川栄李奈氏が4都市を回った感想は?

司会者:それではさっそく対談を始めさせていただきたいと思います。川栄さん、これまでこのキャンプサミットで大阪、札幌、福岡、名古屋と進めてまいりましたけども、各地の印象ですとかいかがですか?

川栄李奈氏(以下、川栄):おいしいものをたくさん食べました(笑)。

(会場笑)

司会者:なにを召し上がりましたか?

川栄:えっと……じゃがいもとか。

佐藤裕氏(以下、佐藤):札幌で?(笑)。

川栄:そうです。もんじゃ焼きとか、お好み焼きとか。

佐藤:お好み焼き。

司会者:大阪ですね、きっと(笑)。

川栄:福岡は、えーっとなに食べましたっけ……? なにか食べました。

(一同笑)

おいしいものをいただきました。

佐藤:おいしいものをいただきました(笑)。そして、名古屋では?

川栄:名古屋は少ししかいなかったので。でも、ご飯おいしかったです!

佐藤:感想はそれなんですね(笑)。おいしいものを食べたという感想。

女優になった川栄李奈は「会うたびに印象が違う」

司会者:そんな川栄さんはですね、ちょうど今回ご参加いただいているみなさんと同世代です。とはいえ、2010年から社会で活躍されている社会人としては先輩ですので、いろいろとお話をうかがっていきたいと思います。

川栄:よろしくお願いします。

司会者:裕さん、川栄さんとここまでずっとツアーを回られていましたが、印象はいかがですか?

佐藤:4都市を回った感想の前に、もともとテレビでみていたアイドル時代の川栄さんから女優の川栄さんになり、一緒にお仕事をさせていただく中で一番感じたことがあります。

これについては毎回言ってるんですけども、毎回色が違う。役もそうですし、会うタイミングによっても違ったりするんです。そのあたりが女優の裏側なんじゃないかなっていうこともあるし。すごく魅力的に感じます。

(舞台上を指しながら)たぶんみなさんがこうやってみてる景色とぜんぜん違ってですね……これはこの間ちょっとポロッて言っちゃったんですけど。名古屋で当然、最初に楽屋へご挨拶へ行きますよね。

マネージャーさんに「いつ行っていいですか?」と聞きながらいったりするわけです。(タイミングによっては)お化粧もしてるだろうし。そして「今どうぞ!」と、ドアを開けた瞬間、パックしたままで出てきたんです。「マジか。そっちで出てくる?」みたいな。マネージャーさんもそこでGO出すんだなぁと。

川栄:(笑)。いや、待たせるのはダメだなと思って。

佐藤:ありがとうございます。

川栄:私は「今ぜんぜん大丈夫です」みたいな感じでしたよ。

佐藤:本当に本人かどうかわからないぐらいのパック具合でした。

そういった川栄さんの姿を見つつ、実際に話してみると同世代じゃないような大人に感じたりするギャップもあります。でも、始球式では無邪気。なんとも、ギャップがあるんですね、はい。

司会者:いろんな川栄さんの魅力が今回の対談でみなさんにも伝わるかなと思います。

「AKBは好きだったけれど、入りたい気持ちはなかった」

さて、本日ですね、そんな川栄さんとお話したいテーマたくさんあります。お時間の関係もありますのでルーレット形式で、テーマをピックアップしてお願いしたいと思います。

ではこの中から川栄さんの現在の女優という職業に至るまでの遍歴についてうかがっていきます。ルーレットの上にある「キャリアのスタート」「ターニングポイント」は重要なポイントですので、ここは必ず聞いていきたいと思います。

ということでまず1つ目のテーマはこちらです。

「キャリアのスタート」というと、川栄さんといえばAKB48ですね。アイドルですけれども、そもそもAKBに入ったきっかけを教えていただけますか?

川栄:きっかけは高校1年生の時に、友達に「オーディション一緒に受けよう」と言われてオーディションを受けました。受かると思ってなかったので、軽い気持ちで受けたら受かっちゃったってなって。「あ、やばいな」って思って。

そこから、受かったからにはちゃんとやらなきゃいけないなと思ってAKBに入りました。

司会者:入られてからは、劇場公演があることをもともとはご存じなかった。そこですごくびっくりしたとお聞きしてますけども。

川栄:テレビで見ているAKBしか知らなかったのです。なので、劇場で踊っていると知らなくて。でも私は最初、研究生だったので、毎日レッスン終わって自主練も行かなくちゃいけなくて。すごく歌もダンスもすごく苦手だったのでとても辛かったです。

司会者:なるほど。裕さん、普通の会社……普通のと言うと変ですけど一般的な就職活動でも、入ったら知らないことがあったというのはよくありますよね?

佐藤:そうですね。今回の川栄さんの話、自分の就職とか働くに転換してもらうとすごくおもしろいんですけど。そもそもアイドルになると思っていて、友達から声がかかったんですか?

川栄:いや、思ってなかったです。

佐藤:では好きなことをどうしてもやりたいから、というきっかけじゃなくて?

川栄:たまたまです。AKBは好きだったんですけど、別に入りたいとかはありませんでした。たまたま友達に「受けよう」と言われたんです。

オーディションは受かったけれど「最初はやりたくなかった」

佐藤:そしてオーディションを受けて、軽やかに受かってどうしよう……みたいな感じですけども。そのときに不安とか、どうしようとかはならなかったんですか?

川栄:「どうしよう」ってなりましたね、最初は。先ほども言ったように、歌もダンスもすごく苦手意識が強いんです。もちろん歌とダンスが基本なので、もうそれは絶対にやんなきゃいけないことでしたが、最初は本当にやりたくなかったです。

佐藤:いわゆるギャップですよね。でもそのギャップを見たときには嫌だと思って、こう社会人だと逃げる人もいるんですよ。逃げずに続けたのはなんでなんですか?

川栄:オーディションを受けて落ちてる人がたくさんいる中で受かるということは、自分の中でなにかいいことがあるのかなととらえました。

佐藤:それは自分で? 誰かからのアドバイスですか?

川栄:アドバイス?

佐藤:普通だと、オーディションなどを受けて落ちると「くそーっ!」となります。でも自分が受かった時、落ちた人のこと考えたりするのは誰かのアドバイスなのか。自分で自然とそう思ったのかという。

川栄:自分で思いましたね。それこそ、友達も受けて落ちたんですけど。

佐藤:友達は落ちた? 圧倒的に気まずい。

川栄:(笑)。でも、今も仲いいです。そういう人が身近にいたので、私はがんばらなきゃという思いはありました。

佐藤:ありがとうございます。

芝居をやりたいと思い、AKBを卒業

司会者:はい。そんなキャリアのスタートだった川栄さんに転機が訪れましたということで、次のテーマがこちらです。

トップアイドルとして活躍から女優へ転身されるというのは、大きなターニングポイントだったと思うんですけれども。お芝居1本でいくと決められたときのお気持ちを教えていただけますか?

川栄:もともと自分が……歌もダンスもそうなんですけど、すごく自分がやりたいと思って始めたわけではありませんでした。小さいときからそんなに自分の欲がなく生きてきたので。でも、初めてお芝居をしたときは「お芝居、楽しいな」「お芝居をやりたい」と自分で思ったんです。自分のやりたいことをやった方がいいかなって思って、AKBを卒業しました。

司会者:裕さん、いかがですか?

佐藤:僕もそうですし、みなさんもそう思うんですけど。

川栄さんが女優に転身されるタイミングは「まだまだAKBでぜんぜん走れるよね」というときでした。そのタイミングでいくリスクというか……僕らからすると、まだまだいいじゃないというところなのに変わる、そのターニングポイントの決断の不安など、考える部分はありました?

川栄:不安よりもすごく楽しみなほうが大きかったので。「失敗したりしたらまた違うことやればいいや」くらいのテンションでやりました。

佐藤:今までそういう大きな決断をしてきたんですか?

川栄:そうですね、はい。

佐藤:そうすると、過去の経験的にもいわゆる不安よりも楽しそうだな、やってみたいなっていう方が優先されていたんですか?

川栄:そうですね。楽しいことして生きていきたいって思う人間なので。はい、思いました。