Launch Pad 第4位「USERDIVE for Apps」入賞者インタビュー

佐俣アンリ氏(以下、佐俣):IVS2015 Spring Miyazaki Launch Pad入賞者インタビュー、続きまして「USERDIVE for Apps」で見事第4位に入賞された、株式会社UNCOVER TRUTHの石川敬三さんにお話を伺っていこうと思います。よろしくお願いします。

石川敬三氏(以下、石川):よろしくお願いします。

佐俣:まずは、4位入賞おめでとうございます。

石川:ありがとうございます。

佐俣:もうホントすごいものをつくってきたなと思ったんですけど、4位入賞されて、率直な今のお気持ち、聞かせてください。

石川:そうですね、4位というか、皆に伝えたいなと思うことを伝えられたのがうれしかったですね。

佐俣:伝えたいことは何ですか?

石川:最後のスライドで結構言ったんですけど、海外展開がリアルに始まってきているなかで、今までは手元でやりながら徐々にって感じだったんですけど、結構大きくいかないとなかなか戦えないんですよね、海外だと。そこで、「1人でもこっち向いてくれる人がいたらうれしいです」って話をしたのはアレですね。

佐俣:ありがとうございます。では、「USERDIVE for Apps」の説明を含めて、自己紹介と発表されたプロダクト、業務の説明を軽くお願いできますか?

株式会社UNCOVER TRUTHの提供するサービス

石川:はい。自己紹介ってどういう……。

佐俣:ご自分の会社の紹介を。

石川:なるほど。UNCOVER TRUTHの石川です。今やっとサービスインして2年くらいではあるんですけど、お蔭様でこういうUIツールでいうと、日本でトップを張れるくらいにきていて、今海外に出て行っているという状況です。

サービスとしては、基本的にはヒートマップみたいなUI改善のツールを提供しているところと、もう1個側面があって、コンサルティングとか、UI改善のアウトソーシングみたいなところを、実はやってるんですね。

なので、ツール屋という側面もあるんですけど、それと同時にデータドリブンで全部改善してコミットしますよ、みたいなことをやっているというのが特徴的な会社ではありますね。

佐俣:なるほど。そういう業務をしながら、USERDIVEというプロダクトがメインであって、今回はその中のApps、ネイティブアプリ向けプロダクトを発表されたということですね。

石川:そうですね。

Launch Pad終了後の反響について

佐俣:ありがとうございます。それではですね、Launch Padに出場しようと思われてから今日にいたるまで、順にお伺いしていければと思うんですけども。

石川:なるほど。

佐俣:まず、Launch Pad出場を決められたときは、どんな思いで? 今回は2回目の出場なんですよね。

石川:(笑)。2回目で、(1回目)4位、(今回も)4位ってきてる感じです。

佐俣:なんでもう1回出場されようと思ったのかというところは。

石川:Launch Pad自体、前回入賞したときでも、前回審査員に入っていた事業系の方が、終わった後全部申し込みに来てくださったんですね。

佐俣:……すごいですね。

石川:そういう機会としてはすばらしいし、われわれを知ってもらえる良い機会だなと思っているところが今回にもつながっています。

佐俣:ありがとうございます。年々Launch Pad、レベルが上がってきて、これどうなっちゃうんだろうと思うんですけども、審査会に出られて、改めてIVPの田中(章雄)さんとか小野(裕史)さんにアドバイス、フィードバックもらってると思うんですけど、どんなフィードバックもらったんですかね。

石川:ひと言で言うと、「モノはいいよね、材料はそろってるよね。お前のプレゼン次第だ」と(笑)。

佐俣:なるほど。

石川:アドバイス的には、「全然抑揚がないね、君」って。抑揚をつけるようなプレゼンをしなさい、とは言われましたね。できなかったですけど(笑)。

佐俣:いや、結構よかったと個人的には思ってます。

石川:ありがとうございます(笑)。

プレゼン直前のアクシデント

佐俣:審査を通られて会場いらっしゃったとき、今日の朝はどんなお気持ちでした?

石川:前回は僕、一人ぼっちだったんですよ。今回はうちの役員メンバーが2人来てくれてるんで、そこは全然違いましたね。

佐俣:なるほど、味方がいる。

石川:ぼっちじゃないのが、こんなにうれしいんだと(笑)。

佐俣:今日はインタビュールームまで来ていただいて、心強い限りですね!

石川:いやもう、ありがたい限りです。

佐俣:いざプレゼンしていただいて、(終わってから)まだ1時間前くらいですけど、されたときってどういう気持ちでプレゼンされてたんですか?

石川:プレゼン……もうちゃんと言えるようにしようと思っていて、トラブルとしては、発表者ツールを使ってたんですよね、朝まで。そこにメモ書きが入ってたんですけども、接続で発表者ツールが使えないっていうことがわかって、頭が真っ白になりましたね、今日は(笑)。

佐俣:じゃあ開始の30分、1時間前に……。

石川:「おお!」みたいな。

佐俣:使えないぞ、と。

石川:「おお!」みたいな(笑)。

佐俣:でもこれは見事カバーして。

石川:まぁ何とか。

4位入賞の結果を受けて

佐俣:プレゼンを終えられて、4位入賞ですけど、どんなお気持ちになられたんですか?

石川:結果ですか?

佐俣:はい。

石川:結果は、いろいろあるんですけど、何位だっていうことだけでいうと、「また4位か」っていう気持ちがひと言でいうとありますね。

佐俣:でも先ほどもおっしゃってましたけど、すぐに駆け寄っていただける審査員の方がいるってなかなかないと思うんですよね。

石川:それ、めちゃくちゃうれしいですし、入賞したという枠の中だけでいうと、今までお客さんと一緒にという話もしましたけど、うちもそれなりに社員も増えてきましたんで、そういう人たちに「うちって入賞したんだよ」と、誇りに思ってもらえるとうれしいなと思いますし。

佐俣:この場でお名前は出せないんですけど、僕にも先ほど上場企業の経営者の方からメッセージが来て、「あのプロダクトはすごいから、経営者を紹介してくれ」って。

石川:おおー。

佐俣:僕、滅多にないんですね、こういうこと。よっぽどですね。

石川:おー! それはめちゃくちゃうれしいですね。

佐俣:その会社さんもかなりアプリをつくり込まれているので、ぜひ話を聞きたいとのことです。

石川:後で紹介してください(笑)。

BtoB企業は絶対にプレゼンに出たほうがいい

佐俣:相談させていただければなと思います。今回、前回から続いて4位入賞ということで、今後入賞をきっかけにどんな未来が見えてきたなって気がしますか?

石川:いやー、どんな未来? そうですね、新しく名刺交換してくれた人もいっぱいいるんで、昨日よりは今日のほうがグッとドライブしていけるような何かがあるんじゃないかなと思ってますね。やることはあまり変わらないんで、速度は加速できたらいいなと思いますね。

佐俣:(インタビュー会場に)来られるまで、結構名刺交換で捕まっていたと思うんですけど、IVSに出て、どういうフィードバックとかリアクションが来るんですか? 名刺交換で。

石川:ぶっちゃけ言っていいんですか? 「今回はお前が最高だったよ!」っていうのが来てくれますね。

佐俣:ぐっときますね!

石川:たまんないですね、それは。

佐俣:それがいっぱい来るわけですね。

石川:そうですね、ありがたいですね。

佐俣:僕もいろいろなスタートアップ応援してるんですけど、こんなに一辺に良いお客さんが熱いテンションで、しかも経営者が来るって……。

石川:まぁとんでもないですよね。

佐俣:すごいことですよね、この効果って。

石川:ぶっちゃけBtoB企業は絶対出たほうがいいと思いますけどね。

佐俣:確かに。何人分の営業パワーになるんだって感じですよね。

石川:そうですね。2日間だけ辛いぐらいなら、頑張って出たほうがいいよって。

佐俣:2日間は辛い?(笑)

石川:2日間は辛い(笑)。

応援してくれた方々へのメッセージ

佐俣:ありがとうございます。今回の入賞を誰に伝えたいですか?

石川:誰に伝えたい? それで言うと、もうSlackとかで伝えてるんですけど、うちの皆ですね。

佐俣:きっとUstreamでこの映像を生で見ている人もいると思うんですけど、締めに見てくださっている方、普段応援してくださっている方がたくさんいると思うんですけど、カメラに向かってメッセージを1分くらいで頂けるとありがたいです。

石川:なるほど、わかりました。今回はどうもありがとうございました。優勝というのはアレだった(逃した)んですけど、入賞できたし、伝えたいことは伝えられたかなと思っています。これからも引き続き頑張っていきたいなと思っていますので、皆さま、これ見ていただいている方は応援していただけるとうれしいです。ありがとうございました。

佐俣:じゃあ、次回は優勝ですね。

石川:3回目!?(笑)じゃあまた、新しいのをつくって頑張りたいと思います。

佐俣:次は1位のインタビューでお待ちしたいと思いますので。

石川:頑張ります。

佐俣:ありがとうございました。それでは、4位入賞されたUNCOVER TRUTHの石川敬三さんでした。改めまして、おめでとうございます。

石川:ありがとうございました。

(会場拍手)