ドローンとWindowsが出会ったら…?
期待高まる空の革命

Windows meets Drone!~IT産業を変えるドローンの可能性を見る~ #2/2

Microsoft Dynamics「FEST2015」
に開催

その可能性に各方面から、熱い視線が注がれている無人飛行航空機・ドローン。自身もドローンを熱烈に愛する日本マイクロソフトの西脇資哲氏が同社主催のイベント「FEST」に登壇し、その魅力とこれから期待される産業への影響について語りました。

提供:日本マイクロソフト株式会社

マイクロソフトが支えるドローンからの映像配信

スライドのほうにいきます。実は仕組みがどうなっているかと申しますと、あのドローンのカメラ映像は、この送信機が拾うんです。そして、送信機のデータをAzureに送ります。そのための装置がLiveShell Proです。

Azureに自動的に送りましたら、Azure側ではメディアをネットワークの速度やデバイスとデバイス上のプレーヤーに合わせて、適切に配信できるようになります。

こういった仕組みでできるようになっています。ドローンとマイクロソフトが近づいてきました。

さて、もう1つご紹介しなければいけません。Visual Studioという話がありました。

中村さん(DJIジャパン)、競合会社さんですからParrotさんの機体を持つのは失礼ですね。この辺に置いておこうかな。

では、あちらのParrot(の機体)にしましょう。Visual Studioで動かせるという話をお伝えしました。画面切り替えたいと思います。

Visual Studioで動くアプリケーションがあります。ネットワークを一回切り替えて、実際に接続します。この機体をアプリケーションで、実行したいと思います。

そうしますと、あのドローンを操作するアプリケーションが動いています。もちろんずっとトレース、トラッキングしています。このアプリケーションでドローンが動いていくようになるんです。

「がんばれドローン」というつぶやきがありますね。どちらかというと、Visual Studioにがんばっていただきたいと思います(笑)。ドローンは多分、飛ぶと思います。

ちなみに、このアプリケーションは、GitHubに載っています。公開されていますから、皆さん自身で操作していただけます。

モジュールがこういった形で展開されているんです。おもしろいですよね。

Visual Studioのこのモジュールはかなり大きいので、実は少しだけ時間がかかるんです。「難しい」とつぶやきが。

完全公開されている開発者のためのプラットフォーム

次の説明にいきましょう。ほかにどういうことが行われているかというと、実は、アメリカの3D Roboticsはドローンのプラットホームを完全公開しています。そのプラットホームでいろんなものが展開されているんです。

実際に画面をご紹介するとわかると思うので、展開していきましょう。

これがDroneshareです。そのSDKを公開している3D Roboticsでは、Droneshare上にキットで作ったドローンを登録することができるんです。どこでフライトしたかも全部わかります。

実際に、キットで私も登録しています。登録したドローンがどこで動いているのかがわかるんです。ちょっと見てみますと、これはカナダで2分飛んでいる。

クリックしますと、カナダのどこの地域でドローンを飛ばしたかがわかります。島ですね。なかなかいいところで飛ばしています。

実際にどんなところを飛ばしているか気になりますね。大丈夫です。動画で見られるんです。

世界で共有されるドローンの飛行記録

しかも、鳥瞰図で見られます。ドローンをどこでどの高さで飛ばしたかということを、全部リプレイできるんです。これを世界中の方が共有しています。実際に見てみましょう。

今、地図をゆっくり読み込んでいますけれど、この地域を飛ばしていますね。

といった形で、誰がいつどんなドローンを飛ばしたかということまでを、全部シェアする仕組みがアメリカでは起きています。ですから、ドローンという産業がどんどんクラウドや、ITやプログラミングと結びついていく時代なんです。

ドローンを皆さんご自身で作っていただきたいと思った場合には、日本でもコミュニティがあります。軽井沢の方がやっている、非常に積極的なコミュニティです。日本で自作ドローンを作っている方のほとんどは、ここのソースコードを参考にしています。

ですから皆さん、ドローンを知りたかったら、DJI、ParrotのSDK、3D Robotics。そして日本のコミュニティにぜひアクセスしてみてください。

ドローンがIT界に与える影響とは

さていよいよ産業のお話にいきたいと思います。

いろんなドローンを見てきました。いくつか飛ばして、映像も見ましたが、ドローンはやはりIT産業なんです。いろんな可能性があります。

私はドローンに物を載せてみたいとすごく思います。センサーを載せたり、カメラを載せたりすると、IoTに変わるわけです。

そのデータをクラウド上で拾って、分析をしたり、モニタリングをしたり、皆さんのスマートフォンに通知をしたりして、また次のアクションを起こすことができる。こんな可能性をドローンは持っているんです。

ドローン×ITでなにができる?

ですから、「何ができますか?」というと、大きく変わると言われてる1行目、空撮、アート、CM、観光、スポーツ中継、報道、これは間違いなく変わります。皆さんにも、カメラで見ていただきました。

次、測量、土木、建設。今まではコンストラクションと言ってますが、これがスマートコンストラクションに変わります。

農業。今までは「そろそろ肥料やっとけばいいんじゃねえ」とか、「そろそろ刈り取りの季節だな」という農業でした。これを精密にやっていく、精密農業に変わっていきます。

あとは予想できますけど、災害や救難。大変成長している市場なんです。

広告、スポーツ…活用進む

例えば広告。ドローンの広告というのは、いろんなところで行われます。規制が激しいので、アメリカが結構やっている形です。

そして今、ドローンのリアルタイム配信を皆さんに実際にご覧いただきました。特にスポーツ中継では、ドローンはもうメジャーです。ラリー、海のスポーツ、車のスポーツ、そしてスキー、スケート、こういったものでドローンが使われています。

ちなみにラグビーでは日本でも使われています。ラグビーの練習のために、ドローンを上から飛ばして、ボールが飛んだときに人がどうフォーメーションするかということを、コーチの人たちが考えているんです。

そうすると私は「ドローンに物を載せたい」と思うわけなんです。

ドローンがコンピューターになる、少し先の未来

そこでマイクロソフトが、「Windows 10 IoT Core」を持っていますから、このIoTモジュールは実際ドローンに載ってるんです。これを載せれば「Windowsが空を飛ぶじゃないか」という話になるんです。

そうすると必ず気になるのが、どのくらいのものが載るのか、という話です。実はあまり載りません。この機体でも数百グラムです。100、200グラムぐらいです。

こっち(の機体)で1キロぐらい行けますかね。でも、それくらいです。だからパソコンレベルのものを載せるのは難しいです。

でも、やがてこれは解決されていきます。まずはコンピューターが小さくなる。ドローンが強くなる。この双方向によって、ドローンがいよいよ1つのコンピューターになるんです。

いいですか、ドローンの姿勢を制御するとか、そういうことじゃないんです。ドローンが飛んだ先で何かをするコンピューターが、皆さんの手に入るっていうことなんです。

今までは手に届くところにしかコンピューターがなかったです。これからは手に届かないところにもコンピューターが行きます。全く違う世界に、ITによって変わっていくわけです。

危険な山もスイスイと飛び回り記録

例えば、SenseFlyという会社。これはParrotさんの会社です。

映像を見てみましょう。ヨーロッパのマッターホルンを飛んでいます。そこで、どんなことをしているか映像があるので、少しだけお見せします。

SenseFly、Parrotさんの(傘下の)会社です。ちゃんと冒頭にSurfaceが出てきて、これを使っています。何日かかけて、この山を登っていくわけなんですよね。

マッターホルンは結構高い山で、最近、日本人の遭難者も出ている非常に難所です。これまで立体映像って、なかなか撮れなかったんですけれど、Surfaceを使って、まずは飛行の計画をします。

飛行計画をSurfaceで行って、それに基づいて実際にドローンを飛ばします。

彼らは山を途中まで登って途中から、このドローンを投げるんです。ほら、こんな感じで。

そしてドローンが写真をブワーッと撮っていきまして、その写真がこういった形の3Dの映像になるんです。

国内企業も様々なチャレンジを

これは日本でも普通にやられてます。日本の場合ですと、実はいろんな会社がチャレンジしてるので、実際の画面をご紹介したいと思います。

そう、「CMみたい」ですね。これはコマーシャルじゃないかなと思うような品質です。実際、見てみましょう。

何百枚と撮った写真を今、合成しています。みんなWindowsでやります。ドローンがどこでシャッターをカシャ、カシャっとしたか記録して。それを全部、合成しています。

合成していきますとGPSの信号と、シャッターを撮ったカメラの映像。ローデータですね。これを全部、この画面で合成するんですね。あと15秒ぐらい? そうしますと、3Dの地図ができあがります。こういったことが測量の中で行われていきます。

「CGみたいだ」というか、CGなんですけどね(笑)。デジタルですから、完全に。

(会場笑)

西脇:CGなんですけど、生映像ですから、コンピューターで作られた映像ではないので、これはCGじゃないか。CGじゃないんですかね。

ドローンが撮った写真を合成して立体映像を生成

さあ、出てきました。そうしますと今、合成をビャーっと始めますね。「パソコンのスペックが気になる」。確かに頑張ってるスペックだってことがわかりますね。大丈夫ですかね。頑張ってやってくれますかね。私は頑張ってやってくれると思うんです。

来ました! この映像です。上からカメラで撮っています。それが、こういった形で立体映像になるんです。カメラの映像取りましょうか。

カメラの映像を取ると、これが撮影されたものです。上からカメラをバチャバチャバチャして、組み合わせると、こういった形になるんです。おもしろいですね。

こういった形で、まずは測量が変わっていきます。それ以外にも計測であるとか、さまざまなものが、実は変わってきます。大きな変化がもたらされる。これは間違いない。建設でもそうですね。

ドローンによる精密農業って?

それ以外にも農業の分野でも、実は役立っております。こちらが先ほどご紹介したドローン。センサーを飛ばしていまして、いろんなものの成育状況などを調べております。

調べた育成情報を統計をするということも、実はできるようになってきて。統計の様子を実際の画面でご紹介させていただきたいと思います。

これは普通の牧場の地図なんですけど、3Dの地図を見てみたいと思います。

これです。ドローンで計測したものをPower BIでマップして、特定の地図の上にドローンで計測したデータだけを持ってきて、そのデータを地図の上に3Dで表現するということをExcelの中でやっています。実際に出てきました。

こんな映像です。ドローンで飛ばして調べてます。実際に、どこの草が茂っているか、水分量があるか、どこに馬がいるのかを、調べているんです。センサーで生体反応がすぐにわかりますから。

(ツイートで)おっしゃるようにヒートマップです。これはドローンを飛ばしてやってるだけなんです。

Windows meet ドローン!

さあいよいよ、Windows enabledドローン。こちらはDJIのMatrise100です。自律姿勢制御以外のすべてを、Windowsで、Visual Studioでコントロールできるようになっています。

中国ではこれを使ってカメラで違法駐車を取り締まるとか、そんなことのためにも使われてるんです。飛ばしてみましょう。中村さん、飛ばしていただけますか。

これは、かなり大型の機体なので、音もそれなりにしっかりしてます、準備をしている間に、ではどうやってフライトをするのか、気になる方もいらっしゃると思います。

先ほど棚田の写真がありました。どうやって写真撮ってるかというと、このようにフライトプランを作って、コンピューターの制御どおりにドローンが動いてくるんです。これは実際にやってきました。

そうこう言っている間に、ドローン飛行の準備ができましたでしょうか。行きましょう!

すごいですね。動いてます、「かっけー」、まさにですね。

詳細なデータ管理が可能に

このドローン、飛んでるだけじゃないです。実はCRMで管理されています。CRMから接続できるので、まずは画面に行きます。

実はこれ牧場とか牧草地を飛んでいます。CRMの画面を注目してください。

営業案件のところを見てみましょう。営業案件を見てみますと、たくさんの馬の管理をしています。これは競走馬です。競走馬の管理をしていまして、サラブレッドを見てると、サラブレッドの管理をしています。いついつに生育されて、いつ売れるかというサラブレッドの管理です。

ここをクリックすると、ドローンの映像が飛んできます。撮影した映像です。

つい先ほどまで牧場で飛んでいましたので、牧場の様子ですね。こんな感じで個体管理ができるんですが、実はこれだけじゃないんです。ドローンと会話をしてみたいと思います。

ドローンとの「会話」が可能に!?

まずは、先ほどの獣医師・長澤さんとビデオ会議してみましょう。呼び出してみます。

出てくれるかな。長澤さん、こんにちは!

長澤佑香氏(以下、長澤):こんにちは。

西脇:長澤さん、今ドローンが牧場を飛んでいますので、メンバーにドローンを加えますね。

長澤:はい、わかりました。

西脇:行きます。ドローンを更新しています。ビデオ会議、可能ですね。ちょっと呼び出してみたいと思います。

今、実はやっているのが、Dynamics CRMのコンテンツで共有している相手と、ドローンを接続をします。それはOffice365のアカウントでつながっているですね。実際に画面をご紹介させていただきたいと思っています。もうすぐドローンが反応していきますよ。ちょっと待ってくださいね。

長澤:はい。

西脇:もうすぐドローンの映像が出てきます。ビックリしますよ。画面展開します。

Skype for Businessで遠隔地の人とドローンと私が見ています。こうやって馬主さんに、リアルに馬の様子を見せることができるようになってます。

これはOffice365のSkypeでつながっていて、データはすべてSharePointに入っています。そのコンテンツ管理はCRMで行っています。映像はAzure Media Servicesで転送されています。これがIT革命なんですね。こういった可能性をドローンは大変持ってきております。

ドローンの映像、見えますか?

長澤:はい、ばっちり見えています。

西脇:今日は客席にたくさんの方に。今、つぶやき、写真のチャンスですね。中村さん、ありがとうございました。

レースから人命救助まで、ドローンの可能性

ドローンは、大変大きなチャンスを持っています。ドローンレースなんていうのも、これからの大きなチャンスですね。レースはやってておもしろいです。

それ以外にも川や海の海難救難に活躍しています。

昔、ありました。中州に人が取り残されて、非常に残念だった水難事故。あれもドローンでロープを1本通して、それをたぐり寄せて太くしていけば、絶対助けられたはずなんです。

東日本大震災。あの時代にドローンがあって、人命救助に役立てていれば、絶対変わったはずなんです。ドローンは非常に大きな革命の可能性を持っているんです。

ですから皆さん、ITのエキスパートの方々ですから、皆さんの力でこのドローンをどんどん役に立つものに変えていただきたいと思っております。

失敗もあるけれど…ドローン愛は不滅

私は実はいろんなことをやっています。ドローンのプロペラが刺さっちゃって、大変大きなケガを負って病院に行きました。

Microsoftのオフィスで飛ばしました。そしたら壁にぶつかって……。

(会場笑)

西脇:えらいビルの管理人に怒られて、大変絞られました。きついことが起きてしまったんですけど。それもこれもドローンへの愛情からでございます。

こういったことには気を付けながら、皆さんのお力添えをいただいて、ドローンを一緒に育てていただきたいなと思っております。

さて、お時間です。今日、お伝えした内容は、どんなものだったのかというと、ドローンとは何なのか。代表的なドローンの紹介。法律の話もしました。IT産業で可能性があるっていう話をしました。

さて、1番つぶやいた人を集計してみたいと思います。この方です。今、会場にいらっしゃいますか? (ユーザー名が)anonymous(笑)。

(会場笑)

西脇:いらっしゃいますか? 手を挙げてください。前にお越しください。彼には、このミニドローンを1つプレゼントしたいと思っています。ご協力ありがとうございました。

可能性にあふれた産業を一緒に大きくしていきましょう

さて、ドローンについて少しは詳しくなって、興味を持って、可能性があることを知っていただきました。皆さんへのお願いは、「FEST」のあと、今日のスライドがダウンロードできるようになっているので、70枚以上の資料をすべて見ていただいて。

何日も徹夜をして作りました。どうしても皆さんにドローンを知っていただきたいんです。

空の産業革命です。しかし、ITの力がないと産業革命を大きく後押しすることはできません。そしてポジティブに使ってください。法律はドローンを押さえようとしていきますが、産業が育たないのは非常にもったいないです。

皆さんの力でポジティブに生かしてください。空は我々が今まで飛び込んだことがない非常に大きな空間です。そこにITでものを投げることができるわけです。こんなに大きな可能性を秘めてるものはないです。

鳥の目線を楽しむこともできます。ぜひ、期待を持っていただいたらアンケートにポジティブな回答をしていただき、皆さん自身がドローンを活用していただきたいと思います。

以上で、時間となりましたので私のセッションは終わりにしたいと思います。ご静聴ありがとうございました。最後、中村さんにも拍手をしてください。ありがとうございました。

FEST2015の公式イベントレポートはこちら

「FEST2015」について

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FESTは、従来開催していたThe Microsoft Conference、マイクロソフト ジャパン パートナー コンファレンス、Microsoft Dynamics Forumを発展/統合し、年に1度開催する日本マイクロソフト最大の新しいイベントです。 本年のFEST2015では「革新とその先への共創」をテーマに、ビジネスからテクノロジまでを広く網羅した最新の動向、活用事例、技術をお届けしました。

制作協力:VoXT

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