暗示で言われた通りの夢を見た

宮地謙典(以下、宮地):僕、中学校の時になんか暗示かけられて。「今日寝る時に夢を見ます。その夢ですごく暗闇で道が2本ある」と。「わかれ道があって、右と左にわかれるんだけど、絶対右のほう走ってください」って言われて。「左に走っちゃうと死んじゃいます」って。って言われたの。

それ、けっこう信憑性がある人に。「もう話しちゃったから、夢を見ちゃうんで右に走ってくれたらいいです」って。部活の仲間で5人で聞いてたんですね。合宿だったんで。

一緒に寝ることになるんですよ。みんなビビッて寝なくって。5人中3人寝なかったんですよ。もう、怖くて。俺ともう1人は寝たんですよ。そしたら、その日その夢見ちゃったんですよ。

しみけん:えぇー!

宮地:めちゃくちゃ怖かったです。やっぱすごいもんで、夢もそうじゃないですか。その界隈のその時期あった出来事って、絶対夢に入ってくるじゃないですか。人間ってそうなんです。そうやって押しつけられたら、絶対入り込んでくるんですよ。

しみけん:わかる。すごいわかる、それ。

宮地:道があって、俺、左に走っちゃったんです。わかんないすけども。なんかビビっちゃって。右ってなんか信用できないと思って。左走ったら起きれたから「嘘かいっ!」って思ったんです(笑)。

けどすごいもんで、友達も「お前どう? 見た?」って聞いたら、「俺見た、でも右走った。だから助かった」って。「いや俺、左走ったよ」って。でも、その夢を見るってこと自体すごいなって。

公衆便所の下から手が出てくる夢を週5で見る

しみけん:だって、大抵オナニーして寝るとエロい夢になりますもんね。なりません?

宮地:あー! 

しみけん:僕ね、週5で公衆便所の下から手を出してる夢を見てるんですよ、未だに(笑)。

宮地:週5で?

しみけん:週5で! 何か落下してくるものを取るっていう……夢を見てるから、だから相当あるでしょうね。あとね、モーニング娘。は全員ヤりましたね(笑)。

宮地:俺、夢でセックスするシーンってないですよ。

しみけん:ない!? え? 俺しょっちゅうだ。

宮地:ここ最近、見てないですよ。大人になって、ホント数回くらい。でも一番見るのは、なんか知り合いでもない人が罪を犯してるんですよ。俺、その人を匿うんですよ。一緒に逃げることになるんですよ。

で、最終的に捕まるんですよ。「わー、俺もう庇うんじゃなかった、こんな奴ら」と思って、目が覚めて。「あー、刑務所入んなくてよかった」って夢を年に特番ペースで見ますよ。

しみけん:あるあるある(笑)。季節ごとにね。

宮地:季節ごとに! 意外とこれは僕の中であるあるのパターンなんです。逆に皆さんもあるんじゃないですか? このあるあるのパターン。その、上位の設定。

しみけん:そうか。僕だったら手を伸ばすやつですよね。

宮地:皆さん手、上げづらいですけど。好きな人とのセックスする夢とか見ます? 見ない? セックスの夢を見るっていう人、ちょっと立ち上がってもらっていいですか?

しみけん:わかりやすいなぁ(笑)。

宮地:そーっと立ち上がったらバレないですから!

しみけん:わかりやすいね(笑)。

宮地:あー、無理か。いやでも幸せですね。セックスの夢とかって。

モーニング娘。のメンバー全員と……

しみけん:僕、高橋みなみさんは墜落する飛行機の中で犯しましたね(笑)。

宮地:落ちてる最中に?

しみけん:たぶん飛行機事故の映像見てたんだと思う。乗ってたら「バーンっ!」って天井飛んだから、「ぐわーっ」ってなったら目の前高橋みなみさんがいて。「こりゃ、ヤんないと損だ!」と思って、ヤってる夢(笑)。

宮地:ヤんないと損だって……普通もう死ぬから、お母さんに手紙書いたりとかそういうことじゃないんですか?

しみけん:じゃない。あとね……そうだね。大抵ヤりましたね。モーニング娘。は全員ヤったんですよ(笑)。

宮地:すごいっすね。夢でも現実でもセックスしてるんですね。

しみけん:そっ! ややこしいですよ。

宮地:いや、ややこしくはない(笑)。夢は夢なんですから。

好きな夢を見れる機械がある

しみけん:おもちゃ会社のタカラから、好きな夢を見る機械って売ってますよ。1万5千円くらいかな? 

宮地:高っ! 自分の見たい夢をチョイスできるんですか? 

しみけん:「チョイスできる」っていう機械を僕、試したことありますね。

宮地:仕組みはどういうのですか?

しみけん:仕組みは……見たい夢に関する写真をね、箱の中にスライドがあって入れて。ピッてやると、それが照らされるんです。「ピカーッ」って、で音楽が鳴るんです。心地いい音楽が。で、「寝て下さい、そうすると見れますよ」って。

要するにさっき言ってた「強い暗示をかけて寝ると、それを見れる」の、おもちゃ豪華版みたいなんですけど。僕、見たいのってやっぱセックスだなと思って。見たら、いつも通りの夢見たから、あんまりその効果が確かめられなかった(笑)。

宮地:でもあるんですね、そういうおもちゃが。

しみけん:ありました。でもまだ出てるかな? 『夢見工房』とか、そんな名前だったかな。

夢の中でネタを書いてる

宮地:ちょっと前にトークライブで話したんですけど。たまに奇跡的に夢の中でネタを書いてる夢を見るんです。ネタ作りをしてるんですよ。

そこで設定ができあがってて、起きて「あっ! 夢の中でネタ考えてた!」設定覚えてたから、ノートにばーって書いて。そこからコントにしたこともあるんですよ。

しみけん:ちょっと怖いよな、それ? 怖くないですか?

宮地:怖いですけど、棚からぼた餅というか。寝てる時に仕事しちゃってるんですよ。

しみけん:なるほどね。

宮地:俺、すぐにもう殴り書きして。なんか設定覚えてて。

しみけん:宮地さん、なんかネタ考えるとか執筆業で「何書こうかなって散歩して何かヒントを得て書く」とか言ってたじゃない。

宮地:そうですね、僕ありますね。

しみけん:歩くし、夢の中でも。ちょっと天才肌かもしれないね、それは。

宮地:いや、それは……。でも本当に、たまにある僕のボーナスと呼んでるんですけど。ボーナスっていう夢が来ると、ホントにもう。年に1回くらいあるんですよ。夢の中で、ネタ作りの設定があって。覚えてたらそのまま書いちゃうみたいな。

しみけん:武井壮さんは、夢の中でダンスの指導受けて、朝起きたら踊れるようになってるって言ってましたよ(笑)。だから、「俺は起きてる時でも寝てる時でも進化してるから、誰も俺に追いつけない」っていうふうに言ってました。すげーな。

宮地:でも説得力あるなー、あの人が言うと。

しみけん:ね! 

宮地:あの人、すごいですからね。