話すスピードをどんどん上げていきます

DaiGo氏:今日はこの調子でガンガン進みます。今、まだ全体の11分の1しか話していないので、このまま進みます。

(コメントにて)「終わるのか?」「30分経ちました」ね。終わるのかどうか、非常に不明ですけど。ただ、たぶん会員のみなさんはわかると思うんですけれど、僕が今、わざとゆっくりしゃべっていたのがわかりました?

初見の方々がドン引きしちゃうといけないので、最初はゆっくり目にしゃべって、だんだんスピードを上げていく戦略をとろうかなと今日は思ってます。

あと10個ぐらいテーマがありますけれど、それはかなりのスピードで進みますからね。聞き取れなかったら、タイムシフトのご利用をお願いします(笑)。

じゃあ、30分経ったので、ここから先は会員の方限定でやっていきたいと思います。(コメントにて)「渡部陽一に声が似てるって言われた」ええ、いい声じゃん。「6分に1テーマ」いいですね。

(コメントにて)「ふつうに早口」? 僕がなぜ早口でしゃべるのかって理由も前に話したんですけど、早口のほうが説得力上がるって話しましたよね。

心理学的にいうと、ゆっくり聞き取りやすいようにしゃべったほうが説得力が上がるってずっと言われてたんですけど、でも、実際は最初は早口でまくし立てるようにしゃべって。それで、自分が相手の心に刻みこみたいような言葉をゆっくりめにしゃべるようにすると、暗示的に入りやすいし、説得力が上がるってことがわかってるんです。

だから、僕はけっこうワ~ってしゃべるんだけど、ところどころゆっくりしたりって方法を学んだんです。

絶対に交渉が成立しない動作

それ以外にも早口にしてる理由があるので、今日はその話をしたいと思います。実は、人間関係がよくなるんです、早口にすると。

というのとか、あとは顧客の心理を探る方法という海外の論文があって。例えば、相手の顔周りの表情を見ることによって、みなさんが商品を売ったり、プレゼンをしてる時に、相手がその商品をいいと思ってるのかとか、脈あり、つまり話を聞く気があるのかどうかを見分ける方法が、4段階あるので、一応そのお話もします。

それで、よく交渉とかでクロージングってありますよね。最終合意とかを取り付ける。その最終合意を取り付けるための、相手のボディランゲージ、サインというものも一応ご紹介します。

実は、交渉には絶対成立しない条件というのがあるんですよ。ボディランゲージで。何千もの交渉をビデオに撮って研究したという研究があるんですけど、1グループも、たった1例すらも、ある動作が出ているときは交渉がうまくいかなかったんです。その話もしたいと思います。

あとは、あえて相手に考えさせる。例えば、みなさんも自分が考えて答えを出したいなと思ってるときに、ギャーギャー店員さんに言われたり、ほかの人に意見を言われるとイラってくる時がありますよね。「俺は考えたいので考えさせろよ」と。

男女関係でもありますよね。男性ってけっこう黙って考えたい時があるんですけど、それをけっこう女性が「話、聞いてるの?」みたいに畳み掛けちゃって、男女関係が悪くなったりします。

相手が本当に考えているのか、聞いていないのかを、見分ける方法があったらいいですよね。その話もします。これで今、5個目かな。

相手に常に優位に立つ方法は?

あとは、相手がどうしても通したいと思っている、これをのんでくれればほかの条件は譲ろうかなと思ってるような条件を見分ける方法だったり、攻撃的な相手を見分ける方法ですね。あとは、セールスだったりで、話しかける時に、どう話しかければいいのか。

あとは、プレッシャーを相手に与えつつも、そのあと……アメとムチですね。しゃべり方とか相手への入り方によって、プレッシャーを与えながらも嫌われないように相手をコントロールする方法なんてものも紹介したりします。

これはどこまで言っていいのかわからないですけど、体の姿勢とかを見ると、相手がどれぐらいみなさんに対して従順かどうかがわかるんですね。

例えば部下だったり、セールスマンが来た時にも、みなさんを騙そうと思ったり、見下してきているのか。それとも本当に従順に話を聞いたり、動いてくれる人なのかってことを見分ける話もしたいと思います。

あとは、すごく簡単な習慣で、相手よりも常に優位に立てるようになる方法だったり。

あとは、最後に緊張感を取る方法も紹介したいと思います。緊張感を取るというのは、僕は以前、緊張感を取るすごい荒療治、方法を紹介したんですけど。じゃなくて、みなさんが今日からすぐできるような方法を1個紹介したいと思います。

今話した11項目を、全部これから話したいと思いますので、興味のある方はぜひ聞いてください。会員のみなさんはぜひ、今日はちょっと早いので、ノートを取ったり、タイムシフトを見ていただくというかたちでお願いしたいと思います。

(コメントにて「有料入ったよ〜」)ありがとうございます。今月もやたら放送が多くて。今月は船井総研さんで、ビジネスマン向けのセミナーとかをやってる会社があるんですけど、そこの会社で10万円のセミナーがあるんですね。

それをニコニコで放送しちゃおうという企画が通りました。許可が降りましたので、みなさん僕のチャンネルは、だいたい月4回、1週間に4回以上やると公約してるんですけど、だいたい月10回とか。先月は13回ぐらい放送しました。

1回の放送にかかるコストが50円ぐらいです。だから50円で10万円のセミナーが受けられるという、とんでもない状態になります。

それはとりあえず今月だけなので、これから続くかどうかはわかりませんが。そういうビジネスマンとか経営者が受けるセミナーがどんなものなのかを知りたい人は、ぜひ入ってもらえればと思います。

初心者にオススメの心理学本

それで、今日は心理学の入門書、教科書みたいな。「心理学を勉強したいんですけど、心理学の教科書みたいなものってなにかありませんか?」って話をされたので、その本の紹介だけちょっとしようかなと思っています。

けっこう厚めなんだけど、わりとリーズナブルな感じで使いやすい本があるんですけど。そのリクエストが来たのは会員の方だったので、それは会員の方限定で紹介したいと思います。

心理学に興味があるんだけど、いきなり分厚い本からいくとちょっとしんどいなとか、あとはふだん仕事をしてるからとか……。

けっこう分厚い本ってKindleとかでは扱われないんですね。だから、Kindleとかで見られるぐらいの本で、心理学の入門書みたいなところから入りたいなという人もいらっしゃると思うので、そういう方向けの本をとりあえず最後に1個だけ紹介して、会員限定の放送にいきたいと思います。

これです。(『心理学・入門 --心理学はこんなに面白い』)

心理学・入門 --心理学はこんなに面白い (有斐閣アルマ)

これは心理学の教科書とかをちゃんと作っている出版社のものです。心理学のおもしろさみたいなものが前に出されていて、けっこうおもしろいですよ。大学生とか心理学の初心者に対してオススメできる本です。

教科書ってけっこう難しい表現とかが多いんですよ。でも、この本は、適当な表現にはなってないんだけど、おもしろいんですよ。

勉強する時ってすごく大事なことがあって。なにが大事かというと、最初は楽しいと思える本から入らないと絶対ダメなんですよ。

一番最初から分厚いものに、僕みたいに「本を一生読めればなにもいらない」みたいな人は別として、ふつうに「興味があるな」と思ったところで、難しい本とか、背伸びして変な本に挑戦すると、そこで興味が打ち砕かれちゃうんですね。それってすごくもったいなくて、悲しいことなので。

だから、みなさんにはぜひこういう簡単なところから。簡単だけどおもしろいですから、そういうところから入ってもらって、心理学に興味をもってもらえたらと思います。

(コメントにて「本以外の趣味は?」)ライザップとゴルフとニコ生です。

Kindle版もあります。いわゆる一般心理学、世俗心理学……僕もたぶんそのジャンルに入ると思うんですけど、そういうのよりは圧倒的にやっぱりちゃんとしてます。ここから入ると間違いないかなという感じはします。興味ある方はぜひどうぞ。

本は中古もぜんぜんあり

というわけで、会員のみなさん、お待たせしました。これから会員の方限定でより深い、人の心の読み方についてのお話をしたいと思います。

無料のみなさんここまで見ていただいてありがとうございました。要望とかがあったら、ぜひメルマガに送ってもらえれば。メルマガに返信すると直に届くので、メルマガを見てもらえればと思います。

それでは、さようなら。会員のみなさんはもうちょっと見てくださいね。また、よろしくお願いします。おっと、これはまた会員限定に切り替わらないパターンだ。時々、このエラーが起きますね。

(コメントにて)「本もう1回」? じゃあ、本もう1回だけ出しますね。切り替わらないから、今、更新作業をしてます。更新している間に、本をもう1回出しておきます。本はこれです。

心理学・入門 --心理学はこんなに面白い (有斐閣アルマ)

というわけで、会員のみなさん、お待たせしました。どんどん早口でいきたいと思います。

(コメントにて「DaiGo、中古本って買う?」)中古本、僕けっこう買いますよ。僕は中古はぜんぜんありだと思います。なるべく新刊を買うようにはしてますけど、やっぱり中古しかない本ってあるんですよ。絶版になっちゃってる本とか。

だから、「中古本を禁止しよう」みたいな動きをやっている国とかがありますけど、あれはやりすぎなんじゃないかなと思います。

あとは、だいたい中古本で買っても、いい本だと新品を買いたくなるんですよね。けっこう書き込んで、ぐちゃぐちゃになっちゃったりするので。

(コメントにて)「今週末ブックオフがセール」なんだ。へぇ。「準備万端」ありがとうございます。じゃあ、やっていきたいと思います。

DaiGoはなぜ早口でしゃべるのか

僕がなぜ早口になったかという話なんですけれど、これは心理学者のパックウッドって人の研究なんですけど、成功しているカウンセラーを調べた研究があるんですね。

日本だと、カウンセラーってメンタルが完全にやられた人が行くところみたいなイメージがすごくあるんですけど、欧米とかだと、例えば、夫婦関係に問題が生じたりとかした時に、離婚調停とか弁護士のところに行く前に2人でカウンセリングを受けたりするぐらい、けっこう身近な存在なんですね。海外だとカウンセラーの仕事がけっこうたくさんあったりして。

そのパックウッドさんが、なにしたかというと「成功している能力の高いカウンセラーの成功はなにが要因なのか?」というのを調べたんです。「いったいなにがいいカウンセラーというイメージを与えているのか」、「いいカウンセラーの条件ってなんなんだろう?」というのを調べたら、これ驚きの結果が出ました。

カウンセラーの成功に、人柄だったり、相手の話をよく聞いてくれるというのは無関係だったんですね。関係なかったんです。人柄とか、どれぐらい聞くかって。

じゃあ、なにが関係したかというと、共通点は1個だけ。早口だったんです。意外でしょう? 成功しているカウンセラーはみんな早口だったんですよ。

早口にはいいところもあって、なにかというと、ネガティブな人とか批判的な人というのは、ゆっくり話を聞くと頭のなかで批判しちゃうんです。「こうでこうでこうですよね」って言われたら、「でも違うんじゃないの?」と思うのが、ネガティブなタイプの人なんです。

ところが、僕がなぜ早口にするかというと、これは説得のテクニックでもあるんですが、僕ぐらいの早口のスピードにして、ついて来るのがギリギリの速度にするとどうなるかというと、頭の中で否定とか判断ができないまま、次に進んでいっちゃうんですね。

だから、必死に聞くだけになっちゃって、どうなるかというと、こちらが話した内容がスッと心の中に入ってきて、畳み掛けるように話すことによってスッと心の中に入ってきて、暗示とかも強く入りますし、問題解決や行動につながりやすいということなんです。

だから、早口というのはすごく大事なんですよ。腕がいいカウンセラーは早口だったってことなんです。

カウンセラーは、基本的にビジネスマンと近いところがあると思っていて。結局、助かるには自分が行動するしかないんですよ。自分が行動を変える以外には、いくら行動をカウンセラーに相談したところで、なにかの問題が解決するなんてことはないです。

だから、早口でバーっと言われることによって、「じゃあ、これをやってみようかな」と思わせると。それで実際に行動して勝手に変わるんですよ。だから早口は非常に重要と、心理学的にも証明されているんです。

だから、ぜひみなさんも早口になるトレーニングをしてみることをオススメします。