STAP細胞も号泣議員もなぜ落選?
「流行語大賞」のウラ側と、真の2014年流行フレーズを振り返る

インターネットラジオ : ハマれないふたり #8/9

先日発表された2014年の流行語大賞。「ダメよ、ダメダメ」「集団的自衛権」の2つが選ばれるも、世間を大いに賑わせた"あの人達"の名言はナゼか受賞せず。日本唯一の「おわライター」ことラリー遠田氏と編集者・梅田カズヒコ氏が、2014年の本当の流行語を振り返る。

"あの記者会見"が選ばれなかった流行語大賞

ラリー遠田氏(以下、ラリー):どうもラリーです。

梅田カズヒコ氏(以下、梅田):どうも梅田です。

ラリー:先日、今年の2014年新語・流行語大賞が発表されまして。大賞に選ばれたのが「ダメよ、ダメダメ」と「集団的自衛権」だった。

梅田:今年もいろいろ流行語がありましたからね。ラリーさんがもし選ぶなら、流行語大賞はどれですか?

ラリー:う~ん、僕やっぱあれですかね。ベタですけど、「STAP細胞はありまぁす!」とか。

梅田:あれはトップ10にも選ばれてないですね。

ラリー:あれはたぶん、候補にだけ挙がった。流行語大賞って、本当にブラックすぎるネタとかは外されるってのはあるみたいですね。

梅田「この日本を変えたい!」ってのも入ってないですね。

ラリー:そうそう。昔、オウム真理教の事件あったじゃないですか。あの時は、オウム真理教関連のワードって全部流行語だったじゃないですか? でもノミネートからは全部外されたんですよ。危ない橋は渡らないってのが流行語大賞みたいですね。小保方さんなんか決着ついてないとこあったじゃないですか?

梅田:もらって嬉しいのかって問題もありますしね。

ラリー:本人が来るのか?(笑)。来た時にみんなどんな顔をすればいいのかってのがありますからね。

梅田:あと、お笑いファン的には、「ダメよ、ダメダメ」で日本エレキテル連合さんだったけど、取ると一発屋の烙印を押されてしまう状況があって。取ることがいいのか、悪いのか? 芸人にとってどうなのかみたいな問題は常にありますよね。

ラリー:うん。それはこの前僕の連載コラムで書いてるんで、是非みなさん見てください。その話はよく言われるけど、結局、消えるか残るかはその人次第。

梅田:そうですね。

ラリー:お笑いファンとしては、お笑いのギャグが流行語に入る年と入らない年があるけど、入るほうがちょっと嬉しい。だから今年大賞じゃないですか。去年はたしか大賞じゃないですよ。去年は「倍返し」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「今でしょ」ってことで。今年はお笑いが意地を見せた感じ。

梅田:そうだった。

2014年はどんな年だったのか?

ラリー:今年は結構強いのが多かったんですよ。小保方さんもそうだし、佐村河内さんとか、野々村議員とか飛鳥涼とか。

梅田:犯罪者ばっかりですけどね。

ラリー:容疑者になったのは飛鳥だけですよ(笑)。でも確かに濃いキャラが多かった。その中で日本エレキテル連合、よくぞがんばったなと。

梅田:アナ雪とか強かったですよ。2014年後半みんなずっと「レリゴーレリゴー」って言ってました。

ラリー:強いのがいっぱいあるなかで、エレキテルはすごい。

梅田:ほかに気になるものはありますか?

ラリー:「ダメよ、ダメダメ」と並んで「集団的自衛権」ってあって。

梅田:それってどうなの?

ラリー:こういうのあるんですよね。流行語大賞のパターンで、ちょっと真面目なところ見せておきたいみたいなところ。

梅田:なるほどね。

ラリー:流行ってる俗っぽいところを大賞にしておいて、もう一個、流行ってはいないけど政治とか経済とかの用語をわざと入れる。

梅田:「凡人、軍人、変人」とか。

ラリー:流行ったかどうかでいったら、「ありのまま」とかのほうが流行ってるじゃないですか?

梅田:絶対に流行ってる。

ラリー:あと妖怪ウォッチが流行語トップ10になってますけど、妖怪ウォッチは流行ったけど「妖怪ウォッチ」ってワードは流行ってないでしょ?

梅田:流行ってない。

ラリー:これも結局、今年を振り返るというイベントの一環だから、流行語という形で1年を振り返ってるだけの話。

梅田:妖怪ウォッチは流行ったけど、「妖怪ウォッチ」ってフレーズが流行ってない。難しいですね。

ラリー:正直「ごきげんよう」は知らんな~。

梅田:え? 何それ? 美輪明宏さん?

ラリー:美輪明宏さんが何かの番組で「ごきげんよう」って言ったんです。これが流行語になったって言うんですけど、知らないでしょ?

梅田:……知らないですね。

ラリー:こういうこともよくあるんですよ。知らんわそれって。

梅田:本当にそれ知らんわ。他はだいたいわかるけど。

ラリー:結局だから、これ見てください。「ダメよ、ダメダメ」でしょ。「妖怪ウォッチ」でしょ。で、美輪さんでしょ。全員バケモンなんですよ。

梅田:あ、本当だ!

ラリー:全員妖怪つながり(笑)。

梅田:(笑)。なるほどね。

ラリー:そういう共通点があるんですよ。

梅田:あと女子が強いってのもありますよね。……あ! 美輪さんは男だ。

ラリー:美輪さんは女子でいいでしょう。

梅田:で言うと、日本エレキテル連合とカープ女子とか、女子の話だし。

ラリー:アナ雪とかね。

梅田:男いないですね。

ラリー:男は佐村河内さん野々村さんでしょ。あとキモいと言われた山本(景)議員とか。

梅田:悪目立ち(笑)。

ラリー:そうそう。飛鳥容疑者とか(笑)。遠隔操作事件の犯人とか。

梅田:あったあった。何も流行語は言ってないけど。

ラリー:(笑)。

梅田:そっか、女性の年だったのかなぁ~。

ジャパニーズ・ドリームを実現した野々村議員

ラリー:流行語大賞って、今年はわりとありましたけど、ない年にも無理やり作るみたいなとこあるでしょ。あれは大変そうだなと思う。

梅田:たしかにね。

ラリー:ないだろみたいな。

梅田:それを考えると、今は流行語ができやすい環境かなって気がしますよね?

ラリー:どうなんですかねぇ~。

梅田:突然急に有名になる人多いじゃないですか。構造として。

ラリー:テレビじゃないですか? それって。

梅田:野々村議員みたいに、地方の市議会議員が急に全国区になって、みたいなのが現代だなって思いますね。

ラリー:あれもテレビのヒーローですよね。テレビで取り上げられたものがネットでも話題になる、ってケースが大半じゃないですか。ところで梅田さん、妖怪ウォッチ見たことあります?

梅田:あんまりよくわかってないです。

ラリー:僕も見たことないんですよ。けど、見たことあるみたいに言うと、どんな話かというと、身の回りにおかしなことがあるじゃないですか? 例えば、あの子がどうも様子がおかしい。いつも塞ぎこんでいる。それが実は、妖怪のせいなんですよ。で、妖怪ウォッチで妖怪が見えるようになると。

梅田:そういう話だったんですね。

ラリー:結局、人の心に中にいる「妖怪」ってのがテーマなわけですよ。これってまさに2014年のテーマじゃないですか。

梅田:たしかに様々な妖怪がいましたね。号泣妖怪もいたし、STAP妖怪もいたし。ありとあらゆる妖怪が出てきましたよね。

ラリー:エレキテル連合の明美ちゃんって……。

梅田:妖怪ですよね。

ラリー:まさにモンスターじゃないですか。アナ雪だってそうですよね。

梅田:美化してるけど妖怪ですよね。

ラリー:とんでもない力を持ったお姉ちゃんの話ですから。

梅田:妖怪の話ですよね。なるほどねえ~。

ラリー:そう考えたら、すごく納得いく妖怪の1年だった。人間の心って妖怪なんだなって。

梅田:この1年がまとまりますね。さて、皆さんはどの妖怪で楽しんだでしょうか?

ラリー:僕は号泣が好きですね。

梅田:号泣妖怪よかったですね。

ラリー:号泣って改めて見るといいですよね。何度見ても。

梅田:あの人はすごい人ですね。あの何分間かの動画でそこまでメジャーになれるって、ある意味ジャパニーズ・ドリームというか。

ラリー:そうですよ。意外と盲点だったじゃないですか。泣くっていうのは。大人のおじさんが本気で泣くのって、こんなにおもしろいんだって(笑)。

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