kate spadeコンテスト受賞でニューヨークに

辛酸なめ子氏(以下、辛酸):ファッションブログをやっていらっしゃるんですよね?

平松昭子氏(以下、平松):はい。

辛酸:これが、そのkate spadeの?

(出典:平松昭子) (出典:平松昭子)

平松:そうです。これがkate spadeコンテストの2回目で。

辛酸:受賞した人とニューヨークに? 

平松:はい。1回目は20代の子が多かったんですけど、2回目は30代が多いんです。その理由は、1回目20代の子たちが本当にプレスの方の言うことを聞かないんですよ。月に確か2、3本は記事を上げなきゃいけないんですけど、平気で上げない人がいたりとか。

3ヵ月に1回バッグをいただけるんですが、バッグだけもらって全然記事書かない人がいたり。20代は元気すぎてケイト側も困っちゃったみたいで、2年目はもうちょっと大人のブロガーです。でも皆さん、かわいいですよね。

辛酸:かわいいですね。バッグは好きなものを選べるんですか? 

平松:選べないんですよ。ケイト側が選んでくれて、それを持って。ニューヨークのコレクション会場ではデザイナーのデボラさん(デボラ・ロイド氏)にお会いできて。

でも、このツアーも大変だったんですね。最初空港で、kate spadeさんのファッションの代理店の方がいろいろ仕切ってくださったんですけど、2、3年前はブロガーの地位が本当に低くて。

辛酸:そうだったんですか? 2、3年前のほうがブロガーの地位が高いような気がしてたんですけど、海外では違ったんですかね? 

平松:そうですか? 海外でも日本人の組織の中で動くと、もう全然。でもまあしょうがない。認知度が低かったのかなって思いました。

辛酸:そうですね。

20代のモデルもいつかは太る

平松:でもパーティーでは、スタイリストのブラッド・ゴレスキーと出会えてよかったです。

辛酸:その照明はすごくkate spadeっぽいですね。

(出典:平松昭子)

平松:ピンクでね。

辛酸:これは?

(出典:平松昭子)

平松:そう、これもすごくカッコいいモデルさんがいたので、私も片言の英語だったんですけど、話しかけて仲よくしてたら20代のブロガーちゃんたちが「平松さん、楽しそうね」って言って、取られちゃって。

辛酸:その人、取れたんですか?

平松:それで多分次の写真が、自分と年が合う方たちと仲よくね(笑)。

(出典:平松昭子) (出典:平松昭子)

辛酸:全然違いますね、格好が。

平松:そうなんです。40代は若い子とパーティーで、楽しんじゃいけなくて(笑)。でも、楽しい人たちですよ。彼らもきっと40歳になれば、ああやって大きくなりそうですよね。

辛酸:そうですね、すぐ太る傾向かもしれないですね。

(会場笑)

平松:そんな気がして(笑)。

ハイブランドのフロアでは、何も買わなくても運気が上がる?

平松:あと、これはkate spadeじゃないんですけど、DIANE VON FURSTENBERGのダイアンが来日するっていうので。

(出典:平松昭子)

平松:これは仕事じゃなくて、ダイアンを本当に何年も、ものすごい買って。

辛酸:ああ、そうなんですね。

平松:1回お客として呼んでもらえたパーティーでした。だからお客としてダイアンに会えて、(でも)仕事にはつながらない。お客はお客なんだなって、すごく身に染みました。「いくら服を買っても仕事にはつながらないんだ」っていうのが、このケイトと比べてわかったときでした。

辛酸:でも、こうハイブランドの服を着ると、何かやっぱり運気が高まるとか、そんな気もするんですけど。

平松:そうですよね。なめ子さん何かで、「ハイブランドのデパートとか、フロアはすごく運気が上がるようなスポットだ」って書かれていたような気がします。

辛酸:そうですね。買わないにしてもその場にいるだけで、何かすごくいいエネルギーが。

平松:何かキラキラしていますよね。

辛酸:はい。

平松:多分デザインもすごくよく考えられていて、やっぱりそこからコピーされたものは、どうしてもバランスが崩れていくので、やっぱりバランスの崩れたところは居心地がね、悪いですし、そういうことかなって。

「ファッション×イラスト」で新しいジャンルを開拓

平松:これが動画ですね。

(映像開始)

辛酸:平松さんは、動画も作れるというのが、やっぱりすごいですよね。

平松:ありがとうございます。

辛酸:すごくかわいいです。

平松:こういうアニメとか漫画とか動画も、バンドを一緒にやっていた知人が「ファッションアニメとかやったら?」と、いつも言ってくれて。それも大きいのかなって思います。

辛酸:ファッションアニメですか。

平松:ファッションアニメって、ありそうでないかなって。

辛酸:ソフトは、Macで作っていらっしゃるんですよね?

平松:はい、Macです。

(映像終了)

得意分野にフォーカスする生き方は潔い

(ケリー・ウェアスラー氏の紹介ページが表示される)

辛酸:こちら、私は知らなかったんですけれども、ケリーさんという……?

平松:ケリー・ウェアスラーっていう。

辛酸:すごいおしゃれなデザイナーですね。

平松:ホテルも(デザインしています)ね、はい。

辛酸:インテリアも、洋服もデザインされる方なんですか? 

平松:そうなんです。初めて知ったのが、マガジンハウスから『Casa BRUTUS(カーサ・ブルータス)』で。ホテルの特集があったんですけど、そこでこのケリー・ウェスラーが1ページぐらい出てて「え、この人誰?」と思って検索しても、あんまり当時は情報が出てこなかったんです。

ずーっと追いかけてたら、1人日本人で(追いかけている人がいて)。やっぱり追いかけている人は、いろんなところから写真を集めてブログにアップしていたんで、それを楽しみにしてて。今はもう彼女のWebサイトもいつも更新されているので、何でも情報が(入ってくる)。

辛酸:(これは)やっぱりご本人? 

平松:はい、本人ですね。

辛酸:すごいきれいですね。

平松:はい。多分年も同い年ぐらいなんですけど、彼女はファッションブランドも数年前に立ち上げているんですが、やっぱりファション界は厳しかったのか、私もニューヨークに行ったときお洋服を見つけて買ったんですけど、すぐ撤退しちゃって。インテリアだけにまた絞って。そういう生き方とか、潔いなとかね。

辛酸:インテリア、すごいすてきですけども。

平松:うん。お店も本当にすてきで、日本にもできてほしいんですけど、日本人にはちょっと高いの。

辛酸:それなりに、高そうですものね。

平松:うん、ちょっと高いかな。

辛酸:平松さんは本人に会ったことって?

平松:いえ、まだ会ってないんですが、いつか会えそうな気がするんです。だからそのために(勉強しようと)。kate spadeのデボラさんや、ダイアン・フォン・ファステンバーグに会ったときにほとんど英語がしゃべれなかったので、今日なめ子さんにいただいた『なめ単』って、皆さん持ってますか?

辛酸:全然。それでそんなに勉強になるかわからないですけど。

平松:どうですかね。