「進めて参りましょう、東京の真の改革を」小池都知事、都民ファースト代表就任演説全文

都民ファーストの会 総決起大会 #1/2

6月1日、自由民主党に離党届を提出し、都民ファーストの会の代表に就任した小池百合子東京都知事。小池都知事は、同日行われた総決起集会にて、今後の都政についてや都民ファーストの会で実現したいことについて、演説を行いました。

都民ファーストの会、決起大会で演説

小池百合子氏(以下、小池):みなさま、こんばんは。

会場:こんばんは!

小池:小池百合子でございます。本日、この決起大会におきまして、大変ご多用のところ、高木陽介、公明党から東京のご代表としてご出席を賜っているほか、多くのみなさま方がこの場に駆けつけてくださいました。改めて御礼を申し上げます。ありがとうございます。

(会場拍手)

小池:さあ、月が変わって6月でございます。私が第20代の東京都知事に就任をいたしましたのが昨年の8月、正式には2日でございました。それを考えますと、あっという間の10ヶ月でございます。これまで公約通り、東京大改革を進めていくんだ。大改革だけれども、小さな改革も1つずつ丹念に重ねてまいったつもりでございます。

そして、月が変わって6月。いよいよ23日から戦いが始まっていくわけでございます。本日、私、自民党党本部に二階幹事長に事前にお電話させていただいたうえで、離党届を出させていただきました。

(会場拍手)

小池:まあ、当分受理しないで放ったらかすというのが自民党方式なんでございますけれども。しかし、私はここで改めて東京大改革を真に前に進めていくためには、私自身が崖から飛び降りた、一度はもう崖から飛び降りた私でございますけれども、もう一度みなさま方の前でその決意を示す、そういう観点からも、今回自民党にはっきりと離党届を出した。そして、都民ファーストの会の代表を務めていきたいと、このように考えている次第でございます。みなさん、いかがでしょうか?

(会場拍手)

希望の塾から48名が立候補

小池:ありがとうございます。考えてみれば、あの知事選の後、希望の塾を立ち上げたわけでございます。希望の塾に問い合わせが6,000件ありましたし、なによりも塾生として4,000人が合格をされて。

そのうちの方々が毎月池袋の大学の講堂をお借りいたしまして、1日4回順番順番に講義を受けていただいて、都政はどうやって進んでいるのか、政治はどうあるべきなのか、さまざまなことを学び。

その中から今日は都民ファーストの会として48名の公認候補、そのうち女性が17名。比率で申し上げますと35パーセント。このようにすばらしい公認候補が後ほど一人ひとりご紹介できる、そのような段階になりました。みなさま、ご支援ありがとうございます。

(会場拍手)

小池:そして、都民ファーストの会として、志を同じくする、改革の意思を明確にしている、この大衆とともに歩んでこられた公明党のみなさんと、そしてまた、政策協定を結ばせていただいております会派のみなさま方、それぞれ推薦などを行いまして、今回のこの都議選に向かっていくわけでございます。そして、真に改革を進めていくのはどこなのか、そのことを都民のみなさま方にうかがう絶好のチャンスがやってきたと思います。

私ども都民ファーストの会の公認候補のみなさんは、例えばお医者さまであったり、弁護士であったり、それから上場企業の取締役であったり、金融機関でバリバリの金融マンであったり、商社マンとしてこれまでも海外でさまざまな経験を積んでこられたりと、私はまさに新しい人材の供給源としての都民ファーストの会であり。

そして、中にはあまりにもすばらしい実績、これまでの経歴などを見ていますと「本当に大丈夫なの?」と。つまり、都議会議員になってみなさんに選ばれたとしても、その報酬が十分なものかどうか。だって私いきなり何をしたかと申しますと、都知事の報酬半減しちゃったわけでございまして。

(会場拍手)

小池:まあ、その結果として、都議の収入も減ってしまっている。それでも、「そんなこと関係ないです。東京を良くしたいんです。東京を改革していきたいんです。そして、私が、僕が、ちょっとでもお役に立てればうれしい」と言って、みなさん手を上げてくださった方々ばかりであります。なんと心強いことでありましょうか。

そしてまた、私はこの都民ファーストの会の仲間とともに、そして、ご協力いただける改革の志をともにする公明党をはじめとするみなさま方とともに、この戦いを勝ち抜きたいと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

過去の知事との違い

小池:今、私が都政の中でポイントといたしておりますのは、常に人に着目をすることでございます。業界団体であるとか大きな一括りではなく、個人一人ひとりに目を当てる。これこそが私は都民ファーストの政治だと、このように思っております。

例えば待機児童問題、物事は大変大きな課題となっております。しかし、結局一人ひとりのお母さんが、そしてお父さんがこの子を育てていく、だけど、仕事もしなくちゃいけない、いや、仕事もしたいんだ、そういう一人ひとりに目を当てることによって、この待機児童対策というのを真剣にやっていきたい。

ちなみに、私の前の知事さんの就任中に、代表質問、一般質問で使われた「待機児童」という言葉は60回でありました。私に変わりましてまだ10ヶ月でございますけれども、一気に増えまして142回、その言葉が使われるようになった。これだけいかに都政の注目点が変わったかということを、示しているのではないでしょうか。

ちなみに、私が国会議員時代からこだわっておりますのが、防災の観点からの無電柱化でございますけれども、舛添時代には28回だったのが、私の時代になりまして一気に増えて165回触れられるようになった。それだけ都政の中心に、この無電柱化と言うと小さな話のようではありますけれども、阪神大震災、他の地震、災害などを経てきた私としましては、これは大きな課題だと、このように思っておりますが、今や都政のど真ん中にそれが据えられるようになりました。

教育。「百年の計は教育にあり」と申しますけれども、教育費については、舛添時代で触れられたのはたったの4回でありました。私の時代になりまして20回、いや、まだまだ少ないと思います。これからどうやって子育てをしていくのか、どうやっていい教育を子供たちにちゃんと受けられるようにするか。こここそ、これからの東京の一番大きな資源、これを磨くか磨けないかという、このような大きな段階に差し掛かっていると考えております。

だからこそ、待機児童問題はしっかりと対処していきたい。さっそく昨年28年度で、165億円にのぼる緊急補正予算をつけたところでございまして、新年度予算にも前年度比で400億円ドーンと増やしまして、そして1,300億円を越す待機児童対策を練っているわけでございます。

今日は豊島区の高野区長にもおいでいただいている。千代田区の区長ほか、区長さんはじめみなさん揃ってお越しいただいております。待機児童の現場は区市町村にあるわけでございますので、しっかりと連携をしながら、この待機児童対策を本気で向かっていきたいと、こう私は思っております。共に進めて参ろうではありませんか。

そして、この待機児童問題の次に、教育でございます。最近、私が大変懸念をしたニュースに、ニューヨークのマンハッタン、金融の街でございます。ウォールストリートがございます。そこで、花形の職で年収が1億2億は当たり前といった、金融、為替のディーラーの方。ゴールドマン・サックスは、600人いたそのディーラーを一気に2人に減らした。というか、600人クビを切って、たった2人しか残さなかったと。

つまり、何が言いたいかというと、AIの時代になっているということなんです。私はこういう時代の変化に、これから東京の教育が、日本の教育が真に改革的なものになれるのかどうか、そして、真に国際人を育てられるのかどうか、こんなことをしっかりと取り組んでいかなければならない。日本、東京の宝は、人材。これに尽きるわけでございますので、待機児童の問題、教育の問題、まさしく人に当てて、東京大改革を進めて参りたいと、こう考えているところでございます。

議会のチェックはどうなるのか?

さて、今日ちょうど定例の記者会見、明日の記者会見を1日前倒しで行いましたところ、私が代表に就任することによって「議会のチェックが薄くなるんじゃないですか?」という質問を記者の方からいただきました。

さて、みなさんどうでしょうか? これまでの都議会というのは、チェックが十分されなかったからこそこれだけ様々な課題が先送りをされて、豊洲の問題、また、オリンピック・パラリンピックの様々な経費の負担。これはひとまず決着を見ているとはいえ、本当の意味で、今日は都議現職のみなさんもいらっしゃいますけれども、忸怩たる思いでいろいろと取り組んでこられた、そういう都議会ではなかったでしょうか。

むしろ、都政の、もしくは知事の、前の知事の方々のいろんなところにそれを煽るかのようにしてきた。それが、これまでの都議会ではなかったかと思います。都知事、新しく変わりました。改革に燃えております。だからこそ、議会ももっともっと改革に燃えた同志がもっと増えてほしい、そういう思いで私はいっぱいでございます。

さもなければ、車の両輪と言われている知事と議会。このスピード感と改革の方向が一致しなければ、また、東京都政は後ずさり、いえ、思考停止、いえ、止まってしまう。こういう状況になるのではないかと、このように思っております。

私が常に申し上げてきたことは、「都民が決めるんだ」「都民が進めるんだ」ということでございました。さもなければ、291万票の票を頂戴することはなかったと、このように思っております。

東京の真の改革に向けて

さぁみなさん。変えていきましょう。古い議会を新しい議会に。そして、進めて参りましょう、東京の真の改革を。育てていきましょう、新しい命を。そして、新しい人材を。そして、さらに進めて参りましょう、育てて参りましょう。未来の子供たちを。

そして、7月2日、都議選投票日になりますけれども、どうぞ、みなさんとともに、この大東京を、都市間競争に打ち勝ち2020オリンピック・パラリンピックを成功し、食の安心安全を確保し、そして、日本の経済のエンジンとしての首都東京。さらには、子育てがしやすい東京。どこから見ても誰もが羨むような、そんな東京。

そのために、この都議会議員選挙、都民ファーストの会として、改革の志を持つ同志とともにしっかりと戦い抜くことをみなさんの前にお約束をさせていただき、そして都民と一緒に進めて参ります。都民のみなさんと一緒に決めて参ります。

どうぞ、これからの戦い。みなさま方のお力、都民ファーストの会、改革の同志へとお授けくださいますようによろしくお願いを申し上げまして、私からの代表就任の挨拶、そして本日の御礼とさせていただきます。誠にありがとうございます!

(会場拍手)

<続きは近日公開>

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