2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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司会者:「今日、これを聞きに来たんだ」「今日はこれを解決しに来たんだ」という方、いらっしゃいますか? どうぞご質問ございましたら。
質問者1:よろしくお願いします。ありがとうございます。すごく唐突なんですけど、2018年はとにかくインプットを多くして、アウトプットも多くしたいなというところで、今日来させていただきました。
そのなかで、なぜかというところなんですけれども、社会人になって12年目ぐらいなんですけど、仕事をスピードアップしたいなというのをすごく感じていて。日々「忙しい」という言葉が口から出てしまうのがちょっとイヤで。それをなんとか解消したいというのを考えていて。スピードアップするためのコツがあれば、うかがいたいなと思ってるんです。
もう1個いいですか? すいません。日々モチベーション上げるためというか、クオリティが高い仕事をするためのルーティンみたいなのがもしあれば、うかがいたいなと。この2つを質問させていただいてよろしいでしょうか?
司会者:ありがとうございます。じゃあ、芦名さんから。
芦名勇舗氏(以下、芦名):はい。スピードアップというのは、効率化という意味ですか?
質問者1:そうです。
芦名:仕事の効率化ということは僕はすごく苦手なんですけど。僕は1つのことだったら1つのことしか基本的にはできないんで、複数のことを多くやるというのは、完全に時間を分けてやってます。同じ脳内ですべてのことをやらない、という。僕は得意なほうではないです。
あともう1つの質問は何でしたっけ?
質問者1:ルーティンみたいなのがあったら。
芦名:ルーティンも僕はないです。寝て、起きるぐらいですか(笑)。
(会場笑)
僕の場合は、以前、ルーティンに挑戦したことがあって。「朝早く起きよう」とか、「こういうものを食べるようにしよう」とかって決めると、それに縛られて僕は不幸になって、ネガティブになるタイプなんですよ。
だから、なにも決めずにやりたいと思ったことをやりたい時に全力でやる、ということを心がけています。なので、あんまり自分に決めごとを課さないようにしてます。以上です。
質問者1:ありがとうございます。1個目の質問ですけど、時間を切ってやるみたいなイメージですかね?
芦名:そうですね。なるべく時間を切ってやるというのと、あとはなるべくやらなくていいものはやらないということのほうが、効率がいいと思います。なるべく自分のタスクを減らして人に任せるというのが、一番効率は上がります。なので、もっと具体的に言えば、仕事をなくしたらいいという。
質問者1:ありがとうございます。
司会者:ありがとうございます。福山さん、いかがでしょうか?
福山敦士氏(以下、福山):はい、2つありまして。1つは「3分タスク化」で、もう一つは「ワンアクション化」です。3分って1日何回あるか? 計算早い人はできると思うんですが、24時間のうちに480回あるんですね。24時間働くかどうかは別なんですけども、480回あるということは、3分でできることというのは、その日のうちにできないことが極めて低いです。
例えば僕も、「企画書をつくる」というタスクを、ノートに書くんですね。すると、「後でやろう」「ちょっと今は対応があるから」とかやっていくと、どんどんどんどん後ろ倒しになって、「あー、疲れた。もう19時か」みたいになって、「帰ろ」となっちゃう。そうなると危ないから、3分でできるようにタスクを線切りしてあげるんですね。
「A4の紙を用意する」「アジェンダを書く」「わからない資料を洗い出しとく」「URLを出しておく」と、タスクを少しずつ細切れにしておいて、「できた!」という回数を増やしていく。
すると、10個タスクが分解できたら、「10分の5できたから、あと半分やろうかな」という気持ちになったりする。企画書とか、こういうセミナーを開くとかもそうですね。「場所を押さえる」「テーマを決める」「集客する」と、タスクが分かれるはずなので。
「セミナーやる」としちゃうとざっくりしちゃって、後回しの対象になりやすいので、3分でできることにするというのが、1つわかりやすいメソッドかなと思っております。
福山:もう1つの「ワンアクション化」についてですが複数のアウトプットを生み出すために、自分のアクションを一定にするというのが、やればやるほど仕事がうまくなるコツ。
具体例を話しますと、冒頭僕のプロフィール紹介があったと思うんですけど、僕自身、肩書が複数あります。スタートアップの経営を3社やってるんですけども、経営と上場企業で人事部長、事業部長と、大学院で講師をやるってことと、あと執筆活動というので。
それぞれ見た目は違うんですけども、やってる動作はすべて営業です。目の前の人の悩みを聞いて、それを解決する、その動作しかやってなくて。営業はわかりやすいですが、経営の場合だと社員をお客さんと捉えてみたり、人事で採用するときは、求職者の方、学生などをお客さんと捉えたりとか、すると、自分の動作は一定なので、アウトプット先は違うので、それぞれで成果が出せます。
逆に、別々のことをやろうとすると、途端にレベルアップのスピードが遅くなっちゃうから、がんばってるつもりだけど、ジワジワしかレベルが上がらなくて、「新卒の頃とあんまり仕事のスピードが変わってねーな」みたいなことになっちゃう。なので、自分の得意な動作に絞り「ワンアクションで複数のアウトプット」の考え方がおすすめです。
質問者1:ありがとうございます。
司会者:ありがとうございます。本日、学生の方も多く申込みでいらっしゃいました。学生の方、いらっしゃいますか?
(会場挙手)
あー、多くいらっしゃいますね。なるほど。じゃあ、一番前の、今日はどんな経緯でご参加なされたんですか?
参加者2:ありがとうございます。芦名さんのTwitterとか、以前から拝見させていただいていて。僕、すごく筋トレが好きで(笑)、「動物的に強そう」とずっと思ってたんですけど。そこでこういったものがあるって知って、(芦名氏を)拝みたいなというか(笑)。
(会場笑)
それと、ログミーの記事で、福山さんと芦名さんの講演の記事を読ませていただいて。その福山さんも今回出版されたといことで本を拝見させていただいて。ぜひ直接お話を聞けるのであれば聞きたいな、と感じたので、今日は来させていただきました。
司会者:ありがとうございます。すばらしいですね。拍手をお願いします。
(会場拍手)
司会者:では、学生のみなさま、なにか学生ならではのお悩みとかございましたら、いかがですか?
(会場挙手)
はい! ありがとうございます。
質問者2:こんにちは。今、自分は就活活動の真っ最中なんですけど、自己分析を行っていて。「自己分析が我流になるといけない」というのをよく耳にするんですけど、どういう自己分析を行っているのかなというのをお聞きしたくて。いいですかね?
司会者:はい。
芦名:はい。自己分析は人生にとってすげー大事なんですけど、就職活動にとってはそんな大事じゃないです。それは僕は学生の時に気づかなかったんで、そこらへんの話を学生時代に振り返ってちょっとお話できるとすると、僕は当時は自己分析をすげー大事にしてました。
それは、僕は当時、慶応大学アメリカンフットボール部のキャプテンをやっていたので、自分がどうやったら動くのか、人はどうやったら動くのか、ということにすごく興味があったんで、それをすごく研究してました。
自分自身でやっていた自己分析というのは、自分がどういう時にどういう感情になるのか、もしくは、自分がそういう感情になったのはなぜなのか、というのを言語化するようにしてました。
例えば、自分が「めっちゃうれしいな」と思ったら、自分がなんで「うれしい」と感じたのか。自分が「すげームカつくな」と思ったら、なんで自分がその時に「ムカつく」と思ったのか。
そうすると、自分の心が何をきっかけに動くのかというのが、どんどん知れるんですよ。そういうふうにして、自己分析はどんどん深掘りしてやっていきました。そうすると必ずたどり着く答えというのは、自分の本心にたどり着くんですね。
自己分析をする時に、それを人に見せちゃダメです。必ず人に見せないノートでやってください。なんでかというと、自分の本心というのは「ちょっと見栄を張りたい」ということかもしれないし、「ただモテたいだけ」ということかもしれないし、とても人に自慢できるような話じゃないんですよ。
でも、多くの人は自己分析をしようとしてもできないんです。それは「あ、俺、ただモテたいだけだ。……ダメだ。こんなこと考えちゃダメだ。もっといい自分いないかな?」といって、醜い本心を避けて自分を美化しようとするからなんです。自分の本心なんて他人に見せられるようなもんじゃなく、醜いものなんで、ぜひ自分だけでやっていただければと思います。
芦名:それとはまた別に、就職活動でなぜ自己分析が必要ないかというと、就職活動は「御社が第1志望です」と言うほうが入れるんですよ。自己分析した人が入れるんじゃなくて、「もう御社の言うことなんでも聞きます」という人のほうが入れるんで。……あんまり就職活動の感じは、僕は好きじゃないですけど。
ただ、そんなこと言っても仕方がないんで、実際に僕が具体的にどんなふうに就職活動していたかというと、まず自己紹介をするじゃないですか。自己紹介をした時に、僕がやってたのは、一番最初に目標を言ってました、「僕はこれをしたくて、今、学生生活を生きてます」という。
「そのために僕が何を大事にしてるかというと」と言って、その目標を達成するために僕が大事にしてるものを話してました。「なんでこれを大事にしてるかというと、こういう理由があるからです」と、その理由を最後に言ってました。それが僕が学生生活においての目標を達成するための、戦略になるじゃないですか。
もう1回話をすると、自分の目標を話して、その目標のために何が大事なのかという話をして、それがなぜ大事なのかという話をするという。そうすると、面接官もしくは聞いてる人からしたら、「あ、この人よく考えて生きてるな」「ちゃんと物事に筋道を立てて、戦略を立てて、実践して、達成する人だな」と誰からも見られます。
そういう人材は、どの企業も絶対ほしいんですよ。与えられた仕事のために何が大事だということを、すぐ自分で決めることができて、それがなぜ大事かを言って、人を巻き込むことができるという人材は、どの企業でもほしいんで、志望動機はもうなんでもいいんです。
「御社がなんかカッコいいです!」くらいしか志望動機なんてないじゃないですか。そんな志望動機なんかより、目標が何で、達成のために何が大事で、それをなぜ大事だと思っているのかを自分で考えられる人間なんかどの企業も欲しいじゃないですか。それだけのシンプルな話です。
質問者2:ありがとうございます。
芦名:がんばってください。
司会者:福山さん、いかがですか?
福山:はい。そうですね。「活躍できそうな環境かどうか?」という軸で、僕は見てました。まず前提として、我々は今と状況がちょっと違って、7年前、8年前だとリーマンショック後で、就職氷河期って言われていて、内定が取りづらい時代でした。今はちょっと逆転してると思うんですけど。そんな時代でした。
僕の場合は慶応義塾大学の体育会で、みんなが大手の企業に行くんですけど、僕の身近なOBの中に、憧れの存在はいませんでした。正直、そのOBたちが僕はカッコよく見えなかったんですね。土日が楽しみ唯一の生きがい的な生き方が。
そういう大人になりたくなかった時に、そのOBが行ってる会社を見もしないで批判するのはダメだと思ったので、一応説明会には一通り足を運んで。「よし、ここじゃないな」と確信し続けて、その違う理由を、どんどんと書いていったんですね。
当時のブログが今、残ってるんですけども。「ああいう大人になりたくない」とか、「縛られたくない」とかというのをずっと書いていったら、見つけた答えは、「(自分は)大人の言うことを聞けない」という価値観に気づいたんですね。自分より年上の人がたくさんいる環境で、指示された通りに動くよりも、自分でリーダーシップ持って、自分で責任持って決めていく環境で成果を出してきた自負があったので。
「じゃあ、そういう環境ってどこだろう?」というので、シンプルにベンチャー企業。自分より年上が比較的少なくて、かつ、あんまり大きすぎない組織がもしかしたら暴れられるんじゃないかなと。
福山:(出身の)高校も、慶応義塾高校です。当時は野球部があんまり強くなくて。小中学校はわりと全国大会優勝とかしたんですけども、そのメンバーが横浜高校とか東海大相模とかに行って。
横浜高校とか、たぶんご存知だと思いますけど、野球が超強くて、そこに行っちゃうと僕は埋もれるんじゃないかって、正直言うと不安だったんですよ。ビビってて。そうじゃなくて、もうちょっと小さくて弱いチームに入ったほうが活躍できるんじゃないかと思っていました。
そういう軸で、ベンチャー企業ってそうなんじゃないか、と思ってました。実際はぜんぜん違ったんですけど。でも、自分らしくいられることはできたんですね。上司もいないし、もう任せられるし、内定者なのに、なぜか内定者に部下が3人いたりとかして。暴れられたというか、いい意味で勝手にやらせてもらえて。結果的にそれは合ってたなという、所感を得ました。
……そんな感じで大丈夫ですかね?
質問者2:はい、ありがとうございます。
福山:なので、まとめると、自分の価値観、芦名くんと同じなのが言語化するということ。僕はそれをたまたまアメブロを使って、ずっとあぁでもないこうでもないってことを書いてたので、それがきっかけで自分のことを分析する力がついたかなという気はしてます。
質問者2:ありがとうございます。
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