2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO ランディット株式会社(全1記事)
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藤林謙太氏:初めまして。世界中の駐車場をデジタル化するランディットです。ここにいるみなさんは、「駐車場かぁ……」ってちょっと思っていませんか?
タクシー、Amazon、車、家。この全部に共通するのは駐車場です。今、この会場近くの駐車場が空いているか、空いていないかがわかる人はいますか? たぶん難しいです。Googleで調べても出てこないですし、そもそもこれは正しいかどうかわからない。
我々はこれが全部わかるんです。なんでわかるのか。いや、その前になぜ今わからないのかをご説明しましょう。一言で言うと、不動産において駐車場は相対的に単価が安いんですよね。だから、一社単独でシステム開発するには相性が良くない。それゆえアナログが理にかなっている。だから、このシチュエーションは変わらないんです。
我々は情報の質と鮮度に着目しています。我々は衛星で駐停車データベースを生成し、AIクラウドカメラで「今空いているかどうか」のデータを作る。
ポータルサイトとか、コインパーキング、シェアリングサービスがいっぱいありますよね。我々は何が違うのかというと、管理物件を持ちません。そして衛星で、すべての駐車場の種類を対象とする。貸し手・借り手の両方に対してソフトウェアを提供する。これが大きな違いです。
我々は、借り手さんが全方位的に借りられるようなプロダクトラインナップを揃えています。「PARK STOCK」は、月極の駐車場のオンラインマーケットです。
ここで見つからなかったら、もう正直諦めたほうがいいかもしれないです。なぜかというと、衛星、アナログ、ネットと、今この瞬間もデータがきれいになり続けているんです。
パーキングAIエージェントの「at PORT」はめちゃくちゃ便利です。コインパーキングや月極って、正直簡単なんですよね。でも、期間限定で、車種指定で、不特定多数の出入りがOKというとけっこう難しい。それが全部できるのがat PORT。お寺とか、空き地とか、コンビニとか、全部やります。
「PIT PORT」は、よく荷捌きスペースとかにカラーコーンがあるじゃないですか。そのカラーコーンをスマートフォンのBluetoothで上げ下げできるから、予約した人は確実に使える。でも、一番のポイントは管理側の手間がないことです。0円でDAY1から使える。我々の目的としては、駐停車キャパシティ拡張のためにやっています。
そして今日一番ご紹介したいのが、この「Park Flow」です。現金決済、駐車場を探す、QRコード……これを全部なくしていこうというのがPark Flow。AIクラウドカメラが設備を全部なくしていきます。
我々は、衛星から全コインパーキングのブランドを網羅しています。車を停めて、QRコードで自分のナンバープレートを入れてください。そうしたら「あなた、ここに停めましたよね」と出ます。あとは車を出すだけです。
1回会員登録したら、常に自動決済。車を停めて、もし間違えちゃって精算しなくても「あなた、ここの精算をしていませんか?」と、あとで優しくナビゲートしてくれます。
我々はこれを何に見立てているかというと、駐車場版の「楽天モール」と見立てています。衛星でモールを作って、AIクラウドカメラが入っていれば、そのメリットを享受できる。違法駐車、月極、コインパーキングの境目もなくしていこうというものです。
これらが支えられているのは、「SYNC PORT」と「AIMO」で仲介と管理のデジタル化を手を抜かずにやっているからです。AIMOというのは、設備材がすべてなくなると思ってください。今まで日本は設備メーカーが強すぎましたね。シンプルに言うと、車体と、車室と、ナンバープレートと、異物を全部検知してくれるんです。コストも安いですよ。
これは新設なんですが、既設でも安くなります。その理由は、今ダッシュボードで見ていただいているレポートや異常検知やライブ映像がありますが、巡回コストがなくなって、クレーム対応もなくなるんです。
最後はSYNC PORT。創業期には「駐車場版『BASE』」なんて言っていたんですが、これは何かというと、at PORTの仕入れで溜めた仕入れのナレッジをデジタル化しているんです。
ポイントは、これは全部無料なんです。なんでかというと、僕らはもうすでに黒字化しているから。レッドオーシャンだから、あえて無料でぶち込む。
結局、我々は何が強いのかというと、泥臭くお客さんのネットワークを集めています。そしてデータベースを作って満足するんじゃなくて、常にきれいになり続ける仕組みを持っていることが強みです。その結果、ユーザーさんにとってどこよりも安く、近く、早い駐車場が借りられるようになる。その世界観のために僕らは取り組んでいる。
建設、不動産、自動車、物流という巨大な市場の共通のテーマが駐車場なんです。駐車場は地味ですかね? 僕らはめちゃくちゃ魅力的な市場だと思っているんです。
その証左として、我々のユーザー数は右肩上がりです。今、YEAR3のところです。でもポイントは、これは日本だけということなんですよ。これにオントップでグローバルが乗っかってくる。だからこそのマルチプロダクトです。
我々は、衛星、カメラ、AIを用いて世界中の駐車場をデジタル化します。僕は駐車場を切り口に不動産を取りに行こうとしているので、この領域に取り組んでいます。
そして、たぶん将来今日のことを思い出すと思います。「あ、このサービスはランディットだったな」って。そのために僕らは取り組んでいます。後世に渡るインフラ、当たり前のように使うインフラを僕らは作ります。ご清聴いただきありがとうございました。
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