なかなか進展しない恋仲の不安

乙君:ヒロコさん、女性、27歳の方です。

「玲司先生、くらたま先生、こんばんは、27歳の女です。婚活パーティで知り合った25歳、男性とかれこれ2ヶ月半ほど週1、2ペースで会っているんですが、進展がありません。

仕事帰りにご飯に行ったり、休みを合わせて遠出したりするんですが、いつも終電前に別れ、部屋に行ったこともありません。

友達認定されてしまったのかなと思うんですが、そのわりには肩にもたれてきたり、手をつないできたりと、ボディータッチが多いんです。

ちなみにキスはありません。私からも腕を組んでみたりするんですが、これだけでは好きアピールが足りないんでしょうか?

スキンシップが軽いタイプの人もいるので、彼が私に好意があるのかわかりません。

ただの友達なのか、それ以上の関係になれるのか聞けないでいます。以前玲司先生が関係性を問うと良くないとおっしゃっていたので、どうしたらいいのかなと悩んでおります。 好きではないけど、友達という女性と週1ペースで会うことってありますか?」ということなんですけども…。

倉田:あるの?

山田:いや、あるでしょう。友達っていう関係で?

乙君:いや、この人にとってどういう…。

山田:好きじゃなきゃダメだよね。

倉田:そこは間違いないですけどね。

乙君:2ヶ月半ほど週1、2回ペースで会ってるんだけど、進展がないと。で、遠出とか、ご飯食べに行ったりとかいっぱいするらしい。

倉田:肩を組んだりとか。

乙君:腕組んだりとか。それなのにキスはないと。肉体関係はないと。こういう人はどう考えてるのかな。

倉田:どう思う?

中嶋:だからもう、お泊りの遠出を計画してみたらいいんじゃないですか?

山田:具体的。

倉田:なるほど。自分から言うってこと?

中嶋:今度はお泊りのここに。札幌に行きたいな、とか。

山田:ああ、はいはい、日帰りじゃないとこね。

中嶋:それに乗って、だって週に1、2回会えるってことは、ちゃんと会える。休みとかもとってくれそうじゃないですか。

それか飲みに行ったときに、ちょっといつもよりもハイペースで飲んで、股と股の間に手を入れてみて。

倉田:股の間に入れちゃうの!?

(一同笑)

中嶋:違う、違う、違う!

倉田:それはひかれるって!

中嶋:違う、違う、そこは次の段階だった! 膝に手を置いてみるくらい。太ももに、太ももに! 手を入れるのはその後。その後っていうか入れません?(笑)。

言い方間違えちゃった。膝に手とか置いてみたら、向こうがその上からのせてくれたり、とかやられたら、嫌悪感とか。

倉田:自らけっこうそういうことをするということか。

中嶋:やってみる。だって27と25。

山田:お待たせしました!

中嶋:ピザ、いえーい! お腹空いた、お腹空いた。

倉田:美味しそう。

中嶋:わーい、わーい、わーい。

乙君:お召し上がりください。手でがっつり。

中嶋:はい、ありがとうございます。これ絶対に見てる人、ピザ頼む人多くなりますね。

倉田:そうだね。美味しそうに見えるもんね。

乙君:今日は中嶋さんは、非常に色っぽい食べ方を見せてくれるということで。

山田:そうそう、ピザのエロい食べ方ってあるんでしょう? おくちゃん、おくちゃん、ボティータッチ。本番中に殺されるよ、お前。

中嶋:「早いよ、おっくん」とか言って。

倉田:そっか、そっか、後に持っていくんだよね、それをね。

中嶋:エロくないです、これだって。

倉田:いただきましょう。

向けられた好意は察知できる

山田:冷めないうちに。よーし、美和子がエロく食べるぞ。

中嶋:えー、どうしよう、どうやったらエロいんですか?

山田:これ後で。

中嶋:私、本当に口技得意なんで。

山田:来ました、口技得意宣言いただきましたよ。みんな大事だぜ。

中嶋:食事は普通に食べるかんじで大丈夫ですか?

山田:大丈夫です、大丈夫です。いただきました。

倉田:がんばりすぎなくていいのよ。

乙君:なに、カメラいい仕事しやがって。

山田:今ゴールデンタイムを聞いてます、ってのはいらないから。

中嶋:がんばってみます。

山田:がんばってみました。ありがとうございます。

倉田:いつもすごくがんばりすぎちゃう子なんです。

中嶋:すごく美味しいです。

山田:こういうことをしてる人は真面目な人なんですよね、実はね。ちゃんと学校も行ってますよ。

倉田:1ヶ月に1、2回っていう今のお悩み相談ですけど、好きかどうかわからないなっていうときは、あんまり好かれてないですよね、正直。

私、好きっていう気持ちって、人の感情の中で一番わかりやすいと思うんですよ。それが他人だからっていうのも、私もこの間当てたんですけど、「あの人ってあの人好きでしょう」って。「よくわかりましたね」って。

山田:なんかいいね、その話。

倉田:お互い既婚者同士でしたけどね。そういうの、やっぱりわかるんですよ。ましてや自分に向けられたものとか、っていうのは。

かなり自分が好きな人とか、自分の好きな人がどの人を好きかとか、一番わかりますからね。だからわかんないなっていうときは、たぶん、あんまりかな、って思うんだけど。

乙君:でもすごい奥手かもしれない。

中嶋:私、そっちを思うんですけど。

山田:俺、後ろから女の子をギュって、彼のこと抱きしめたら落ちると思うよ、その男。

倉田:女の子がギュって?

山田:彼のことを。

乙君:いや、そこで問題が。そこで引いちゃう男もいるんです。

中嶋:引いちゃうの、それで良くないですか?

(一同笑)

山田:それはそうだ。それは男側の問題だよ。

倉田:いや、どうかな。

中嶋:男の方が奥手なんだと思います。

倉田:奥手か。

中嶋:25歳でしょう。草食系とかみんな言うでしょう。だから今まで漫画とかアニメを愛してきて…。ね、そうですよね。

後ろからハグが有効?

山田:だから俺、正面からいかずに後ろからいったらいいんじゃないって。

倉田:でもわかると思うよ、好きだったら。好きって目に書いてあるもん、だいたい好きな時は。

山田:ただ好きになっちゃう瞬間とか、ガンと好きになっちゃったりすることもあるじゃん、今までそうでもなかったのに。

倉田:今までそうでもなかったのに?

山田:それがボディータッチの瞬間っていうのはあるよね。

乙君:ただどこらへんまで、具体的に股に手を…。

倉田:好きなの?

(一同笑)

倉田:股に手をの話を聞きたい。

乙君:後ろからハグはいいんだ? 玲司さん的にはそれくらいいいと。

山田:だからほとんどの男子は、後ろから抱き着かれるくらいはぜんぜんありなんだと思います。

倉田:そんなことをしなければダメなような関係性だったら、ちょっとダメだと思うな。そんなことで落ちる男もダメだし、その時点で落ちちゃう。

いや、いや違う、いいんですけど、ちょっとしたセックスアピールで落ちてくれるのは。でもたぶんそれって「地球上で最高の女だ」っていうほど好きになってはくれないよね。

乙君:いや、めっちゃ大事に思ってるからこそ。

中嶋:これ、おばちゃんの考えに入ってます。

倉田:え、そうなの?

乙君:すぐ手を出すはやめてっていう。

中嶋:まゆこおばちゃんの考えだから。 倉田:そんなことないと思う。

中嶋:時代なのかもしれないって、私思うこと最近ありますよ。

倉田:そんなに?

中嶋:私たちのような野獣系は無理ですよ。

山田:野獣系、ですね、いただきました。

中嶋:姉さんと一緒にされても困るわ。

乙君:だから、これもうすぐ3ヶ月だと思うんですよ。だから期限決めて、そこまでに進展がなければ、玲司さんの言うハグとか、中嶋さんの言う股に手突っ込むとか。

お泊りとか、そういう具体的な行動に出て、それで。

中嶋:あとどっちかの誕生日になにか、そういうの起こすとかね。

乙君:ああ、いいですね、そういう記念日ね。

倉田:好きかどうかわからない相手に、アプローチするのはダメだって。それは男でも女でもそうです、みなさんに言いたい。

いちかばちかで告白しようと思います、というの時々ありますけど、いちかばちかだったら告白しないほうがいいです。

中嶋:振られるってこと?

倉田:振られます。

山田:じゃあ、どうすればいいってこと?

倉田:いちかばちかでするもんじゃないです、告白って。告白は絶対この人、自分のこと好きっていう、何か確信のようなものがあって、初めていく。

乙君:その確信ってどこ?

倉田:それはだいたいわかるんだって。目に書いてある、好きって。

山田:今の段階ではもう1つだけど、明日になったらもっと好きになってくれるってことだってあるじゃない。そのきっかけを与えるってことはできないの?

倉田:それが告白っていうのはよくないね。

山田:告白じゃなくて、だから。

倉田:自分のことが好きっていう、だいたい、相手はたぶん自分のことが好きなんだなって伝わってますよ。それでも何もしてこないってことは、ちょっと何か逡巡があるんだと思うよ。

くらたま、19歳のときの思い出

山田:野猿の彼氏のときは、まったく自分からいかなかったの?

倉田:野猿の彼氏のときは、前回見てない方のために言うと。

19歳のとき、まだ私男性と付き合ったことがなくて、でもすごく好きだなと思った人と、いきなり多摩動物公園でデートしたんですよ。

でも相手は百戦錬磨の男だったわけ。その部分はよくわからなかったんだけど、それでこの人だったらいいと思っちゃったんですよ、いきなり初デートで。

それで、じゃあちょっと休む、みたいなかんじで、向こうはたぶん軽い気持ち。向こうは私に惚れてないことがひしひしとわかったの、デートで歩きながら。

多摩動物公園を歩きながら、ああ、私に惚れてないと。でも私はこの人を好きだから、いいって思ったけど、探しあてたホテルが野猿、漢字で。

山田:ヤエンですよ(笑)。

倉田:そうそう。やっぱ19歳だったし、男性と付き合ったことがなかったから、行けなかったんですよね。

山田:その時の話だよ。その時は、自分から好きになってもらうような何かをしたわけ? なかったの、ぜんぜん?

倉田:だって「お願いします」みたいな感じなんだから、まな板の上の鯉ですよ。だから別にぜんぜん、向こうはそれで好きになってくれたりはしてないと思う。好きになるかどうかって、けっこう早い段階で決まると思うし、ずいぶん後になって。

山田:じゃあ逆に今まで何とも思ってなかった相手を、何回も聞くけど、好きになっちゃったことない?

倉田:何とも思ってないってことはない。最初からちょっと何か違う。

山田:それ何パーセントくらい、みたいのあるの? だんだん、だから20パーセントくらい、いいかなとか。

倉田:惚れるまではいかないけど、初対面から何かいいみたいな。

山田:そこですよ、真由美さん。「初対面でちょっといいかな」くらいのレベルでいるかもしれないじゃん、今。

倉田:初対面じゃないもん、だって。

山田:惚れるまでいくこと。

倉田:2ヶ月も会ってるんだから、初対面じゃないでしょう。

山田:たぶん同じようなデートでしてると思う。

倉田:じっくり見る機会は、チャンスはもうあるから。

山田:だからそこで、ちょっといいかもなっていうのを惚れるまで持っていくっていう話、可能なのかっていう。

倉田:無理だと思いますよ。

山田:無理ですか?

倉田:そんな時間かけて。

(一同笑)

倉田:そんな時間かけてダメだったら、そんなもんだと思うんだけどな。

中嶋:ちょっと今話聞いてなかった。

山田:めっちゃ食ってるでしょう。どうぞ、どうぞ食べてください。

中嶋:でも私はまったく初対面で好きじゃないって思って、のちのち、こんな目の前に王子様がいたの、って思うタイプだから。

山田:あとから気がつくこともあるよね。

倉田:そうなの? どこでいきなりそういう王子様になるの?

中嶋:お酒が入ったら。

倉田:なんだ、それは!

(一同笑)

倉田:だめじゃん! ぜんぜんだめじゃん!

中嶋:そうですかね。仕事とかで話してても、ぜんぜん普通、ふーん、ふーんって思って、むしろつまらない男って思ってても。

飲み会とかで、それが仕事で10回くらい会ってて、つまらない男って思ってて、1回飲みに行くと、えー、みたいな。

山田:自分が酔ってるからじゃないの?

倉田:そうだよね。

中嶋:そこから付き合ったりすることが多いですよ。

倉田:それアルコールマジックでしょう?

中嶋:そうですかね。付き合って、ちゃんと長く続くんで。

倉田:長くってどれくらい?

中嶋:私、本当に長いんですよ、付き合うと。別れない。

倉田:そうなの?

中嶋:はい、昔から。大学も4年間同じ人だったし。

倉田:その間いろいろ。

中嶋:いや、それがそんなことぜんぜんないんですよ。

倉田:そうなの? 意外と一途?

中嶋:私が100歳っていう設定だったら、いろんな男の話ができますけど。

(一同笑)

倉田:よくわかんない(笑)。

山田:何かこういうことがあったから、好きになっちゃった、みたいなの、きっかけみたいの覚えてることってある?

中嶋:何ですかね? ぶっちゃけると、やって始まることが多いですよね。

山田:はい、ぶっちゃけ、いただきました! 次の質問、お願いします。

乙君:お酒飲むことによって、初めて直になる人もいますからね。人間性が見えてくる。 山田:でも俺が思うのは、たぶんびびってるんだよ、彼。

乙君:俺もそう思いますよ。

奥手男子の真の姿は?

倉田:キープしてるだけだと思うけどな。

山田:そこは参考意見、倉田真由美の。俺の意見としては、おそらくびびってるだろうなと。婚活パーティなんか行って、ようやく出会えた相手、週1で会えると。

会ったときに下手なことをやって嫌われたら、また婚活パーティに戻るんだなっていう恐怖を抱えてるのかなっていう予感もする。

倉田:同時進行でいっぱいいるんじゃないかな、そういう月に何回か会ったりする。

山田:だからさ、あなたの旦那とかじゃなくて(笑)。

倉田:本当に。婚活でで。

山田:そういう人もいます。

中嶋:だったら週に1、2回は会いませんよ。

倉田:週に1、2回?

乙君:2ヶ月半ほど経ってるんですけど、週に1、2回のペースで会ってます。

倉田:別の曜日は別の女と会ってると思うな。

男2:いや、それが、彼は転勤でこちらに来ているんで、知り合いがいないようで、私しか遊んだり、食事する相手がいない。

倉田:だったら余計にそうじゃん。他にいないから、しょうがねえなあ、みたいな。あいつなら来るかな、みたいなことじゃないのかな。

中嶋:25でしょう。

乙君:怖い、怖い。

中嶋:その人に「過去何の人の人と付き合った?」って聞いてみて、1人って言ったら、たぶんゼロだし。

倉田:その手のことは信用できないですよ。

乙君:いや、だから、だからですよ。

中嶋:でも25くらいだったら、普通5、6人とか言いそうじゃない? だから経験がないの、っていうことを調べたら。

倉田:いあや、だからヤリチンの人なんて、私の知ってるナンパ師のヤリチンなんか、「過去付き合ったの、俺2人」っていつも言う人いますよ。

中嶋:男で2人だったら、私引くわ。

(一同笑)

山田:めっちゃ引いてる!

倉田:「俺、1人と付き合うと長いんだよ」っていう常套句で、女の人を安心させるの。でも実際は何百人とやってるわけ。でも言う時は「俺、2人。前の彼女とは7年付き合った」とか大嘘こくし。

山田:そういう人って婚活パーティに来るの?

中嶋:だったら、ヤリチンだったら早くやるべきだから。

乙君:そう、ヤリチンだったら、もうやってますもんね。

山田:やってるよね。

倉田:ヤリチンはね。

中嶋:だから真面目すぎるんですよ。いるんですって、そういう人。

乙君:いますって。

倉田:いるのはわかりますけど、まあまあ、ちょっと様子を見ましょう。次回引き続きね。

山田:じゃあ、よろしくお願いします。