2024.12.10
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山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:甘利明・経済再生担当大臣(全1記事)
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山:ニコ生ユーザーのみなさん、こんばんは。今週も直滑降ストリームの時間がやってきました。この番組のキャスターをつとめます、内閣府特命担当大臣の山本一太でございます。みなさん、この、現職の大臣がキャスターを務め、現職の大臣を呼ぶという、極めてリスキーな、危険な番組ですけれども、なんと今日で「大臣VS大臣」シリーズ、13回目を迎えました。来週はいよいよ安倍総理が登場するということで、トリをつとめていただきますが、今日は安倍総理にトリをつとめていただく前に、ビッグゲストをお迎えいたしました。安倍内閣のキーパーソンである、甘利明・経済再生特別大臣です。大臣、お忙しいところありがとうございます。
甘:こんばんは!
山:すいません、大臣はですね、昨日もニコ生の番組に出ていたって書いてあるのですが、はっきり言って、視聴率は負けませんよ! 番組用のアンケートも、絶対負けないと思います! みなさんぜひ応援してください。今日はですね、大臣にいろいろと語っていただきたいことがあります。経済再生もそうだし、アベノミクスもそうなんですが、その前にですね、やっぱり甘利大臣のお人柄をみなさんにお伝えしたいということで、ちょっとプライベートな質問からいきたいと思うんですけども。大臣は、確か高校は……。
甘:天下の名門校の厚木高校ですよ。
山:厚木東高校?
甘:東は女子校ですよ。
山:わかりました、失礼いたしました! 天下の名門、厚木高校なんですけども。厚木高校は男子校なんですか?
甘:昔は男子校で、東高が女子校で。今は両方とも共学なんですけどね。僕らがいたときには1割ですよ、女性は。
山:なるほど。
甘:だから全員モテたっていう。
山:全員モテた。
甘:そう、誰でも……あ、これまずいのか、言っちゃ(笑)。
山:いやいや、こういう感じがすごく、みなさん、いいでしょう?(笑) 甘利大臣の人柄が出ていますが。大臣は、あれでしょうか、高校時代、大学時代、やっぱり硬派だったんでしょうか?
甘:私は、とても大人しい、人見知りのする、目立たないお子様でした、はい。
山:それはちょっと信じられないんですけど(笑)、本当のこと言っていただきたいのですが。まあでもしかし、どっちかっていうと硬派だったんですか?
甘:硬派……っていうか、普通派ですね。
山:なるほど。
甘:いや、今でもあれですよ、私、政界のなかではものすごく控えめな人だと思っていますけども。政界の水準と一般の標準が、こーんな違うっていうのがよく分かった(笑)。
山:最初からいい感じで飛ばしていただいているんですけども(笑)。大臣のですね、高校時代の思い出。ちょっといろいろ、大臣が書かれたのもお読みしたんですけれども。あんまり長距離は好きじゃなかったと。
甘:大嫌いだった。
山:大嫌いだったということで。
甘:いやもう、走るのはね、選挙運動以外は嫌いですよ。
山:マラソン大会で、後からスタートしてショートカットした、っていう事件があったというふうにお聞きしたんですけども。ちょっとそのことについて伺いたいんですが、「ショートカット事件」というのは、どういう事件だったんでしょうか。
甘:あの、「生産効率をあげた」とかさ、そういう捉え方をしてもらえませんかね。
山:ええ、はい。じゃあ、生産効率をあげた事件。
甘:ええ、生産効率をあげてですね、「こっちを行くと、近くに行くかな?」ということで、友達と5人くらいでそっちに行ったらですね、一番後ろからスタートしたのに、真ん中らへんに行っちゃったんですよ。これを相対性原理っていうね(笑)。
山:ということで、一言でいうと、甘利大臣がちょっとズルして、仲間と一緒にマラソン大会の途中でショートカットしてゴールに入った、っていう事件なんですけれども。でもこれ、バレて全員職員室に呼ばれたと。
甘:ええ、全員、職員室で先生から褒められましてですね(笑)。
山:ここ、バレるところがやっぱり、甘利大臣のお人柄だと思うんですけれども。なかなか苦しい繋ぎ方なんですが(笑)。もう1つだけ、ちょっとお聞きしたいのはですね。なんで甘利大臣が硬派だったか、とお聞きしたのは。もう1つ気になる事件があったんです。甘利大臣、高校時代は天下の名門、厚木高校。実は校舎が改築されていたときに、厚木東高校……これ女子校ですよね?
甘:女子校です、はい。
山:ここを使って、授業をやるっていうときがあったと。そのときに大臣が、その、手紙を書いて。
甘:なんで、そんなこと知ってるの?(笑)
山:いや、なんかいろいろ、山本機関の調査によれば。大臣が手紙を書いて、机に入れたと。それで、その手紙を読んだ女子高生から手紙が返ってきたっていう事件があった、ってことなんですけど、これについても、ちょっと真相をですね……。
甘:そんな情報、どこで仕入れたの?(笑)
山:いやそれは。大臣としての説明責任として、ちょっと伺いたいと思うんですが、はい。
甘:すごい調査能力だね。
山:山本機関って呼ばれています。これちょっと、どんな感じだったんでしょうか?
甘:いや、あのですね、校舎を建て替えて、その間ですね、授業を東高校の古い校舎でやっていたんですよ。厚木東高校の古い校舎は、夜は定時制の高校生が使って、昼は僕らが使っていたんですよ。それで、「自分の座っている机は、どんな人なんだろう?」ていう話になってね。手紙を書いたらですね、きれいな字の手紙が返ってきたんですよ、返事が。それで「ぜひ顔を見なくちゃ」ってですね、一生懸命授業が終わったあと、こうやって皆で廊下の影から見ていてね、どんなのが来るかなと思っていた……っていう、ささいなことですよ。
山:はい、わかりました。今の説明も、こんなに論理的に話していただけるというところが、本当に、甘利大臣だと思うんですが(笑)。今ニコ生で、とにかく大勢のユーザーの方にまた見にきていただいているんですが、アンケートもとれるので、最初にアンケートをやっちゃいたいと思います。
甘利大臣、いろいろメディアにも、もちろん露出も多いんですが、大体、こんな話を聞く人は誰もいませんから。甘利大臣の人間性を、ユーザーのみなさんに感じ取っていただいたと思うんですが、そこで! 甘利大臣のイメージ。今ここにアクセスいただいている、ニコ生のユーザーのみなさんに聞きたいと思います。4択。
「1、安倍内閣のキーパーソン」。これはいいですよね、スタンダードで。安倍内閣のキーパーソン。
「2、政策のプロフェッショナル」。なにしろ労働大臣もやっているし、経産大臣もやられているし、規制改革もやっているし、知財も詳しいし。本当に政策オールマイティなんですが。2、政策プロフェッショナル。
「3、戦国武将タイプ」。なんで出てきたんでしょうか、これが。あとで明らかになりますが。まあ、なんか戦国武将のタイプだなあと思われる方がいたら、3を選んでいただきたいと思います。
「4、実はお茶目なパパ」。こないだ実はお嬢さんのお話をされていてですね、私はそれを聞き逃さなかったんですけれども。「この色のシャツを着ていると、ちょっと太って見えるからパパやめてって言われた」って言っていたのを私は聞き逃さなかった、ということで。実は、すごく、なんて言うんでしょうか、お茶目な優しいパパなんじゃないか、っていうことで。
いいですか、この4択。安倍内閣のキーパーソン。政策のプロフェッショナル。戦国武将タイプなのか、それとも実は、お茶目なパパなのか。ここでちょっとアンケートをさせていただきたいと思います。
甘:それしかないの? 5択、「真面目で誠実な人」とか、そういうの、ないの?
山:はい、わかりました。5択、みなさん、一気に加えますね! あ、5択ちょっと無理なんで……。あ、大丈夫ですか! じゃあ今ね、テクニカルプロブレムを乗り越えて、今やりますから。5択、真面目で誠実な人。ナンバー5、真面目で誠実な人。この5択でお聞きしたいと思います。
それで、少し時間がかかるので、さすがにちょっとこう、政策のお話もお聞きしたいと思うのですが。まず第一に、甘利大臣、もう何度も大臣をなされたのですが、安倍内閣で「経済再生大臣」っていうまさにキーポストをなさっているわけですけれども。安倍内閣の印象、今までと比べてどんな感じでしょうか?
甘:とにかくこんな危険な番組にいっぱい出ながら、ひとりもクビにならないって、たいしたものですよね。ええ。手堅いでしょ?
山:手堅い内閣。はい。ええ。
それで、真面目な話をしますけれども、この内閣ってね、すごいのは、新しく入閣された方っていうかね、初入閣の人がものすごく勉強しますね。で、答弁で行き詰まっている姿を見たことがない。こういう内閣、私、初めてでございます。
山:あの、私も一応、新しい大臣なんで。はい。
甘:そうそうそう、この人も勉強してるっていうことを言ってるのよ。(視聴者のみなさんに)届いたかしら?
山:ありがとうございます。「安倍内閣の唯一の弱点は山本一太だ」って言われているんですけども。なんとか甘利大臣から合格点をいただいたんでよかったな、と思うんですが(笑)。
もう1つお聞きしたいんですが、甘利大臣は、この総裁選挙の時から、まさに安倍戦隊の、本当に中心として総理を支えてこられたんですけども、安倍総理をどう見られておりますか? 「第一次内閣と第二次内閣を比べて変わった」って言う方は多いんですけれども。
甘:私、安倍総理を見てですね、安倍総理は自分に、「命をかけてこの国を建て直そう」と言い聞かせているなって思いがします、すごく。第一内閣でも一生懸命やっておられましたけれどもね、第一内閣は、「幸運の女神に後ろ髪はない」っていう感じで、「来たチャンスを掴まなきゃ!」っていうことだったと思うのですけれども。
今回はですね、もう、満を持してっていうか、「自分の命と引き換えにしてもいい」っていうくらいの覚悟で臨んでいるなってことをすごく感じます。これはもう、かけ値なく。だからこの、挫折の何年間にですね、色んなことをこう、自分と向き合って、対話してきたんだと思うんですね。そのなんというか「覚悟」っていうかですね、「使命感」っていうか、「自分に課している責任」っていうものをすごく感じますけどね。
山:まあとにかく、安倍内閣で重要分野を兼任している甘利大臣の言葉ですから、とっても説得力があると思うんですが……。その前にちょっとここで、アンケートの結果が出たんで。
スタッフ:今せっかくのお話だったんで、あえて表示しなかったんです。今、出します。
山:それじゃ、アンケートの結果出してください。
スタッフ:すぐ出ますので。ちょっと待ってください。
山:それじゃ、アンケートの結果出してください。今、途中の話になっちゃったんですけども、甘利大臣、何度も閣僚を経験されていると。で、私、始めて入閣したんですけれども、今の内閣、結構チームワークいいと思うんですね。
甘:ものすごくいいですね。
山:閣議の前にも、何かあると3、4人で集まって、どうやって助け合おうかとか。それぞれ関連の分野があると、「これをちょっと調べてくれないか」みたいな話になった(りする)んですけれども。歴代の内閣と比べても違うっていう感じがいたします?
甘:私はいろんな内閣を経験しましたけれども、この内閣くらい、チームワークがいい内閣ってないですね。ものすごく絆が強いし、みんなでカバーしあうってことだしね。足の引っ張りあいがまったくないですよね。で、本当にみんなよく勉強するし、たいしたもんだなと思って。私、一年生大臣のときにここまでできないなって思いで、みんなを見ていますけどね。
山:はい、すいません、いいお話なんですけれども、ちょっとアンケートの結果が出ましたから。アンケート結果発表します! 甘利大臣はどんな方か。どんなイメージか、甘利大臣は。1、安倍内閣のキーパーソン、14.5%。
甘:少ないな(笑)。
山:あれ? これが5割くらいだと思ったんですけど、大臣。2、政策プロフェッショナル、12.2%。あれ? もうちょっといくと思ったんですけど(笑)。
甘:私、政策通ではありませんです。
山:いや、本当の政策通ですが、甘利大臣は。3、戦国武将タイプ、28.6%。やっぱり戦国武将の感覚、感じがあるんですねえ。
甘:ああ、うん。それは、ネット上はそうだな。
山:4、これは驚きです。実はお茶目なパパ、28.6%。やっぱ最初の話題がよかったんじゃないかなって思いますが。5、真面目で誠実な人。それでも16%ありましたんで(笑)
甘:(笑)。16%の方、本当にありがとね。
山:はい、甘利大臣は、今日のニコ生ユーザーのみなさんのイメージからいくと、実は「お茶目なパパ」ということで決定をさせていただきたいと思いますが。
今ずっと安倍内閣の話をしていただいたんですけども、大臣。今の経済再生担当大臣、すっごくお忙しいと思うんですが。何しろあのマイナンバー法案は、私の担当するCIO法案とセットで出されたので、大臣とずっと並んで答弁することが多かったんですけども。これだけでも大法案。なおかつ、経済再生関係のこともやらなきゃいけない。TPPも、今日は特にこれにはあまり深く触れませんが、TPPも担当されているってことで。ものすごく忙しいと思うんですが、いかがでしょうか。
甘:今まで経験したなかで確かに一番忙しいですね。ものすごく忙しいですし、まあ、いろんな担当をしていますから、こないだ総理と隣り合わせになりましたら、「僕も甘利さんに何を頼んだか時々わかんなくなっちゃうんだよね」とか言っておられましたけどね(笑)。でもやっぱり、色々アテにされるってことは、やっぱりファイトが湧きますしね、やりがいがありますですね。
山:安倍内閣の最大の目的は、強い経済を取り戻すことと、まあ、これは誰も異論ないと思いますし……。
甘:そうですね。
山:あの、さっき甘利大臣が「この内閣はチームワークがいい」と言ってくださったんですけれども。みんな結構明るいんですが、ひとりひとりが共有してる意識は「この内閣が失敗したら後がない」と、「二度と日本再生のチャンスはない」ってことなんだと思うんです。
甘:そうですね。
山:はい、そこでお聞きしたいんですけども。経済再生、簡単にはいかないと思うんです。やっぱりこれだけ先進国でデフレに苦しんできた歴史を持った国はないっていうか。初めての経験だよっていうこともあるんですけれども。大臣からあらためて、このアベノミクス、3本の矢の効果。これまでの効果、どういう今変化をもたらしているのかっていうことについて、まあ、いろんなとこでおっしゃっているんだけれども、今日はぜひ踏み込んで、本音をお話いただきたいと思います。
甘:アベノミクスってね、何がいいかっていうと、「3本を“一体”として、矢継ぎ早に放つ」ってことが大事なんですね。今までは、金融政策っていうのはないがしろにされて、財政出動と成長戦略だけで経済対策ってやられていたんですね。その成長戦略も、工程表が弱かったわけですよね。
山:なるほど、はい。
甘:目標を作って、それで「ああ、仕事終わった」って感じになっちゃったわけですね。財政出動している間はいいけれど、それが終わっちゃうと火が消えちゃうって感じですね。
やっぱり、デフレを脱却する、つまり、大胆な金融政策で、世の中のマインドを変えて、デフレから脱却するために強固な意志を持ったんだと。ということと同時に、需給ギャップを埋めていくと。この、ワン・ツー・フィニッシュっていうかですね、ワン・ツー・パンチが連続的に入っていって、デフレから出て行くという感じが行き渡るわけですね。
そうするとですね、マインドが景気を支えると。で、今度は実体経済がマインドを支えると。どんどん相乗効果になっていくんですね。やっぱり「いい回転が始まる」ってことが大事なんですね。AがBを支え、BがAを支えるっていう。そういう、動きが起きだしたと。で、やっぱり実体経済はよくなっていますよ。だって政権交代前はね、マイナスの3.6%に……。
山:そうですね、ありましたですね。
甘:GDPが落ちたんですよ。あのときは、みんな震え上がったわけですよ。2番底だとか。あるいは底割れだとかさ。大変だ、えらいことになると。それがですよ、政権交代して、プラスの4.1%ですからね。3.6%でドーンと落ちたのが、4.1%でバーンとあがってきて。次の3ヶ月もですね、民間の調査機関の予測ですと、まだ公式なものはまだ先ですけれども、次の四半期も3%以上の上昇、というふうに言われているんですね。それから、改定値が、常に新しいデータで成長率を改訂するたびに、いいほうにどんどん回っているわけですよ。
去年の12月に、今年度の経済成長率は、一年を通してですよ、どのくらいになるかって民間が予測したものでは、確かね、2013年度、平成25年度はですね、「1.4%の成長です」と。それをね、12月に見通したときですよ、今改訂したのは、2.7%ですから。この2.7%ってね。政府見通しが2.5%ですよ。それを、民間見通しはその上に見直しをしているんです。それくらい、実体経済が急激にいい方に向かっているっていうことなんですね。
これは、このやっぱり、世の中がすごく明るくなって、明るさが実体経済に反映し、実体経済が明るさを作り……ってことになっていると思うんですね。だから、確かに株価はこう、乱高下しますよ。しますけれども、これは毎日のことですから。もちろん我々は、閣僚は、注視をして見守っていかなきゃならないですけれども。これに振り回されないで、「やるべきことは何か」っていうのをちゃんとやっていったほうがいいですよね。
山:ありがとうございます。私もいろいろ、地元に帰って、いろいろな集会で、「甘利大臣が、とにかく実体経済をよくすると。そうすれば色んなことが落ち着いてくる」ってお話をさせていただいて。今、2.5%って話がありましたけど、おそらくこの10年20年くらいでしょうか、平均すると(年)0.8%くらいの成長ですから。ということは、3倍ってことになるわけですよね。
甘:そうです、はい。
山:大変説得力のあるお話をしていただいたんですが、それと、大臣。こないだG8サミット、終わったばかりですけども。総理が今日戻られるんでしょうか? もう帰ってこられたんでしょうか?
甘:そうですね、えっと今日ですね。
山:そのG8サミットで、アベノミクスが大変高い評価を受けたというか。
甘:そうです。
山:日本の成長戦略っていうのは3本の矢で支えられるんだと。私はですね、今度の、これをぜひ大臣にお聞きしたかったんですけれども、アベノミクスの、なんて言うんでしょうか、スピンオフっていうか、スピンオフ以上のものだと思うんですけれども、よかったのは、初めて本当に久しぶりに国際社会で注目されたと。
もしかしたら日本は表舞台に帰ってくるかもしれないと。甘利大臣が担当された成長戦略も「Japan will be back」じゃなくて、「Japan is back」となっていると。日本も戻ってきているんだと。これがあったから、イギリスの金融関係者の会合もできたんだと思うんですが。ここはいかがでしょうか。世界が初めて、「もしかしたら日本はよみがえるかもしれない」っていう、久々に感覚をもったっていうことについては、これはやはり非常にポジティブだと思うんですけれども。
甘:あのね、その国の宰相の経済政策が、1つのフレーズになるなんてことは極めてまれなんですよ。思い起こしてみるとね、レーガン大統領の経済政策、レーガノミクス。サッチャーさんの経済政策、サッチャーリズム。安倍さんの経済政策、アベノミクス。歴代首相の経済政策が造語になるなんてことはね、極めて珍しいことですよ。日本史上たぶん初めてですよね。で、私がダボスに総理名代で行ったときにね……。
山:そうですね、そのときの印象もお聞きしたかったんですよ。
甘:そのときに、迎えてくれた日本の大使がですね、「大臣。今年は日本が主役ですから」って言われたんですよ。
山:なるほど。
甘:日本が主役になったことなんて、記憶にないくらいですよ。ダボス会議でね。そこで「アベノミクスっていう言葉は、もう国際語になっています」と。たぶん流行語大賞になるんでしょう?
山:そうですね、きっとそうだと思いますよ。
甘:ええ。それくらいのインパクトですよ。世界の注目される話題の対象になったって、あんまりないですよね、記憶が。それくらい強烈なインパクトだったっていうことですよね。
山:はい。イギリスの経済誌『エコノミスト』がですね、安倍総理を表紙にして、「スーパーマン」。ああいうふうに日本がポジティブに取り上げられたっていうのは、すごい、久しぶりって気がしますよね。
甘:ええ。有名な雑誌の表紙を、しかもですね、象徴的なタイトルで飾るんですからね。
山:ええ、はい。そこでですね、これもぜひ今日は、経済再生担当大臣である、甘利大臣にお聞きしたかったんですけれども。G8サミット。おおむね、もちろん、日本の経済政策に対する評価が高かったと。
甘:高かったです。
山:ただ懸念っていうか。少し注文もついたと。特にドイツのメルケル首相がですね、財政再建大丈夫か、というような話をされて。それについては総理は「しっかりやる」とおっしゃったと。で、確か、イギリスの金融街の方々との会合のなかで、総理が「3つの、いくつかのことを同時にやらなければならない」と。しかしいずれにせよ、財政再建をやるにしても、「とにかくまず経済成長が必要だ」というふうにおっしゃったんですが、その、もちろん財政再建もきちんとやっていかなくてはいけない。ここらへんのところは、経済再生担当大臣として、総理の言葉をどう捉えられているのか、あるいは、甘利大臣としてどういうふうに考えておられているか、教えていただけますか?
甘:日本の財政再建のシナリオってね、EUが注目していると思うんです。ギリシャにしてもイタリアにしてもね、当初はとにかく切り詰めるだけの再建(だった)と。ところが、切り詰めると活力がなくなり、税収が減り、さらに切り詰める……って、マイナス・スパイラルになってきて。
そこで今ね、EUが注目している日本のやり方は、財政再建と経済再生の両立。好循環ですよね。財政再建が経済成長をエンカレッジし、経済成長が財政再建を助けると。これをね、日本が今やろうとしているから、ものすごく注目しているんです。社会の活力を喚起しながら、なおかつ財政再建もすると。この、財政政権と経済再生の好循環。これを日本がやろうとしていると。これは世界のモデルになるはずなんです。EUも単なる緊縮財政から、成長戦力を取り始めているんです。経済成長が大事だっていうこと。だから、日本はものすごく注目されていると思いますけどね。そういう点で、G8でも高い評価だったと思うんです。
もちろん、山本大臣のおっしゃるように、ドイツのメルケルさんが注文をつけたのは、彼らは、日本が為替安を利用して、円安を利用して輸出ドライブをかけると。自分の市場に入ってくるんじゃないか……ということを懸念しているんですね。で、まあドイツ自身がですね、自分の実力よりユーロが安かったことが幸いして、輸出でどんどんドライブをかけたんですよ。だから自身のことに照らし合わせて、ああいう発言をされたのかもしれませんけどね。
日本の、アベノミクスというのは、まず自分の体力を取り戻して、世界の牽引役に復帰することなんですと。そりゃ、その過程において円が安くなるから、もちろん輸出力はついてきますと。しかしそれは、世界経済の牽引役に復帰するための途中経過なんです、ということをね、総理も私も説明しているんですね。それを、ほとんどの国は「そりゃ、そうだ」と。途中経過としては、そういう過程もあるんだから、日本が世界経済の牽引役に復帰する、まさに「Japan is back」の過程で、そういうある種“副作用”はあるんだから……ということの理解はしてくれていますね。
山:なるほど。今、甘利大臣のほうから好循環っていう話があったと。安倍内閣は3本の矢を売り込んだと。同じロンドンの金融関係者との会合で、総理がおっしゃったのは「成長戦略がとても大事だ」というお話なんですが。ちょっと成長戦略のこともお聞きしたいんですけれども。
実はみなさん、甘利大臣、すごく優しくて。私、内閣府の特命担当大臣で、科学技術政策を担当しているのですが、「科学技術イノベーションを成長戦略の一貫に位置づけよう」っていうことで、総理のほうからもですね、私の担当している総合科学技術会議を、もうちょっと機能を発揮できるようにしよう、司令塔の機能を発揮できるようにしよう……ということで、いろいろ進めてきたんですけれども。もう最初から、甘利大臣がすごく応援していただいて。なんとか総合科学技術会議もですね、いい感じになってきて。ここで言っちゃうと、総合科学技術会議が決められる、500億、最低でも。そういう、府省横断プログラムも創設の方向にもなったんですが。
そこで、大臣は、実は科学技術イノベーションについても非常に造詣が深いので、成長戦略における科学技術イノベーションの重要性において、ぜひですね、大臣のご意見を改めてお聞きしたいと思います。
甘:よくね、マスコミから「岩盤規制を突破できましたか?」と言われて、あと成長戦略をいろいろ聞かれるんですがね。私はこの内閣のね、アベノミクスの岩盤を突破していった最大(の理由だと思っているの)はね、山本大臣が担当されている総合科学技術会議が、名実共に日本の科学技術政策の司令塔になった、ってことなんですよ。
これね、昔から「そうあるべきだ」ってずっと言われていました。ところが、要するに、予算も権限もないんですから、みんなアテにしないわけですよ。だって、権限もなければ予算もない人がいくら「こうしろ、ああしろ」って言ったって、「ふーん」って聞きませんよ。そりゃ、権限も予算もなぜないかって言えば、どこかから剥ぎ取ってこなきゃならないんですから。権限を持っているところから。とられるほうは必死に防衛にかかりますから。
これを、権限を付与して、そして予算を、府省横断プログラムで500億くらいつけて。そしてだって、これからね、各省——文科省、経産省、厚労省、みんな科学技術庁を持っているでしょう? それの方向性を、ここが司令塔になって、要求段階から調整していくわけですから。今まで、こっちの省のこういうプランも、こっちの省のこういうプランも、同じようなことやっていて重複して投資をしていると。それを調整したり、いろんなことができるわけですよ。この司令塔ができたって(いうことは)ね、私は正直言って、「アベノミクスの一番の成果は何ですか?」って言ったら、これを言いますね。
山:いやー。担当大臣として本当にこんな嬉しいことはありませんが。いずれにせよ、甘利大臣のバックアップで道筋をつけていただいたんで、ユーザーのみなさん、総合科学技術会議っていうのは、科学技術予算全体について総合調整をするという機関で、私が担当しているんですけれども。甘利大臣のバックアップを無駄にしないようにですね、この機能強化、司令塔の機能強化をしっかりやっていきたいと思います!
もう、あっという間に時間になってしまったんですが。今日さっき、アンケート、甘利大臣のイメージアンケートで、「戦国武将タイプ」というふうに答えた方が結構おられたんですけれども、実は、甘利大臣はもともと戦国武将の子孫だということで。
甘:そうです。
山:武田信玄の配下というか、非常に有力な家臣だった、確か……。
甘:甘利虎安(あまりとらやす)。
山:甘利虎安の。
甘:末えいでございます。
山:末えいだったということで。これを知らずに、おそらくユーザーのみなさんは戦国武将タイプっていうふうに入れたんで、これ、どっかに甘利大臣のなかにですね、戦国武将的なオーラが漂っているんではないかと思いました。
甘:(笑)。
山:もう本当に時間ないんですけれども、ちょっと最後に一言、これ国家機密とかだったら仕方がないんですが、ちょっとお聞きしたいと思います。奥様には、なんというふうにプロポーズをされたんでしょうか?
甘:えーっとですね、家内……。いや私ね、結婚が遅かったんですね。33のときだったんです。で、周りから言われてですね、「お前も選挙に出るなら結婚しなきゃ、公認しない」とか、いろいろ言われたわけですよ、先輩議員から。「じゃあ、わかりました」と。「今日うちを出て、最初に会った女性と結婚します」と言って、最初に会ったのが家内だったんです。
山:いやちょっと、もうちょっと(笑)、え、初めて会われたのは、じゃあ、街で会われたと?
甘:いやいや、最初に会った“知り合いの女性”と結婚します、と。
山:あ、そうですか。奥様には、じゃあ何とプロポーズされたのか。これは秘密でしょうか?
甘:これ、国家機密に……なっていますかね。
山:(笑)。はい。ということで、もし……。
甘:「結婚してあげます」と言ったかな、確か(笑)。
山:甘利大臣は「結婚してあげます」と言ったんですけど、おそらく「ぜひ、自分と結婚してほしい」とストレートにお願いしたんじゃないかな、と私、想像いたしますが(笑)。
はい。この甘利大臣のすてきな笑顔をもって、今日の直滑降ストリームを終わしたいと思います。本当にみなさん、大臣、超多忙ななか、この議員会館スタジオまで来ていただきました。どうぞ拍手で送っていただきたいと思います。
甘:どうも、ありがとうございました!
山:見て下さい、この、アマリンへのこの拍手! ありがとうございました。私ここでお送りしますので。ありがとうございました!
山:みなさん、甘利大臣との対談、いかがだったでしょうか。今、甘利大臣に同行してきた大勢の番記者の方が、甘利大臣を追うように、今ですね、この部屋から今退出しようとしていますが。何人かの記者の方は残っているんですけれども、「山本大臣担当かな?」なんて思ったりしているんですけれども(笑)。
もうちょっと経済対策の話を聞きたかった、という方もおられるかもしれませんけれども。やっぱりですね、ニコ生の直滑降ストリームは個々の大臣の人柄とか、やっぱり、なんて言うんでしょうか、素のままの人間性とか、そういうところをみなさんに、わかっていただきたいということで。今日はすごく人間くさい、甘利大臣の魅力をみなさんにわかっていただけたんじゃないかと、いうふうに思います。
今日は、大臣に迷惑をかけないように、いつものように、先に退出していただきました。ユーザーのみなさんからの質問は、私がリスクをとって、まとめてお答えをしたいと思っています。今日も先週に引き続いて、毎回ですけれども、ニコ動の伝説の記者、もう七尾さんといえば伝説になっていますけどもね、レジェンド記者の七尾さんが来られているので、七尾さんのほうから、今日のユーザーのみなさんのいろんな質問のなかから、代表的なものを選んでぶつけていただければと思います。七尾さんお願いします。
七:大臣、ありがとうございます。ニコニコ動画の七尾です。本日もよろしくお願いします。いや、なんか、すごい番組ですよね。
山:はい、ありがとうございます。
七:なんかやっぱり、非常に大臣の司会、勉強になります。勉強させていただいて。
山:ありがとうございます。だんだんキャスターっぽくなってきたりして。
七:いや、やっぱりね、普段、大臣の質問のしかたというか、すごいなと思って。素直に。
山:ありがとうございます。
七:ユーザーもやっぱり、甘利さんの、大臣もおっしゃっていましたけど。あのー。普段、甘利さんって迫力あるんですよ、我々からすると、やっぱり。ま、戦国武将というのも。
山:ちょっと強面な感じですもんね。
七:そうなんですよ。ところがなんか、シャイな方でもあって、それがすごい魅力があって。
山:今日、いい笑顔を見せてくださいましたね。
七:ええ、ダンディで。かわいい面も見せていただいたと。ありがとうございました。質問なんですが、いくつか、ユーザーのみなさんからもきております。まあ、先ほどイノベーション会議のお話もあったんですが、昨日、第2回司令塔機能調整会議というのが開かれたと思うんですが。山本大臣が担当する、5つの内閣府司令塔本部。これがですね、科学技術、IT、宇宙、海洋、知財、この具体的な連携分野について話しあわれた、ということなんですが。具体的には、支障のない範囲で、ちょっとユーザーのみなさんに教えてください。
山:わかりました。その前に、今ですね、甘利大臣に同行して出ていったはずの記者がひとり戻ってきて。私の話でも聞きにきたのかなと思ったら、忘れ物をとりにきた、ということが判明しましたので。
甘:あ、そうだったんですね(笑)。
山:それからNHKの方、毎回ありがとうございます! あの、ありがとうございます、残っていただいて。それ、どうでもいいですけども。お答えしたいと思います。
実はですね、内閣府特命担当大臣。これは「司令塔機能を果たす」ということが役割なんですね。で、内閣府は、他の省庁よりも一段高みに立って、いろんな政策調整をする、ということをやることになっていまして。
実は、私の担当している5つの分野ぜんぶ、ある政策の横串の司令塔機能を果たすべき、組織なんです。たとえば、科学技術イノベーションの、科学技術政策本部。IT総合戦略本部。それから、知財戦略本部。それから、宇宙戦略本部。それから、総合海洋政策本部。ですから、こういうところが省庁の壁を乗り越えて、それぞれの政策について、国家戦略を練り上げていくっていうことをやっているんですが、実はぜんぶ、私の担当なんですね。ですから、そこの事務方のトップをみんな集めて、司令塔、連携調整会議っていうのを作りました。
で、まあ、2回やったんですけど。まだまだこれから具体的な分野をちょっと絞っていきたいと思うんですが。少なくとも、それぞれの分野にものすごく関係があります。宇宙とIT、関係ありますよね? 宇宙と海洋も関係ありますよね? 知財戦略っていうか、特許。国際標準戦略っていうのは、あらゆる政策に関係ありますよね?ですからこの連携会議を何度もやって、具体的にどうやって今の総合戦略本部がですね、協力してどういう政策を進めていけばいいのかと。こういうことをしっかりですね、見極めていきたいと思っています。
七:これ、いくつか、例えばですね、いくつか既に政策があって、それをさらに合理的に、スピーディに進めていくために……っていう、そういう狙いもあるんでしょうか。
山:あのね、それぞれの担当機関、戦略本部はもう、国家ビジョンみたいなものを、ほとんどもう閣議決定しているんです。例えば、総合科学技術会議だったら、科学技術イノベーション総合戦略。宇宙だったら、宇宙基本計画。知財だったら、知財戦略ビジョン。そういう、その、国家ビジョンみたいなものを、各省庁と健全にいろいろ協議し、せめぎ合いながら、閣議決定まで持ってきたと。それが私の一番の仕事だったんですね。それはそれで方向性は出ているんですが、今までまったく連携がなかったんで。
七:これすごいですね、今までまったく連携がなかったっていうのは。いや、これは……。
山:まあ、それぞれ内閣府の戦略本部として、それぞれの政策について、一生懸命、関係省庁の枠を乗り越えた政策を作ろうとしてきましたから、そこで精一杯だったんですね。だからそれをみんな集めて、「これから、それぞれの戦略、分野で協力できるところあるかな?」って探したりとか。将来的に全体をどうやってまとめていけばいいのかな、とか。こういう議論をしたいと思っています。
七:これすごく重要なことで。はい、よろしくお願いします。また進捗があったらぜひ教えてください。2つの目の質問なんですが、これユーザーの方から。たぶん、私も確認しましたところ、大臣のブログ(から)だと思います。大臣がですね、「政治は、権力闘争の世界。嫉妬とやっかみが渦巻く空間だ」と。よく永田町は嫉妬とやっかみが横行するところだって話もあるんですが、これは具体的にはですね、ま、どこの世界でもあるとは思うんですが、特に政治の世界でのこうした嫉妬とやっかみっていうのは、これ、どういうことなんでしょうか?
山:まあ、これはねえ、なかなか具体的なことを話すと、いろいろ支障があるんですけれども。
七:いろいろ影響がある、はい。
山:やっぱり権力闘争の世界ですから。みんなライバル、みたいな世界なんですよね。だからこのなかで、いかに嫉妬と羨望を乗り越え、まあ、私に嫉妬する人はいないと思いますけど(笑)。
七:いやいや、とんでもないです。
山:しかし、この「ニコ生公式放送を持っている」っていうだけで、ものすごくたぶんね、もしかすると羨望のまなざしで見られている、かもしれない。私に嫉妬する人はいないと思いますが。いや、そういうものを1つ1つ、乗り越えて。どうやって自分のやりたいことを実現していくか。これも政治家の1つの条件だと思います。ケーススタディはあまりに多すぎて、ちょっと思い浮かびませんけれども。まあ、本当に人間の社会ですから。やはり、いろんな感情を乗り越えて、なんて言うんでしょうか、政治家としてやりたいことをやるために、あらゆる知恵を絞っていくということだと思います。
七:これは大臣、その政治の世界に入ったときからやっぱり、そういうことは、やっぱりこう何か、耳にしたり、経験したりしてきたんですか?
山:そりゃ、毎日がちっちゃな戦いですよね。
七:本当ですか!
山:毎日が勝負なんです。勝ったり、負けたりする。はい。
七:ありがとうございます。えっと、あとですね、二井宏なんですが。
山:あ、また二井宏ですか(笑)。
七:はい。二井宏なんです。どうですか?
山:あの、二井宏についてはですね……。
七:今年の流行語大賞、ちょっと……。
山:そうですね、もしかしたら。
七:「アベノミクス」には、ちょっと叶わないと思うんですが(笑)
山:ユーキャン流行語大賞に入ればいいかなと思っているんですけど。二井宏。着々と、なんて言うんでしょうか、調査を進めているっていうか。粛々と調査を進めていますので。毎回、同じことを言いますが、二井宏さん、ならびにその一味は、この直滑降ストリームを、目を皿のようにして見ておられると思うんですね。もう一回言います。ここに、二井宏さん、出てきてください。そうじゃないと必ずどこかで、あんまりよくない形で、あなたを表舞台に引っ張りださなきゃならなくなりますから。やっぱりね、批判してもいいです。批判してもいいです。でもその中身が間違っていたり、相手の名誉を傷つけるようなことがあったら、それは堂々と反論させていただきたいと思っています。まもなく弁護士と相談して、6本目の矢を放ちたいと思います。
七:あのこれ、出る大臣、大臣が、大臣の調査能力って本当にびっくりされていますよね。
山:山本機関って呼ばれています。はい。
七:わかりました。最後にごめんなさい、1点だけ。今ですね、我々ニコニコ動画でも、新聞等、テレビ報道でも、ネット選挙。この夏の参院選について、かなり報道されておるんですけれども、大臣にとってのネット選挙っていうのは、これはどういう位置づけというかですね、どういうイメージというか。
山:はい。とても僭越ながら、私は実はネットをものすごく選挙に活用していると思っているんですね。それは、ネットでコンテンツを発信するということも、もちろんあるんですけれども。それ以上に、私の書いたブログを、群馬県の仲間が読んでいる。政敵が読んでいる。その視聴率は相当高いんですね。
だから実は、このブログでの発信を通じて、仲間にエールを送ったり、仲間に協力を依頼したり、みんなにやる気を起こしてもらったり、誤解を解いたり。実は、そういう反応がちゃんとある。しかも、たったひとりにしか届かないメッセージもあるわけですよね。これは、ライバルに対する抑止だったり、警告だったりすると。
だから、みんな、たぶんね、ネット選挙というと、必ずなんか、とにかく発信して読んでもらおうと、大勢の人に……っていうふうに思うかもしれないですけれど。実は、選挙に関わっている人に対する発信、これはものすごく大事で。私はそういう意味でいうと、十二分にネットを活用していると思います。
例えば、ブログを書く。うちの秘書はその日のうちに全員読みますから。私の考えていることはすぐ伝わるんですね。こういう使い方も実はネットにはあるということを、ちょっとですね、今日はここで一言、言わせていただきたいと思います。すみません、えらそうなことを言って。
七:ありがとうございました!
山:はい。ということで、伝説の記者、七尾さんの鋭い質問を、今日もしっかりとかわして。
七:かわしたんですか?(笑)
山:いや、かわしたわけじゃないですけれども。真正面から受け止めて、ここまで参りました。今週も直滑降ストリーム、最後までお付き合いいただいて、みなさん本当にありがとうございました。
お馴染みの、いつものエンディング・テーマにいきたいと思いますが。前回はちょっといろんな問題があって、機材等々の問題があって、ま、こっちのせいなんですけれども、いつもの山本一太のオリジナル曲、エンディングで流せなかったので、今週は1週間ぶりに聴いていただききたいと思います。順番からいくとあれかな? 『素顔のエンジェル』でしょうか。それではみなさん、このエンディングを持って、今日の直滑降ストリームを終わりたいと思います。
その前に、もう一言。来週は、安倍晋三内閣総理大臣が、この山本一太の議員会館のスタジオにやって参ります。ぜひ、テレビとか、新聞とか、他のネットではわからない、安倍総理の人間的な深み・魅力をですね、30分の空間で伝えたいと思いますので、みなさん必ず来週は、安倍総理との対談、見ていただきたいと思います。
それでは、お送りしたいと思います。山本一太のエールだと思ってください。癒し系バラード、『素顔のエンジェル』。
どうぞ今週も、今週末か、いい週末をお過ごしください。今週も直滑降ストリーム、最後までお付き合いいただきました。ありがとうございました!
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