求人が伸びている3つのスキル「ABC」とは

村上臣氏:では、我々はこれからどうすればいいんだ、というお話をしたいと思います。最近、VUCA〔ブーカ:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字〕という言葉があります。非常に不確実性の高い未来にどうするかということです。本当に変化が早いため、数年先を見通すというのは、僕ではできません。

なんとなくはわかるんだけれども、どんどん変わっていくので、見ながら自分をすごいスピードでアップデートして、トランスフォーメーションしていかないと、生き残っていけない時代というのがきております。では、会社は今なにをやっているかというと、これは我々のデータなんですけれども、求職者のデマンドの分析です。

横軸にグロースレート(成長率)、イヤーオンイヤー(前年同期比)で書いていまして、絶対的なデマンドを縦(軸)に書いています。青ですね、左下にあるのが、今普通にオープンしている求人です。UI/UXとか、Digital Marketingとか、Web Developmentとかありますけれども、今すごく伸びている求職は、我々が「ABC」と言っているAI、ビッグデータ、クラウド。この3つのスキルが非常に伸びています。

ここに、各企業なり、人に投資をしていくということを表しています。ですが、このシフトはすごく急激に起こっています。

(左側の)青い(数字の)方、PAST DEMAND RANKINGというのは、1年前なんですけれども、例えば1年前の我々のインサイトで見るビッグデータの求人というのは、ランキングでいうと11番目なんです。今年はどうかというと、圧倒的ナンバー1です。

クラウドコンピューティング、これはかなり時間が経っていますけれども、AIもそうです。トップ3にランクインしてきています。サイバーセキュリティ―もそうです。ソフトウェアエンジニアリングマネジメント、これは1年前トップだったんですが、今、だいぶ下がっています。この1年においても、企業が必要としているスキルというのは変わっていますし、それに適応した人が、より良い職につけるということを表していると思います。

ハイブリッドスキルの重要性が高まっている

加えて、近年の傾向でいうと、ハイブリッドスキルが大変重要でございます。

例えば、今、こっちの右の方ですね、グロースの方で高いのが出ているんですけれども、例えば、エンジニアですね。Data Analytics、Web Development、Big Data、いっぱいあるんですが、Public Speakingというのが多いんです。こういう人を企業は求めている。

これまでは、エンジニアはエンジニアだったんですが、エンジニアの中でも、スピーキングができて、エバンジェリストのように自社の技術を語れる人。こういう人を求めています。ですので、いろんなスキルを持った人というのは、非常に今、市場の中でも価値が高いと考えています。その中でもさらに重要なのは、ソフトスキルです。

今まではスキルというとなにができるか。例えば、英語ができる、C#(シーシャープ)が書ける、そういうようなものが多かったんですが、トップ5を挙げてみても、かなりマネージャー職でソフトスキルが求められる。また、こちら側を見ていただけると、コミュニケーションだったりというものですね。Relationship Management、つまり、ただスキルを持っているだけでは、もはや企業としては(人材の)価値が下がってきている。

それに加えて、ソフトスキルを兼ね備えたハイブリッドな方というのを求めていると。これは、やはり時代がソーシャルになっていることだと思うんですけれども、とくにミレニアルの世代というのは、非常にコミュニケーションを重要視しますし、企業に対して「どれだけ良いカルチャーを持っているか、どれだけ働きやすいか、どれだけ僕・私に機会があるか」を求めているということです。

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