2024.12.10
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第184回 女性起業家が次々する意外な理由「女性経営者を考える」(全1記事)
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田ケ原恵美氏(以下、田ケ原):女性起業家や経営者というと、マスターは毎年日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の審査員を務められていますよね。これまで審査されてきて、変化は感じられますか。
入山章栄氏(以下、入山):何年やってるかな? 7~8年はやっていると思うんですけど。
田ケ原:もうそんなに。
入山:ありがたいことに、日本のビジネス界で輝く女性の経営者やビジネスパーソンを表彰する日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の審査員をずっとやっているんですよね。
もう7~8年前からやっているんだけど、当時からの違いは明らかで、はっきりと起業家が増えてきた。
田ケ原:へー。そうなんですね。
入山:僕が審査員をやらせていただき始めた頃は、比較的大手企業の中で、特に女性がよく行くポジションで、FMCGって言いますけど、日用製品のマーケティングをやってヒット製品を出しましたみたいな。
そういうので女性の感覚で当てたりすることってけっこうあるんですよね。そういう方が注目されて、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれることがすごく多かったんですよ。
田ケ原:なるほど。
入山:ところが、何年か経ってくると、1人でゼロから会社を立ち上げたっていう方が出てきて。僕が審査員をやる前に、この「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞されているのが、言うまでもなく南場智子さんなんですよね。
田ケ原:そうなんですね。
入山:DeNAの創業者で、今もとても有名な経営者さんですけど。起業をして成功して会社が上場するみたいな方が出てきていて。そういう方が「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に注目されて選ばれるようになってきた。
だから一言で言うと、日本の社会が女性が自ら経営する時代に変わってきたということだよね。
田ケ原:なるほど。そう言われると確かに女性の方の仕事の幅が広がってきているのを感じますよね。
入山:僕も個人的にすごい人としてリスペクトしてるんですけど。やっぱりああいう方が出てきたのは、女性にとってもロールモデルになるよね。
田ケ原:そうですね。本当に追いかけたくなるようなすてきな方だなと思いますね。
入山:「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、選ぶプロセスがあるんですけど、選んだ後で、発表する発表会があるんですよね。発表会で表彰するんですけど、それに併せてトークセッションがあるんですよ。審査員なので僕もそのトークセッションに参加して、毎年トークをさせていただいてきたんですけど。
ある年に受賞された女性の方が、女性のほうが人生でいわゆるハードシップ、ものすごい困難に陥ることを経験することが多いんだと言っていて。だから起業みたいなチャレンジをしても平気なんだって言うんですよね。なるほどなと思って。
例えばM字カーブって言いますけど。結婚とか出産を機に会社を辞める。自分のキャリアがあったのに、昔は「結婚するなら会社を辞めるか残るか」みたいな選択があったじゃないですか。
田ケ原:そうですね。
入山:あとはお子さんが生まれると、やっぱり女性のほうがお子さんをケアすることが多かったから、会社続けられないから辞めるみたいな。
ただ1度そうやって、いわゆる専業主婦になってしまうと、そこから会社に戻るのがけっこう難しくて。何よりも「なるほどな」と思ったのは、妊娠・出産。これは、男は絶対できないんで。
田ケ原:そうですね。そこだけは代替できないですもんね。
入山:体にもすごく変調をきたすし、お子さんを産むのはとても大きなイベントです。当然その間はなかなか仕事も十分にはできないですし。そう考えると、比較的やはり女性のほうが試練が多い。
田ケ原:人生において。そうですね。
入山:そうなると、そういう経験をしているからこそ、けっこう怖いものなしになるっていうんですよね。
田ケ原:怖いものなし。
入山:そういう背景もあって、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」にどんどん選ばれるようになってきているんじゃないかなというのが、僕の得た1つの示唆なんだよね。
田ケ原:なるほど。その中で、どんな方が印象に残っているんですか?
入山:僕が印象深いなっという方をあえてお二人挙げるとすると、2人とも起業家なんですが。まず、READYFOR株式会社代表取締役CEOの米良はるかさん。この方はREADYFORっていう、いわゆる社会性のある事業にお金を集めようっていうクラウドファンディングを起業した方で。
物事の本質をついた意見をバシッと言えて。しかも、人柄がすごくいい方で。けっこう厳しいことを言うんですよ。「それってなんかズバっと言いすぎじゃね?」って……言葉づらだけだと思うんだけど、お人柄と喋り方がすごく上手なんで、みんな「なるほどねぇ」って聞いちゃうタイプなんですよね。
田ケ原:なるほど。
入山:米良さんは日本の大学院在学中にアメリカのスタンフォード大学に留学し、そして帰国後の2011年3月にREADYFORというサービスを立ち上げ、2014年7月からそれを法人化して今に至っているということで。これからの資本主義を作っていくトップランナーだなと思ってますね。
そしてもう一人が、株式会社シナモン代表取締役Co-CEO平野未来さんです。シナモンがまたAI、人工知能の会社なんですよね。もともと東大にいたんですけど、東大時代からAIを作りたいという。
最初は、アプリ開発のネイキッドテクノロジーというのを作ったんですけど、そこそこ成功させて売却してるんですね。2社目がシナモンなんで、いわゆる連続起業家ですね。
田ケ原:なるほど。すばらしい。
入山:その時点ですごいじゃないですか。
田ケ原:そうですね。
入山:シナモンの最大の特徴は、AIの会社なんですけど、AIって人手がかかるじゃないですか。
田ケ原:そうですね。
入山:そこのコストがけっこう大変なんですよね。しかも、今はAI領域でいい人材を獲得するのがすごく大変なんです。シナモンはそういった人材をどこで集めてるかっていうと、ベトナムで集めてるんです。
田ケ原:おお、そうなんですね。海外拠点を。
入山:はい。ベトナムは、特にハノイを中心に優れたAI人材が出てきているんですね。そういうかたちで、今、AIビジネスをすごく伸ばしている。
僕は個人的に平野さんもよく存じ上げているんですけど、この方もとてもすてきな方で。お人柄もめちゃめちゃ気さくだし。僕はこういう方にもっと出てきてほしいなと思っています。
こういう方に注目している「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」も本当にすばらしいなと思っていますね。
田ケ原:そうですね。今後も注目ですね。
入山:今日のテーマは女性の経営者ということなんだけど。タガエミちゃんも、当然いろんな経営者を知っているじゃない。タガエミちゃんが、今注目してる女性経営者って誰ですか?
田ケ原:いや、私の場合は……そうですね……。
入山:ん? あ、すぐには出てこない?
田ケ原:いやいや、出ます。出ます。
入山:そうか、そうか、そうか、そうか。いや、出てこないのね。じゃあその間に、女性経営者にちなんだアニソンを聞きながら待ってようかな~。
では、聞いてください。アニメ『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』のエンディングテーマ。小原乃梨子・八奈見乗児・立壁和也で『天才ドロンボー』です。
……というわけで『ヤッターマン』は、1977年から79年までフジテレビ系列で放送された大人気アニメ。原作はタツノコプロ企画室ということで。
今日は女性経営者がテーマですけど、女性リーダーって言うと、僕がアニメで最初に思いついたのが、このドロンジョなんですよ。タガエミちゃん、ドロンジョわかる?
田ケ原:もちろんです。ボディラインもすごくきれいですし。
入山:そうそう。まあ、実写版だと深キョンがやっていますけどね。美人の悪党のトップで、その下にトンズラーとボヤッキーっていう2人の男を従えるわけですよ。
この『ヤッターマン』シリーズって何がいいかって言うと、敵キャラのほうがキャラが立っているんですよ。なんと言ってもドロンジョがすごい女王様キャラで、めちゃめちゃ威張っていて。
「○○しておやり!」みたいな感じなんだけど、毎回トンズラーかボヤッキーのだいたいどっちかがドジこいて、ドクロベエさまにお仕置きを喰らうわけですよ。だけど僕が偉いなと思うのは、ドロンジョはまたチャレンジするんですよ。そして何より部下の2人を見捨てない。
田ケ原:確かにそう言われるとそうですね(笑)。
入山:だってトンズラーとボヤッキー、ポンコツですからね!
田ケ原:確かに。ちょっともういいかなって思っちゃいそうですよね。
入山:だけど、ドロンジョさんはちゃんとこの2人を見捨てず、ずーっと一緒にやるわけですよね。だからそういう意味で、彼女のリーダーシップはすばらしいなと。いつも見ていたので、ちょっとこの曲をかけてみたということですね。
入山:というわけでシンキングタイムは、このへんにしてさ。タガエミちゃんが注目する女性経営者はどうなった?
田ケ原:はい。日本バスケットボール協会JBAの理事で、公益財団法人日本オリンピック委員会の副会長、三屋裕子さんです。
入山:おお~、三屋裕子さん。バスケットボール協会理事ってタガエミちゃん言ったけど、もともと確かバレーボール選手だよね?
田ケ原:そうなんです。もともとはバレーボールの日本代表として、ロサンゼルスのオリンピックで銅メダルを獲得された選手なんですけれども。教員の道に転身をされたあとに、日本スポーツ界で初の上場企業の社長を経験されました。
現在までに、パロマ、デンソー、福井銀行などの社外取締役を務めたり、あとは2006年から日本プロサッカーリーグの理事も務められてたりとかしますね。
入山:すごいね。
田ケ原:私がすごく注目しているのは、ご自身が選手だったっていう経験も活かしながらJリーグの成功、そして、日本のバスケットボール協会の成長を、今まさしく推進されているところなんですけど。特に代表強化のための資金集めに尽力されているんですね。
例えば、有名なナイキのJORDAN BRAND(ジョーダンブランド)。
入山:マイケル・ジョーダンのブランド。
田ケ原:アジア初で、世界でいうと4チーム目の代表のスポンサーをつけたところもそうですし。
あとは2023年で言うと、国際バスケットボール連盟のFIBAのワールドカップが沖縄で行われることになっていまして。(2023年5月8日に放送された内容です)
そういった国際試合の日本誘致にも尽力されているので。本当に経営者としての手腕というか、これまでの活動のすべてを集約されたような活動をされているなと。
入山:すごいねぇ。
田ケ原:特に今回おすすめしたかったのが、三屋さんが昔のインタビューでお話しされていたことですけど、選手として求められる役割、今だと理事として求められる役割みたいに、常に組織の中での自分の存在意義を考えられていて。すごく私も見習いたいところだなと思っているんですね。
入山:つまり、行く組織行く組織で自分の役割や存在意義が違うっていうことね。それをちゃんと見定めるのが大事だと言っていると。
田ケ原:そうですね。
入山:なるほどね。そのへんで三屋さんがけっこう尊敬できるっていうことですね。
田ケ原:本当に尊敬しています。
入山:いや、タガエミちゃん、やっぱさすがだよね。三屋さんとはいいところに目をつけたね。
田ケ原:いいところというと?
入山:もともとは選手。プレイヤーからマネージャーになったっていう、三屋さんのことだよ~。
バレーボール選手だった三屋さんだけに、アニソンへのトスを上げてくれたわけだね。憎いねぇ~。
田ケ原:トスを……上げた?
入山:プレイヤーからマネージャーになった、そんな女性のアニソンへのトスでしょ。
田ケ原:いや、そんなつもりじゃ……。
入山:まま、謙遜しないで、しないで。ほら、こういうことでしょ? アニメ『野球狂の詩』のオープニングテーマ、堀江美都子『野球狂の詩』。
というわけで『野球狂の詩』でした。1977年から79年にかけてフジテレビ系列で放映された、大人気アニメですね。原作は水島新司さん。架空のプロ野球球団、東京メッツを中心に、身も心も野球に捧げた選手たちの姿を描いた作品です。
主人公は言うまでもなく、女性投手の水原勇気。彼女が活躍したわけですよね。有名な、ドリームボールでしたっけ。水原勇気がね、すごいフォームで投げるんですよ。
「すげえなぁ」みたいなね。僕も真似しましたよ。ドリームボール、ぜんぜん投げられないけどね。
田ケ原:(笑)。なるほど。それがなんで、三屋さんにつながるんですか?
入山:三屋さんも、まさにプレイヤーからマネージャーになった方じゃないですか。水原勇気も、実はプロ野球史上初の女性選手として東京メッツに入団して、選手として活躍するんだけど、そのあとに監督代行とかコーチとか、いわゆるマネージャーのポジションもやるんだよね。
田ケ原:なるほど。そう言われると、まさしく三屋さんっぽいというか。
入山:そうなんですよ。70年代に女性の選手が野球のプロ野球に出るっていうだけでもかなり尖った話なんですけど。その選手が監督代行までやっちゃうっていう世界を描いたという意味で、やっぱり水島新司さんはすごいなと思いますし。
今までは比較的日本の社会って、女性は企業の中でもプレイヤー、一社員であることが多かったんだけど、最近は管理職になったり、それから今日話題に出ている方々のように経営者になったりするようになってきている。
まさにプレイヤーからマネージャーになる時代になってきたってことだよね。まあ、それをスポーツの世界で切り開いたのが三屋さんだし、アニメの世界で切り開いたのが水原勇気だっていうことだよね。
田ケ原:なるほど。
入山:こんなふうに経営者としての女性の強みをわかってもらえたと思うんだけど、それ以外に、僕が注目しているのが人事なんですよ。企業って人事があるじゃないですか。
田ケ原:ありますね。
入山:この人事のポジションに女性を据えるのが、僕はすごく大事だと思っているんだよね。
田ケ原:なぜ人事なんですか?
入山:会社って言うまでもなく人でできているわけですよ。ということは、人事のポジションってすごく重要なんだよね。
ただ、なかなか長い間、人事のトップでいい人材ってそんなに僕はいなかったと思うんですよ。
田ケ原:そうなんですね。
入山:それが最近はこの人事のトップをやる、日本を変えるようなおもしろくて優秀な方々が出てきていて、意外なぐらい女性が多いんだよね。
田ケ原:例えばどんな方ですか。
入山:例えば僕が筆頭で名前を挙げたいのは、元ユニリーバ・ジャパンホールディングス株式会社取締役人事総務本部長だった島田由香さん。島田さんはもう人事の世界ではとても有名な方で。
彼女がやった改革の中で一番有名で僕も大好きなのが「WAA」っていう考え方です。Work from Anywhere and Anytime。簡単に言うと「どこからでもいつでも働ける会社を作っていこう」ってことを始めたんですね。
コロナになって、我々の働き方ってちょっと見直されたけど、コロナ前って縛られていたじゃないですか。
田ケ原:基本的には出社でしたよね。
入山:しかも時間も決まっていて、8時半か9時ぐらいから、17時か18時までの定時があって、だいたいみんな残業して19時20時まで働くみたいなのが普通だと思うんですよ。
だけど、その時代から島田さんは「それはそもそもおかしくない?」と。「働くのなんてもっと自由でよくて、そのほうが社員の力を発揮できるはずだ」って言って。
「WAA」といういつでもどこでも働ける仕組みを作って、ユニリーバは制度で入れていたんですよ。
田ケ原:すごいですね。
入山:島田さんはユニリーバを離れられたんですけど、ワーケーションとかいろんなところで働こうっていうのを自分が実践されているし、その旗振り役みたいなことをやっている。まさに日本の働き方改革の旗手みたいな方ですね。
入山:それから、もう一人挙げるとすると、株式会社ファンリーシュ代表取締役兼CEOの志水静香さん。この方はもともとGapの日本法人ギャップジャパンの黎明期から人事チームをリードした方で。
今となっては当たり前のダイバーシティっていう言葉を、普及前からどんどんギャップジャパンに入れていた方なんですね。
この方も本当にすばらしい方で。まずGapってものすごく多様性が高いんですよ。でも多様性が高いと、何が大事になってくるかっていうと、管理職のあり方なんです。なんでかって言うと、多様な人がいるから簡単に管理できないんですよ。
田ケ原:確かに、そうですね。
入山:でも、その多様性を引き出すから組織って良くなるわけですよ。ただ多様な人がいるだけだったら意味ないじゃないですか。なので、大事になってくるのはファシリテーションなんです。
田ケ原:なるほど。ファシリテーション。
入山:そう。だって、多様な人がいるから、いろんな人に意見を引き出す時って、ファシリが必要なんですよ。
田ケ原:そうですね。
入山:「彼女はああいうこと言ってるけど、みんなどう思う?」とか、「彼はああいうこと言ってるけど、○○さんどう思う?」と、意見を引き出す。こういうのをファシリテーターっていうわけですけど。
ギャップジャパンは、この志水静香さんが人事のトップやっている時に、管理職、課長を全員ファシリテーターにするってことをやったんです。
田ケ原:へぇ~。そうなんですね。
入山:実際そうなっていたそうです。
田ケ原:組織の中で実践されたっていうのがすごいですね。
入山:他にも名前を挙げると、少し前までGoogle合同会社、あのGoogleの人事本部長をされていた谷本美穂さん。
それから『浜カフェ』にも以前ご来店いただいていますけど、ロート製薬株式会社取締役CHRO、人事のトップの髙倉千春さん。(2023年6月28日付で退任)
この方はもともと味の素のグローバルCHRO、人事のトップだった方ですね。みんな女性なんですよ。
田ケ原:なるほど。ただ、女性が人事を行うことの強みって、今少し触れられていましたけど、他にもきっとあるわけですよね。
入山:そうね。僕はこれ(女性の人事要職での起用)を決して偶然ではないと思っていて。僕は別に男性・女性で差をつけたいわけじゃないんだけど、女性のほうが人への共感性が強いんですよ。
田ケ原:うん。確かに、世間一般ではそう言われる印象があります。
入山:人を大事にしたり、人を思いやったり、この人は本当は何をするのが幸せなんだろうっていう共感性を持つのが、女性のほうが強いんじゃないかなと思うんですね。
人事って、究極は人を思いやる仕事なので。これからはもっともっと人事の世界で女性が活躍する時代なんじゃないかなって思っています。
田ケ原:なるほど。そういったところでも女性が活躍していくビジネスの世界にこれからもっと注目したいですね。
入山:そうですね。起業家で出てきてもいいし、タガエミちゃんが言ってるようなスポーツの世界でもいいし。そして、この人事の世界なんかで出てくると、もっともっと日本はおもしろくなるかもしれないよね。
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