2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:安倍晋三・内閣総理大臣(全1記事)
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山:ニコ生ユーザーのみなさん、こんばんは。直滑降ストリームの時間がやって参りました。この番組のキャスターを務めます、内閣府特命担当大臣の山本一太です。さてみなさん、このニコ生公式放送、直滑降ストリームで、数ヶ月前から、大臣VS大臣、現職の大臣の私がキャスターになって、現職の大臣を呼ぶという、おそらく空前前後の、極めて危険な番組、ここまで進めて参りましたけれども。
今日は、シリーズ最後ということで、みなさん、お待たせをいたしました。今日は、シリーズの最後を飾るにふさわしい大物、超大物スペシャルゲストをお迎えしています。安倍晋三、内閣総理大臣です。
といっても、総理、実はですね、まだこの会場に到着しておりません。官邸から出れば、連絡があると思うんですけども。もしかしたら10分か15分、遅れて到着されるということですが。必ず、山本一太議員会館事務所、特設手作りスタジオにですね、今日は来ていただけるということですから。ユーザーのみなさんと共に、総理の到着を待ちたいと思います。しばらくの間、私が繋がせていただきたいと思うんですけれども。
みなさん、この直滑降ストリーム。毎回ご覧になっていただいている方もおられると思いますけれども、これまでの出演者リスト、ちょっと並べてみたんですね。
第1回、田村厚生労働大臣。まあ自民党の新しい世代のですね、政策通、論客。実は、ネット上では「たむたむ」と呼ばれています。なんかね、ネット上のニックネームを見ていくだけでも結構面白いなっていうこと、さっき発見しました。
第2回目は、進藤総務大臣。ネットのニックネームは「シンディ」。この進藤大臣もすごく魅力ありますよね。はい。
第3回が、小野寺防衛大臣。危険な話題は避けて、それでも、私と関連のある宇宙とかですね、科学技術の分野について、突っ込んだ議論をさせていただきました、小野寺大臣。確かネット上では、何て呼ばれていましたっけね? 「御殿(ごてん)」でしょうか、なんだっけな? ユーザーのみなさん……。あ、「御殿さん」。ありがとうございます。さすが直滑降ストリーム、即、みなさんから解答いただきましたが。ユーザーのみなさんの情報によれば、ネットでは「御殿さん」と呼ばれている。
第4回目、茂木経済産業大臣。この人もやっぱりすごかった、鋭かったですね。本当に、どうやったら茂木大臣みたいに論理的に喋れるのかなと思ったんですけど。茂木大臣は、「モテキング」。「モテキング」と呼ばれているらしいです、ユーザーのみなさん、ありがとうございます。「モテキング」。
第5回、このときだけはですね、大臣でなくて、自民党の幹事長、石破幹事長をお招きをいたしました。石破さんのネット上のニックネームは有名ですよね、私も知っています。「ゲル」。「ゲル閣下」でございます。
そして第6回、下村博文文部科学大臣。安倍応援団、元祖チームメイトっていうことで。下村大臣にも、教育再生について熱く語っていただきました。下村さんも素敵でしたが。下村大臣も、ちょっとネット上の……。「しもむー」? 本当ですか、今みなさん考えたんでしょうか(笑)? 「しもむー」って呼ばれているらしいですね、はい。下村大臣のネット上のニックネームは、ニコ生ユーザーのみなさんによればですね、「しもむー」だそうです。
それから第7回、林芳正農林水産大臣。なんでもできる。次世代政策オールマイティのですね、林芳正農水大臣は、「よっしー」って呼んでいるんですけれども。ネット上のニックネームは何でしょうか。「てんてー」? 「林さん」? 「タケカワユキヒデ」? なんのこっちゃ。林さんはまだニックネーム決まっていないので、ぜひニコ生ユーザーの皆さん、林農水大臣のですね、ニックネーム考えていただきたいと思います。
さて、裏返りました。第8回、稲田内閣府特命担当大臣。この回、結構好評だったんですね。稲田大臣の今までにない面を見られたと。こういうユーザーの人が多かったんです。稲田姫。何かとっても、何て言うんでしょうかね、論客で、大変信念のある方なんですけれども。こういう言い方したら失礼なんですが、チャーミングなんですよね、稲田大臣は。はい。
第9回、このときもですね、ネットのみなさんからの、ニコ生ユーザーのみなさんからの反応、すごかったです。「ガースー」。菅官房長官。菅官房長官は自分で「ガース」だと思っているんで、私が「ガースー」だ、というふうに訂正しておきました。菅官房長官。“政界のアニキ”にも登場していただきました。
そして第10回、古谷国家公安院長。拉致問題について、熱い思いを語っていただきました。「安倍内閣で必ず拉致問題を解決する」と、古谷大臣ですね、もう力強く言ってくれたのが嬉しかったですね。古谷大臣のニックネームは「ふるやん」。確かですね、あのときニコ生ユーザーのみなさんに決めていただいたんですけどね。晴れて、「ふるやん」ということでお願いしたいと思いますが。
第11回、岸田外務大臣。「静かなるプリンス」と呼ばれていまして。なんとなくこう、「俺が、俺が」っていう方じゃないんで、どういうキャラなんだろうと、実はですね、反応もあったんですが。岸田外務大臣もとっても素敵な人だと、ユーザーのみなさんに言っていただきました。実はアーティストになりたかったんですね、子供のころ、岸田外務大臣は。岸田外務大臣のニックネームは、思ったとおり、「きっしー」でした。ちょっとあの、あまりに当たり前みたいな感じがするんですけれども。「きっしー」ということで。ぜひまた2回目、どっかで出ていただこうと思っています。
そして第12回、私は、この人が政権奪還、自民党政権復帰の最大の功労者だと思っています。もう、ミスター・ジェントルマンっていうかですね、ミスター人格者。谷垣法務大臣にも、この席に座っていただきました。谷垣大臣のニックネームは変わっていません。みなさん、「ガッキー」です。ガッキー健在。なんかすごく、「嬉しかった!」っていうユーザーの方々からの反応もあって、私も嬉しく思いました、はい!
そして前回、第13回は、甘利内閣府特命担当大臣です。甘利大臣のニックネーム、これ「あまりん」だったと思いますね。確かこれも、ニコ生ユーザーのみなさん、「あまりん」が一番多かったので、「あまりん」に決めさせていただきました。甘利大臣はですね、何と言っても、安倍内閣のキーパーソンです。経済再生担当大臣で、なおかつTPPもやっているし、マイナンバーみたいな大法案もやっているし、いろんなことやっているんですが。普段見るとね、やっぱり政策に詳しくて、強面なんです。何しろ、武田信玄の家臣の子孫ですから、この方。
でも、この直滑降ストリームではですね、高校時代にマラソン大会でズルしてゴールして捕まった話とか。あるいは、あの……捕まったっていうか、職員室に呼ばれた話とかですね。あるいは、男子校だった甘利大臣が、校舎が改築中ということで、女子校の校舎を使って、そこに手紙を残して。その女子生徒から手紙が返ってきたっていうお話も聞いたりしてですね。なかなか普段見られない、甘利大臣の、このチャーミングなですね、一面。いやもともとチャーミングなんですが、それをちょっと垣間見ることができたと。
やっぱりみなさん、あれですね。安倍内閣の大臣の素顔。これを知りたかったら、申し訳ないんですけど、テレビを見るより、新聞を見るより、直滑降ストリームを見ていただいたほうがいいんじゃないかと。なにしろ直滑降ストリームのいいところはですね、どんどんアーカイブ化されていきますから。「あ、私は甘利大臣の回を見逃した!」等々、思う人がいても、アーカイブで見られる、ということなんですが……。
今、私の女性秘書のほうから、ちょっとカメラ向けてもらえますかね? 今ね、紙がね、このニコ動のカメラで映せますかね? 「官邸出発」というですね。うちの女性の秘書から。あの、うまく顔を隠しているんですけどね。私の一番信頼する秘書なんですが。まあ、戻してください。ということで、総理がただいま官邸を出発されたということで、10分後にはここに来ていただけるんじゃないかというふうに思います。
さて、これまで12人の閣僚の方々に出ていただきました。安倍内閣の大臣、共通点ひとつあります。全員とってもネアカで前向き。なんですが、大臣によってですね、やっぱりスタイルが違うんですよね。
例えば、私と仲良しの「たむたむ」。田村厚生労働大臣。おそらく安倍内閣の現職閣僚のなかでは、委員会の質問が一番多かったんじゃないか。そりゃそうですよね、厚生労働分野、広いんです。で、もうなんか、「たむたむ」はですね、朝来て、本当に眠そうな目で、「もうとにかく今日、50問答えなきゃいけない」とか言いながら、ぶつぶつ言っていたですけども。それでも一回も弱音を吐かずに、見事に、何て言うんでしょうか、野党の追求っていうか質問を裁いていきました。「たむたむ」は、だいたい夜の12時くらいに官僚の人たちから質問の答弁書を取り寄せちゃうんですよね。で、そこで準備しちゃうから、あんまり朝早く来ない。これが「たむたむ」のスタイルなんですね。
対照的なのが、私の大好きな「シンディ」。進藤総務大臣なんですね。も、やる気の塊ですから。なにしろ12時くらいまで勉強しているんですね、進藤大臣は。で、なにしろですね、総務大臣もすごく答弁が多いから、4時くらいに来るっていうことで。まあ、総務省の役人、大変なんですが。実は、総務省のある若手官僚に聞いたら、いや、ものすごく大変だと。大変だけど、大臣がここまで命がけでやっていたら、やっぱりついていかざるを得ないと。「進藤大臣が来て、やりがいがある」と、こういう風に言っていました。
まあいろいろ、大臣によってスタイルが違うと。茂木大臣なんかはですね。もうあの、最初からいろんなことが頭に入っているんで。一度こういうシーンを目撃したんですけれども。委員会の最中に、答弁書を読んでいると。なんとなくチェックをして、もう最初から分かっているところを、なんとなく自分の頭でなぞっているみたいな感じでですね。これもすごいと思いました。
なんといっても一番落ち着いているのは、私と同世代、私より年下の、私より年下とはとても思えない、落ち着きを持った、林芳正農水大臣で。林芳正農水大臣は、あと3つくらい大臣をやっていただいても大丈夫なんじゃないか。いや、農水大臣として全力を尽くしていない、っていう意味じゃないんですが、とにかくいつも余裕があってですね。トラブルシューティング大臣になってもらったらいいんじゃないかと。答弁に困ったら、みんな林大臣に持っていったらいいんじゃないか、という冗談が出るくらい、やっぱりですね、よっしーは余裕があるということで。それぞれの大臣にいろんな特徴があったなというふうに思っています。
岸田外務大臣。いつもニコニコされて、紳士なんですね。だいたい、なんて言うんでしょうか、なかなか崩れない岸田大臣なんですが、直滑降ストリームに来ていただいて、最後に「奥様にはどんなプロポーズをしましたか?」と言ったら、岸田大臣が非常に動揺をされたと。ものすごい動揺して、「あわあわ、あわあわ」とか言って。そこにやっぱりちょっと、岸田大臣の人間性というか、なんかこう、人柄というか、そういうのが垣間見えたかな、なんて思っています。
ということで、私がずっと喋り続けていますが、総理がまだ登場いたしませんので、私がずっと喋り続けたいと思います。さて、直滑降ストリームには、大臣の他にも、党の代表として、石破幹事長に来ていただきました。「あれ、意外だな」と思う方もおられるかもしれませんが、私は石破……。
あ、みなさん! いよいよ総理が登場いたします。拍手でお迎えください。総理、ありがとうございます。
ということで、もう画面が、もう大変なことになっているんですが。みなさんお待たせをいたしました。この直滑降ストリーム、大臣VS大臣、12人の現職閣僚プラス幹事長、ここにお招きしてきましたが、その同じ席に、今日は安倍晋三内閣総理大臣に来ていただきました。
ちょっとコメントだけ読みますが、もうすごいです。もう。ちょっと今まで画面見えないくらい。「我らの総理」とかですね、「ようこそ」、「安倍さん」、「安倍ちゃん」、「こんばんは」みたいになっていますが。本当にお忙しいなか、総理に駆けつけていただきました。このスタジオに総理に来ていただくってことは、みなさん、ありえないですよ、普通。秘書官の方々にも非常に心配をされて、申し訳なかったんですが。実は、総理にここに来ていただいた理由はあってですね。実は去年の夏、まだ自民党が野党だったときに、総理にこの番組に出ていただいて。そのとき初めて、総裁選に向けての意欲を語っていただいたということで。総理、本当に今日はありがとうございました。
安:はい、どうも。
山:あの、もう最初からみんな待っているので、質問させていただきたいと思いますが。ちょっとですね、ここでないとなかなか話せない話があるので。総理に申し上げておきたいことがあって。私、初めて総理に抜擢されて、「大臣」というものになりました。
安:ははは(笑)
山:で、安倍内閣に入ってみたら、「歴代の内閣と全然違う」と、大臣経験者が言うんですね。何が違うのか。すごく明るい。みなさん、閣議前の風景。総理がまず朝の閣議に入ってくる前に、ものすごくみんなが明るい。何かがあるとすぐ集まって、チームワークで相談をする。閣議に入ってきた総理が、本当に激務で疲れているときもあると思うんですけども、にっこりされると。これは非常に、我々にとっては、すごい、何て言うんでしょうか、エネルギーのもとになっているんで、総理、ありがとうございます。
それともうひとつ、今日はですね、随分、総理秘書官に迷惑かけたんで言っておきますが。総理秘書官チーム、頑張っています! なにしろ総理、秘書官の人たちは、みんな恨まれ役で。私に「日程取ってくれ」って言われて断るっていうのは、非常に危険な感じがするらしくてですね(笑)。本当に申し訳ない。彼らは本当に、恨まれ役をやっているんですが。総理のために一生懸命やって。こないだ一緒に沖縄に行ったときも、総理のためにいろいろ知恵を出して頑張っていて。ちょっと失敗しても、総理は絶対に怒ったりしないっていうところが、また非常に素敵だなと思うんですが。すいません、いろんなこと言いましたが。
安:今日も秘書官、あそこに来ていますよ。大石秘書官。ちょっと映してもらえますか。映してください。
山:ちょっと映してもらえますか? 後ろ向いてね。今、映してもらえますか?
安:大石秘書官ね。警察庁出身の。よく『踊る大走査線』で悪役になっていたでしょ? キャリア、東大卒のキャリア警察官と。こういう感じの人ですからね(笑)。
山:お顔を見ると、そんなふうに見えないですがね(笑)。すいません、総理、いよいよ少しお話を伺っていきたいと思うんですが。ひとつだけ、その政治問題、経済、外交にいく前にお聞きしたいんですけども。総理は紅茶党なんでしょうか、珈琲党なんでしょうか。それとも日本茶がお好きなんでしょうか。
安:私はずっとですね、基本的にまあ、日本茶も好きですが、珈琲か紅茶かと言えばですね、紅茶なんですね。
山:あ、なるほど。
安:ところが最近ちょっと嗜好が変わって、たまにね、たまにエスプレッソも飲むというね。
山:なるほど。やはり内閣総理大臣という立場上、いろいろバランスよく、というのがあるんですか……?
安:いやいや、そういうわけじゃないんだけど。ずっと珈琲は飲めなかったんだけど、最近どういうわけか、たまにエスプレッソで。一太さんはずっと紅茶でしょ?
山:そうなんです。最近、私ほうじ茶も覚えましたけど。はい。
安:あ、そうですか。はい。
山:すいません。ということで、この珈琲紅茶の話から、ちょっと一気に政治経済の問題にいきたいと思うんですが。今日総理、記者会見をなさっていて。ぜんぶ拝見をさせていただきました。我々が閣僚として見てもすごく嬉しいのは、やっぱり日本が久々に表舞台に出てきたと。今までやっぱり、日本っていうと、例えばアメリカの有名な雑誌に載るときも、新聞に載るときも、何かって言うと“ダメな例”みたいな感じで、「日本みたいになっちゃいけない」みたいな話だったのが。
あのイギリスの有名な経済誌『エコノミスト』に、安倍総理がスーパーマンの姿になって飛んでいる表紙ができたと。で、総理の成長戦略、日本再興プラン、「Japan is back」って書いてあった。「Will be back」じゃなくて、「Japan is back」って書いてあった。ここに総理の、私は、何て言うんでしょうか、思いを感じとったんですが。総理、G8等々に行かれて、アベノミクスでものすごく注目をされていると思うんですが、そこらへんの実感。日本がいよいよ表舞台に出てきた、という実感から、ぜひお話いただければと思います。
安:これは、私が注目されたってことではなくて、今まさに日本が注目されているんですね。もともと自力があった日本がですね、やっぱり政治も不安定だった。そういうなかにおいてですね、経済的には中国の台頭があったと。安全保障においても、そうなんだろうと思います。そこで、存在感が薄くなっていたなかにおいてですね。借金も、大変な借金を抱えてデフレが続いている、というなかにあってですね、日本が大胆な金融政策と、それで、プラス累積債務はあるけれども、思い切った財政出動もしたと。これによって、1月-3月にGDPがプラス4.1になったと。これはすごいなあ、ということなんですね。
イタリアのレッタ首相はですね、割と環境としては、累積債務もあってと。で、EUからはいわば緊縮財政を迫られているなかにあってですね、日本はまさにデフレから脱却して経済を成長させようとしていると。これはイタリアの国民に勇気を与えると。「ぜひ安倍さん、ローマで講演してもらいたい」と。もうそれを聞いてですね、「イタリアっていうのはいい国だなあ」と本当に思いましたけれども(笑)。
同時にこうやって日本が注目されている、ということは日本にとって悪いことではないんですね。やっぱり日本の技術ってすごいなって。みんな見直しているんですね。もともと、すごいんですがね。たまたま競争力を十分に発揮できない状況があった、ということだけなんですが。こういう、注目されているときにですね、どんどん、様々な分野で私は発信していったらいいんだろうと思いますね。
山:はい。総理の3本の矢、私もあちこちで使わせていただいて。大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略。で、私は一番、総理の今回の海外……外遊という言い方あれなんですけれども、主張されたなかで、諸外国を訪問されたなかで、印象的だったのは、イギリスの金融関係者の方々と、なんか、懇談をされましたですよね?
阿:ええ、そうですね。
山:そのときに総理が3本の矢の話をされてですね。やはり、同時にいろんなことを達成していかなきゃいけないと。つまり経済成長もやり、同時に財政再建もやっていかなきゃいけないと。3本の矢を同時にやっていくということをやんなきゃいけないけれども、やっぱり、その、この同時にいろんな目的を達成させていくためにも、「キーは経済成長なんだ」というふうにおっしゃった。まさにここがポイントだと思うんですが、そこのところ、総理にぜひもう一度、解説いただけないかと思っております。
安:よくですね、こんなに累積債務があるにもかかわらず、今やっている大胆な金融緩和、あるいは財政出動をしていいのか、という議論があるんですが。しかし大切なことはですね、「デフレ下にあってはですね、絶対に財政再建はできない」という事実なんですね。これはまあ、考えてみれば当たり前なんで。
デフレというのはですね、名目GDPをどんどん、どんどん縮小していくんですね。いわゆるGNI(国民総所得)においては、日本は50兆円に縮んじゃったわけです。当然、これが縮んでいけば、絶対に税収は増えません。増えないどころか、減っていくんですね。税収が減っていけばですね、当たり前なんですけれども、社会保障費は伸びていくわけですから、当然赤字は増えていく。よってですね、デフレが続くなかにおいては、財政再建は、絶対にできない。ですから、まずはデフレから脱却をしてですね、経済の規模をしっかりと、だんだんだんだん大きくしていく。そのなかにおいて、自然増収も計っていく。同時に、無駄遣いはやめていく。これがやっぱり大切なんですね。
ですから、我々はもちろん、財政再建・健全化を忘れたわけではありませんが、まずはしっかりと、デフレから脱却をしていくために、やるべきことをちゃんとやって、デフレから脱却をして、経済を成長させ、そしてそのなかにおいて財政再建を目指していくと。デフレから脱却して経済成長をしていくことは、財政再建をしていくことにプラスだし。財政再建をしていくなかにおいてですね、日本の信認が厚くなっていけば、それは成長にもプラスにもなっていくと。投資先として、やっぱり日本はいいな、ということになりますからね。で、これが、まさにいい、好循環に入っていくなかにおいて、日本は両方とも達成することが可能だし。両方達成を目指さなければ、両方とも達成できない。これは当たり前なんですけども。
山:はい。非常に明快なご説明だったと思うんですが。あの、よくまあ、周りにその、アベノミクスでは国民は幸せになれない、みたいなこと言う人いるんですけれども。「まずじゃあ、どうすればいいか」っていう選択肢がまったくない……。
安:そうなんですよね。
山:っていうのが、私は一番いつも、おかしいなと思っているのと。それから総理も、今日の記者会見でもおっしゃっていましたけれども、実体経済は、私は絶対よくなっていると思うんです。やっぱり地元でも、まだまだ設備投資が本格的に回復しているのかどうかっていうのは、いろんな議論があると思うんですけれども。みんな、よくなると思っているんです。初めて、先が明るいと。もしかしたら、日本が本当にもう一回、成長路線に乗れるんじゃないかと思っていると。だから、実体経済が決して悪くなっているとは思わないんですけれど。街角ウォッチャー調査もよくなっていると。そこらへんについても改めて総理にですね、その感触をお聞きしたいんです。
安:去年の7月8月9月ですね。大体、今頃だと思いますけれども。今頃、GDPがマイナス3.6%。普通、経済って成長していかなきゃいけないんですが。成長どころか、逆に下がっていったんですね。縮んでいった。マイナス3.6%。これはもう経済が、底が割れてしまうんではないかと。という、いわば瀬戸際まできたんですね。そんななかにおいて、国民のみなさんは自民党に政権を託してくれたんだと思います。
そこで3本の矢の政策によってですね、確かに雰囲気が変わったんです。世の中の雰囲気が変わった。このことによって、1月2月3月は、プラス4.1%。つまりマイナスからプラス。ネガからポジに大きく変わりました。そして今、4月ですね。一太さんが言われたように、例えば、生産においても、商品においても、雇用においても、もちろん成長においてもですね、すべての経済をあらわす数値は改善しているんです。特に、有効求人倍率ですね。これは0.89という数字になりました。これは、リーマンショック以来ですね。もっとも、まあ、リーマンショック前に戻った、と言ってもいいですね。やっとリーマンショック前に戻れた。
これはあの、過去のことを言ってもなんなんですが、民主党政権時代3年間でできなかったことを、我々が半年間でできたのは、事実なんですよ。で、これは先行指標でもありますから、で、しっかりとそれを、ちゃんと雇用に結びつけていきたいと思っていますし。
で、ただですね、「まだ実感していない」という方もおられるのも、私もよく知っていますし、おそらくそういう方々はたくさんおられます。しかしこの7月にボーナスが出るんですが、まあ大企業ではありますが、65社。ボーナスが伸びているんですね。伸び率はですね、あのバブル。あれに匹敵する伸び率なんですね。
これは「私には関係ない」と思われる方がいるかもしれませんが、そういう人たちは、必ずこれはお金を使おうという気持ちになりますね。で、帰りにどっか寄って1杯やっていくと。「ビール1杯で済まそうというところを3杯飲んでいこうということになれば、ビールの消費も増えますし。帰りは、まあ今日はタクシーに乗っていこう、ということになれば、タクシーの運転手さんとっても忙しくなると。
そうやってお金は回っていきます。必ずお金は回りますから。そうなれば、日本全体が景気もよくなっていきますし。プラスまだ、今年度の予算ですね。実際に地方でそのお金が使われる、という(ところ)までいっていませんから。ちょうどやっとだんだん、7月くらいから、各地方において、仕事が始まっていきますから。そうすれば、地方においても、だんだん実感していただける方が増えてくるのではないか、と思っています。
山:今日はニコ生ユーザーのみなさん、本当に、安倍総理のファンの方が大勢ですね、アクセスしていただいているんですけど。本当にみなさんにわかっていただきたいのは、総理が命がけで取り組んでいると。要は、何て言うんでしょうかね、もちろん、いろんな批判はあってもいいと思うんですが、もう、傍観者じゃなくて当事者になってもらいたいと。やっぱり当事者になって、みんなで頑張らないかぎり、この国の経済よくならないと。安倍政権が失敗したら、私はもう、この国の経済を取り戻すチャンスはないと思っています。
で、総理せっかく来ていただいたんで、改めて申し上げたいと思うんですけれども、初入閣組。「たむたむ」、「シンディー」、さっき言っていたんですけれども、いろいろ、いるんですけれどね、「稲田姫」とか。もうみんな、「たむたむ」も「シンディー」も、総理に抜擢されたということを意気に感じて、もう本気で支えるつもりなんで。ぜひ総理、これから、いろんなたぶん、ハードルが待っていると思うんです。みなさんね、そんな簡単に、経済、一気にいかないですから。この20年も苦しんでいるデフレを建て直そう、ということですから。ですから総理、いろんな壁があると思うんですけれども、我々はぶれずにお支えしますんで。ぜひ、3本の矢を最後まで貫きとおしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
安:そりゃもう、特に、山本さんには、イノベーションね。
山:はい、ありがとうございます。わざわざ気を遣っていただいて。
安:……を担当してもらっていて。ここにもまさに、成長の種が。
山:イノベーションです。
安:イノベーションね。ありますから。突破力は、山本一太ですからね。期待していますから。
山:はい、ありがとうございます。はい。
安:これはまあ、よくですね、この前も、野田元総理がですね、前総理が、その、異次元の金融緩和も含めて、「これは危険じゃないか」と、こう、言っておりました。危険じゃないかといって、何もやらなかったら安全だったかというと、そんなことないんですよ。まさに日本の経済、50兆円も縮んでしまったらですね、では一体じゃあ、年金、医療介護、大丈夫かと言えば、大丈夫じゃないんですよ。給付を約束すれば、支払うことはできませんよ。
給付を確かなものとするための、財源が必要ですね。財源は、税金と保険料収入ですね。経済が成長しなければ、両方とも増えていきません。そういうなかにおいて、例えば、年金もですね、一部は株式市場で運用しています。当然、運用益、相当あがっています。ですから、そういう意味においてですね、絶対にこれは失敗できないとも言えますし、長い間続いたデフレから脱却するためには、今までと同じことをやっていたんではできない。だからこそ我々は、新しい、異次元の政策をやっています。これ失敗したらですね、山本さんが今言われたように、相当また長い年月を待たなければ、我々、チャレンジできないと思いますね。
ですからもう必ず、成功させたいし。今やっと日本は、再び成長することができるかもしれない、というね、自信を取り戻しつつあります。今年より来年、来年より再来年、よくなっていく。そういう日本が取り戻せるのではないか。これは絶対ですね、このチャンスは逃したくないし。そのためには、ねじれを解消する。これ大切ですよね。そのために参議院選挙。これ勝たなければいけないと思っています。
山:選挙については非常に微妙なんで、一切、触れませんが(笑)。この総理の決意を聞いて、本当によかったなと。もう、今日ここに来ていただいて、私、本当に嬉しいんですけれども。3本の矢を、何があっても、とにかくぶれずに貫き通すと、今総理に宣言をしていただいたということで。経済についてもっともっと聞きたいんですが、なかなか時間も迫ってきちゃったんで、やはり外交安全保障について。ちょっとお聞きしたいと思うんですね。
もう今さら、前の政権の悪口を言うつもりはないんですが。いまだに元総理で変なことを言っている方もいて、私、怒りに震えるときもあるんですが、いちいちそれは言いませんが、安倍大臣から、初代の領土担当大臣に任命をされたと。やはり、日本の領土主権は断固として守ると。まあ、こういう総理の姿勢の表れが、この領土担当大臣だと思うんですが。
そこでまあ、日米同盟。これを総理は再構築をされるということで。ま、かなり戻ってきたと思うんですけれども。中国、韓国。ここはやはり、領土問題については、国益にかかる部分は、もちろん譲れない。しかしながら、総理がおっしゃっているような、戦略的互恵関係というか、戦略的パートナーシップを求めていかなきゃいけない。ここも非常に、なかなか難しい問題あると思うんですけれども、総理の外交。対米、対アジアについてのお考えを、ぜひ今日はお聞きしたいと思います。
安:日米は同盟関係。同盟関係ですから、当然、外交安全保障の基軸ですね。同盟関係とそうでない国の関係、何が違うかと言えばですね、日本がもし侵略をされたときにですね、日本のために若い兵士が命をかける国は、アメリカだけです。同時にですね、日本は日本の基地を米軍に提供していますね。それがあって、初めて米国もアジアに前方展開戦略がとれる。アジアのプレゼンスを確保できるんですね。そういう関係になっていると。ですから、これが当然、揺らいだらですね、これはもう、大変なことになります。
そのなかにおいて、中国との関係においては、日中関係、日韓関係もそうなんですが、そういう関係を考えるときにですね、特にまあ、中国という大きな存在を考えるときに、日中関係だけを見てはダメなんですね。こう地球全体を俯瞰をしながら、戦略的に外交を考えていくことが、私はとっても重要だろうと思います。ですから、就任してから13カ国を訪問してきました。これからもですね、そういう戦略的な、まさに地球儀を俯瞰するような外交を展開していきたいと思っていますが。
中国との関係は当然、大切な関係ですよね。日本は中国に物を輸出して、あるいは投資をして利益を得ています。でも同時にですね、中国も、日本からの投資があって、たくさんの雇用を作っている。そして、日本にしかできない半製品を輸入して、それを加工して、世界に売って利益をあげているんですね。いわば、そういう意味においては、経済的には切っても切れない国。相手を必要としている。この認識をお互い持ち合うことがですね、大切。それがまあ、戦略的互恵関係ですね。1つの問題が起こったからと言って、すべての関係を閉じてしまうのは間違いであると。常に話し合いはしていくべきなんだろうなと。だから私は、「対話のドアはいつも開いていますよ」と、こう申し上げています。
で、韓国は大切な隣国で。基本的には自由や民主主義といった普遍的価値を共有している国ですね。パックネ、新しい大統領が、パックネ大統領が誕生しました。私もぜひ、まあ電話で話しましたが、直接会って、お目にかかってお話をしたいと思っています。もちろん隣国ですから、当然、様々な問題を抱えますよ。まあしかし、それはそれとしてですね、対話するなかでお互いが主張していく、ということが大切ではないかと思いますね。
山:今のお話で、やっぱり、私、安倍外交の神髄みたいなものに触れた気がするんですけれども。やっぱり国と国との関係は2国間だけで見るんじゃなくて、もっと広い視野で。バイラテラルではなく、マルチラテラルで見ていくと。つまり日米同盟が、日韓関係、日中関係、あるいは北朝鮮の問題に対峙するうえで、いろんな影響を与えると。まあ、こういうことだと思うんですが。
そこで、本当に時間がなくなってきちゃったんですが、ちょっと北朝鮮問題についてはぜひお聞きしたいと思うんですね。北朝鮮に対する圧力、これ制裁、経済制裁、やっているんですけれども、この法案は、はっきり言って、私が中心になって作りました。なぜなら、この法案、有志のチームを作って原案としてまとめたんですけど、外交部会にもうまく出せない、上にあがらない、というときに、安倍官房副長官、そしてその安倍官房副長官が後押しをしていただいて。それで実は通ったっていう法案なんですが。
古谷大臣にもここに来ていただいて、「安倍総理のもとで、とにかく拉致問題を解決したい」っていうお話があったんですが。ぜひ総理のですね、対北朝鮮外交。このことについてはぜひお聞きをしたいなと思うんですが。私も一時、野党だったときに、今大臣なんで、言葉に気をつけなきゃいけないんで。総理にそうじゃなくても、あんまり破壊力があるからブログ気をつけろ、とか言われているんで、気をつけますが(笑)。
北朝鮮問題についても、私も実は総理、与党でしたが、「対話と圧力の部分の、圧力だけ外に発表するな」とか、いろんな、細かくは言いませんけども、話があったときには、結構、委員会で怒ったりしたんですけれども。そういうこと全体も含めて、対北朝鮮外交、拉致問題解決に向けての、やはり、決意をお聞きしたいと思います。
安:北朝鮮との問題においてはですね、拉致。そして核ミサイル問題。これを総合的に解決を、総括的に解決をしてですね、日朝の関係を正常化していくと。これはまあ、基本方針なんですが、そのなかで、特に拉致問題。核問題・ミサイル問題については、国際的な圧力をかけていくわけでありますが。拉致問題。日本以外にも拉致をされた国々はあるんですが、しかし、この問題については、日本が主体的に取り組んでいかなければ、残念ながら解決しません。
で、今山本さんが言われた、対話と圧力ですね。なぜ圧力が必要かといえばですね、今までの政策を北朝鮮に変えさせなければいけない。これはそう簡単なことではないんですよ。まあ特に拉致問題についてね。彼らが言っていることは違う、ということを、彼ら自体に認めさせなければいけませんから。
「もう拉致問題は解決をしたんだ」というのが彼らの主張ですね。「それではないでしょう」ということを彼らに認めさせるためにはですね、しっかりと、正直に、真摯に、この事態に向き合って。我々の主張に耳を傾けてですね、解決をしていく、という立場に変わらなければ、自分たちはなんら国際社会でやっていくことができないと、認識させなければいけない。そのための圧力というのは、絶対的に必要なんですね。だから圧力を今、かけているわけでありまして。
ま、そういうなかにおいてですね、13歳の少女であった横田めぐみさんも含めて、多くの人々が拉致をされています。これ当然、人権問題ですが、同時にですね、日本の主権が侵された。これはもう絶対にですね、安倍政権において、この問題を、必ず私は解決をしたいと思っています。すべての拉致被害者の生還とですね、実行犯の引き渡し、あるいはまた、真相の究明を果たしていきたいと思っています。
山:ありがとうございます。これに関して、いろいろ、総理のフェイスブックの発信について、いろいろな議論があるようなんですが。こないだも総理に沖縄でお目にかかったときに、何度か休憩の時間で話をする機会があったので、申し上げたんですけど、ぜひフェイスブックの発信は続けていただいて。いろんなこと言う人がいるんですけど、私は総理が聖人君子じゃないし、それは、いろいろ思ったことを言ったり、おかしいと思うことを発信したりっていうのは、むしろ国民にすごく近い存在になるので、私は、総理のフェイスブックの発信力ものすごいし、これはですね、ぜひ続けていただきたいと思います。
最後にもう時間になっちゃって、秘書官もすごく心配そうな顔でこちらを見ているものですから、ひとつだけ、これだけはお聞きしたいと思うんですが。ここに来てくれた12人の閣僚みんなが、やっぱり総理は、もともとみんな総理のこと好きですけども、「変わった」と。やっぱりこう、何て言うんでしょうか、懐が広くなって、やっぱりまあ、覚悟も感じるけど、何て言うんでしょうか、「余裕」っていうかですね、そういうものを感じるようになったと、こういうふうに全員が言うんですけれども。この激務のなかで、ま、もともと体調がいいっていうのはすぐわかるんですが、この激務のなかで、総理を支えているものは何ですか? これはぜひお聞きしたかったんです。
安:これはまず、6年前、ああいう形でですね、病のためとはいえ、突然、職を辞することになりました。そこから、いわば、日本の迷走が始まってしまったと言ってもいいですね。私を含めて、これほど、首相が変わる。これは、国力を削いだのは事実ですね。これをやはり、元に戻す。再び、安定ある政治を戻していくと。ねじれを解消して、安定ある政治を取り戻して、誇りある国を作っていくことこそですね、私の責任だと思っています。ですから、この使命感がある限り、私は元気に頑張っていけるなと思っています。
山:ありがとうございます。ニコ生ユーザーのみなさん、もうちょっと総理、時間、ちょっと遅れてこられたとはいえ、ほとんど30分いていただいて、本当に感謝をしたいと思いますが。最後に申し上げたいと思うんですね。
安倍総理を信じていただきたいんです。もうこの、安倍総理に頑張っていただくしか、日本を復興させるチャンスはありません! ぜひですね、みなさん、ここは安倍総理を信じて、日本の再生、日本の復興を、阿部総理に委ねていただきたいと思います。
ということで総理、もう秘書官、あの、結構、真っ青になっているんで、申し訳ありません、はい。どうも本当にありがとうございました。一生懸命これからも頑張りますんで。どうぞ。すみませんでした、ありがとうございました。みなさん、もうすごい拍手なんで。
安:どうもありがとうございました! どうそみなさん、よろしくお願いします。ありがとうございました。
山:いやもう、コメントっていうか、パチパチパチパチばっかりで、「よかった」って。ほとんど画面が見えない。「貴重な時間ありがとう」「あっという間だった」。それでも30分ね、いてくれましたからね、すごいことだと思います。「よくやった、一太、ありがとう」、頑張ったでしょ? 私も。「ついていきます」「すばらしい」「ありがとう」「よかった」「いや、さすが安倍さんでした」「最高によかった」「総理のパワーすごい」「素敵な番組ありがとう」。
あーよかった、総理に来てもらって。もうこれをやっただけでも、私ここまで危険を冒して、10何回、直滑降ストリームやってきた甲斐がありました。でも今日みなさん、総理のお話っていうのは、テレビで聞いたり、いろいろ、新聞で見たりしていると思うんですけれども、こういう表情で話す安倍総理は、あんまり見たことないんじゃないかなと。いつもこういう感じで会話を交わしていまして。その、総理の懐の広さとか人間性は、ちょっとみなさんに伝えることができたのかなと。
私が、総理がいいときも悪いときも、ずーっと政治生命をかけて、僭越ながら応援してきた、その理由、気持ち? これはですね、ニコ生ユーザーのみなさんに伝わったんじゃないかなと、いうふうに思います。さすがの私も、今日ちょっぴり緊張……はあんまりなぜかしなかったかな、しかし今日は安倍総理に来ていただいて幸せでした。みなさん本当に最後まで見ていただいて、ありがとうございました。
といっても直滑降ストリーム、今日はこれで終わりません。今日はですね、安倍総理にも来ていただいて、ということで、実は後半、山本一太コーナー。毎回エンディングで使っているテーマがですね、実はニコ生ユーザーのみなさんの間で結構、好評みたいで。毎回、このエンディングコーナーを聴きたいという方もですね、信じていただけないかもしれませんが、大勢おられるようなんで。今日は、10数年前に作った2つのバラード。蔵から出して、公開をさせていただこうと思って。これまでエンディングテーマで使った3曲と。今日発表するって言っても、10数年前に作った歌ですから、みなさん、大臣になってから作ったわけではありませんので(笑)、10数年前に作った曲、この2つのパラードも合わせて、5曲続けてお送りしたいというふうに思っています。
その前に、今日は番組開始20分前くらいでしょうか。いつもよりやや早く、伝説の記者、七尾さんがですね、ニコ動から駆けつけてくれましたので、今日はユーザーのみなさんからの、いろんなご意見やご質問あったと思いますが、それを代表して、いくつか選んでいただいて、私にぶつけていただければと思います。いつものとおり、答弁は、キャスターの山本一太特命担当大臣が引き受けたいと思います。それでは、伝説の記者、七尾さんどうぞ。
七:すいません、いつも本当にありがとうございます。あの、これ、
山:前回おられなくて寂しかったです。はい。たけみ(敬三)さんと丸川(珠代)さんの回で。
七:ありがとうございます。いや、あれもすごい好評でしたよね。ほんと、ありがとうございます。あの、ちょっとですね、言っていいですかね。
山:はい。
七:私が経験していて、総理がすごいと思ったエピソードがありまして、ちょっとご紹介させていただいていいですか?
山:ぜひぜひ。
七:生還奪還前夜になりますので、昨年の総選挙直前の、あれおそらく、政権公約。自民党で行われた政権公約の会見中のときですね、実は総裁いらしてですね。そのとき壁に寄りかかっていたカメラマンの方が、ちょっとスイッチに触れちゃったんですよ。それで一瞬、会場の電気がぜんぶ落ちちゃったんですよ。
山:落ちちゃった。はい。ええ。
七:総裁がいる前で。そしたら総裁は、怒るでも動揺するでもなくですね、落ち着いていたんですね。で、カメラマンの方、「すいません、すいません」って慌てて電気付けて、パッと明るくなったんですよ。そしたら総裁が笑顔を浮かべながら、「新しい夜明けです」と言ったんですよ。僕それ聞いて、いや、こりゃすげえなと。
山:ふーん。なるほど。素晴らしい切り返しですね。その話ねえ、はあ。
七:そうなんですよ。先ほども総理、笑顔で、ちょっとこう軽いジョークを言っておられましたけど。いや、なんかその神髄を見たような。
山:そうそう、そこらへんはね、本当に当意即妙なんですよね、総理はね。いやありがとうございました。素敵なエピソードありがとうございました。いや私も知りませんでした。
七:そうですか。山本機関でファイリングしておいてください。
山:わかりました。
七:すみません、質問なんですけど、今日は大臣、問責、やっぱり参院でありましたね。まあそれはですね、いろいろあった国会なんですが、大臣にとって今国会は、どういう国会だったんでしょうか。
山:そうですねえ……。一言で言うと、苦しくて、辛くて、楽しい日々。これしかありませんね。やっぱりその……。
七:いや、もうちょっと具体的に。
山:苦しくて、辛くて、楽しい毎日。これしかありませんね。安倍内閣で大臣になったと。相当厳しい追及を受けるという予測があったので、ものすごく勉強しました。この情報量の少ない頭で。睡眠不足だったし。あと安倍総理に迷惑をかけちゃいけない。答弁で、何て言うんでしょうか、立ち往生することがあっちゃいけないというプレッシャーもあって。やはり、ちょっと体重落ちました。痩せたってよく言われるんですけどね。ま、6キロ痩せたんですけど、3キロは自分でご飯作っているからなんだと思うんですけども。ですから、結局、何とか生き残りました。答弁で詰まったり、追いつめられたりすることもありませんでした。
七:いや一切、なかったと思います。
山:なんとか、乗り切ったんですけども。それは毎日ある意味で、結構しんどかった。七尾さんやっぱりね、いいときも悪いときもずっと、安倍総理を応援してきたわけでしょう。で、安倍総理に抜擢されて。なおかつ絶対に失敗できないミッションですよ。経済再生。そのために、閣僚のひとりとして働けるという、やっぱり幸せ。幸福感。これね、やっぱりね、政治家冥利に尽きるっていうか。私、18年も実は政治家やっていて、大臣になるの、結構遅れたんですね。あんまり興味なかったし。生意気なこと言うようだけど。ボヘミアンで。常に偉い人に逆らっていたから、実は何度か安倍総理は私を閣僚にしようとしたんですけど、ダメだったんですね。な、気にしていないんですけど。
でもですね、この半年間やってみて、本当によかったと。この半年間だけでも、18年、政治家やってきた甲斐があったなと。50何年生きてきた甲斐があったなと。それくらい、思ってしまうような、充実した、中身の濃い6ヶ月でした。
七:なるほど。わかりました。ありがとうございます。で、ですね。あの二井さんのことなんですけれども。
山:また二井宏さんですか(笑)。
七:はい、すいません(笑)。ちょっとはい、振り(幅)が大きいんですけど。それはいかがでしょうか。
山:あのですね、それ結構あるんじゃないかと思って、久しぶりにこれ持ってきたんですよね。もう一回言います、これ、私に対する、何て言うんでしょうか、中傷記事を書き、そのまま逃げ回っている、二井宏っていう人のプロフィールなんですね。二井宏なる人の記事が掲載されている雑誌に、このプロフィールがちゃんと掲載されているんですよね。「二井宏、ジャーナリスト。20年以上にわたって永田町、霞ヶ関を取材。月刊誌や情報誌ネット、メディアを中心に寄稿している。与野党の党内力学、選挙制度、安全保障から税制、社会保障政策に至るまで守備範囲は広い」と書いてあるんですね。
で、ですから、この二井宏さんがこういう経歴の持ち主だということについて、データを示してほしいと。じゃあ、二井さんのこれまでの作品ってあるのかって、実は弁護士を通じて某出版社に聞いているんですが、全然返ってこない。これおかしいと思うんですよね。だって、この、自らの経歴を出して書いているわけでしょう? でね、ジャーナリストはみんなやっぱりね、自分の名前を出して勝負しているわけでしょう。
七:いや、そうですよ。
山:だからね、本当におかしいなと思って。申し訳ないですが、これは段階を少しずつあげながら戦っていきたいと思いますし、この選挙を乗り切ったら、申し訳ないですんけども、本格的に山本機関を動かして、正体をですね、突き止めていきたいと思います。ま、ちなみにこれが、雑誌に載っていた、そのままの文なんですけども。ちょっとこれ、書き直してみたんですけれども。
ということで、今日は総理が来られたということで、結構アクセスも多いんで。二井宏さん。私が見つける前に、ぜひ名乗り出ていただいて、ここに座っていただいて、政治とメディアについて、ぜひ議論させていただきたいと思います。政治家だから、大臣だから、批判されるのは、これはもう当然で、覚悟しています。その中身が事実と違う、あるいはその人の名誉にかかわることだったら、やっぱり発信した本人に対して、反論できる。これが民主主義だと思いますから。やっぱりね、悪口だけ言って逃げ回る。こういうね、卑怯なことをしちゃいけないと。上州人としては、思っております!
七:わかりました。すみません、最後、1問だけ。あまり詳しいことは、形で質問はできませんが。これからちょっと大変な期間に突入します。で、ちょっと痩せたな、なんてお話もあったんですが。やっぱり、17日間っていう長い期間の体調管理っていうのは、何かコツというか、何か注意している点ってありますか?
山:そうですね、ちょっとあまり選挙のことは言いにくいんですが。一般的に言うと、私の選挙は17日間、もうほとんど地獄のような日程なんですね。朝から晩までずっと遊説カーに乗って、朝8時から20時までずっと遊説カーに乗って、半分以上自分でマイクを握って、会合に出て挨拶をして、また戻って、人がいれば飛び出して、走って握手して戻る、という。普通の人間はできない、やり方をやるんです。だから今度は、なかなか、いろいろたぶん応援にもまわらなきゃいけないんで、そういう形ができないっていうんで、ちょっぴり不安かなと思っているんですが。まあそこは、留守をしっかり守ってくださる方々に、お願いをしていこうかなと思っています。ちょっと体重落ちましたけど、本当に体調いいので。この声の状況、見てもらえればわかると思いますけど。
七:そうですね、全然……。ますます元気になられて。
山:それで、健康診断しても、異常ありっていうところないし。あと私、常備薬ってないんです。ビオフェルミンを、ときどき飲みます。食べ過ぎると新三共胃腸薬、飲むだけですから、はい。
七:(笑)。わかりました。ありがとうございました!
山:それではみなさん、質問コーナー終わりました。ここからエンディングテーマの特集にいきたいと思います。今日はですね、安倍総理にも来ていただいたってことで、これを見ていただいているユーザーのみなさんに、ちょっとした、ちっちゃなプレゼントをしたいと思っていまして。10数年前に私が作った、私が歌詞を書いた、2つのバラードがあります。実は、私が作った、作曲したやつもあるんですけども、作った歌のなかで、実はこの2曲が一番、マニアの間で、地元で人気がありました。2つとも実はアジアに関する曲なんですね。
1曲目が、えっとですね……。『エイシア』。『エイシア』って言います。ラブソングなんですけど。『エイシア』ってアジアのことなんですね。どういう歌かっていうと、実は今からもう、そうですね、15、6年前でしょうか。ASEANのヤングリーダーズ。若い指導者たちといろいろ語り合う機会があったんですね。でまあ、そのときの彼らの、幅広い視野、情熱、国際感覚。感動しました。やっぱりASEANの国々はこれから大きく成長するだろうな、って思ったんですね。思ったとおり、あれから十数年経って、今やはり、アジア諸国、特にASEANの存在感、すごく高まっていると。
そのASEANのリーダーたちといろんな懇談会議をやったあと、実は、一晩で書き上げた『エイシア』という曲があって。アジアはもちろん、ASEANもそうなんですけれども、いろいろ過去の、歴史の問題とか、戦争の問題とかいろいろある。そういう感情的ないろんなものがあっても、それを乗り越えて、やっぱり日本は、特にASEAN諸国としっかり手を繋いでいかなければならないと。こういう気持ちで書き上げた歌詞があってですね。『エイシア』ってラブソングにしたんですけれども。それを今日はみなさんにお聞きいただけたらなと、いうふうに思います。
この『エイシア』の次の曲。『エイシア』が終わったあとで、もう一度、解説をさせていただきたいと思いますが。それでは、ニコ生ユーザーのみなさん、初公開。山本一太オリジナルソング。作詞、山本一太。作曲は、よくこのニコ生の、実は番組のなかでもよく私の口から出てくる、親友の音楽プロデューサー、私のWEBマスターでもある、宇佐見友章さんに書いていただきました。結構ね、これね、メロディ渋くってね、気に入っています!
それでは初公開させていただきます。アジア外交の大切さを歌った『エイシア』。イメージからすると、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、カンボジア。あそこらへんの風景と、いわゆるアジアの女性の、黒い瞳、黒い髪、深くて、何て言うんでしょうか、この、美しさね。何て言うのかな、アジア的な美しさをイメージしております。すいません、前置きが長くて(笑)。それでは今度こそ、『エイシア』。聞いてください。
山:はい、『エイシア』。いかがだったでしょうか。この曲を聴いて、なんとなく、ユーザーのみなさんの頭の中に、ベトナムとか、ミャンマーとか、あのカンボジアの風景が浮かんだら、なんか、いいなあと、そんなふうに思いました。
さて続けて、2曲目。新曲ではありません。これも10何年前に作ったバラードをお届けしたいと思います。これはもしかすると、ユーザーのみなさんのなかで、ちょっといろいろと物議をかもすかもしれないなと思います。
私、先ほども安倍総理との対談のなかで申し上げましたが、初代の領土担当大臣に任命されました。領土担当大臣。日本の主張が正しいっていうことを世界に向けて発信する。そういう役割を負っているんですね。
つまり、尖閣にはもともと、領土問題はないんです。鳩山元総理が何かおっしゃっていましたけれども、あれについて言いたいことはいっぱいあるんですけれども、大臣だから、ちょっと我慢しますけれども。まったくピント外れ。尖閣には領土問題はありません。500%、日本の領土です。竹島も。それから北方領土も。国際法上も、歴史的にも、間違いなく、日本固有の領土だと。こういうことをしっかり発信していかなきゃいけない。同時に、力で状況を変えようとしているのは日本じゃないと。それは相手の国なんだっていうこともですね、アピールをしていかなければならないと思っています。
今、非常に日韓関係、難しい状況になっています。総理もさっきおっしゃっていました。日韓の間にはいろいろな問題があります。領土については、これは一歩も譲れません。なぜなら、竹島は日本の固有の領土だからです。歴史。過去の歴史の問題。これについても、やはり何かあると再燃をしたりすると。難しいところがあります。
ただ同時に、さっき安倍総理がおっしゃっていたように、やはり民主主義、自由経済、こういう価値観を共有する国として、やはり戦略的パートナーとして、しっかり組んでいくと。これもやはり国益なんだと思うんですね。ですから、隣国の、今お隣の国の韓国と、国益に関しては、しっかりと、こちらも言うべきことは主張しなくてはいけない。その国益をせめぎあうなかでも、しかし、WIN-WINの関係をどうやって作っていくのかっていうことを、私たちはやっぱり考えなきゃいけないんじゃないかと。これは「日本の国益」という観点からの視点は必要なんじゃないか、ということがあります。
我々は日韓関係について、どういう関係を作っていけばいいのか。本当に、たとえば領土の問題や歴史の問題を乗り越えて、日韓は真のパートナーになれるんだろうか。あるいは、我々の世代、また我々の次の世代は、そのために何をしなければならないんだろうか。いろいろな複雑な思いが錯綜するなかで、実は、書き上げた歌なんですね。もう10何年も前なんですけども。それをやはり友人の、実は作曲家が、実はメロディーに、してくれました。
これは結構、壮大なバラードだったりして。いろいろまたユーザーのみなさんから賛否両論あるかもしれませんが。ぜひ聴いていただきたいと思います。タイトルをですね。あ、タイトル、どっかに行っちゃった……? 『一衣帯水』って言います。一衣帯水っていうのはどういう意味かって言うと、遠くから見ると本当に細い川で隔てられているだけだと。つまり、そのくらい近いと。「日本とアジアの関係は一衣帯水の関係だ」とよく言われますけれども、一衣帯水。本当に一衣帯水と呼ばれる関係になれる日が来るんだろうかと。そういう思い、願いも込めて、書いたバラードです。『一衣帯水』、聴いてください。
はい、今から10数年前に書いた、『一衣帯水』。いかがだったでしょうか。それではですね、新しい曲、って言いますか、もう随分前に書いたんですけれども、とにかく今日初めてお披露目の2曲のあとは、いつものエンディングテーマ、3曲続けて流させていただきたいと思います。
順番は、最初が『素顔のエンジェル』、次が『マルガリータ』……あれ、逆かな? 逆だって言われていますね、今。伝説の記者と『エイシア』の作曲家からクレームつきました。最初が『マルガリータ』、2番目が『素顔のエンジェル』、そして最後は、いつもの『改革の歌』をお送りしたいと思います。
みなさん、直滑降ストリーム、大臣VS大臣、一応これで完結いたしますが、また夏以降、新たに、直滑降ストリーム、新シリーズでお目にかかれるかと思います。今日は安倍内閣総理大臣に、ここに来ていただきました。私の横に来ていただきました。本当に私、幸せでしたし。まあ、ニコ生ユーザーのみなさんが、ここで総理に対して応援コメントをしてくれた。すごく安倍総理、嬉しかったと思います。みなさんに心から感謝を申し上げ、大臣VS大臣、最終回とさせていただきたいと思います。ありがとうございます。それでは山本一太オリジナルソング、3曲続けて、聴いてください!
山:すいません、みなさん。さっきですね、番組、締めたんですが(笑)。今、『素顔のエンジェル』を放送中に、ちょっとテクニカルトラブルが起こったらしくて。なんか音が重なっちゃって、ぽわんぽわん、としていると。ユーザーのみなさんのコメントがあったんで。今もう一回ちょっと、やり直させていただきたいと思います。せっかくなんで、『素顔のエンジェル』も、知っている方もいたりして。ちゃんと聴いていただきたいんで。ちょっとだけお待ちください。ただいま調整中です。
それにしても、今日の安倍総理。なかなか、いつも見せない、すごくリラックスした表情で、なんか、すごくよかったなというふうに思います。さっきね、安倍総理に来ていただいたときにも申し上げたんですが、閣議のときのね、最初に入ってきたときの表情が、すごくいいんですね。たぶん、さっきも言いましたけど、本当に疲れているときもあると思うんですが、あそこに座って、にっこり笑うと。その横でまた麻生大臣が、にっこり笑うと。その横で、なんか谷垣、ガッキーが、谷垣本部大臣もにこにこしていると。この3人の顔を見ているだけで、なんとかなりそうな気がする、っていうですね、感じなんですね。
で、私とか、小野寺防衛大臣とか、進藤大臣とか、田村大臣、森大臣、それから稲田大臣、みんな初入閣なんで、他の内閣となかなか比べられないんです。で、甘利大臣とかは何回も入閣されていて。今までこういう内閣はないと。まず、こんな雰囲気のいい、閣議の前の、何て言うんでしょうか、“画”っていうのはないというふうに、甘利大臣が言っていました。すごくチームワークがよくて、これ田村大臣が出てきたときにも申し上げましたけれども、何か問題があると、自然に輪ができるんですよ。閣議の前に。で、「ここどうしよう、あそこどうしよう」、「うちのここらへんに応援に来てくれ」とかですね、そういう話までぜんぶ閣議の前にやっているっていうね。そこがすごくいいかなと思っています。
それから、閣議の中身は、ちょっと実は話せないんですが、閣議が終わった後。たとえば、森大臣が総理に話したいことがあれば、さっと駆け寄っていく。稲田大臣が、昨日の会議について安倍総理をキャッチして御礼を言う。総理のほうも、閣議が終わったあと、ちょっとこう関係の大臣を呼んで、そこで話す。このなんかね、週2回の閣議があるんですけども、このプロセスが、なんか私はものすごく、いいなあというふうに思ってます。
七:すいません、大臣、まだね、機材トラブルで、すいません。もうちょっと時間かかります。でね、さきほどのアンケートで。90……? なんかもう新記録だと思うんですよ……。92.6だったかな?
山:そうですね。「とてもよかった」が92.6%? それから、「よかった」が、4.いくつかですかね。
七:ともかく、92.6でしたね。
山:はいはい。
七:それでもう、「よかった」の、その2つ……。
山:97.5%。
七:ん……。もうね、僕ら困るんですよ、本当に。大臣の放送って、これ正直な話ね、毎回すごいじゃないですか。で、今日も新記録。
山:毎回、直滑降ストリーム、大臣VS大臣始めてから、「とてもよかった」と「よかった」を足して、毎回ぜんぶ9割越えていますから。
七:それ困るんですよ(笑)
山:すごく嬉しいんですよ、ユーザーのみなさんがね。
七:でもね、僕らにしてみたら、ちょっとありえないことで。
山:これ政治番組じゃなくても、ありえないんですか、やっぱり?
七:まあ、政治番組じゃ絶対にありえないし、ニコニコ全体にしても、たぶんないと思うんですよ。僕らが政治関係番組で一生懸命がんばっても、「すごくよかった」「まあまあよかった」「よかった」含めて、大体7割いったらすごいなっていう。でもね、これ大臣の番組担当させていただいていたから、もうね、他の番組で70%いっても達成感ないんですよ。
山:ああ、なるほど(笑)。
七:いやあ、これは本当、困っています。シーズン2ではですね、ぜひもうちょっとレベルを、なんていうのかな……はい(笑)。でもシーズン2、大臣の構想としては、何か?
山:まずですね、シーズン2。大臣VS大臣のシリーズは完結はさせたんですけれども。現職閣僚はいつでも出てきてくれるんで。これは、いい週によって呼べると思うんですけれども。さっきね、総理が「科学技術イノベーションが成長戦略に大事だ」って言ってくれたんですけれども。ですから、科学技術。最先端の科学技術を紹介する。
七:あ、見たいです。
山:うん。最先端の、たとえば、その、宇宙の研究者を呼ぶ。
七:あ、見……聴きたいです。
山:そういうことを、ここでデモンストレーションしてもらうとか。
七:あ、ちょっとコメント見てください。「おーっ」て。「見たい」、「それも見たい」。
山:それもいいかなと思いますね。
七:これね、実は今アンケート取りたいんですけど、上が音関係で一生懸命やっているんで、アンケート取れないんですが。コメントやっぱり、すごい反応いいですね。あ、「山中さんとか」とか。うん。
山:まああの、IPS細胞の山中教授はもちろんなんですけれども、介護ロボット「ハル」。
七:あ、見たいですねえ。
山:このね、山海先生。すごい研究ですよ、これね。それからあと、細胞シート。岡野先生。
七:細胞シート。
山:これもすごい。もうね、見たらみんな、ビックリしますから。
七:なんか、たぶん山本一太さんのこの直滑降ストリームって、僕らが気持ちがいいのは、やっぱり元気になるからだと思うんです。そういう、その科学技術を、実際こう、まのあたりにして、現場の先生がたのお話を聞くと、もっともっとこう、明るくなるっていうか。そういう前向きなところがやっぱり、支持されている理由だと思いますね。
山:そうですね。だからやっぱり、ユーザーの方々にもちょっとね、科学技術について考えてもらう。宇宙について考えてもらう。
七:いやもう我々、大好きだから。
山:これ、すごくいいですよね。でね、とにかくね、ニコ生ユーザーのみなさんが、直滑降ストリームを見ていただいている、すごく好意的なので。今七尾さんが言ったみたいに、ほら、いまだかつてない反応を続けているわけでしょ?
七:そう! いや困るんですけどね。
山:プラスアルファ、もう総理まで来てくれたから。たぶんもう、誰でも呼べると思うんですよ。
七:あ、そうだと思います。
山:この番組の支持率と、内閣総理大臣が来てくれたっていうことを合わせれば、おそらく誰でも呼べるんじゃないかと思って。
七:そうですね、みなさん興味を持って、見て下さると思いますね。
山:はい。だからまあ、経済界、気鋭の経営者を呼んでもいいし。気鋭のIT経営者とか。あるいは気鋭のベンチャーキャピタリストとか。そういう人をたとえば呼んでもいいと思いますし。たとえばね、官僚でも「事務次官」とか、どういう人か、みなさん知らないでしょう?
七:ぜひですね、お話、聞きたいんです。前政権の批判じゃないですけれど、官僚……脱官僚とか。いろいろあったんですけど。僕らね、官僚のみなさんのこと、知らないんですよ。で、実はユーザーのみなさんって官僚に対してはそんな批判的じゃないんですよね。
山:なるほど。
七:で、もっと現場のお話を聞くことによって、なんかやっぱり、ユーザー自身が判断する機会っていうの(も)あるんで。ぜひそれも検討していただきたいなと思います。
山:そうですね、まあちょっとそれは気をつけないと危険なんで、まあもともと危険な番組なんですけど。たとえばやはり、今のね、各省のトップの事務次官をちょっと呼ぶとか。おそらく大臣の許可が必要だと思いますが。そうやって、なかなか外に見えない官僚の真の姿。そりゃ優秀な人も、志のある方もいますからね、いっぱい。あのそういう……。
七:官僚の方ってね、ニコ生ユーザーの方、結構いらっしゃるんですよ。
山:ああ、そうですか、へえ。
七:時々なんか声をかけられてですね、「有料会員ですよ」とかって言っていただくんで。ぜひぜひね、見ていただきたい。で……。
山:やっぱりね、政治主導って大事だと思うんだけど、前の政権の悪口を言わないことにしているんですが、やっぱり、この3年間で官僚の人たちはすごく傷ついたんですよ。ものすごくプライドも傷ついたし、存在を否定されたみたいなところもあるから。もちろん、政治主導でなければいけないんだけど。やっぱり官僚のやる気も引き出して。ベスト・アンド・ブライテストの人たちもいるわけですから。そういう人たちに思う存分働いてもらう、っていうことも、もしかしたら、政治の大事な仕事かな、と思うんですね。
七:いや、本当そうだと思います。
山:例えば、菅の兄貴。官房長官。結構あれですよ、心酔していらっしゃる官僚、いますよね。
七:ああ、でしょうね。
山:ええ、だから。菅官房長官、総務大臣のときに、やっぱり優秀な官僚を非常にうまく手足のように使って、政治家としてやるべきことを、やっぱりこう、進めていった、みたいなところありますよね。
七:そうだ、で今、菅さんのお話でね。いいですか? まだちょっと準備中してるんで。ちょっと思い出したエピソードがありまして。菅さんと初めて実はお会いしたのは、山本一太さん関係でお会いしているんですよ、実は。
山:あ、そうでした?
七:だから大臣がいなければ、僕は菅さんとお会いしていないんですよ。そのときですね、菅さんを初めて知って、たまたま、議員会館でお見かけしたんですよ。僕より早く中に入っていくときに、警備員の方いらっしゃるじゃないですか。で、普通、僕なんかそうなんですけど、何もこう、素通りして行っちゃうんですよ、警備員の方の前をね。ところが菅さんは、ちゃんと、そこでちょっと立ち止まられて、「ご苦労さん」って言って、頭下げてですよ、中入っていかれたんですよ。
山:なるほど。
七:僕ね、これすげえなと思って。
山:いかにも苦労人の兄貴らしいですね。
七:いや、普通ないんですよ。一般の方でも。だからこれはね、すごい人だなあって思ったのと。もう1個、いいですか? あと、ちょっと撮影でお邪魔したことがあって。で、菅さんってお酒飲まれないじゃないですか。なんか、アルコールは飲んでいた時期もあるらしいですけど……。
山:昔は飲んだらしいですけどね。
七:今は一切、飲まないじゃないですか。そのとき、たまたま撮影の合間に、秘書の方が、ジュース出していただいたんです。ジュース出したら、超、甘いんですよ。でもうね、「こんな甘いの、飲んだことがない」っていうくらい甘いんですよ。そうしたら菅さんが、「どうだ、うまいだろう?」って言ったんですよ(笑)。はっきり言って、甘すぎだったんですよ。
山:(笑)。なるほど。へえ。
七:はい、そういったエピソードがありました。超甘党なんですね。
山:そうなんですね。まあすごくね、身体、健康管理に気を遣っているから。それだけ激務なんですけど。でもね、やっぱね、本当、官房長官ってはっきり言うと危機管理のポストだから大変だと思うんだけど。大体ね、官邸に会いに行くと、そういうところ全然見せないですよね。うん。やっぱり腹が据わっているというか、胆力あるっていうかね。
七:どうですか?(スタッフに向けて)
山:どうですか、今。ええ、はい。はい。はい。『素顔のエンジェル』、中断のままになっていますけど。
スタッフ:新規に、ちょっと動画データを入れ直しました。
山:ああ、ほんと?
スタッフ:で、今ちょっと動画を配信するための準備をやっていて、今もうしばらくで、その準備が完了するというところでございます。申し訳ございません。
山:はい。なるほど。
七:せっかくユーザーのみなさんが楽しみに……。大臣、でもお時間、大丈夫ですか?
山:はい大丈夫です。今日はちゃんとその、曲のところの紹介だけして、ちゃんと中途半端じゃなくて帰りたいんで。
七:「生でいいじゃん」っていうコメントもありますけど。これはさすがに危険なんで。
山:そうですねえ。
七:生歌はちょっと自粛させて……。
山:もう、ここまでいたので。次の予定もありましたけど。
七:本当ですか?
山:はい大丈夫です。これはちゃんと、曲だけ紹介してから退出したいと思いますんで。でもね、あれですよ、七尾さん、『エイシア』と、『一衣帯水』と。聴いていただいて非常に幸せでした。嬉しかったです。
七:大臣の、実はね、ユーザーのみなさん、曲かけている間、スタッフと、大臣と一緒に聴いているんですよ。ユーザーのみなさんのコメントも、こうすごい、楽しく見ながら、僕個人の感じでいうと、曲ごとにキーがちょっと違っていて、大臣の声が違うんですよ。
山:うん。なるほど。
七:だから、割といろんな声を楽しめるというか。たぶんね、おそらく初めて聴く方は、大臣が歌ってるってわかんない方、多いと思うんですね。よく言われませんか? それ。
山:そうですね。「歌ってると声が違う」って言われますよね。
七:あとちょっと大臣にお伺いしたいのは、音楽・作曲をやり始めたのって、いつごろで、バンド活動っていつごろだったんですか?
山:そうですね。まあ、大学時代に、ちょっとロックバンド組んでいたときがあって。
七:え、じゃ、その前は特に活動をされてない……?
山:高校時代、フォークギター弾いていたときがありましたね。
七:フォーク。なるほど。
山:サーモンとガーファンクルとかね。
七:いやあ、いいですよね。え、それは2人で、なんかちょっと、自宅でやったりとか……?
山:いろんなフォークを、あるいはちょっと、いろんなフォークとかを、高校時代に弾いたりして。
七:じゃあ、初めて作ったのは……。
山:J−POPみたいなものもやりましたけどね。
七:初めて作詞作曲をされたのはいつなんですか?
山:それはやっぱり……大学時代ですね。
山:あ、大学なんですね。
七:ちょっと恥ずかしくてここでは歌えませんけどね。
七:ええ。いや別に、歌っていただいても構わないんですよ。
山:いやいや、いつか、大臣、この役割を安倍総理のために、果たし終わったときに。
七: いやいや、大臣にはずっと大臣でいてほしいですけど……。わかりました。
山:いやでも、七尾さんが言ってくれたみたいに。直滑降ストリームは育てていきたいと思いますから。あの……。
七:そうですね、ほんとにこれ、大臣じゃなければ安倍総理なんてお呼びすることできないと思うんですよ。この日程のなかで。でやっぱり、さきほど大臣もおっしゃいましたけど、安倍総理の、普段見たことない表情、柔和な? 先ほど会見でお顔拝見していたので、全然違う顔が見れたのが、これは本当によかったと思います。
山:でも安倍総理自身が、ニコニコ動画、ニコ生に対して好意を持っていますからね。
七:あ、ホントですか?
山:そうそう。ニコ動の発信を、すごく重要視していますから。はい。
七:あ、ホントですか? ありがとうございます。
山:だから来てくれたんだと思いますよ。うん。
七:いやほんと、ありがとうございます。ちなみに28日にネット党首討論がありますので。はい。……で、どうですか、ちょっとトラブってる?
山:もしトラブってるんだったら、あれですね、今日ここ飛ばして、『改革の歌』いきます?
七:次の曲いきますか、じゃあ大臣、ご紹介ください。
山:わかりました、みなさん、本当にお待たせしてすみません! でも、今日見ていただいたユーザーのみなさんのために、ここに残って、曲の紹介までやりたいと思った私のお気持ちは、ぜひわかっていただきたいと思います。それでは、残念ながら、『素顔のエンジェル』は、今回はちょっと途中で切れちゃいましたけども。今日の最後のエンディングテーマ、本当のエンディングです。『改革の歌』。聴いてください! 本当に今日も直滑降ストリーム、最後まで見ていただいてありがとうございました!
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