西野は梶原のことをどう思っているのか?

山本:あと何企んでるの?

西野:え~っ?

山本:(笑)。

西野:いろいろあるんですけど、個人的には、ハロウィン。前から言ってますけど、ジャパニーズハロウィンをもらうっていうのと、ディズニーの話です。

のぶみ:日本のハロウィンをみんなに広めたいっていうのがあるんですよね、1つね。

山本:ちょっと1つね、おばちゃん……、まぁ親戚のおばちゃんやからごめんね、親戚のおばちゃんは、これ見てる子らも親戚やけど、あれ、何しててもあんまり興味ないねん。基本興味あんのは、「幸せですか?」っていうことやねん。それがすべてやねんや。「ハッピー?」っていう。

「直感で、今100分の何パーセントハッピー?」っていつも聞くんよ。「俺、60」言うたら、40引いてるやんか。「どないしたん!」言うて個人面談するわけや。日本中でやってんねんけど。ハッピー?

西野:僕、むちゃくちゃ楽しいですけどね(笑)。

のぶみ:僕は楽しいっすよ。100パーセント。

山本:安心。おばちゃん安心。

西野:僕、楽しいですよ(笑)。

山本:ただ、今までの放送を見ててちょっと気になったのは、さっき「星つけんとこうや」って言うとったやん。梶原くん、おるやん? だいぶ前にさらっとしゃべっとったんやけど、「これから僕は、40パーセントの力しかない相方を相手にやるには、やっぱり限界あると思ったんですよね」ってさらっと言うたやんか。あれ、星つけてない?

西野:いやいや、どうなんでしょう(笑)。だから、まあまあわかんないですけど、そういう時はあるんですけど、自分のしるし書店に関しては星つけんのやめようかなとか思って。

山本:いや、と言うのは僕は、あのまま(受け)取ってなくて、すっげぇ梶原くんのこと好きなんやろなぁとか、梶原くんのことをある意味尊敬してんねやろなぁとか、実はちょっと感じてたりすんねんけど。だから、「がんばれー」って言うてるように聞こえんねんけど。

西野:好きですよ、けっこう。

山本:ねぇ、好きよねぇ。

西野:はいはい、好きっす。

のぶみ:たまにね、2人で飲みに行ったりするっていう話もよくしますよ。

西野:そうですね。

のぶみ:心配は心配なんですよね。だから、西野さんがいろいろ思いついちゃう人なんですよ。

山本:そやねんな。

のぶみ:だから、どうしようかなっていうのはよく考えてますけどね。

山本:だからさぁ、「もうツッコまんでええねん! ツッコむなって言うてんねん!」とかっていう語りがあったやん、この番組で。

西野:あ~!

トンボ:よくご存知で。

山本:あんときな、ものすごい愛情感じて。めっちゃ応援してるっていう。

西野:あ~。

山本:だからファンの人は気づいてはると思うけど、すごいだから、温かい子やねんな。

西野:ははは(笑)。

のぶみ:いやぁ、愛のある子ですよ(笑)。

西野:ツッコむと仕事が減るからツッコまないほうがいいっていう。

のぶみ:あはは(笑)。

山本:そういうことやんな!(笑)

トンボ:それはもうね、さんざん、こうね。会議を重ねましたもんね。

西野:無理言ったね、あれは。

トンボ:飲み会でももうさんざんケンカしましたもんね(笑)。

山本:ほんであれやんか、『はねる(のトびら)』でガーンとあそこまで行ったらとんでもない世界を見てしまったいう話、くだりがあるやんか。

のぶみ:ゴールデンであんなところまでいきましたね、8時からのとこまで。

山本:あれかな、有料会員しか見られへん話やった?

のぶみ:いやいや、たぶんそんなんどっちでもいいんです(笑)。

(一同笑)

自分が納得していないからやる

山本:いや、あれもな、なんかこう、やっぱり……。いや、若いときはそれでええと思ってんねん。ぜんぜんええと思ってんねん。その、一等賞目指そうとか、一番目指そうとか。あれはどんなモチベーションで……。その、一等賞が好きなの?

西野:えっと……。

山本:あるいは、ディズニーを超えるとか、どういうモチベーション?

西野:いや、まぁ、本当に最初幼稚園っていうか小学校2年生の時に、一番おもしろくなりたいと思って。

山本:あ~、小学校2年生。

西野:それで、吉本に入ることを決めたと。なので、それはまだ折り合いつけてないっていうことです。

山本:あ~、そういうこと!

西野:まだずーっと、いちばんおもしろくなりたいっていうのは。それで、思い当たる限り今のところ一番おもしろいのはディズニーかなとか思って。

山本:あぁ~。

西野:それを折り合いつけずにまだやってるっていう。

山本:なるほどね。

のぶみ:自分の納得なんだよね。

山本:そういうこと、そういうこと。

のぶみ:だから、本当に世間的にはかなりおもしろいなというのはもうみんな知ってるけど、でも自分が納得しないんですよね。『はねる』の時も、だってゴールデンまでは行ってるわけだからね。

山本:いや、ちょっと待って。俺もうそれ聞いたら、おばちゃんまた感動してんねん。じわ~っと。

西野:ははは(笑)。

のぶみ:何に? 今の?

山本:今のくだり、グッとけぇへん!?

のぶみ:えっ、どこだろう。

山本:え~っ!

西野:ははは(笑)。

のぶみ:トンボさん、どこでしょうか。

トンボ:この、折り合いをつけずに生きてるっていうところですよね?

のぶみ:なるほどね。

山本:つまり、小学校2年生で……。想像してみましょう。小学校2年生の少年、アキちゃんがいます。「僕は、頑張って一等賞になって、おもしろい子になるんだ!」。

のぶみ:ははは(笑)。

西野:マジでそうだったですよ。

山本:言ってます、言ってます。あるいは3年生ぐらいで、「僕はディズニーを超えるんだー!」。

(一同笑)

トンボ:言ってましたよね。

山本:ワーって言ってるよ。かわいくな~い?

のぶみ:かわいい(笑)。

周囲から感じる同調圧力

山本:それがずーっとあって、なんでそれを正直に言ったら「アホか!」とか言われなあかんの? 大人になってそれを言ったら。言っていいじゃない。

のぶみ:「アホか!」とかは言われました?

西野:まぁ、みんな折り合いつけちゃったから、「お前も折り合いつけろよ」っていうバイアスがかかってるんです。

トンボ:「お前だけ何ずーっと言ってんの?」とか

西野:「俺も折り合いつけてストレス感じてるんだから、お前もストレス感じて生きろよ」っていう。

のぶみ:あと「空気読めよ」とか「ひな壇座れよ」とかそういう。「お笑い芸人だったらこうしなきゃ」とか、そういうのがあるっていうことだよね。

西野:はいはい。だからみんなあきらめたんじゃないですか? 結局。要は小学校の時とか子どもの時に持ってたやつ、みんな捨てたから。

トンボ:そうですね。

西野:「だからお前らも捨てろよ」っていう。

親は夢を奪い取っちゃいけない

山本:いや、ひとつ……。あんな、昭和批判はしないよ、僕昭和好きやからね。いまだに昭和のにおいのする喫茶店ばっかり行くけど。とにかく昭和って、「僕、野球選手になる」とかって言ったら、「アホか! 夢見る夢子さんか!」いうて、全国ネットのフレーズがあったよ。

西野:はぁ、はぁ。

山本:「地に足を」「現実を見なさい!」。

のぶみ:言いますよね。

山本:それが全国ネットだった。今、大人なって考えたら、もちろんそれ言いたい親の愛情あるで? 子どものため思て。でもやっぱりな、相当間違ってたなと思った。

西野:へぇ~。

山本:いやいや、そこで夢奪い取ったらあかんやんっていうのと、人間って1つの夢、例えば小学校の時はそれでがむしゃらにがんばって、そこで経験したことが財産なわけよ。ほんで「僕、やっぱりプロ野球選手は無理かな、じゃあサッカー選手!」とか、そのがんばりを与えるのが目標やん。

西野:はい。

山本:だから、それを最初から摘み取ってた。だからみんな、あきらめを教えられてたっていう。

西野:あ~。

のぶみ:あ~、それはそうですね。

西野:なるほど。

山本:だから、「おもしろいことやろや、貢献感出せるポジション作ろうや」って言ってくれてる西野くんは、あきらめてないからや。

のぶみ:なるほど。

山本:かっこええ、西野くん!

(一同笑)

西野:いやいや(笑)。1人でゴール決められてますやん。

のぶみ:そうだよね、俺らが言うことだった(笑)。

トンボ:ずーっとボール持ってましたから(笑)。

西野:すげぇ。マラドーナ。5人抜き。

山本:やめてや、そういう芸人扱いやめてや。

(一同笑)

のぶみ:さすがだよね。

西野:全部やった。

山本:芸人ちゃう!

のぶみ:さすが、全部やれる(笑)。

挑戦する人が排除されない世の中に

山本:それはどう思う? 最近の同年代でもええし、なんかこう、あきらめてる感とか。

西野:まぁそうですよね。でも、仕方がない部分もたぶんあるので、だから、「あ、意外と行けるな」というところを……。まぁ「あきらめるな」と言ったところで、たぶん前例がないとみんな動かないと思うんで、「意外と行けるぞ」っていうのをもう見せるしかないですよね、こっちは。

山本:ほら。みんなのためにボコボコに炎上させる。

西野:(笑)。でもそうやって見せたら、「あっ、私も行けるかも」みたいに思うじゃないですか。

のぶみ:僕も講演会とかで、はじめは「こういうふうにやったらいいよ」とか「メンタル的にはこういうふうになったほうがいいよ」とかいう話をしてたんだけど。でもそうじゃなくって、僕がなにか挑戦して、それでそこで見て、「あぁ、あいつ挑戦してんな」っていうところを見て、がんばろうって思う人がいたらいいなっていうスタイルに変えましたね。

そしたらこの前も、まぁ後で有料の時にも話しますけど、ここで前回アニメ案をこうやって見せたんですが、うまくいって。その時にすごいうれしかったんですよね。でもその時に西野さんとかトンボさんとかも、ありがとうありがとうって言えたから、僕ちょっとうれしいなぁとは思ったんだよなぁ。だから、挑戦してる人が排除されない世の中の方がいいですよね、やっぱね。

一同:うんうん。

有料放送のトピックスは?

トンボ:さぁさぁさぁ。

のぶみ:そんなこんなで。早くなっちゃうね。

トンボ:そろそろ有料のほうに移りたいと思いますが、次回が4月15日土曜日、ちょっといつもと違いますね。土曜日なのでお間違いなくということで。じゃあそろそろ、このへんでお別れして、有料に。

のぶみ:もっとグルグルグルグル、この有料のとこでかき混ぜて、3人をかき混ぜたいとこですね。

(一同笑)

トンボ:何の話をしましょう、有料では。

のぶみ:おっ、なんかありますか?

西野:しるし書店の話がぜんぜん途中だったですよね。

のぶみ:あー、ごめん! そうかそうか。

山本:せやせや。

のぶみ:ゴールがどこか……(笑)。ごめんごめん、それちょっとやる。

西野:とりあえずやろう。あと何? トンボもなんか言ってたもんね、本番前もね。

トンボ:あ~、それを本当はちょっとしゃべりたいんですけどね。

のぶみ:じゃあ、それしましょう。

西野:じゃあそんなことを話します。

トンボ:はい、ありがとうございました。

西野&のぶみ&山本:ありがとうございます。