頭のなかで考えている間はなにもやっていない

武内淳氏(以下、武内):最後に、スピーカーの方から、みなさん方にお話ししたいことであったり、告知したいことがあるということですので、お一人ずつメッセージをいただきたいと思います。よろしくお願いします。

脇雅昭氏(以下、脇):じゃあまず感想です。まさに今言ったような話なんですが、最初からずっと言っていますけど、みなさんなんかやりましょ。うん。まずやりましょ。せっかく今日来てるし。みんなすごい頭がいいから、一生懸命考えて、どうやったら成功するかというの考えていると思いますけども、実際やってみないとわからないですからね。

僕も実は、まさに社会起業家の人たちと出会うなかで、公務員というのは与えられた、「4月からこの仕事やってね」と言われて、それを安定したなかでやっていってるわけですよね。一方で社会起業家の人たちは自分の人生と自分のお金とリスクをかけてやっていると。その人たちに出会った時に、僕は「何をこの人生かけてやっていけばいいんだろう」みたいな感じですごく考えてた時期があったんです。2年くらい。

でもある日気付いたのが、頭の中で考えてる間は、なにも世の中に対していいことをやってないってことなんですよ。なにも世の中に対してはいいことをできてない。だからこそ、そこから僕、どうありたいかっていうのを、今考えつくベストなことをやり続けようって思ったんです。そうすると、新しいことが見えてくるので。なので今日せっかくここに集まって動いたみなさんが、またここで、集まった人と一緒に、なんかやっていきましょうっていうことをお伝えしたいなと思ってます! ありがとうございます! 

(会場拍手)

やり抜いたらこっちの勝ち

藤岡慎二氏:感想から……。ソーシャルビジネスというかたちでやらせてもらってるんですけども、こういうことをやってると、とくに若い子とかに「意識高い」とかいろいろ言われるんですけど。いいじゃないですか、高くて。どんどん行動すればいいと思っていて。やんない人がいろいろ文句言うだけであって、その人とやったこともないんだから、どんどん動いてバカにされていいと思います。

正直僕も高校魅力化プロジェクトの時には、いろんな人にバカにされました。すごくバカにされました。「できるはずない」って言われましたけども、やって、やり抜いちゃったらこっちの勝ちなんで、もう何言われてもどんどんやっていけばいいと思うし、そういう人を応援する人も増えています。なのでどんどん動けばいいのかな。とくに若い学生とかいれば、どんどん動いていいのかなと思いました。

じゃあ告知で。ちょっと今好感度が上がって、告知で(笑)。

(会場笑)

すみません、上がってきました。間違えました、ごめんなさい(笑)。

(会場笑)

今高校魅力化プロジェクトを僕ら全国で10個ぐらいやってるんですけども、スタッフを募集してます。教育の改革をしたい人ってけっこういると思うんですよ。正直言うと。

1回社会に出てから、いつか教育に戻って改革したいとか、携わりたい人いると思うんですよ。今です。もしよければ、興味がある人は、離島に住んでいいとか山の中に住んでいいっていう人は、ぜひ後でちょっと話しかけていただければなあということが1つ。

あともう1つ。自分でソーシャルビジネスをやってみたいとか、起業したい人、そういう人を、いろんな勉強をされたり一度公務員になったりとか、もしくは働かれて力を貯めてる人、今です。そういう人も、興味を持ってる人いれば、もし良ければ、出資も含めて、僕らはどんどんやっていこうとしていますので、話しかけていただければと思います。はい、以上告知終わります。ありがとうございました! 

(会場拍手)

モチベーションを大切に

木藤亮太氏(以下、木藤):感想は、もうすごいなと思ってます。本当に素晴らしい会だなと思ってます。やっぱりみんなが地方創生だったり、その先にあるいろんなビジネスに興味があってなにかことを起こそうと思って来てるので、脇さん言うように、僕も一緒になにかやりたいなと思ってます。自分自身の経験でいくと、僕も43になるんですけど、4年前37、8、それまで14、5年……。思ったより歳とってました? すいません。

(一同笑)

37、8くらいまで14、5年民間で働いてて、僕は行政のコンサルティングみたいな仕事が多かったんですけど、いわゆる絵に描いた餅を書いて報告書を提出する、みたいなことを繰り返していて。正直それに限界を感じた時に、たまたま日南市で公募があって、そこに4年間住みなさいって、その上には月90万もらえるっていうのもあったんですけど(笑)。

(一同笑)

それが目当てじゃなかったんですよ。町に住んで仕事ができるっていうことに非常に魅力を感じて、38から4年間仕事をしました。僕は実はそんなモチベーションがあったかというとそうじゃなくて、もうそういうところに身を投げ込んでもやらなきゃいけない状況を作って、なんとか4年間走ってきて、そういう成果を出せたっていうところなので、みなさんその前にまずモチベーションがあるので、それを大事に、一つひとつ進めていけばいいかなと思ってます。

たぶん、今日、全国の方が来ていろいろ交流してるので、それぞれでいろんな町に行ったり来たりがでてくると思うんですよ。告知を僕と脇さんの方からするとですね。僕日南でやってます。脇さん出身は?

:宮崎の都城市。

木藤:今日、宮崎からも女の子が1人来てるんですけど。延岡から。この、地方創生会議の宮崎バージョンみたいなのをやりたいなっていう話をしていてですね。

:なんにも相談してないけど。一切してない(笑)。

(一同笑)

木藤:いいのかな? いい? 小幡君いい? 名前使う時ちゃんと許可とるけど。

(一同笑)

やりたいんですよ。僕ら昨日の夜ね、同じ部屋で寝ながら……寝ながらじゃないね(笑)。

(会場笑)

:横になりながら(笑)。

(会場笑)

木藤:物事決める時に、何やるかって、日にちと場所決めようって話になるんですよ。何やるか、とか、どうやったら人が集まるかの前に、日にちと場所決めようぜってことで、日にちを、脇さん。

:7月15日から17日。宮崎で。3連休だったらどこに来てもいい。なんか来てくれたら、おもしろいことが生まれるんじゃないかな、と思ってます。

木藤:私は油津の方で、日南の方でお待ちしてますので。生まれ変わった商店街のストーリーを全部、現場に来てくれればさらけ出して全部喋りますし。クラウドファンディングで起業してるゲストハウスの奥田君なんかも全部連れてきますので。良かったら﨑田市長なんかも連れてくるので。Facebookとかで僕らと繋がってもらって、いろいろとアクセスしてもらえれば、今から企画をたてていきたいなと思ってるので。って言ってまたゼロだったらどうしよっか、みたいな(笑)。

(一同笑)

その心配もありますけど。ということで、みなさんがんばって下さい。ありがとうございました!   (会場拍手)

選挙に出るのも選択肢の1つ

平将明氏:唯一の政治家なので、やっぱり政治っていいですよという話をちょっとしたいなと思います。やっぱり、ルールを作るロー・メーカーですよね、われわれは。私、それまでは自分で会社経営したり、いろんなことをやっていました。

やっぱりルールを作るのは早いですよ。それと、いろんな動かす力。例えば僕はいわゆる国家戦略特区のなかで、近未来技術実証特区を作ったんですね。ドローンとか、遠隔医療とか、遠隔教育とか。1月4日に朝一で石破大臣にこういうのをやりましょうと言って。

その時ちょうど安倍総理が伊勢神宮をお参りしていて、その伊勢神宮お参り後の記者会見で成長戦略で何かないかなって秘書官に聞いて、「平副大臣が石破大臣のとこでなんか近未来技術実証特区っていう提案をしてますよ」って言って、「それはおもしろい」と記者会見で言って半日でやることが決まったり。

ESG投資っていう世界の潮流になってる環境やガバナンス、社会のやつも、なかなか日本は動かなかったんだけど、これも2年くらい前に、我々とステークホルダーの人たちで動き出して、3ヶ月くらいで実際コミットしたということがあります。

遠隔医療の時も、局長通達という古い制度が残ってて、なかなかテレビで遠隔医療ができない。国家戦略特区で、薬事法の服薬指導はテレビでできるようにしたので、薬はドローンで持ってけるんだけど、テレビでお医者さんと会話ができないというところが通達で引っかかっていたので、「この通達おかしいんじゃないか」「何十年前のだ?」って言ったら、その通達を出し直すというのもできるんですよね。

だから政治家は、その気になれば、かなりの力があるので、ぜひなにか、最後はいつも総理が悪いとか政治家が悪いって話になりがちなんだけど、自ら政治家になって、世の中を動かしていくというのが、1つの選択肢としてあると思うので。

しかも今はSNSの時代ですから、やっぱり状況も違ってくると思うし、被選挙権も下げたいと思いますので、ぜひ選択肢に入れてもらいたいと思います。

地方創生が進んでるところ、特区が進んでるところを見ると、やっぱり首長ですよ。首長の感性がいいところ、もしくはすごいベテランで、時代はよくわからないけど、若い人に全部任せる覚悟を持っている人。こういうところは本当に進んでいくので、自ら首長になるのでもいいし、地方議員になるのでもいいと思いますし。そういう選択肢も頭に入れていただければ、と思います。今日はありがとうございました。

(会場拍手)

武内:どうも、ありがとうございました! 登壇者の4名のみなさまに、もう1度大きな拍手で、このセッションを締めたいと思います。ありがとうございました!

(会場拍手)