権がどうであったかいつも比較したがりますが、現実は、オバマケアは死に瀕しています。昨年の増加は著しく、そして今年はさらに増える予定です。保険会社は逃げ出しています。保険業界のトップの1人は、「オバマケアはデス・スパイラルだ。私たちにはどうしようもない」と言っていました。

長くは続かないでしょう。だからオバマケアをなにかと比較することは意味がありません。私を信じてください。長く続くことはありません。オバマケアは機能していないのです。失敗です。保険金は2桁、3桁上昇しました。そして、アメリカ国民の多くにとって、たった1つ保険会社しか選択肢を残されませんでした。そして、現在、これらの保険会社でさえ、逃げ出しています。

テネシー州のようにすばらしい州も存在します。2週間前にテネシー州を訪れた際には、州の半分では保険会社が1社も存在していない状況でした。他の多くの州も同じです。

つまり、オバマケアとは、議会の民主党員によって引き起こされた大惨事だということです。彼らもこれがよくないことを知っていました。彼はオバマケアがうまく機能しないことを理解していたのです。

ちなみに、私たちはすばらしい制度を作ります。保険料は値下げします。控除免責金額も値下げします。みなさんが考慮してほしいと考える1人1人の要望を考慮します。しかし、それが保険料などに跳ね返ることはありません。私たちはそれを値下げします。みなさんはそれを目にするでしょう。保険料は下がります。オバマケアを廃止して置き換えます。みなさん、見ていてください。

アメリカ国民は、自由に自分たちが必要とするヘルスケア・プランを購入できるようにします。政府によって押しつけられたヘルスケア・プランではありません。ケリー議員、マリノ議員、そしてこの会場にいるすべての議員に怒りを感じることでしょう。とっとと議会の承認を得ることができないのであれば。彼らはきっと成し遂げます。彼らのことは理解しています。彼らはきっと成し遂げます。

すべてのことにおいて、権力を本来あるべき人々に返還していきます。アメリカ憲法修正第2条を守ります。みなさんは、銃器を保有・所持する権利があります。教育はローカルレベルに戻します。コモン・コア(全米共通教育制度)は廃止します。連邦政府の過剰な干渉を辞め、個々のアメリカの家族に神が与えた権利を守ります。

想像してみてください。私たちが一丸となり、この国、私たちが愛してやまないこの国の再建に乗り出した時、どれほどのことを達成できるでしょう。私たちの雇用はこの国に戻ってきました。死にかけた工場も再び息を吹き返しています。実に美しい光景です。これがアメリカ合衆国で起こることです。間近に迫っています。そして、実際に始まっています。

大きな都市も小さな都市も希望、安全そしてチャンスが再び誕生するのを目にすることでしょう。アメリカの子供たちは、自分たちの国を心から愛することを学びます。そして、星条旗に誇りを持つことでしょう。そしてほかの国々は、みなさんすでに見ていますが、アメリカそしてアメリカ国民を、尊敬を持って扱うでしょう。これこそが私たちの国と私たちの国民が心から望んだものです。

私たち全員が思い出す時がきました。私たちは1つの偉大なアメリカの運命を共有する1人の人間であるということ。黒色でも、茶色でも、白色でも関係なく、私たち全員に愛国者の赤い血が流れているということ。私たちはこのすばらしい国における栄光ある自由を共有しているということ。私たちは全員ただ1つの全能の神により創造されたということ。

これらの真実を忘れない限り、私たちが失敗することはありません。私たちは決して失敗しません。私たちはアメリカ国民です。未来は私たちのものです。未来はみなさんすべてのものです。魂に希望を、心に愛国精神とともに、私はこの言葉を今晩みなさんにお伝えします。100日におよぶ献身、激務、そして私たちの偉大な国への愛を持って。

ともに、アメリカを再び強くしましょう。

アメリカを再び豊かにしましょう。

アメリカを再び繁栄させましょう。

アメリカを再び誇り高い国にしましょう。

アメリカを再び偉大な国にしましょう!

ありがとうございます。みなさんに神の祝福がありますように。