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新たな価値観が生み出すワークライフスタイル(全3記事)

学歴や肩書きに頼れない人はどうする? 安藤美冬氏が勧める専門性の磨き方

2015年3月20〜22日、宮城県仙台市で今後の日本と世界を担うリーダーたちが集まり、意見を交わし合うG1サミット2015が開催。第9部の分科会Dでは「新たな価値観が生み出しワークライフスタイル」をテーマに、安藤美冬氏、木暮太一氏、慎泰俊氏、古市憲寿氏の4名が参加者からの質問に回答。それぞれが尊敬する人物や、依然として学歴や肩書きが重視される社会の中で、専門性を身に付ける方法について語りました。

登壇者の仕事以外での楽しみとは

木暮太一氏(以下、木暮):ここで、今日いらしていただいている皆さんと、交流の時間を持ちたいなと思うのですが、何か質問・意見もしくは文句(笑)……G1の場合、批判は無しなので、提言ですから、「ここはこうだと思うんですけど、こうしたらどうですか?」とか「古市さん、郵便物を失くしたのはあなたのせいですよ」とか(笑)。何かありましたら。

質問者1:皆さんの話を聞いて、新たな価値観って言ったんですが、意外に納得できちゃって。自分の20代の頃も同じような感じがあったかなぁというところでは、ちょっと意外だなというふうに感じました。

一方で、遊びの話が全然出ないんで、今日は敢えて出さないのか、皆さん3人、お一人ずつ、自分にとって遊びだよなとか、本当に楽しいよねって。仕事は楽しい時間かもしれませんが、仕事以外で楽しいことって何なのかなって、お聞きしたいというところです。

木暮:じゃあ古市さんから。

古市憲寿氏(以下、古市):なんだろう。結局何でも仕事になっちゃう。例えば旅に出たときでも、そこで得たアイデアが仕事になったりとか、何でも仕事になっちゃうので。純粋にこれ楽しいなっていうのは……人の悪口とかですかね(笑)。

(会場笑)

木暮:またそういうことを言うと誤解されるから(笑)。慎さんどうですか?

慎泰俊氏(以下、慎):私音楽がすごく好きで、今もライブをやるんですけど、それは結構いいですね。あとトライアスロンやってたので、走るとか泳ぐとか。最近顔を出したままバタフライできるようになりまして。

木暮:顔を出したままバタフライ? 

:クロールまではいると思うんですけど、顔を水面にずっと上げたままバタフライできるようになったんですよ。カンボジアで暇だったんで、プール通って練習したらできるようになって。

木暮:「顔を出したままバタフライやりてー」って思ったんですか?

:ちょっとやってみたいって思った。クロールまではできるようになったんで、これはバタフライもできるんじゃないかと思って、最初は溺れそうになったんですけど、できるようになりました(笑)。

あと時々ゲームにハマります。年に2、3回。ちょっと前は、スマホアプリでできるドラクエをやっていたがために、ちょっと廃人っぽくなっちゃったんですけど、そんな感じです。

仕事と遊びの境目がないほうが楽しめる

木暮:安藤さんどうですか?

安藤美冬氏(以下、安藤):旅とか……私もゲーム結構やるんで。漫画読んだり。好きなことも楽しいこともありますけど、さっき古市さんの話を聞いて思ったのは、逆に「超楽しい!」って瞬間は減ったかもしれないですねぇ。

例えば昔、英語留学を1年やったことがあるんです。英語をちゃんと勉強しようと思ってセブ島に行ったら、それが本になったり、連載で仕事になるとか。

自分の興味、宮崎の地方に最近ハマっていて。ああいうところって人のつながりがあるから、そこで「シェアオフィスつくろう」みたいに盛り上がって、実現するかどうかわかりませんが、なんかこう仕事と遊びとの境目が無いのはすごく楽しいんですね。楽しいからこそ、こういうスタイルをやっているんですけど。

ただ、常にどこかしらで緊張感も伴っているので、心の底から「わぁ楽しい!」っていうのはF1見てるときとか。

それは絶対仕事になるわけがないし、本当に瞬間の出来事だったりするんで、どうだろう? ここでいつもなら「これが楽しいですよ」って言いたいんですけど、あぁこれは嘘ついちゃうなぁと。

木暮:古市さんが言いたそうですが。

古市:僕あった。お金にしてない趣味が。「人狼」ってゲーム。

安藤:あぁ。

古市:人狼っていう……。

木暮:人を疑うゲーム(笑)。

安藤:古市さん強そうですね。

古市:だいたい8〜13人ぐらいでやる、誰が嘘をついてるかっていうことを見破るゲームなんですけど、それはこの半年異様にやってます。

木暮:なるほど(笑)。それはどうやって時間を捻出して? 仕事の合間にできるものなんですか? 

古市:いや、夜通しです。忙しい人をみんな集めて夜通し。

木暮:迷惑な話ですね(笑)。

古市:でもみんな好きなんですよ。テレビゲームじゃなくて、対面でやるゲームって、年齢も職業も超えられて、その人の真価が問われる感じで、すごい楽しいなと思って。ちなみにすっごい弱いんですけど。

安藤:弱いんですね(笑)。

古市:人狼ってゲームで、職業とかが決まらない社会で良かったなって。もしもこのゲームで、大学入試とかあったら、僕は最下層なんですよ。

木暮:大丈夫。それは実現することはないから(笑)。

古市:そういうことを考えながらやっていて、すごいおもしろいなと思って。人は人を何で評価しているんだろうなっていうのがわかって。

この前メンタリストのDaiGoさんとやったんですよ、人狼を。感情と表情が一致してないって言われたんですよ。「あなたはコンフューズしているときに笑っている」って言われたんですよ。そういうのがわかっておもしろいなって。

登壇者たちが尊敬している人

木暮:なるほど(笑)。続いて何か質問はありますか?

質問者2:それぞれ楽しいお話をありがとうございました。3人の価値観があまりにも違うので、おもしろく聞かせていただきました。3人が尊敬している人を教えていただきたいなと思いました。

木暮:じゃあ安藤さんから。

安藤:著者としては岡本太郎とか。仕事的なところで言うと、古いんですけど、寺山修司さん。寺山修司さんって皆さんご存知のように劇作家であって、映画も撮っていて、いろんな仕事をやっているじゃないですか。

実は私3年前に『情熱大陸』って番組に出たときに、「職業は安藤美冬だ」って発言して、めっちゃ炎上したんですけども。賛否両論あったんですけど、あれは寺山修司さんの言葉なんですよ。それちゃんとフォローはしているんですけど、そこは当然カットされていて。

寺山修司さんは「職業は寺山修司だ」ってことを残しているんですね。もう何十年も前に。あの言葉が、思春期のときに「天井桟敷」とか憧れて。本を読みまくってたときに、すごく突き刺さったのを、実はあの頃思い出して喋った。寺山さん大好きです。

:僕はガンジーと西郷隆盛と二宮金次郎です。「五常」って会社の名前は、ちなみに二宮金次郎から来てます。彼、金融機関をつくって、「五常講」ってのをつくったので、そこにちなんでつくりました。

古市:すごく尊敬している人は別にいないんですけど、結構誰のこともそこそこ尊敬してますよ(笑)。

(会場笑)

木暮:そこそこ尊敬しているって、落としているのか上げているのかよくわからない(笑)。

古市:えー、だっていますか? ちなみに木暮さんは誰ですか? 

木暮:古典が好きなんですけどね、この人というよりかは、芸人さんを尊敬していますっていうのがそうなんですよ。職業に優劣は無いとは感じているのですが、芸人が一番偉いと思っているんですね。

人を笑わせる仕事ってすばらしいなぁということを常に思ってまして、僕は芸人にはなれないので、芸人さんの応援をしようと思って、一生懸命芸人さんが出てる番組とかを広告スキップしないで見てるっていうことも地道にやっています。

古市:尊敬じゃないですけど、藤子・F・不二雄はすごく好きで。あの人って、『ドラえもん』が代表作なんですけど、『SF短篇集』っていうのも書いていて、20〜30ページの短編なんですけど、そこで世の中の価値観で「これは本当か?」ってことを突きつけるような作品を書いているんですね。例えば、『気楽に殺ろうよ』って作品では、食欲と性欲が逆転した作品を描いていて。

木暮:逆転する? 

古市:その世界では、食欲が恥ずかしいことで、性欲が全然おおっぴらにしてもいいこと。

でもそれはある意味、理が通っているんですね。なんでかというと、食欲って、本来個人が生存するためのすごい独善的な欲求じゃないですか。

でも性欲っていうのは、実は人類というこの種を存続させるためのパブリックな欲求である。だから、本当は性欲のほうがおおっぴらで良くて、食欲ってものは恥ずかしくてもいいんじゃないかみたいな感じで、もしかしたらそうかもしれないって思わせるような価値観の転換ってものを、たかだか20ページの短い短編の中で示してくれていて。そういうのが自分でもできたらいいなぁっていう意味では尊敬というか、好きではありますね。

木暮:なるほど。古市さんの趣味とか深いから……いちいち深いんだけどよくわかんない(笑)。「そこそこ尊敬している人がいます」みたいな。

古市:G1に来ている人はそこそこ尊敬しています、もちろん(笑)。

知りすぎるとチャレンジするのが怖くなる

木暮:ありがとうございます(笑)。続いて何か質問はありますか? できれば、まだ働いていない方とか。

質問者3:僕は大学生で、父に付いて来て参加した感じなんですけど。2016年から働くってことで、今ワークスタイルとかキャリアについて考える機会というのが多くて。そういった中で、慎さんが言ったように、死なないから何でもできるんだっていう考えの境地に立ったときに、自分の選択をしていくというような考え方に変わっていって、そこから自分の生き方っていうのが、なんとなく若いなりにも見えてきたのかなっていう、入り口に立てたのかなっていう感じは今もっています。感想なんですけど。

木暮:はい。ありがとうございます。今おっしゃっていただいた、知らないからできるとか、昨日もセッションの中であったんですが、知りすぎると怖くなってできなくなるっていうことはあると思うんですね。

僕自身が大学生のときに本を1冊書いたんですけど、大学の印刷機で印刷して、ホッチキス留めして、それを旅行鞄に詰めて、大学の周りの本屋さんに営業して回ったんですよ。今僕は、出版社を経営して10年になるんで、そんなことが超無謀だってわかってるんですね、今は。今知ってたら、絶対やらないんです。なんですけど、当時は何も知らないから、それでもいいと思ってやっちゃったんですよね。やっちゃったら、できちゃったみたいな。他にやる人がいなかったのでできたみたいなことがあるんですけど。

木暮:慎さんが飛び込んでいることも、前例が無いじゃないですか。知らないからできるって言うと、すごく失礼かもしれないですけど、知りすぎるとできなくなっちゃうっていうのもあると思うんですよね。

:はい? 

質問者3:「知らない」じゃなくて「死なない」です……。

木暮:あ、死なないのでいろいろチャレンジができると。

質問者3:古市さんがおっしゃっていた、セーフティネットだったりっていうところの、自分がチャレンジ・選択していくっていうものの足場になるところが、「死なない」だったり、最悪な状況をちゃんと想像できていて、それ以上ならまぁ大丈夫っていう考えに立つことができたのかな、ってことを。

木暮:僕が聞き間違えました。でも、僕の主張は変わらなくて、知りすぎてリスクばっか考えちゃうとできなくなると思うんですけど、そのあたり、慎さんどう感じます? 

:考えるのは3日で十分なんで、とりあえずやってみるっていうのは方針ですね。やってみたほうがわかるんで。

木暮:安藤さんも、そういう感じでしょ? 

安藤:そうですね。会社辞めるときに、コンビニが大好きで毎日何回もよく行くんで、まず3年チャレンジしようと決めたんですけど、それだけちょっとお金貯めて、3年で実がならなかったらまた会社に戻ろうと。フリーに向いてないわけだから、会社員に戻ろうと思ったんですけど、そのときコンビニがすごく好きだったんで、ここでアルバイトをすれば生活はできるかもしれないなぁとか、いろんなこと考えましたよね。

:何をしているんですか? 

安藤:コンビニでお菓子買ったり……。

:それ、1日のうちにまとめ買いするわけじゃなくて、その都度行きたい? 

安藤:何回も行っちゃうんです。セブンカフェのコーヒー飲んだり。すごく棚とか好きなんです。商品チェックしたり。これはひとつの事例なんですけど、自分のプライドとか、人からどう思われるかっていうことさえかなぐり捨ててしまえば、生きていくことはできるなっていうことです。

日本では依然として学歴・職歴が重視される

木暮:なるほど。ありがとうございます。続いて、何か質問はありますか? 

質問者4:皆さん、いくつかギャップを持たれていて、いくつかのお仕事だったり、趣味だったりっていうことをやられていて、それは意図していくつかをやっているということもあると思いますし、意図せずに全然連続性のないことをやってるということもあると思うんですけれども。その中において、自分が知らず知らずのうちに、いくつかのことをやっていることによって、自分の気がつかなかった新たな価値を生み出してきたことって何なのかな、と。

木暮:質問を先にいただきます。

質問者5:15歳の高校1年生です。さきほど専門性の話をされていたんですけど、私はこれから高2、高3になって、大学の受験のための勉強があるんですけど、その際に、あと1年半ほどで、だいたいの自分の専門性を決めていかないといけないと思うんですけど、このさき、日本は専門性がどれほど大きくなっていくのかなっていう疑問に思っているところもあって、その1年後決めるときに、それまでの間に、私はどういうことをして、どういうことを考えながら、生活して、それまで自分を固めていかなきゃいけないのかなってのをお聞きしたいと思います。

木暮:はい、ありがとうございます。では最初の質問に関して、慎さん。お答えできますか? 

:私会社をやって最初はドタバタしたんですけど、数億円調達したんですね。金融って若造がやるには大変な仕事で。それは物を作っていないので、「私がやるからお金出してください」で集めなきゃいけない。なので、人間に価値が付くみたいな側面があってですね。調達が、やってみると意外と一瞬で終わっちゃったんですけど、たぶんそれって、NPOと一緒にやってたからのおかげも結構あるんです。

たぶん、本業だけで、モルガン・スタンレー(・キャピタル)とユニゾン・キャピタルっていう会社でプライベート・エクイティだけやってて集まったかっていうと、たぶん私がいくら本業の投資プロフェショナルとしての仕事が優れていても、たぶん結構きつかったと思うんですね。30代前半の若造がやるには。

自分の枠・懐の広さ、そういったものを持たせてくれたのはNPOの活動だったり、走ることを通じて自分を見つめ直すことだったり。意外と、仕事の性質がそういう性質で、「私がやるからお金を出してください」みたいなお仕事なんで、その意味では、いろんなことをやっていて良かったんだろうなと思います。

木暮:はい。では続いての質問に対して、古市さんと安藤さんから答えていただきたいんですが、専門性の重要性がこれからどう増していくのか下がっていくのかっていうのと、プラス、これから専門分野を決めなきゃいけないってなったときに、何を準備しなきゃいけないか。古市さんから。

古市:増していくとは思うんですけど、やっぱり日本社会で生きていく限りにおいては、まだしばらくは専門性よりも肩書きで見られちゃうんじゃないですか。だから、もしも日本の大学を考えているんだったら、ちょっとでもいい大学。偏差値的。

木暮:偏差値がいい大学? 

古市:結局、そうじゃないですか。まだまだね。大学出てから入る会社もちょっとでもいい会社っていうのが(笑)。結局、まだそうじゃないですか。

(会場笑)

木暮:就職活動してないもんね、この人(笑)。

古市:僕も結局、東大とか慶應とかって肩書きつかって、信頼してもらってるわけじゃないですか。専門性ってすごい大事で、結果的に身に付けなきゃいけないんだけど、それにしてもやっぱり、人から判断されるファーストインプレッションみたいな段階においては、やっぱりまだまだそういう肩書きとかが大事だから、そういうちょっとでもいい大学目指したほうがいいんじゃないかなって。

木暮:それは目指すとして、その中でどこの道を選ぶかというっていうのがあるわけじゃないですか。それを選ぶまでに、今何を身に付けておいたらいいと思います? 

古市:それは自分がストレスなくできることじゃないですか。結局才能っていかに自分が努力だと思わずに反復できるかっていうことだと思うんです。だから、自分が努力なく何回も反復できることっていうものが結果的に専門性になるし、それしか無いんじゃないかなっていうことは思います。

木暮:なるほど。安藤さんどう思います? 

安藤:今の話でいうと、私も慶應大学とか集英社とかが大きかったのかなって思うんです、自分でも。こんなわけのわからないフリーランサーが人前で話をする機会っていうのは、そこはあるなぁと。

一方で、今大学生にも教えているので、常に言っていることは、決して私がコミットしている大学は偏差値が高い大学ではないので、例えば、いい大学に入る。いい会社に入る。っていうのは正規ルートのやり方で。

もう一個、学力でそっちの道を行けないんだったら、ゲリラ的に非正規ルートで戦えって思ってまして。15歳っていうことなんで、お酒をまだ飲めないですけども、いろんな大人に会って、大人から仕事とは何かとか、そういうことを教えてもらう。

世の中にはどんな仕事があって、どんな大人がいて、どうやって社会が動いているのかっていうことを見つけていくこと。調べていくこと。もう一個は、日本でキャリアを終えられないかもしれないわけですよね。

私ちょうど20個上なんですけども、私だってこれから何十年働いていくなかで、日本だけで生活や仕事をしていくとは全く思えてないです。だからこそ、日本の中で専門性を磨くとか、日本で通用する武器を磨くとか刃を研ぐってことだけじゃなくて、できるだけいろんな大人に会いつつも、世界を見て回って、ネットでも本でもテレビでも手段はいいと思うので、この世界で生き抜くためには自分はどうすればいいのかっていう、もうちょっと広い視点をもっていったほうが、21世紀の生き方としては、ひとつの正解の道なんじゃないかなって思います。

木暮:選択肢を今のうちに多く見ておいて、いろんな社会の回り方とかこういうものがあるんだっていうのをストックするのが今の時期。

安藤:やっぱり選択肢が多ければ迷います。これは断言しますけど。迷うし、苦しいし、悩むし、親の価値観とか友達から言われたことに頼りたくなるときって絶対あると思うんですよ。それを大前提で話しているんですけど、それでも自分の人生、一回きりなんで、やっぱり、本当にそこに深くコミットしたいんだったら、そっちのちょっと困難な道を私は進めますけどね、若い人には。

木暮:はい。ありがとうございました。ということで時間が来ましたので、このセッション終わりたいと思います。安藤さん、慎さん、古市さんでした。どうもありがとうございました。

(会場拍手)

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