ディズニーを倒す

司会者:それでは西野亮廣様、ご登壇ください。みなさん、盛大な拍手でお迎えください。

(会場拍手)

西野亮廣氏(以下、西野): どうもよろしくお願いします。西野です。1時間半くらいしかないのでちょっと駆け足になりますが、去年の10月に『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』という本を出して、今日はそのことをちらっとしゃべってくれと言われたんですが、すでに読まれた方はいらっしゃいますか?

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

半分くらいいらっしゃるんですね。じゃあ、半分くらいその話をして、後半、ぜんぜん違う話をするという構成でいきます。

本題に入る前に、自分が今どういう状況にあるかを改めて説明したほうがいいと思うんですけど、先ほどVTRにありましたが『えんとつ町のプペル』という絵本が35万部売れて、映画化が決定しているという状態です。

えんとつ町のプペル

それで、映画について、僕は前から決めてるんですけど、「1回ディズニーを倒す」という目標を立てています。今の社長には反対されてるんですが、映画『えんとつ町のプペル』の公開日を、ディズニーアニメの新作の公開日にぶつけて、興行収入と動員数をどっちが勝つかをやりたい。

つまり、内容ではもちろん勝つけど、動員数とか興行収入とかという数字の上でもディズニーを倒す。それを30代のうちに1回やりたいというところです。

それで、あいつらがどれくらい売れているのか、動員数だとか興行収入がどんなものかと収支表を見たら、けっこう売れているんですよ。やばくて。ご存知ですよね、『アナ雪』(『アナと雪の女王』)とか『ベイマックス』とか、思ってる以上に売れているんです。

挑戦にはお金と広告が不可欠

2年後、ここに挑まなきゃいけないと思ったら、膝がぶるぶるぶるぶる震えてたんですが、ずーっと収支表を見ているうちに、ついにディズニーアニメの弱点に気づいたんです。

ジャングル系のときはちょっと弱め。それがわかったので、今度ディズニーアニメがジャングル系のものを出すとなったら、そろそろ西野が出てくると思っていただいて間違いないです。要は、弁慶の泣き所を思っくそ叩く、というやり方でディズニーを倒すという状況ですね。

こういうスタンスでやっているものですから、挑戦する人だとか、年齢関係なく、打って出る人に対しては、現実を見てやめとけよじゃなくて、「いけいけ! やれやれ!」というほうなんです。

ですが、背中を押すからには、やっぱりある程度、責任は伴うと思っています。そういう世界に出てしまったら、先ほどちょっとVTRにもありましたが、挑戦を阻むものは出てくる。つまり、挑戦を続けられなくなってしまうことがある。

僕たちの挑戦を止めてしまうものは一体何かというと、1つはお金です。資金繰りができなくなった瞬間に、僕たちは挑戦を止めなきゃいけない。例えばケーキ屋さんを出すとき、お店の家賃を払えなくなっちゃったら、ケーキ屋さんを継続することはできない。そういうお金の問題がまずあります。

2つ目は何かと考えると、広告です。キングコング西野がそのケーキ屋さんをやるんだったら、どうやって宣伝していくか、どうやって広めていくか、どうやって集客していくか。そういう広告ですね。ほとんどの人がそこでつまずいてしまって、集客できずに店を畳んでしまう。

一番大切なことは学校で教わっていない

僕たちの挑戦を止めてしまう大きな要因は2つです。1つはお金でもう1つは広告、この2つでしかない。と思ったんですが、このお金と広告という、すごく大切なことは、学校では習わないんです。

小中高大と習わずに僕たちは社会に出てしまって、お金音痴、広告音痴のまま、勝負の世界にバッと出されてしまって「お金ってどうやって集めるんだっけ?」「広告ってどうやっていけばいいんだっけ?」となってしまう。

つまり、なんの武器も持たないまま戦場に出てしまっているというのが、今、我々が置かれている状況だと思うんです。そんな知ってるか知らないかというだけのことで、挑戦が止められてしまうのはおもしろくないと思って『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』っていう本を出したんです。

タイトルが「現代のお金と広告」。つまり、3年前のお金と広告ではないということです。現代です。言ってしまえば、お金の形はすでに変わってしまったし、広告の打ち方も2、3年前と今ではもうぜんぜん違うことになっていますよ、ということを書いた本です。

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