聴いたら死ぬ音楽がある

しみけん:僕ね、一昨日か3日くらい前に地下クイズ王決定戦第5回の。

宮地謙典(以下、宮地):あ、12月5日でしたよね……あら?

しみけん:第5回地下クイズ王決定戦は7日ですよ、7日にあったんですよ。それに向けて僕、相当勉強してきまして。

宮地:仕事、ちょっとお休みしてやってたって聞きましたよ。

しみけん:うん。お休みして、勉強してて。2日前くらいに「今回イントロクイズやります」って連絡だけきたんです。スッと一文だけくるんです。「イントロ問題あります」。

それはもう、何のイントロが出るかもわかんないし、とりあえず音という音は聴いていこう。でも、地下だから……思いつくのは不祥事かなんかの号泣会見とか、口滑らしちゃった会見とかいう感じの潰してって。

聴いたら死ぬ音楽とかあるんですよ。

宮地:うわ、こわっ!

しみけん:聴いたら死ぬ音楽でしょ? 聴いたら5人にばら撒かなきゃ命がなくなる。

宮地:昔、それ流行りましたよね?

しみけん:あったでしょ?

宮地:ありました、ありました!

しみけん:「見たら死ぬ」とか、「このCM見ると死ぬ」……を夜な夜な僕、ずっと聴いてるんですよ(笑)。

宮地:生きてんじゃないですか。

聴いたら死ぬ音楽をを聴いた翌朝……

しみけん:そう。でね、死ぬやつ……。だから「検索してはいけない言葉」も全部検索するわけですよ。

宮地:うわー、怖い。

しみけん:でね、変な絵ばっかこう、ずーっと見てて。「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」と思ってて。寝て、起きたら。ここに(おでこ)赤い線がぴぃーっと入ってたんです。僕、写真撮ったんですよ。

宮地:こわっ! なにそれ?

しみけん:赤い線。

宮地:赤い線が?

しみけん:でね、人が死ぬ時って、正中線に黒い線が出るんですって。

宮地:はい。

しみけん:顔の真中らへんに黒いラインができると、死が近づいている人だって話なんですけど。

宮地:こわーっ!

しみけん:朝、起きてみたらここに赤い線が!

宮地:えーっ! それがじき黒くなる、みたいなことじゃないですか?

しみけん:それがさぁ。

宮地:ちょー怖い。

しみけん:怖いっしょ?

宮地:超怖いじゃないですか!

しみけん:写真撮りましたよ。

宮地:見たい。

しみけん:(宮地にスマホを見せながら)ちょっとわかりづらいかもしれない。

宮地:うわ。わかりますよ! さっきのがわかりやすかったですけど。

しみけん:どれだ?

宮地:これとか、もう線ですよね?

しみけん:ホント、ここ(おでこ)にね、赤い線がぴゅーって出たんですよ。

宮地:いや、わかります、わかります。怖いね……。

しみけん:言われてみれば。実際見るとね、本当にピッてつくんですね。

宮地:それはなんか思い当たるのはないんですか? こうやって(伏せて寝て)なんか付けて寝ちゃったとか?

しみけん:ない。その音楽聴いて、寝て起きたらこうなってましたから。

宮地:超「わー……」です……。

しみけん:「わー……」でしょ?(笑)

宮地:ちょー怖いっすねぇ。

聴いたら死ぬ『暗い日曜日』を流してみた

しみけん:その後、気付けばなくなってたからよかったんすけど。あのね『暗い日曜日』って曲があるんですよ。知ってます? 最近マツコさんのテレビでもやってたんですけど。「聴いたら死ぬ。でも視聴者が死なれたら困るから流しません」みたいな。今聴いてみます?(笑)

宮地:いやいや、責任持てませんよ!(笑)

しみけん:大丈夫だよー、もうー! こういうライブ来てる人達ですから(笑)。耐性は整ってる(笑)。

宮地:聴きたくない人は、どうぞ耳押さえて。じゃ、ちょっと音ちっちゃめに。

しみけん:『暗い日曜日』。

(会場どよめく)

宮地:……ま、いっか。

しみけん:これね、ハンガリーの曲で、ダミヤって人が歌ってる曲なんですけども。

宮地:ちなみにしみけんさん、何回聴いたんですか?

しみけん:イントロは2、30回聴いたんじゃないですか? 流しでも聴きましたし。イントロはね、相当聴いたね。

宮地:こぇぇ。まぁ、ね。そういうライブですから聴きましょう、みんなで(笑)。どうします? しみけんさん、この後一緒にご飯行きますけど、事故ったら。

しみけん:ブクブク……って(笑)?

(曲が流れ始める)

宮地:聴いたことあるな、これ。

しみけん:『暗い日曜日』って、これ聴くとね、死ぬってこと。

宮地:気持ち的にはワイン飲みたくなりますね、これ(笑)。

しみけん:ここまでくると、古い洋食屋でかかっててもおかしくないでしょ?

宮地:なんかわかんないです。

しみけん:でもイントロクイズですから。ここまで聴けないでしょ。だからいつも最初の気持ち悪い部分をね、ずっと聴いてるんすよ。そうそうそう。

見たら死ぬティッシュのCM

しみけん:あとね、見たら死ぬっていうCMあるんですよ。知ってます? あのクリネックスのね。ティッシュのクリネックス。よく使うでしょ、ティッシュ。

宮地:はい(笑)。

しみけん:じゃそれね、見てくださいよ。

宮地:なんかオナニー星人みたいな扱いになってる(笑)。

しみけん:とか、見たら死ぬってヤツですか。

宮地:昔ね、『ポルターガイスト』って映画があって、それを見たら死ぬっていうので、けっこう死者が出たみたいなのがありましたけどね。

しみけん:ふぅ~ん。

宮地:でもそれは結局、死ぬ運命にあって、それをリンクさせられてたって感じはしますけどね。

原因と結果をリンクさせる詐欺師の手口

しみけん:まあまあ、そうなんですよね。それね、詐欺師がやる方法らしいですよ。またちょっと戻って来ちゃいましたけどね(笑)。人間って、原因がわからないことを気持ち悪く思ってしまうので。何かしら理由づけをしようとするんですって。

例えば、黒ネコを車で轢きました。その2日後にお母さんが死にました。そしたら人間は「黒ネコ轢いたからお母さんが死んだ。これは祟りだ」って結びつけやすいんですけども。

時系列が黒ネコ轢いたのとお母さんが死んだのが、たまたま一緒だっただけ。人間は結びつける、と……勝手にね。それを詐欺師は応用する。

「宮地さん、未払いの出会い系サイトがあるんですけども、ちょっと今日中に振り込んでもらわないと延滞金ついて差し押さえしますけども」って来たら、「あれ? なんだっけかなぁ?」っていう。探りません?

宮地:ま、そうですね。

しみけん:探ってって、もしかしたらアレかもしれないから振り込んじゃおうって、みんな振り込むんですって。な、なんかいます? 今こっち(別の方向)見てましたけど。

宮地:いやいや、話聞いてた。超ビビってんじゃないすか!

しみけん:なんかさ、これ(会場の内装)も急に怖く見えるような柄じゃない?

宮地:確かに。柄は落ち着きのない柄でありますけど。

しみけん:落ち着きのない(笑)。そうそう……だから詐欺師はそうやってやるって言ってましたけど。だからたまたま合ったんでしょうけど……タイミングが、死んだ時期とね。このCMに出てる男の子が歌ってて死んだとかあるんでしょうけどね。そんなんばっかですわ。病みますよ。

宮地:怖いっすね。