第2回恋会議、開会!

田中研之輔氏(以下、田中):私、恋会議のモデレーターをやっています田中と申します。

法政大学にいまして、一応教員です。社会学というのが専門です。お話をいただいて、このイベントを一緒にやりだして。第1回、めちゃくちゃ盛り上がって……。あれ、いつでしたっけ? 10月?

大橋菜央氏(以下、大橋):10月ぐらい。

田中:10月ぐらいにやって、盛り上がって、「第2回やりましょう」と言って、今日、第2回を迎えました。テーマはちょっと家飲み感をね。……飲みじゃないか、会議か(笑)。

(会場笑)

大橋:でも、(会場のみなさんも)参加もできるし。

田中:参加もできるし。たぶん、みんなが一番盛り上がるのは、やっぱり一番近い経験だし。ここからうちらはほとんどしゃべらないので。

大橋:そう。勝手にみんなしゃべるんです(笑)。

(会場笑)

田中:なので、近い距離感でやりたいなと思ってます。乾杯だけする? 乾杯だけ。じゃあ、Aくん、乾杯の音頭取って。あの、18歳、19歳ももちろんいるから、その人はソフトドリンクで。じゃあ、みんな立ち上がって。

参加者A(男子):第2回の恋会議に乾杯しましょう!

田中:一言、意気込みを。

参加者A(男子):一言、意気込み……。

田中:そう。○○くんの。

参加者A(男子):今日は恥ずかしがらずに、ぶっちゃけちゃいましょう!

田中:そうそう、オッケー(笑)。いいね! すばらしい!

参加者A(男子):カンパーイ!

会場:カンパーイ!

田中:恋会議のログ見た? 第1回の議事録というのがあって。見た人?

議事録に載っていまして、ログミーさんというところで、全部アップされているので、今日帰ったらぜひ見ておいて。今日の分も、たぶんアップされると思うので。今日は、たぶんみんなの固有名は外して。なんでかというと、第1回で盛り上がったんですけど、やっぱり実名だと、別れた彼氏も見るわけじゃないですか。

(会場笑)

大橋:それで、「言いたいことが言えなかったかも」っていう人がいて。

田中:そう。もっと言いたかったことがあったんだけど止めていたので、今日は、匿名でいくんだけど、一応議事録には残るという仕掛けをしました。

1年経つとバレンタインはどうでもいい?

じゃあ、やっていこうか。バレンタイン。バレンタインって何の日なんだっけ? バレンタインってどうしてた? 昨日。

学生A:バレンタイン、昨日は逆になにもしてないですけど。昨日じゃなくて、土日に作ってそのまま渡す、みたいな。

田中:お名前と、簡単に自己紹介から。

学生A:早稲田大学教育学部2年の○○です。

田中:おー。先生になりたいの?

学生A:先生にはならないです。

田中:バレンタイン?

学生A:バレンタイン、そうですね。なんか、もう……。

田中:いいね。もう話したいこといっぱい、って感じ(笑)。

学生A:彼氏はいるんですけど、(会場を指して)そこらへんに。

田中:お! 今日いらっしゃるのね!

学生A:(会場を指して)そこに……。

田中:彼氏? ちゃんと彼氏のフリしないと。「僕じゃない」みたいな(笑)。

(会場笑)

田中:今日、どっちが当選したの?

学生A:私ですね。

田中:それで、「一緒に行こう」みたいな。いいじゃない。お互いカップル同士で。

(会場笑)

田中:じゃあ、話しづらい? 大丈夫?

学生A:あ、私はぜんぜん大丈夫ですよ。

田中:どうでした? 今年のバレンタインは。

学生A:付き合って1年ちょっと経つので、去年はちゃんとデパートで買って、高いものを渡してたりしたんですけど、今年は「どうでもいいかな」と思って。

(会場笑)

学生A:でも、かたち上、なにもしないのは悪いじゃないですか。だから、一応家で作って、そのまま皿で渡す、っていう。

田中:でも、手作り?

学生A:あ、そうです。

田中:(彼氏を見て)……。

彼氏側はなにかないの?(笑)

参加者B(男子):いやいや、おいしくいただきました。

田中:そうだよね、うれしいですよね。

(会場笑)

田中:じゃあ、あれですか。最近のみんなのバレンタインは、1年経つと、「もう、ちょっとどうでもいいかな」っていう。

学生A:そうですね。

田中:そんなことないよ(笑)。

(会場笑)

学生A:形式上、やらないとまずいのでやる、みたいな。

本命には高いチョコを

田中:どう? じゃあ、2人目。○○さん。

学生B:○○です。

田中:君、1回目(の恋会議)に来てた?

学生B:来てないです。兵庫県から来ました。

田中:おー! 兵庫県からこのために来たの?

学生B:菜央さんに会いたくて(笑)。

大橋:マジで。うれしい!

田中:ちょっとそのエピソード話してくれる? なんで会いたいと思ったか。

学生B:高校3年生の時に雑誌でインタビューしているのを見て、「かっこいい!」と思ってからずっと好きで(笑)。

大橋:うれしい。なんか今日、「生きててよかった」と思いました(笑)。

(会場笑)

田中:かっこいいよね。

学生B:かっこいいです。

田中:菜央さんにも会えるし、恋バナもできるから。

学生B:はい。

田中:どうでした? バレンタイン。関西のバレンタイン事情は。

(会場笑)

田中:やっぱ、関東と違うよね?

学生B:……そうですね、あの……。

田中:「そうですね」って(笑)。言わされてる(笑)。

学生B:高校の時は100人ぐらいに作ってたんですけど。

田中:友チョコ?

学生B:はい。

田中:え、男の子にあげてんの?

学生B:違います。チアリーディング部に入ってたので、後輩がいっぱいいたんです。でも、大学生になって、1桁ぐらいの人数しかチョコ作らなくていいので、だいぶ楽でした(笑)。

田中:え、その1桁はやっぱりあれですか? 女の子に作った?

学生B:男の子です。

田中:1桁って9以下ってことですよね?

学生B:お父さん、おじいちゃんとか入れて9ぐらいなんですけど、本命には箱の……お値段が違います。

(会場笑)

田中:はい、キラーフレーズ、名言が出てきたんですけど、「本命には高いチョコをあげる」っていう。

(会場笑)

田中:本命とその他は値段で分ける?

学生B:はい(笑)。

田中:いいですね(笑)。じゃあ、(次の人)どうぞ。

なかには「バレンタインこりごり派」も

学生C:法政大学キャリアデザイン学部で、田中先生のゼミに所属してます、○○です。

田中:偶然、(抽選を)突破しました。

(会場笑)

学生C:バレンタインは、とくになにもしてないですね。昨日まで、友達と大阪に旅行に行ってました。

田中:いいじゃない。

学生C:逆に、「なんでバレンタイン、みんなチョコあげるんだろう」ってずっと思ってるタイプの人間で。

田中:いいね(笑)。

学生C:高校の時にサッカー部のマネージャーをやってたんですけど、部員が70人ぐらいいるんで、もう部員のためにひたすら作るみたいなことをやり続けた結果、「もうバレンタインっていいんじゃないか」みたいになってきちゃって。なんかバレンタインの日になると、紙袋2個にリュックみたいな感じで電車に乗るから、すごく恥ずかしくて、「もうバレンタインはこりごりかな」っていう。

田中:バレンタイこりごり派。「バレンタインこりごりです」っていう人?

(会場挙手)

田中:よくわかってる。バレンタインってけっこう、みんなの世代は大変なんじゃないかな。女の子は「2月14日になんかしなきゃ」、男サイドは「なんかもらわなきゃ生きてる価値ない」みたいな。

学生C:やだ、すごく。

田中:ね。(最後、4人目の方)どうですか?

学生D:明治学院大学1年の○○です。私は今年は、2月の頭から昨日までずっとカンボジアにいて。

田中:おー!

学生D:で、今日の朝、帰ってきたので。

田中:これに合わせて?(笑)。

学生D:これに合わせて帰ってきたので(笑)、今年はなにもしてないんですけど、カンボジアには彼氏と行っていたので、一応、一緒にはいました。

田中:今日はいないのね?

学生D:彼氏は今留学中で、現地集合、現地解散で旅行に行っていたので。彼氏は今、中国に飛び立ってます。

田中:彼は中国に留学中?

学生D:そうです。

田中:それで、カンボジアで合流。

学生D:プノンペンで「こんにちは」して。

田中:プノンペンで合流。で、2週間ぐらい一緒。

学生D:2週間ぐらいずっとビーチにいて。

田中:おー! まあまあ、いいことやってるね。

(会場笑)

学生D:贅沢しました(笑)。で、プノンペンの空港でバイバイしました。今、付き合って1年ぐらいなんですけど、去年のバレンタインはまだ付き合う直前で、12日ぐらいだったので、私は作ってなかったんですよ。そしたら、向こうから逆に、手作りのブラウニーもらって。

一同:えー!

田中:ブラウニーもらったの?

学生D:2年連続女子力を発揮できてない彼女、みたいになって(笑)。

(会場笑)

学生D:しかも、中高6年間女子校で、バレンタインはタッパーで持っていって、お菓子パーティーをするのがバレンタインだったので。

大橋:(会場を指して)めっちゃ頷いてる(笑)。

バレンタインには唐揚げ需要がある?

田中:女子校?

学生D:でも、規則が厳しかったので、私的には先生に隠れていかにお菓子を食べまくるか、みたいな日なんですね。なんで、ちゃんとしたバレンタインはしたことないです。

田中:バレンタインと恋は結びついてない、ということですよね。

学生D:そうですね。もう、「お菓子食べる日」ですね。

田中:(会場を指して)どう? そういう感じある? そこの2人は頷いてたけど(笑)。

参加者C(女子):なんか、チョコとかみんな飽きてるかなと思って、唐揚げをあげてました。

(会場笑)

参加者C(女子):ちゃんとキムチ唐揚げと普通の唐揚げで。

田中:おもしろいな(笑)。

参加者C(女子):教室中、めっちゃ唐揚げのにおいがするぐらい持ってきて。

田中:え、大学でってこと?

参加者C(女子):高校の時。

田中:高校で。

参加者C(女子):それで、紙コップに入れて「はい」みたいな。でも、すごい需要ありますよ、唐揚げ。

(会場笑)

学生D:せんべいとかもけっこう。

田中:あ、そうなの?(笑)。

大橋:甘いもの食べすぎると、塩辛いものほしくなるよね(笑)。

学生D:そうですよね。気分転換がほしくなる。

田中:唐揚げあげてる人はほかにいる?

(会場笑)

田中:でも、高校の時はクラスで会うじゃないですか。大学になると、たぶんみんな、あれじゃない?

学生D:春休み。

田中:そうでしょ。会えないじゃん。どうやってマネジメントするの?

大橋:マネジメント(笑)。

(会場笑)

田中:あげたい人に会えなくないですか? みんな、その時期に学校に来ないでしょ。2月14日って。

大橋:あー、休みなんだ。

学生D:休みですね。

田中:授業もないし、テストも終わってるし。どうやってやるの?

学生A:逆に、会わないと、「作んなくていいからラッキー」みたいな。

(会場笑)

田中:そうなの?

学生B:そうですね。

田中:そういう感じなんだ(笑)。

学生A:ラッキーです(笑)。

「じゃらん」編集長のバレンタインは“強行突破”

田中:大学に入ると、バレンタインは本当の彼氏と彼女だけになるのかな。

(一同頷く)

田中:(参加者に向かって)唐揚げあげたの?

参加者D(女子):今年はちゃんと買って、周囲の人たちに渡しましたけど。11日から。

田中:えっ? デイじゃないの? ウィーク?

参加者D(女子):デイじゃなくて、ウィークで。

田中:バレンタインウィーク。キャンペーン(笑)。

参加者D(女子):明日から野球部の合宿が始まっちゃうんで、部員に全部作るのがめんどくさいから買いました。

大橋:すごーい!

田中:え、何個ぐらい買うの?

参加者D(女子):あ、でも、そんなに。来る人数が少ないので、20何個とか。

学生D:けっこうある!

田中:1個ずつ? 箱?

参加者C(女子):箱。

田中:おー、20!

参加者D(女子):でも、300いくら、400いくらみたいなもので、ちゃんと400円以上に見えるものを買って。

田中:そこ、唐揚げでよかったんじゃないの?

(会場笑)

田中:それはちょっと?(笑)。

参加者C(女子):唐揚げは切って揚げるだけなので、簡単ですよ。

田中:5年生の菜央さんは、バレンタイン、思い出ある?

大橋:はい。5年生じゃなくて、みなさんより15歳ぐらい年上なんじゃないかと思ってすごく心配なんですけど(笑)。「じゃらん」編集長の大橋と申します。

私は、去年結婚して旦那がいるので、別に「彼氏にあげる」みたいなことはないんですけど。

週に1回ヨガをやっているんですけど、うっかり昨日(14日)ヨガの予定が入っていて。

(会場笑)

大橋:でも、旦那もヨガ一緒にやってるんですよ。

田中:おー、いいじゃない。

大橋:ほかにも友達も来るから、ヨガはキャンセルできなくて、でもデートにも出かけたくて。「どうしよう?」となって、「じゃあ、両方やろう」ということになったんです。会社が終わってから、ヨガをやって、そこからデートに行くっていう。

一同:えー!

大橋:アクティブに強行突破しました(笑)。

田中:一番充実してるじゃん!

(会場笑)

大橋:いや、悩んだら両方取るっていうタイプなんですよ。旦那もそういうタイプなので、「じゃあ、両方やろうか」「キャンセルするのはもったいないしね」となって。

田中:でも、バレンタインの日にカップルでヨガに来れるっていうのはすごく素敵ですよね。

学生B:すっぴんでも行けるっていうのがすごい。

田中:あ、すっぴんになっちゃうもんね。

大橋:汗かいてね(笑)。

男女の意識のズレ

田中:バレンタインの時に、なにを伝えるんだろう?

学生D:私、改まった感じでバレンタインをしてないので、先輩に意見を(聞きたいです)。

田中:もうバレンタインしない派? たまたま今年だけしなかった?

学生D:今年は、「カンボジアにチョコ持ってけねー」みたいな(笑)。

(会場笑)

田中:元気いいね(笑)。バレンタインっぽいことはしなかったんですか?

学生D:「バレンタイン」っていう言葉も発してないですね。

田中:でも、彼氏側は待ってたんじゃないんですか?

学生D:いや、行く前に話して、「お腹壊しそうだからやめようね」みたいな。

田中:メンズサイドはそれでいいのか?

参加者D(男子):よくない!

(会場笑)

田中:ね! 待ってるよね。

参加者D(男子):待ってる。

田中:たぶんね。わかんないけど。

参加者D(男子):男のほうが、意外とロマンチストなんですよ。毎年期待してる。

田中:だよね!

学生D:去年ももらっただけであげてないし、今年もなにもしてない(笑)。

田中:ちょっと、LINEのチョコスタンプなんかで……。

(会場笑)

大橋:今からでも(笑)。

田中:第1回の時も盛り上がったんですけど、男性サイドと女性サイドで、やっぱり求めているものがズレるというか、考えていることが違うということがけっこうある。だから、(学生Dに)ぜんぜん平気じゃん? バレンタイン。だけど、彼はひょっとしたら……。

学生D:そう……かもしれないですね、っていう感じですね(笑)。

(会場笑)

田中:というところが、けっこう深いよね。それは、自分自身、わからないですよね。

学生D:そうですね。

バレンタインはもはやビジネス?

田中:○○さん(学生C)はバレンタインどうですか? 失敗も含めて。

学生C:失敗も含めて……。高校生時代は……。

田中:みんな、高校だね。高校がバレンタイン。

学生C:さっき言ったみたいに(チョコを)抱えて行って、もう作業です。「はい、あげる」みたいな(笑)。1列になるんですよ。マネージャーの前に、部員が70人。

(会場笑)

田中:え、男?

学生C:全員男です。

田中:すごい。

学生C:サッカー部だったので、全員男で、校庭にズラーみたいな。それで、マネージャーが6人いたので、全員で渡していって。70人にさばくので、作るのは簡単じゃないですか。そのお返しにGODIVAが返ってくる、みたいなことを期待して、マネージャーは作る。

田中:お返しのGODIVA(笑)。

(会場笑)

田中:完全にそれ、ビジネスじゃん(笑)。

(会場笑)

学生C:そう、そんな感じでしたね。

田中:あげておくと、大きなリターンが返ってくる、みたいな。

学生C:そうです。あと、高校は単位制だったので、毎回クラスが変わるんですよ。授業ごとに全部違う教室で違うメンバーで受けるので、めっちゃ(学生に)会うんですよ。学年に300人いたら、全員に会うんじゃないかというレベルで1日に会うので、私のなかでバレンタインは作業と化しました。

田中:そんな感じはあるんですか? みんな。(会場を指して)ちょっと、○○さん? ○○さんのリアクションがけっこうおもしろかったので。前に来る?

(会場笑)

参加者E(女子):立ってるのは恥ずかしいので、いいです(笑)。

田中:バレンタイン失敗エピソードとかある?

参加者E(女子):失敗? 失敗……。私、女子校だったので、完全にお菓子パーティーでした。あと、上下関係がけっこうしっかりしてた部活に入ってたんで……。

田中:何部?

参加者E(女子):ミュージカルです。それが高じて、音楽系のところに進学しちゃったんですけど(笑)。

田中:歌うの?

参加者E(女子):一応、私は声楽です。

田中:おー。

参加者E(女子):それで、バレンタインは、後輩が先輩に「ちょっと憧れなので」みたいな感じでとか、憧れじゃなくても「先輩全員に作ってきました」みたいな子が多くて。昼休みになると、後輩が「○○先輩いますか?」って、めっちゃ教室の前に並んでるんですよ。

田中:女子校あるあるね。

参加者E(女子):そうなんです。これ、男子ゼロです!(笑)。

学生D:女子校あるある、間違いないです。

参加者E(女子):話通じました(笑)。

学生D:体育祭の写真とかも、憧れの先輩のを買い占めていく子がいるぐらい、先輩ラブな子って女子校にいっぱいいるんですよ。

大橋:へぇ、すごい。

女子校、男子校ならではのバレンタイン

田中:(参加者Eに向かって)今、大学は共学?

参加者E(女子):女子大です。

田中:あ、女子大か。(学生Dに向かって)共学でしょ?

学生D:共学です。

田中:共学に入ると、どうやって切り替える? 自分なら。

学生D:切り替わらなかったです。

(会場笑)

田中:ちょっと(笑)。切り替わらない? 女子校のまま、今やってるの?

学生D:大学でも1日男としゃべらないで、毎日が終わってるんですよ。男の子の知り合い、片手に収まるぐらい。

田中:えー!

学生C:マジで?

田中:それ、彼はそのなかに入ってるわけ?

学生D:あ、大学が違うので。

田中:なんでそんなに知り合わないの?

学生D:いや、女の子6人ぐらいでいつもいるんですけど、どの授業にも誰かしらそのグループの子がいるので、コミュニティをもう1個作る必要がない。

田中:けっこうおもしろいこと言ってる。学部、何人いるの?

学生D:学科でたぶん300人ぐらい。

田中:300人ぐらいでしょ。300人いても6人?

学生D:そうです。

田中:女の子で仲のいい6人と。

学生D:仲のいい6人と、1年生なので、語学で同じ女の子たちは顔見知り。「あ、こんにちは。ヤッホー」ぐらいのレベル。

田中:男の子は数人しかいないから?

学生D:1週間に1回、男の子と学校でしゃべるかな、ぐらい。

田中:はい、「異議あり」という人。

(会場挙手)

田中:はい、どうぞ。

学生B:逆に、女の子の友達、あっさりした子が好きなので、逆に、「今日は男の子とめっちゃしゃべったな」みたいな日のほうが多いかも。

田中:おー。○○さん(学生D)はないんですかね?

学生D:でも、私もあっさりした子のほうが好きですけど。……なんだろうなあ。

田中:環境が違う?

学生D:男にしゃべりかけると、「アー」ってなっちゃう。

学生B:私、経済学部なんで、女子が3割ぐらいなんで。

田中:あー、もともと少ないのか。

学生B:男子の比率が高いので。

田中:比率は(学生Dのほうは)どのくらい? 男女の。

学生D:男子のほうが多少多いかな。6:4ぐらいですかね。法学部なので。

田中:みんなそんな感じなんですか? 1年生、今どれぐらいいるの?

(会場挙手)

田中:じゃあ、大学でほぼ1年やってきたなっていう感じ。2年生は?

(会場挙手)

田中:半々ぐらいですね。(会場を指して)2年生になると、どうですか?

参加者F(男子):うちの大学は女子がすごく少なくて、僕、男子校だったので。

田中:おもしろいね。逆パターン。

参加者F(男子):わりと「ヤバいんじゃないかな」と思って……。

田中:やっぱり「女子校、男子校」というのがテーマとしておもしろいですね。

大橋:ありますね。

田中:今日、やる前はぜんぜんわからなかったけど、バレンタインはもっと恋愛をしていると思った。

学生D:お菓子パーティーですね(笑)。

大橋:お菓子パーティーだったもんね(笑)。

学生D:そうですね(笑)。

田中:お菓子パーティーで合ってる? その解釈で合ってるのか?

大橋:ビジネスしてる人もいましたしね(笑)。

(会場笑)

田中:完全にビジネスだもんね!

男子は周りに自慢しがち

田中:なんか、失敗した経験とかある人いる? バレンタインでこんな失敗をした、とか。

学生B:はい。

田中:どうぞ。

学生B:小学校の頃に、お世話になってる子とか、よく褒めてくれる子に、男の子何人かに渡してたら、絶対みんな「俺、○○からもらったで」って言って、クラスに広める。

本命とかじゃなくお世話になったからあげたのに、男の子って絶対言うんだなっていうのを学びました(笑)。

大橋:うれしいのかなあ?

田中:自慢したい? 「○○さんからもらったよ」みたいな。

学生B:今まで言わなかった男の子はいないです(笑)。

一同:えー!

大橋:でも、男女差ありそう。女の子って、たぶん逆だったら言わないよね。

田中:いやいやいやいや。

(会場笑)

大橋:異議あり(笑)。

田中:絶対言うと思うんだけど。

大橋:いやいや、でも、男の子のほうが言いそうなイメージあるよね。

学生D:数のマウンティングとかしてそう(笑)。

(会場笑)

田中:ちょっと前の、僕の高校時代の経験ですけど。

学生D:ちょっと前?(笑)。

田中:お付き合いしていた人がいて、別れて。次の日にはもう、クラスでは全部僕が悪いっていう話になってましたよ。あれ以来、僕は男子校に行きたかったです。

(会場笑)

田中:女性陣も言うんじゃない?

学生A:好きじゃなくなった瞬間から、ワーって(言う)。

(会場笑)

田中:すげー言うと思う。女の子じゃないかなあ。

大橋:女子は自慢をするのではなくて。

田中:悪口を言う?

大橋:つらかったことを共有することはあるけど、自慢をしないような気がするよね。

学生D:ノロけてると、知り合いの子からめっちゃバッシングがくる(笑)。

田中:本当? これはまたおもしろい発見をしてるんですけど。女子は、例えば、「告白された」ということも言わない?

一同:言わない。

学生C:ネタになるんだったら言います。

(会場笑)

田中:いやいや、だって、自慢になるとかでしょ?

学生C:「普通ないでしょ?」みたいなことがあったら、仲いい子にだけ「こないださー」みたいな(笑)。

田中:もうインスタに書く?

学生C:それは書かない!

田中:「ウケる」みたいな。

(会場笑)

学生C:それはないです(笑)。

学生D:そうするとスクショされていっぱい回っちゃって、既成事実を作っちゃうから(笑)。

田中:そうなのか。それは考えてるんだ。

学生C:考えてますね。

田中:匿名でやってるクローズドのTwitterでも書かない?

学生C:あ、それは書く。

田中:「それは書く」って!

(会場笑)

ボクシング部で減量中の彼が……

田中:(手持ちのタブレットを指して)なにか質問があれば、Skypeでも受けれますから、ここに書いてもいいし、手をあげてもらってもいいですよ。(会場を見て)……ありそう?

参加者G(女子):バレンタイン、彼氏に作っていったら……。

田中:あ、ネタトーク。どうぞどうぞ。

参加者G(女子):悲しい、暗い雰囲気にならないでくださいね。私、作っていったんですよ。それで、初めて男の人に渡したんですよ。

田中:初めて、手作りで。

参加者G(女子):私も女子校で、経験がなくて。で、渡したんですよ。今、遠距離で。

田中:彼氏ね。

参加者G(女子):はい。私、大学が大分なんですよ。

田中:うん。APU(立命館アジア太平洋大学)?

参加者G(女子):APUです。彼は東京の大学に行っていて。それで、(バレンタインに)その人に会いました。こっちはドキドキしてます。喜んでくれるかわからないから、ドキドキして渡した結果……、彼はボクシング部なんですよ。減量中なんです。

そしたら、イライラしてたのかわからないけど、「それ、自分で持ち帰って、食べて」って。

会場:えーー!

学生B:ひどーい!

大橋:それはひどい。

田中:え、ひどいかな?

大橋:ひどいですよ!

田中:「ひどい」って言うけど、ボクシング部だもん。

参加者G(女子):(田中氏が)そうなんですか?

田中:違う違う! どう見ても太いわ!

(会場笑)

田中:彼氏側の気持ちになれるかどうかは、けっこう難しくて。

参加者G(女子):考えて、チョコじゃなくて、りんごのデザートで……。

田中:あー、そこは考えたんだ。

参加者G(女子):「一口だけでも食べて」って言ったら、「持って帰ってください」って。

田中:試合が近いんじゃないの?

参加者G(女子):近いです。

田中:彼はちゃんと大事にしてると思うけど。エピソードとして、「いらない」って言った彼がひどいということになっちゃうと、彼はたぶん試合に向けてやってるんじゃないかなって思うけど。だから、すごく難しいよね。

参加者G(女子):その気持ちもわかるけど、もう少し違う言い方で。

大橋:そうだよね。言い方だよね。

田中:まあ、そうだよね。ちょっと彼に余裕がなかったのかな。悲しいね。

学生C:ひどい。

学生B:久々に会えたのに。

田中:ひどい?(笑)。

学生D:受け取って、家でお母さんに食べてもらうとか、それぐらいでもよかったんじゃないかなって感じがする。

一同:うんうん。