2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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ケンドーコバヤシ(以下、ケンコバ):嶋田先生、キン肉マンが●●って、正気ですか!?
(会場拍手)
石田紗英子氏(以下、石田):ありがとうございます。盛大な拍手で始まりました。本日MCを務めさせていただきます石田紗英子と申します。
ケンコバ:石田さんが出た瞬間「美人」「美人」っていうテロップが出ましたよ。
石田:いえいえ。きっと親戚ですよ。
ケンコバ:親戚ですか? 本当に控えめな方ですね。あっ、どうも、ケンドーコバヤシです。
石田:そして今日はこちらの方にもお越しいただきました。ではご紹介します。ゆでたまご・嶋田先生です!
(キン肉マンのテーマとともに嶋田氏登場)
嶋田隆司氏(以下、嶋田):今日はたくさんの方にご来場いただきまして誠にありがとうございます。いよいよ新章に入る『キン肉マン』の、本当は50巻がいいんですけど、51巻っていう、もう中途半端な……。
ケンコバ:51巻の発売直前記念ですね?
嶋田:本当にありがとうございます。
ケンコバ:先生ありがとうございます。じゃあお座りください。
石田:というわけで、本日は『キン肉マン』51巻の発売直前記念スペシャルといたしましてお送りいたします。今日はスペシャルといたしまして、「キン肉マン芸人」として名高いケンドーコバヤシさんにお越しいただいております。改めましてよろしくお願いします。
ケンコバさん、週プレNEWSで毎週キン肉マンをやってるんですけども、ご覧になっていますか?
ケンコバ:あのね、先生に大変申し訳ないんですけど、僕パソコン持ってないんですよ。
嶋田:ははは(笑)。そうなんですか?
ケンコバ:読めないんです。単行本で読んでるんですよ。誰か僕の玄関先にでもそっとパソコンを置いといてくれたらいいんですけど。なかなか買うお金がなくて、すいません。
石田:それでは、まずはここで乾杯をしようかということですね。
ケンコバ:みなさんドリンク頼んでますか? 先生はビールで、私はハイボールをいただきます。ありがとうございます。
石田:ではみなさん、お手持ちのグラスの準備はよろしいでしょうか? さぁそれでは51巻発売記念といたしまして、乾杯!
嶋田・ケンコバ:カンパーイ!
ケンコバ:今日、なんか我々はいくらでも飲んでいいみたいですけど。ところで先生、体調は大丈夫なんですか? Twitterで流れてたと聞きましたよ、高熱だって。
嶋田:2週間ぐらい前から高熱で、やっと昨日お医者さんへ行ったら「夏風邪や」って言われました。昨日は本当にボロボロだったんですけど、イベント当日になってみると急に元気になりまして。やっぱり「火事場のクソ力」ですね。
ケンコバ:万が一でも途中でご気分悪なられたら言ってくださいね、僕が担いで病院に駆け込みますんで。その間は石田さんに1人でお任せします。目力ありますからね、石田さん。美人ですよね。
嶋田:Twitterの画像を見てみんなが「マリさんのようだ」って。
石田:マリさん?
ケンコバ:キン肉マンに出てくるヒロインです。
石田:本当ですか、うれしい!
ケンコバ:マリ「しゃん」ですよね、言わば。
(会場笑)
石田:マリしゃん。
ケンコバ:もしかして保育士の免許とか持ってます?
(会場笑)
石田:取ろうとは思っていますけど……。こないだ保育参観には行きました。
ケンコバ:えっ?
石田:姪の。
ケンコバ:びっくりした、お子さんおられるのかと思いましたよ。
石田:いえいえ。それでは先ほどありました週プレNEWSで連載中のキン肉マンですけれども、こちらのご紹介をしたいと思います。
こちらの最新シリーズですが、1979年から1987年まで週刊少年ジャンプで連載されていた『キン肉マン』の後に、1997から2011年まで週刊プレイボーイ・週プレNEWSで、キン肉マンの息子たちが活躍する『キン肉マンII世』を連載されていたんですね。
そして『キン肉マンII世』の連載が終了してから1か月半後、初代キン肉マンの続編として現在の新シリーズの連載が開始となりました。正義超人対悪魔超人の長き戦いが終わって、正義、悪魔、パーフェクト超人の各代表による不可侵条約が締結、争いのない平和な時代が訪れたと思われた矢先、真のパーフェクト超人と名乗る集団が来襲したというものだったんですけれども。
ではもう、ケンコバさんはキン肉マンのことなんでも詳しくていらっしゃると伺っていますので、こちらのキン肉マン新シリーズの魅力を教えていただきたいと思います。
ケンコバ:はい。今日はモニターも用意しましたんで、こちら見てもらいましょう、ドン!
ケンコバ:「とにかく熱い!!」
(会場拍手)
ケンコバ:やっぱりね、大人のための少年マンガがこんなとこに現れたっていうのが、すばらしいですよ。嶋田先生いわく、「私は常に10歳の子に向けて描いてます」と。これ読んでる43歳の俺、どうですか? その年齢差33歳ありますけど大丈夫ですかね?
嶋田:やっぱり10歳へ向けて描いてるんですよ。だから、今読んでくれてる読者たちが10歳の頃に戻れたらいいなっていう。
ケンコバ:先生、すばらしいお言葉ありがとうございます。戻ってます。
嶋田:日曜日って嫌じゃないですか。
ケンコバ:日曜日、嫌です。
嶋田:サザエさん症候群じゃないですけど、「明日学校や」とか「会社や」って。それをキン肉マン読むことによって、ちょっとは和らげてもらえたらなっていう。
ケンコバ:先生のおっしゃる通り、僕は確かに読んでる間だけ10歳の頃に、チ○チ○の皮も戻ってます。
(会場笑)
ケンコバ:読んでる間だけは。読み終えて本棚へスッと戻したらまたもう1回剥けます。ですって、石田さん。
石田:(ニコニコ動画の)コメントでもそんな声が多くて、みなさんやっぱり、ね……。
ケンコバ:「おいっ!!」て言われてますね、すいません(笑)。
ケンコバ:嶋田先生すいません、本当に。聞くところによると、女性読者が非常に増えたと聞いておりますけども。
石田:今日の会場にもたくさん女性がいらっしゃいますよね。
ケンコバ:最近は草食系男子なんて話も出てきましたし、やっぱり超人のような男を女たちも求めてるんですかね?
石田:どうなんですかね?
ケンコバ:石田さんはやっぱりたくましい男のほうが好きですか?
石田:大好きです。牛丼を大盛りで食べるマッチョが大好きです。
ケンコバ:おっ。牛丼を大盛りで食べるマッチョが大好き。だいたい工事現場系の人たちですよね? 行動的には。ガテン系が?
石田:ガテン系が好きですね。
ケンコバ:ガテン系の時代ですよね。そういうことです。どうですか、先生のところに女性からのファンレターみたいなものは届くんですか?
嶋田:TwitterとかFacebookをやってると、女性のフォローの方が非常に多くなりましたね。
ケンコバ:昔週刊少年ジャンプで連載してた時も、テリーマンなんかには結構来てたという。
嶋田:はいはい。でもまったく僕らには……。集英社にチョコレートはいっぱい来るんですよ。キャプテン翼はダンボールに何箱も。
ケンコバ:ははは(笑)。キャプテン翼はすごかったですか?
嶋田:キャプテン翼はすごかった。初代担当編集の中野和雄に「僕たちにチョコレートは?」って言ったら、「ああ」って言ってポケットから出してポーンと捨てるんですよ。
ケンコバ:そんなもんだったんですか?
嶋田:そんなもんだったんですよ。
ケンコバ:やっぱキャプテン翼ってすごいんですね。
嶋田:翼の女性人気はすごかったですよ、本当に。
ケンコバ:誰が人気やったんでしょうね? やっぱりライン際をドリブルする滝君あたりが人気あったんですかね?
嶋田:ははは!
ケンコバ:なかったかな、出っ歯やから。滝は出っ歯やからないですかね。すいません、キャプテン翼の話をしてる場合じゃないんですよ。
嶋田:いや、もうそれぐらいのキャラクターまで人気があったっていうことですよね。
ケンコバ:いや、キン肉マンも……、シシカバブーとかも今考えたらEXILE系ですもんね。マッチョで色黒な感じで。
嶋田:今、イケますね(笑)。
ケンコバ:今やったらEXILE TRIBE入りでしょう、シシカバブーは。
嶋田:イケるイケる(笑)。
ケンコバ:時代が早かったんですよね。じゃあちょっとおすすめのシーンでも見ていきましょうか?
石田:はい、見ていきましょうか。さぁ、それではまずはこちらからご覧いただきましょう。
ケンコバ:これね!
石田:これはキン肉星王位争奪戦からのシーンですね。王位を争った最大の宿敵・スーパーフェニックスを抱えるキン肉マンということなんですけれども。
ケンコバ:これ、名ゼリフがね。僕が読ませていただいてよろしいですか? 「友情とは成長の遅い生き物である。それが友情という名の花を咲かすまでは、幾度かの試練、困難の打撃を受けて、耐えなければならぬ」。
石田:すばらしい!
(会場拍手)
ケンコバ:先生、まさか試練と困難が打撃系だとは思いませんでした。寝技系ではなかったんですね。この言葉は確かにすばらしいですよね。あと、やっぱり今回ここから始まったじゃないですか。改めて抱えられたフェニックスの足の揃え方を見て、「こいつ、育ちええねんな」って非常に思いました。
(会場笑)
嶋田:やっぱり運命の王子って感じで。
ケンコバ:運命の王子って感じですよね。血は嘘つかないんですよ。僕やったらダランとするとこですよ。育ちええわぁ、フェニックス。
石田:そこで育ちが出るんですかね?
ケンコバ:出ますね、やっぱりこういうところで。
石田:いやぁ、そんな見方があるなんて。
ケンコバ:あとテリーマンはニョッキゲームでもやってるんですかね? 「1、2、3、ニョッキ!」みたいな。あ、そういうことではない? 上で拍手してるんですね。いや、すばらしいシーンでしたよ。
石田:続いてはこんなシーンです。
ケンコバ:あ~、これね。
石田:こちらはジャンプ連載時のキン肉マン名シーンが並んでるんですけれど、後ろにズラリと。
ケンコバ:これは嶋田先生チョイスなんですか? かつての名シーンっていう。
嶋田:いや、これは中井くんチョイスですね。
ケンコバ:あっ、中井先生のチョイス。
嶋田:とにかく見開きでキン肉マンがいるっていうのは決めてたんですけれど、バックはどうするのかは中井くんが決めてくれと。そしたら彼がこういうすばらしいシーンを描いてくれて。
ケンコバ:いいですね、思い出すシーンも多いですし。いちばん上段は第1回超人オリンピックのメンツが並んでるじゃないですか。スカイマン入ってましたもんね!
(会場笑)
ケンコバ:その横のカナディアンマンはいつ見ても本気で練習したらいちばん強なったんちゃうかなぁっていう。ポテンシャルはいちばん高いですよね、カナディアンマンは。
嶋田:カナディアンマンは本当に人気あるんですよ、スペシャルマンもそうですけど。
ケンコバ:そうですよね。あとマシンガンズね。マシンガンズいいですよね。画面の右下って言ったらいいのかな?
嶋田:ラーメンマンのキャメルクラッチもいいですよね。まだ歯茎出てる頃のラーメンマン。
ケンコバ:ラーメンマン、一部の噂では矯正したっていう噂あるんですけど。
嶋田:ははは!
ケンコバ:口腔外科にしばらく通ってたと聞いたんですけど。
嶋田:たぶん人気出てから矯正したと思いますね。
ケンコバ:あと頬骨削るみたいな。いまどきのアイドルみたいな整形を繰り返して。ラーメンマンって最初頬骨出てたんですよね。
石田:そうなんですか? どんどんイケメン化してるんですね。
嶋田:そうなんですよね。
石田:ビジュアルにも注目ですね。
ケンコバ:でも『闘将!!拉麺男』の時代を見れば、わりかしスッと整った顔してたんで、やっぱり悪役に徹してたんですかね? あの頃のラーメンマンは。
嶋田:出した時は本当に頬骨出て歯茎出て、屁こいたりしてましたから。捨てキャラにしようとしてたんですよ。
ケンコバ:捨てキャラやったんですか!?
嶋田:捨てキャラですよ。カナディアンマンよりも、ラーメンマンが捨てキャラだったんです。
ケンコバ:マジですか!? そんなこと考えられます?
嶋田:ラーメンマンを出すと子どもたちからものすごく反響があったんですよ。
ケンコバ:じゃあファンの声を反映してメインに近いキャラになっていった、と?
嶋田:カナディアンマン推しやったんですけど、ファンからあんまり評判良くなかったんですよね。
ケンコバ:じゃあ先生の思惑では、いずれバイクマンとカナディアンマンが戦うとか、そういうこともありえたわけですか?
(会場笑)
嶋田:ははは! ありえましたよ。だからやっぱり、僕たちは読者の声を反映していつも作品を作ってきました。
ケンコバ:なるほど、読者の声が届く作品。それがキン肉マンなんですね。「冷戦は終わった!!」っていうタイトル好きですよ、これ本当に。あの時のソビエトに見せてやりたいですよ。すばらしいですね。
石田:はい。では続いてこちらをご覧ください。
会場:おぉ~!
ケンコバ:これは今回の新章のキン肉マン初登場シーンですね。これ一瞬、矢野・兵動の兵動さんかなと思ったんですけど。
嶋田:ははは!
(会場笑)
ケンコバ:「あれ? 兵動さん?」と思ったら。兵動さんが大阪で牛丼食べてるシーンってこんなんですからね。特盛り300円は先生、安いですね。
嶋田:安いですね。
ケンコバ:一時牛丼は確かグッと下がりましたからね。
嶋田:牛丼は僕らがやってた昭和54年当時のほうが高かったぐらいですから。
ケンコバ:一時200円台まで行きましたからね。ただ、このキン肉マンがゆっくり牛丼食べてる時、すでにテリーマンは瀕死の状態だった。
石田:そうなんですよ!
ケンコバ:瀕死の状態とは知らずに「テリーマンなら!」って言ってるんですよね、このシーン。
嶋田:本当はキン肉マン出すつもりなかったんですよ。キン肉マンはとりあえずコミックス1巻のラストで出したくて。
ケンコバ:演出的に?
嶋田:演出的に。「あっ、キン肉マン出ないのかな?」っていう巻にしたかったんですけど、あんまりにもテリーマンのやられ方がひどくて。
ケンコバ:ははは(笑)。そうですよ、これ本当に。
ケンコバ:次の画面見てもらいますか?
石田:はい。
(会場笑)
石田:こちらね、もうテリーマンやられまくってるじゃないですか!
嶋田:ボロボロですよ。
ケンコバ:ボロボロですよね。これ、一部情報ではテリーマンこのあと2週間風呂入れんかったっていう、そういう情報も来てますけど。あれだいぶしみますからね。このタイヤの跡!
石田:ヒリヒリですね、もう。
ケンコバ:キン肉マンも「ようやったのう、テリーマン」って、牛丼食べてなかったら間に合いましたからね、これ。
嶋田:ははは。そういうやつなんですよ。
ケンコバ:スグルはそういうやつなんですか。でも、ここぞという時に現れる、と。
石田:そういうことなんですね。
嶋田:やっぱりこのシーン見た時に、すごい泣いたっていうファンの方が多かったですよ。
ケンコバ:はいはい。やっぱりキン肉マンって、初代から通してキン肉マンとテリーマンの物語というか、特別編もそういう話が結構ありますもんね。
嶋田:はい。
ケンコバ:この2人が揃うだけでやっぱりファンは満足なんですよね。
嶋田:人気はないんですけどね、テリーは。
ケンコバ:そうなんですよね。
石田:なんでなんですかね?
ケンコバ:まぁここに来てるお客さんやったらピンとくるかもしれないですけど、テリーマンの世紀の名言「ノー・コメントだ!」っていう。
嶋田:ははは!
(会場笑)
ケンコバ:超人人気投票でベスト10に入れなかったんですよ、メインキャラなのに。つらいですよね。
嶋田:つらい。
石田:ネットでも人気みたいですけどね、テリーマン。どうなんでしょうね。さぁそれでは次の画像をご覧ください。
会場:おぉ~!!(拍手)
ケンコバ:これ来ましたね! 悪魔将軍出た時の反響はでかかったんじゃないですか?
嶋田:うん。本当にすごかったです。まあ『キン肉マン』というタイトルでやってるんで、キン肉マン中心に話を進めるのが当たり前なんですけど、とにかく今回はもう絶対将軍を出してこようと。これだけ反響があったのは初めてでしたね。
ケンコバ:確かに「あのお方が」「あのお方が」というセリフがずっと続いてて。「やっぱり出てくれた」っていう。正直このポーズは……。加山雄三さん超えてますもんね。
(会場笑)
ケンコバ:波止場に足掛けるのはね。
嶋田:原作にはそう書いたんですよ。中井くんにお願いする時に、「加山雄三風に」って。片足上げて、ブイのとこに足乗っけてくれと。
ケンコバ:あっ、そうやったんですか? 悪魔将軍が加山雄三さんの『海・その愛』をカバーしたら、俺絶対CD買いますよ。悪魔将軍が「うーみよ~ おれのうーみよ~♪」って。絶対買いますよ。
嶋田:ははは(笑)。
ケンコバ:これいいですよね、悪魔将軍。俺もね、結局一番好きかもしれないです。
嶋田:あ、そうですか?
ケンコバ:はい。
石田:コメントを見てますと、「カリスマ性がすごい」とか。
ケンコバ:確かにね。
石田:あとこのデザインが秀逸過ぎるとか。
ケンコバ:加山雄三さんの話が出たから「悪魔将軍に散歩してほしい」っていうコメントが(笑)。ははは! いいですね、「将軍散歩」。ありかもしれないですね。特別編で描いてほしいですよね、「商店街をゆく」っていう……。
(会場笑)
嶋田:いいですね。コロッケ食ったり(笑)。
ケンコバ:「お母さん、これおいしいねぇ」って言ってね(笑)。「将軍散歩」おもしろいかもしれない。
石田:おもしろい! そんな企画が生まれるかもしれないですね。
ケンコバ:ちょっと企画考えてほしいですね。
石田:さぁ、続いていきましょう。続いては最新50巻から。
石田:ジャスティスマン対アシュラマンの戦いですね。
ケンコバ:正直単行本で読んでびっくりしたんですけど、「ここまで一方的にアシュラマンやられるか?」っていう試合展開でしたね。ちょっとシーソーゲームになるんかなと思いきや。
嶋田:はい。
ケンコバ:読んだ人は分かると思うんですけど、この試合でアシュラマン腕合計12本もがれてますからね。
嶋田:ははは!
(会場笑)
嶋田:よく見てますね。
ケンコバ:12本腕もがれることなんかあります? 最初6本もがれ、狙いだったかのようにアシュラマンがもう6本生やしたら次々もがれていきましたもんね。
(会場笑)
ケンコバ:アシュラマンって、言うてもキン肉マンでは上位のキャラじゃないですか、実力的にも人気的にも。
嶋田:もうベスト5に必ず入ってるようなキャラです。
ケンコバ:ジャスティスマンがほぼ手傷を負わずにここまでやられるっていう。
嶋田:もうジャスティスマンは評判悪かったんですよ。
ケンコバ:えっ、そうなんですか?
嶋田:最初ちょっとラーメンマンっぽい感じで……。
ケンコバ:チベットの辮髪(べんぱつ)でね。
嶋田:別にラーメンマンやって言うてないのに、みんなラーメンマンやと期待したみたいで。
ケンコバ:ラーメンマン、確か鳥取でモニター見てませんでしたっけ?
嶋田:ねぇ。
ケンコバ:でも、先生は言うたら前科持ちですから。ジェロニモの試合をジェロニモが見てたっていう。
(会場笑)
ケンコバ:あっ、すいません、やけ酒を……。すいませんすいません! 先生の前科がある分、そういう風に思われても……。すいません! 出すぎた真似を。
嶋田:ジャスティスがパカッて頭割れた時に、もう評判悪くて。Twitterのタイムラインに「何じゃこいつは!?」「このアホみたいな超人は」って。
ケンコバ:ははは! だからまた反発を思いっきし強くして?
嶋田:今はもうすごいジャスティスマンが人気あって。
ケンコバ:今はねぇ。言うても今回新シリーズで出てきた中で、今のところ実力的にはNo.1ちゃうかぐらいのね。
嶋田:そうですね。
ケンコバ:ただ俺は、ジャスティスマンとアシュラマンの試合を、自分の試合後にリングの端っこにもたれながら「グフフ」ってずっと見てたジャンクマンの今が知りたいです。
嶋田:ははは(笑)。
ケンコバ:わりかし余裕でこうやって見てたでしょ? どういう感じなんでしょうね? 今は。
嶋田:ジャンクマンはもう瀕死なんですけれど、まぁ試合見れる力はまだ残ってるみたいな。
ケンコバ:なるほど。
嶋田:助けに行くまでは、行けないけれど。
ケンコバ:誰か生ビールでもスッと入れてやったらいいのにね。「試合後の1杯」って。
嶋田:ホンマですよ(笑)。
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