gumi国光氏「逆境キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! って、むしろ喜んじゃう(笑)」
起業家たちが語る、挑戦する人生

人生は挑戦だ! #1/3

IVS 2013 Winter Workshop
に開催

個性的な4人の経営者が、起業を志す学生たちの悩みに真正面から向き合うこのプログラム。「楽天イーグルスが黒字化できた理由」「3億の赤字を喜ぶ心理」など、そのスケールの大きさに小さなモヤモヤも吹き飛びます。「やりたいことが見つからない」「やりたいことがあるのに、どうしていいのか分からない」という方は必見です!(IVS 2013 Winter Workshopより)

個性的すぎる四人の挑戦エピソード

小野裕史(以下、小野):皆様一日中お疲れ様です。これが最終セッションとなりますが、最後のテーマは「人生は挑戦だ」ということですね。ここにいらっしゃる4名の方は「挑戦」という言葉が空気みたいなもん、くらいに挑戦しまくっている人たちなので。どういうふうに進めようかと話をした結果、実は毎回恒例のようになりつつあるんですけれども、皆さんの人生相談大大会をやりたいなと思います。その前に軽く自己紹介を。「挑戦」というキーワードとともに、川田さんからお願いします。

川田尚吾(以下、川田):こんにちは、投資家の川田です。簡単に自己紹介すると、もともとはDeNAを南場智子さんと二人で立ち上げて。ずっとCOOでひたすら事業の立ち上げをやってきました。2008年から非常勤になってから、いわゆるスタートアップの新しい会社にどんどんお金を投資する側に回ってまして、投資家というのが基本的にはメインの仕事です。DeNAに一応まだ顧問として名前が残っていますが、投資をする方に回ってます。

何が投資してて一番辛いかっていうとですね、最近思うんですけどやっぱり「追加増資に応じる」っていうことですね。

小野:もっとお金をくれってやつですね。

川田:これがヤバイわけですね。調子がいいところが回すのにお金が足りないから増資しようっていうときは、ベンチャーキャピタルさんが今だったらいくらでも手を挙げてお金を入れてくれるんです。けど明らかにマズイと、チームも崩壊してるし売りものも何もありません、という状況でお金を追加で突っ込むというのは最も怖いですね。ま、そんな感じでやってます。よろしくお願いします。

小野:投資家の川田さんです、拍手お願いします。では次に小澤さんお願いします。

迷った時は面白そうなほうを選んでしまう

小澤隆生(以下、小澤):よろしくお願いします、小澤と言います。詳しくは本に書いてあるところを見ていただくなり、できればYahoo! で検索。気に入らない人はGoogleで検索してくれればいいと思いますが。挑戦というテーマでお集まりの皆様に良い話ができればと思っておりますけれど。わたしの限られた経験の中で何が話せるかわかりませんけれども。

基本的には毎年「こんなはずじゃなかった」と思ってますね。要は予想がつかないんです。何でこんなことになってしまったんだと。未だに僕はYahoo! という会社になんでいるのかわからないですし。Yahoo! というところでショッピング事業をやっているのは想像もしたことなかったですよね。

僕楽天という会社が長いんですよ。プロ野球チーム作ったりして。プロ野球チーム作りたいと思ったこともなかったんですよ。自分の作ったチームが優勝するなんて思いもよらなかった。僕は小学生の頃巨人ファンだったから。巨人の選手にサインを貰ってすごい喜んでいた。その巨人を自分の作ったチームが破って優勝するなんて考えたこともない。

その楽天で10年お世話になっているにも関わらずライバル企業のほうにいて、しかもショッピング事業をやると。想像もつかないわけですよ。自分が選んでいるんですけど。結局なんでそういう道を選んでいるのかなと思ったらですね、迷ったときは面白そうなほうをつい選んでしまう癖があるんですね。こっちのほうが笑えるんじゃないかと。

困難も多いんですけれど、「プロ野球チームやる? やらない?」って言われたら、やるだろうそれは。「巨人倒す? 倒さない?」って倒すだろうと。「楽天に長年お世話になった小澤がYahoo! でショッピングやる」って、面白いだろう、それ。その結果めちゃくちゃ怒られているわけですよ。もう辛いことばっかりですよ。結局どうしたいんだと。面白ければいいんじゃないかと、そんな前提で頑張ってます。

小野:ありがとうございます。小澤さんでした。では、国光さん

世界一をとるのはちょろい?

国光宏尚(以下、国光):皆さん初めまして、「唾を飛ばしまくる起業家」のgumiの国光です。このセッション何回目かな? けっこうずーっと、毎回のように小澤さんとかも含めてやらしてもらっているんですけど、やるたびに良識派の人が一人ひとり出てくれなくなるっていうね。一番最初はライフネットの岩瀬大輔くんが「もう二度と嫌だ」と。で、延々とずっと付き合ってくれてた孫泰蔵さんが「さすがに今回だけは嫌だ」と。俺らからしたら最後は川田さんが抜けたらこれはどうするのかっていう感じのところなんですけれどね。そういうことは気にせずに行こうと思ってます。

うちの会社はゲームを作ってまして、真田さんのとこほどじゃないですけれど、挑戦を繰り返して3回くらい会社を潰しかけたみたいな。今年も去年からずっとネイティブゲームと海外でやってて、今は海外6拠点くらいで(従業員)300人くらい。そしたら金を遣いすぎて今年の1月が3億くらいの赤字と。皆さんね商売やってみたらわかるんだけど、500万とか何千万の赤字だったらどうでもいいんだけど。3億になってくると「うーん……」みたいな、なかなかヒリヒリした感じがあるんですけれども。皆様おかげさまで先月過去最高売上、過去最高益になりました! 

小野:おめでとうございます!

国光:って感じでね。昔から「世界一、世界一」とは言ってたんですけれど、実際のところほぼ見えてきたかなと。ゲームの世界一くらいは見えてきたんで、いかに今日は皆様に世界一をとるというのがチョロイかっていうところについて言っていきたいなと思います。

小野:ありがとうございます。国光さんでした。ではいよいよ真田さんお願いします。

成功と失敗の落差に"生きている感じ"がある

真田哲弥(以下、真田):通称ジェットコースター真田と言われておりまして。人生の喜怒哀楽は成功しているときと失敗しているときの落差ですね。この落差が人生の喜怒哀楽になり、生きてる感があってですね、非常に楽しいわけです。落差を楽しむと。落ちるところまで落ちるともう一回上がろうかなと。これを挑戦と呼ぶわけですけれど。

落ちないことにはずっと挑戦。登っていくばっかりだとどんどんしんどくなってくるのでね。適当に上がるといったん落ちると。ちょうど最初の起業が19歳か20歳くらいですね、19かな。大学生のときです。そのときもそれなりに年商ウン億円くらいまではいって。その会社を辞めて東京にひとりで出てきて。東京でも会社をすぐに創ったんですけれど。その会社も二年目で年商40億円くらいまでいき。

でもその会社が潰れ、そこからがちょっとね。最初サイバードという会社を創業して上場させて、次はKLab株式会社という会社を上場させて今に至るというような感じでございます。

小野:真田さんでした、ありがとうございます。非常にチャレンジングなこの4名にどうしても、どうしても自分は相談してみたいという、第一トップバッター、チャレンジャー。ぜひ前に出てきていただいて。来てください、ここ(ステージ上)まで。

国光:今回の大きなテーマという感じで言うと、今まで(のセッション)が多分きっといい話、役に立つ話をしてくれたんだと思う。俺らのところでいくと「徹底的に役に立たない話」というところを中心にやっていきたいなと。なので質問する人のほうも、ある程度面白そうな質問というのを空気を読みながら選んでいただきたいなあと。

逆境が来たときにどれだけ喜べるか

質問者:調子がいいときと悪い時のギャップが激しいんですけど、皆さんもそういうことあるかなあって。

小澤:このへん(国光氏&真田氏を指して)すごいあるよ! 調子いい時と悪い時すごいよ!

質問者:どういうふうに、調子悪い時にいい方に戻されてるのかなって。

小澤:いい質問じゃん! 国光さん悪い時といい時の心境も含めて、悪い時はどうやって考えて、いい時はどうやって考えているんですか?

国光:なるほどね。でもね心境的には変わらないよ、実際のところ。だから結局やっているところは一生懸命やってるの。ただ、やってること的にはちゃんとやってるけど、ただ環境とかがあるからその中でいい悪いってあるだけの感じだから、基本的には変わらない。ただ一番重要なところで言うと、特に真田さんとか筆頭なんだけど、基本ドMなの。で悪い時が着た瞬間にドキドキするの。「キター!逆境」みたいな。

前にも言った気がするけど漫画で「逆境ナイン」ってあるのね。これは若者の必読書。逆境ナインって野球のやつなんだけど、すさまじい逆境がきた瞬間に「キター! 逆境!」みたいな感じ。だから逆境が来たときにどう喜べるか。逆に順調になってくると不安になる。3億くらい赤字のときは「キター」って感じだけど、今なんてどんどん利益が上がってるから不安で不安で仕方がなくてね。っていう感じだから今週は一週間働いてないんだけど。基本的にはいい悪いっていうのは、結構自分がどうこうよりも、市場的なやつがあるから。ってことは普段からやることをちゃんとやっておいて乗り越えていくみたいな、そんな感じかなと。

真田:僕はね、人間にはバイオリズムがあってある程度波があるもんだと思うわけですよ。そういう時は、僕の心情は調子がいい時は死ぬほど働いて、悪い時は適当に流す。ダラダラぶらぶらしている。僕は人生そういう感じ。緩急つけないと頑張れないじゃないですか。ずっと全速力で。例えばマラソンね。この人たちやってますけど。

ずっとコンスタントに同じ速度で走り続けるって僕はあんまりできなくて、ダッシュするところはダッシュして休むところは休むほうが僕的には自分のリズムに合っているので。調子がいいなっていうときはに思いっきりダッシュする。調子悪い時にムリして走らずにちょっとのんびり休もうかなっていうのを、ある程度のサイクルで繰り返すように僕はしていますね。

小野:解決しましたか? 

質問者:はい、解決しました。

小野:良かったです、ありがとうございました。では続いて次の挑戦者の方、ぜひご登壇を。挑戦ですからここに来るのは。なかなか来にくいですからね。あれ、誰もこなくなっちゃいました? 指名しますよ。あ、来ましたね。どうぞ、席の方へお座りください。

HowよりもWhatのほうが重要

質問者:皆さん、今までの人生の中で、真田さんのジェットコースターじゃないんですけど、やっぱり波があってすごくいい感じに来ている時とどうしようかなっていう悪い時があったと思うんですよ。僕も将来というか今もう起業して、将来出身である長野県の第一次産業に革命をもたらしたいなって考えてるんですよ。なんですけど、今そのためにウェブって何かできないかなって探り探りやっているんですけど。今が一番何をやったらいいか分からなくてすごく辛い僕に、何か一言アドバイスください。

国光:これはやっぱり小澤さんが一番ね。一次産業、地方振興って言ったら小澤さんだよね。

小澤:まぁ、あるよね。何したらいいかわからない時期って、あるよね。僕もわからないんですよ、未だにね。あなたが素晴らしいのは目標があることだよね。わかんないのはやり方だから。ほとんどの方はWhatとHowで言ったらWhatがわかんないの。Howがわからないなんて大したことじゃないからね。あなた素晴らしいよ。

まず、ここにいる皆さんに聞きたい。わたしは将来何がやりたい? この質問者はもう決まってるよ。ここにいる方々に聞きたい。「僕はこんなことやる、私はこんなことやりたいんだ」って決まっている方?   小野:おっ、けっこう(手が)挙がりますね。

小澤:じゃあそこのあなた何がやりたい? 手短に一言で。

参加者:地元で旅人が泊まられるゲストハウスを経営したいです。

小澤:面白い! どんどん行こう。手を挙げといて。

参加者:心理療法とかメンタルヘルスをもっと日本に普及させたいです。

小澤:すごい。はい(次)。

参加者:発展途上国で子供の学習支援をしたいと思っていて、先週から日本で学習塾を始めました。

小澤:すごい。あと3人くらい聞こう。

参加者:メディアに興味があるので新しいメディアのスタートアップやりたいなと思ってます。

小澤:はい、この辺は? ぜひ言いたい人教えて。

参加者:けっこう数があるんでサクッとなんですけど。大きく言えばITと教育をつなげて新しい教育の在り方、大学とかの学び方じゃなくて新しい教育の在り方を作りたいです。

小澤:なるほど。じゃあ最後誰か。

参加者:50代60代の僕のビジョンなんですけども、高校の先生になって「コイツは昔から色んな国とかに行ってて色々知りすぎてて、一日中話を聞いてても飽きへんなあ」って思われる社会の先生になりたいです。

小澤:なるほど。

小野:色々ありますね。

目標があれば、後はやるだけ

小澤:結局ね。皆さん今の話どう聞いたかわからないけれど。まず「ある」っていうのが素晴らしいよね。それに向かってあとは方法を考えればいいんだから。最後の彼なんて世界中に行けばいいんだから。あとは年をとって50歳になるの待てばいいんだから。

でも、今手が挙がらなかった方が三分の二。手が挙がった方が三分の一。三分の二の方はまだどうしたらいいかわかんないんだよね。チャレンジしたいことが見つからないんだから。いま三分の一はチャレンジしたいことが見つかっていると。三分の二はチャレンジしたいことがまだ見つからない。

ここがまず大きな分かれ目で。この質問者の前には分かれ道が一つあると。チャレンジすることが見つかってる、見つかってないと。僕らあとで議論しなきゃならないのは、チャレンジすることをどうやって見つけるんだと。これを議論しなければならない。三分の二の人のために。

残り三分の一の人のために、チャレンジしようと思ったことが見つかった人は、「どうやって?」というHowの部分を、それは目的によるんだけど考えると。あなた(質問者)は後段の三分の一の人のことだから。Howをどうしたらいいかと。そういうことなわけですよ。これは皆に任せたい。

小野:そこまで持ち上げて?

小澤:いやいや議論を整理したの。

国光:これ我々のセッション史上初めての役に立つ感じ?

小澤:正直、僕も話しながらどうしてこうなったのかと。

国光:まあでも今回は役に立つ方向で我々も挑戦してみますか。我々のこのセッションはいかに役に立たない話をして、起業家は皆立派な人って皆勘違いしてるけど、そうじゃなくてもなれるんだということをアピールするところだったんだけど。

小澤:じゃそれは後半45分にしよう。前半45分はちょっと頑張ろう。

Howを決める方法

小澤:じゃあ、長野の一次産業ね。どうします? 皆さんだったら。

国光:一次産業って言ったら真田さんですからね。

真田:一次産業って具体的に農業? 農業を盛り上げたい?

質問者:はい、今の状態だと、僕の知ってる限りになっちゃうんですけど、JAに卸して値段が安くなっちゃったり。TPPで海外から安い野菜が入ってきちゃったりして。日本の野菜が今の高い値段で売りにくいっていう現状があって。せっかく畑を持ってるのに、それを潰して駐車場にしちゃったりというのを目の当たりにしてるんですよ。けど本当においしい野菜があるのにそこで潰しちゃうのは勿体無いなって思って。それをどうにかしたくて僕は起業しました。

真田:起業って今は何してるの?

質問者:僕が考えたのは販売ページが……。どうやって(作物を)販売すればいいか分からないという人が農家に多いと思ったので、販売するページを作ればいいんじゃないかと思って。

国光:ちなみに最近ね。Yahoo!ショッピングが無料になったと聞いたんですけど、あれってどんな感じでしたっけ?

小澤:ま、宣伝にならない程度に言うとね(笑)。Yahoo! ショッピングというサービスがありましてね、何でも無料で売れるらしいんですよ。で、偶然その責任者が小澤っていう人でね。

国光:えーっ! でも本当に無料なんですか?

小澤:ところがどっこい! 全部無料なんだよコレ。

国光:でも後で金かかったりするんじゃないですか?

小澤:ところがどっこい! 全然かかんないわけぇ~(笑)。モノ売りたい人には本当に良い雰囲気。あのね、インターネットっていいよお。今色んな夢を言ってたでしょ。インターネットがある前と後では全然違いますよね、実現が。皆さんも農家のためになりたいっていうんであれば物を売ってあげればいいの。物は露店で売るわけにはいかないから。売ってもいいんだけど、それはやってる気になるだけ。だからインターネットのフル活用。

国光:真面目な話だけど、ネットショップ開いて実際に売ってみるだよね。色んな長野のところを回って「これ良さそう」って思うところがあったら、そこのページを作って実際に売ってみるとか。

小澤:ちょっと真面目に話しようか?

国光:おっ、ショッピング革命!

小澤:大体Howの話になると必ず言う話がある。僕、投資もやってるから何十人何百人って人がくる。「こういうのやりたいんですけど、どうしたらいいでしょうか」と。一番最初のアドバイスとは、自分がやりたいことをやっている領域で、一番上手にやってる人から十番目まで研究してみてねという話をする。

だから長野に限らず一次産業で上手にご商売されている方というのが、インターネットで調べてもテレビ見ても、例えば農家だったら和合会とか色々あるじゃない。その情報を調べた上で、何でうまくいってるんだというのを十番目まで調べてみる。自分なりに項目を分けて「これがうまくいってる。これがうまくいってる」と。そうすると自分の中に尺度ができあがるんですよ。自分の中の物差し。

同業のトップ10からいいとこ取り

もっと例え話でいうと、あなたは暗い洞窟にいると。真っ暗闇でどっち行ったらいいかわからない、でもここから出たいという目的があったとしても地図も何もなければ分からないでしょ。一番最初にやるべきはとりあえず周りを照らすことだ。360度照らしてここには滝がある、ここには洞窟の行き止まりになってるって分かった上で「あっちに行こう」って決めるわけだ。でも一つのアイディアをぱっと思いついて、それに向かって立ち向かっていく人のなんと多いことか。

そういう人は僕に言わせれば、懐中電灯でパッと照らしてその浮かび上がったところにがむしゃらに行ってるんだ。でも懐中電灯が届かなかった2m先にはひょっとしたら崖があるかもしれないんだけど、人間っていうのはパッと見えているところに行きたくなっちゃう。でもそうじゃない。一番最初に上から十番目までぐるっと見渡して、自分なりに地図を作ると。その上であっちに行こうということをおやりになられたらいいと。

これはいわゆる農家とかどうこうという前に誰にでも通じる手段だから。僕はプロ野球チームそうやって作ったんです。プロ野球チーム作れって言われて、どうしたらいいのか分かんないよね。でも簡単で、12球団、それからメジャーリーグ、サッカーチーム、フットボール、全部上から十番目までうまくいっているところを調べて項目を分けて、そこから良いとこどりするんだ。そうしたら51点から70点の仕事はできるね。何やってもこれでいける。大丈夫だから、頑張って。

国光:何が不安ってここから以降喋らなくなるかもしれないですよね。こんなに良い事言っちゃったら。

小澤:もういいかな俺? 今日の役目いいかな?

小野:質問者さんいかがだったでしょうか?

質問者:やるべきことが見えました。ありがとうございます。

小野:おめでとうございます、ありがとうございます。

国光:いやでもビックリしましたね。

小野:思いのほか素晴らしかったですね。

国光:このセッションが役に立つのは初めてですね。

小野:なんか川田さんが若干不満そうにされてましたよね。

川田:いや、素晴らしいなと思った。

国光:俺のポジション取られたみたいなね(笑)。

小野:ということで次の方、我こそはという方。いま一番に手が上がった方。自分だと思ったら指されてなくても前に出てきましょう。こんなチャンスなかなか無いですからね。

周りの奴らなんてどうでもいい

質問者:皆さんに聞きたいのは日本の社会は好きですか? ということで。というのは僕は日本の国は好きなんですけど、今の日本の社会は大嫌いなんですね。何でかというと学生の目線で言うと、就活ありきという雰囲気がほとんどで8割くらいを占めている。「就活さえやってればこの先安泰」みたいな。

それを見てると「お前らは何考えて就活してるんだよ」というのがすごく俺は嫌で。ちゃんと個人個人考えて就活しているんだったら全然いいんですけど、「皆がやってるから」というので就活している。それを社会の側もOKだと思っているみたいな風潮がものすごい嫌いで。

僕自身は障害者なんですけど、障害者問題について考え始めて法律とかも見てきたときに、未だに、バリアフリーとか障害の害の字を平仮名にしようとかわけのわからない風潮がでてるんですけど。そんなことをしている割に法律だけ見てるとものすごい差別が残ってたりするんで。イライラしてるんですよね。

国光:なるほど。でもそれに関して言うと結構明確な答えがあって。基本、日本がどうとか社会がどうとかは一切意識しなくてよくて、結局周りの奴らはどうでもいい。さっきの小澤さんじゃないけれど、要するに一番重要なことは、自分がやりたいことっていうのに向かってやっていくってこと。後でもし社会とかなんたらが邪魔になってくるんだったら、そこと戦えばいい。何だかんだで細かいところは全部自分で変えれるから。社会のことは気にしない。で、俺のやることをやるみたいな。今やりたいことは見つかってる?

質問者:ものすごく抽象的なんですけど、こういうふうに当たり前だと思われている常識をとりあえずぶっ壊したいみたいな。その中で僕自身が障害者っていう当事者だから、まずは障害者と健常者が差別されている理由は何だって考えたときに、お互いに交流できていないからお互いのこと知らないんだろうなって思ったから、そういう場所をプラットフォームみたいな形で作れればいいなと。別にリアルな場所でもいいしWeb上でも何でもいいんですけど、そういうのが作れればいいなというふうに考えています。

不満が持つエネルギーは偉大な推進力

真田:僕ね、若い時に社会に不安を持つってすごく健全なことだと思うんですよ。僕は逆に、若い時に不満を持たない若者が増えすぎているということのほうが問題なのかなあと思っていて。だから(質問者は)非常に健全な状態ですよ。

日本が高度成長するときに、学生は安保闘争とか、そういうすごい活動があったわけ。これはどこの国でも同じで、社会が成長するときって若い人が社会に不満を持つわけですよ。でも若い人が社会に不満を持たなくなった国って、大体成長が止まるんですよね。

不満が持つエネルギーって欲望が持つエネルギーと並んでものすごい活力になる。不満が持つエネルギーを活力に変えて次の自分の何かを目指す。不満はエネルギーなんで僕はそれは素晴らしいことだなと。ただ単に「こいつらつまんねーよ、くだらねーよ」って愚痴で終わっちゃうと、それはエネルギーをうまく活用できていないんで。不満エネルギーと努力を結びつけてけて、それをいい方向にグッとやると、欲望が持つエネルギーと同じくらいに推進力があるんだよね。ぜひ何かに、その不満をいい方向に向けて活用してほしいですね。

質問者:ありがとうございます。

川田:僕理系の学生だったんですよね、今から20年前。今もそうだと思うんですけど、理系の学生って基本的には教授推薦で大企業に行くんですよ、普通に。就活も何もない。何も考えずに、例えば重たいものが好きだったらいわゆる重工とかね。

国光:えっ、そう? 重たいものが好きな人が重工に行くんですか?(笑)。

川田:そんな感じ(笑)。何も考えずに結構行くわけ。僕それがすごい嫌で。僕まさに真田さんと一緒で学生ベンチャーみたいなことをやってたんで。「もっとちゃんと考えろよ」とかすごい思ってたの、同級生に対して。でも議論を吹っかけても馬鹿扱いされるわけですよ。「何を言ってるんだお前は」と。途中で面倒くさくなって止めたんですよね。

さっきの国光さんの話と一緒だけど、基本的には周りが価値観を自分に合わせる必要はなくて。自分は自分で思う方向にやりたいようにきちんとやっていけば、20年経ったら、きちんと結果を出してバリュー出してれば言いたいこと言えるようになれるし。当時は話を聞いてくれなかった相手も、今となってみればすごいこっちの言うこと聞いてくれるし。

世の中を変えたいという気持ちっていうのは、何もやっていないときに「変えたい」って言ってもなかなか出来ないんだよね。その段階で色々説得しても周りも付いてこないから。だからそういう人たちを無理に、今の学生の状態で動かそうと思ってもなかなか難しくて。ちゃんと自分が結果出してから語るという。そうするとちょっとずつ世の中は動いていくという気が僕は経験上します。

小野:いかがでしょうか?

質問者:本当にすごいいい答えを貰って。これからどんどん自分の人生に活かしていきたいと思います。

小野:ありがとうございます。

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