結局、勘違いから好きになる

乙君:長澤まさみが夢に……もういいや。

山田玲司氏(以下、山田):なんで? 長澤まさみがどうしたのか聞きたいじゃん! そんな君が夢を見たって話でしょ? だって。

乙君:そんな俺が、長澤まさみが夢に出てきたの。で、すごいエロいことしたの。

山田:あら。……どうしよう(笑)。それで?

乙君:それで全然、その前の日まで、まったく長澤まさみのことなんて俺の頭の中になかったものが、夢に長澤まさみが出てきたことによって、起きてすごいドキドキして、画像検索したんですわ。「かわいいー!」と思って。

西川さゆり氏(以下、西川):あらあら。

乙君:いろいろやっちゃったあとだから、もう他人じゃないわけですよ。「あれ?」みたいな。これってなんだろう、この謎の恋心はなんだろうみたいな。

西川:これはあれですかね、本当にロマンチストなんですかね。

山田:そうそう、重病です(笑)。患者さんですこの人。

西川:ありましたよね、夢に出てきた男の子が次の日からちょっと気になり出すみたいな。

乙君:俺ね、よくあったのよ。高校のときとか、全然意識してない子が夢に出てきて、次の日学校行ったら「あれ? なんか気になる」みたいな問題あるよね? 絶対ある。それが長澤まさみで久しぶりに起こったんです。

質問でもあったんだけど、俺考えたのは「どこから好きになるのか」みたいな、いつ告白するかもそうなんだけど、好きだっていう感情が一体どういうものなのかっていうところって、結局やっぱ勘違いかなって思うんですよ。

これ「自分が選んでるかに見えて、選んでないんじゃないか問題」なんです。長澤まさみのことなんか全然気にしてなかったのに、夢に出てきただけで気になっちゃうとか、同級生が出てきただけで気になっちゃうとかって、俺がこの人を選んでるわけじゃなくって、たまたま自分の中の何かしらの惑星直列みたいなのがパッて出てきたくらいのものだから。

「この人絶対好きだ」っていうふうに思い込むことのほうが危険ていうか、逆もあるじゃないですか?

山田:はぁー……。

乙君:フワっと嫌いになったりするかもしれないし。

山田:それはある。

乙君:すごい偶然で……クラスで、席隣になった子とかを好きになるほうなんですよ。

山田・西川:(笑)。

山田:何放送だ、これ!(笑)

西川:惚れっぽい(笑)。

乙君に惚れてしまった女性

山田:そんな乙君に熱烈なメールが来てます。それじゃちょっとさゆりちゃん、これ読んでもらっていいですか?

西川:はい。メロンパンさん、女性、28歳からいただきました。「恋愛相談ですが、単刀直入に言いますと、乙君を好きになってしまいました。1年間ヤンサンを見続けているうちに、勝手に顔見知りのような感覚です。

ときどき見せる乙君の可愛い笑顔にキュンとします。乙君とデートするにはどうしたらいいでしょうか? 乙君とデートできたらどこに行きたいか? 乙君は女性と2人だとどんな感じなんだろう? などなど、仕事中にドキドキしてしまって困っています(笑)。

どうせ死んじゃうんだし、勇気を出して応募してみました! 私とデートしてくれませんか? 当方、東京都在住、28歳独身。職業はネイリストをやっています(ハート)」。

山田:イェーイ!!

(一同拍手)

西川:おめでとうございます!!

山田:さあ、男としてどうしましょうかね? すごいですよ、このコメント数。いいんですか? フローラが待ってますよ。

西川:おめでとうございます。

乙君:今日俺あの……。

山田:危ない、ネイリストが危ない! ワンチャンだ! 逃げて逃げて!!

西川:でもこの本(『おそらく彼は「もう1度話し合おう(涙)」と来ます。 でも実は、「しばらくほっておいたら、どうにかなるだろ」と思っています。 - 男の本音を密告する「恋の男子更衣室」』)読んだら大丈夫(笑)。

山田:そうだ、この本読んで(笑)。はい、どうぞ。

乙君:俺はやっぱ質素なんで、はっきり言いますけど、ご存じの通り面食いなんです。だから、もし本気で俺と付き合いたいと思ってるなら、顔写真送ってくれ! で、俺が選ぶ。

山田:あー!

西川:炎上ですよ。

山田:炎上ですね! はい、わざわざありがとうございました。素晴らしいなー。後編にいく前に、さっきの続きをちょっとやります。素敵な返しでしたね(笑)。

これ無料部分で最後に一言言いたいんですけど、……折れるなよ!(笑)

乙君:折れてないけど、なんで俺こんな晒されなきゃいけないの?(笑)

西川:元気出して(笑)。

乙君:いや、すげーうれしいですよ。

山田:(小声で)ワンチャンいくんでしょ?

乙君:いろんな人にそういうふうに言われるのはすごいうれしいけど。ありがとうございます。ただ、面食いなんで。

山田:だってわかんないじゃん。

乙君:メチャクチャ美人だったらすぐ付き合いますよ。

山田:フローラ。

西川:(小声で)ゲスですね。

山田:(小声で)ゲスです、いろいろ申し訳ない。

西川:パッと見好青年なのに……。

乙君:パッと見?(笑)

セクハラだと思われない女子のほめ方

山田:このあたりが女性会員率の伸びない原因なのかなっていう(笑)。最後に、「モテたければ女をほめときゃいいじゃん」と平気で言うやつがけっこういますけど。

乙君:それ玲司さんじゃん! まずほめろってあんだけ言ってたのに。

山田:ほめたらいいんですよ。多少下手でも、女の人はほめられたら悪い気はしないんです。でもね、どうしてもあざとくなっちゃうんですよ。女のほめ方に正解はあるのかっていう話で。

西川:確かに、これ知りたいです。

山田:これ、下手するとセクハラギリギリになる可能性があるし、「髪形変わったね」くらいまでは別にいいんだ。でももう一歩いくと、わざとらしくなるとかセクハラ的なものになることが多いんじゃないかなと思って。

これ、簡単にいいますと、基本スキルは「女子以外をほめるっていうことを常に心がける」っていう。

西川:全部をほめるっていうことですか?

山田:かわいい女の子だけをほめてたら、それはわざとらしくなるんだよ。

乙君:まず、何でもほめるキャラを。

山田:そこからだ。「リスペクトマンにまずなりましょう」っていう話だ。まずそこに変身する所から始めて、「このピンクのポロシャツ似合うね」なんて、「ふざけんな(笑)」なんて(返される)ことをやりながらだったら、「2人ともメガネ似合うよね」なんつって、「韓国の女優さんかと思っちゃった」って乗っけても、流れで嫌じゃなくなる。

乙君:(西川さんの)それはダテメガネ?

西川:はい。

乙君:あ、ダテなんだ。

山田:みたいな感じで(笑)。

乙君:(コメントの)質問でもあったし。「それダテ?」みたいな。

山田:それで、誰かの悪口言ってるのがあなた好きって言ってましたけど……君は「女の子と一緒に何かの悪口言ってるくらいがちょうどいい」って言ってたじゃない。

乙君:そうそう。

山田:それもあるんだけどさ、それはもうちょっと先の話で、基本的に「あれいいよね」とか「あの人いいよね、あの人俺の憧れなんだよね」なんていう発言は、聞いててあんまり嫌なものじゃないじゃん。

「俺は乙君いいと思うんですよね、あんなふうになりたいと思うよな」みたいなことを2人きりのときに言ったとすんじゃん? それを彼女が聞いて、「乙君のほうがいいな」というふうには思わない。むしろ「乙君をいいと言っているあなたのほうがポイント上がりますよっていう話なの。

要は、誰かを認められるとか、憧れられるっていう器みたいなのがあるんだよ。そこを大事にして、それを言ってからのほめる。

乙君:それは好かれますね、確かに確かに。

山田:やみくもに性的な何かをほめたりとか、足細いねとか胸デカイねとか、絶対言っちゃダメだと思うんだ、俺。

「おっぱいデカイね」は禁句中の禁句

乙君:あざといのはとにかくダメっていうことでしょ。

山田:まずセクハラ的なものは全部、絶対にNGだと思うね。

乙君:「スリーサイズ何?」みたいな。

山田:絶対にアウト! 一番言っちゃいけないのは「おっぱいデカイね」って、一番言っちゃいけない! この時点で「はい消えたー」って、女子は全部のブレーカー落ちるでしょ?

西川:停電。

山田:大停電ですよ。

乙君:1個考えたのが、これどうなんですか? 「おっぱいちょうどいいね」っていう。

山田:……。(無言で中指を立てる)

(スタッフ笑)

乙君:ダメなの? デカイねでもちっちゃいねでもなく、「おっぱいちょうどいいよね」って? それってほめてない? ちっちゃくてもおっぱいちょうどいいよね、でっかくてもちょうどいいよねっていうのは。

山田:はぁー……。(ため息をつく)

乙君:何それ!?(笑)

西川:今ちょっとブレーカー落ちました。

山田:そういうことなんですわ(笑)。

乙君:俺今日はもうしゃべんないわ(笑)。

学校はデリカシーについて教えるべき

山田:こんな君を男子チームが応援するっていうのが、「わかるぞわかるぞ」みたいな(笑)。これ、早めに気づいてたほうがいい問題で、これ学校で教えなきゃいけないやつですよ。

西川:そうですね、道徳の授業で。

山田:理科とかいいから「デリカシー」っていう授業を作ったほうがいいんだよ。そのほうが国民は幸せになるんだよ。

西川:SNS講座とデリカシー講座をぜひ、小学校のときから。

山田:SNS講座、ネットリテラシーね。そうですよ本当に。

山田:それで、昭和OSからWindows95になったみたいな展開をこのあとやりますね。それと、いよいよ本格的に相談に入っていくっていうことで、とりあえず限定に移りたいと思います。

乙君:ではここで限定に移るんですけど、次回のお知らせ。次回は10月14日水曜日、「元毛皮のマリーズ、栗本ヒロコをお呼びして中2ナイトニッポンVol.3」ということで。今日、全部相談に乗れないんで、できなかったぶんを有料に回してワイワイやろうかなと。あとフリートークやります。

山田:お題をいただきましょうか? お題やって、から揚げとかやろうか、久しぶりに。中2ナイトニッポンなんで。

乙君:じゃあそれ、会員限定のときに募集しますか。そんな感じで、あとこれですね、(10月)18日の日曜に大阪でイベントがあるそうですよ、玲司さん。

山田:そうなんですよ、呼んでもらって。

乙君:これもタイトルで、「28歳童貞、ガンダムの話しかできないけど女性の需要ある?」と。

山田:大阪も大変みたいだね(笑)。大阪にも助けにいこう、出張に。あと俺、はあちゅうさんととうとう対談しまして、その模様もAMのほうで連載してるので、それもちょっと見てもらいたいなと。

乙君:最近恋愛関係ばっかりですね。『スーパースーパーブルーハーツ』が遠い昔のような。

山田:『スーパースーパーブルーハーツ』、メッチャ頑張ったんじゃん! 何言ってんだよ! しかも俺、ちょうどスピリッツで新連載の準備で大騒ぎやってるとこなんで、それも頑張ってるんで。恋愛のほうも本当に大事ですよ。

乙君:ということで、シーズン2始まって。またこんな感じでワイワイ続けていくんで、よろしければ会員になってみんなでワイワイやりましょう。

山田:ワイワイやりましょう。

乙君:会員さんも、ものすごいあったかいんだよね。

山田:心がきれいなんですよ。

乙君:終わったあとも、ずーっとコメントを。またオフ会みたいなのを公式にできれば、それはそれでおもしろいなと思いますよね。

山田:そうなの。観覧回のあとでいろいろ、来てくれた人からいろいろ連絡をもらって、「やりたいです」みたいなこといろいろあるので。いいね、一緒にやるって。

乙君:前回のプレゼントは随時送りますので、ちょっと待っててください。ということで。

山田:二日酔いしてサインをしたりとか(笑)。

乙君:あのままメイク落とさず寝たって。

山田:こんなになってた(倒れていた)らしいですよ。

乙君:ということで皆さん、会員のほうで切り替えますんで。今日入ったらあと4回全部見れるんで。

山田:そうだね、1回から見て。(入ってくれたら)うれしいな。

乙君:ということで、また。

山田いいですか? じゃあ切り替えます。

有料会員放送に続く)