ビジネスマンのためのアクティブ睡眠マニュアル

柳内啓司氏(以下、柳内):でも、この本(『一流の睡眠』)のテーマは、60〜70代の人が「寝れない」という悩みよりは、ビジネスパーソンがよりハイパフォーマーになるためのアクティブな睡眠マニュアルみたいな。

一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略

裴英洙氏(以下、裴):そうですね。

DaiGo氏(以下、DaiGo):お医者さんが書いた睡眠系の本は、「いや、わかるけど、それはビジネスやってる人できないよ」ということが多いんですけど。先生、コンサルタントもやっていらっしゃるので、「あ、わかってる!」みたいな感じ。

:(笑)。

DaiGo:(『一流の睡眠』を手に取って)この「不規則な生活」とか「飲み会続き」とか、「これをやめなさい」と言う人は多いんですよ。

:そうなんですよ。

柳内:「お酒飲むの、やめなさい」とか、「言われても無理」と。

DaiGo:そうなんですよ。これがむずかしい人がどうすればいいかという話が。

柳内:実践的な。

「規則正しい生活をしなさい」と言われても

:そうなんですよ。おっしゃるとおりで、やはりこういうコンサルタントの仕事をしていますと、医者の仕事も少ししていますので、ハイブリッドの悩みがけっこうあるんですね。

DaiGo:うんうん。

:実はこの本を書いたのも、そのハイブリッドな悩み(から)。結局、ビジネスをしていて忙しいんだけど、やはり体調もケアしないといけない。でも、眠たいけれど寝れない。「そういった時、どうしたらいいんだ?」という話で。ただ、普通の病院に行くと「規則正しい生活をしなさい」とか。

DaiGo:(笑)。

柳内:うんうん(笑)。

:「腹8分目にしなさい」「夜は早く寝なさい」とか。「できんだろ!」と。

DaiGo:そうですね。

:「聖人君子か!」みたいな。そこの落としどころが違うよねということで、ダイヤモンドさんと相談して、この『一流の睡眠』を書かせてもらった経緯があります。

すっきり目覚めるためには?

柳内:そういう意味じゃ、バリバリ働くための話もいろいろ聞けたらと思うんですけど。僕の悩みで言うと、やっぱり朝起きて、とりあえずけっこう眠いんですよね。寝起きが悪い。そういう時に、バリバリいきなりフル回転でいく方法はあります? DaiGoさんはどうですか? 寝起きいいですか?

DaiGo:そうですね。僕はもう結局、朝起きてからぼんやりするので、起きてから30分ぐらいはやることが決まってますね。

:いいことですね。

柳内:そういうことやってんだ。じゃあ、僕に教えてもらっていいですか? DaiGoさん、解決してそうだから(笑)。

DaiGo:(笑)。

:まず、起きてからなにかをするという前に、いつ起きるかということがすごく大事なんですね。人間の睡眠のサイクルというのがありまして……。深い眠りの時に目覚ましを鳴らすと、なかなか起きられないんですよ。

DaiGo:うんうん。

:ですので、眠りの浅くなった上の波の時に目覚ましがピンポイントで鳴ると、すっきり起きられるんですね。まず、一般的な話で。よく、深い時に眠っていて「起きなさいよ」と言われると、「もう、うっとうしいなあ!」みたいな、そんな感じになるじゃないですか。

柳内:機嫌が悪く。

:機嫌が悪い。その時は深い眠りの時だと思うんですね。いわゆるこのサイクルがレム睡眠とノンレム睡眠と言われるもので、これはある程度アプリでわかるようになってきていますので、ご自身の1番覚醒の、寝起きに近いところで目覚ましを鳴らすのが1つですね。

まずカーテンを開けること

2つ目が、今度は起きてからです。起きてからまどろむのはすごい楽しいんですけれど、起きたらやっぱり思い切って日光を浴びるということがすごく大事ですね。昔から言われてるんですけれど、朝日は目を覚ます力がすごく強くて、ホルモンを整えていくということが、科学的に立証されています。そういった意味では、まずカーテンを開けるということを大前提にされたほうがいいです。

柳内:なるほど。起きたら。

:そして、次は消化管。いわゆる内臓から目を覚ます。いきなりガッツリご飯は食べられないので、例えばお水を。ぬるま湯でいいので、水道水でいいのでグッと飲むとか。ちょっと胃腸を動かしてあげる。そういうことを考えていくとよろしいかなと思います。

柳内:確かに。目と、口というか胃腸と、あと時間帯。

:そうですね。

柳内:DaiGoさんには負けるんですけど、最近、そういうデバイスオタクで。「mornin'」というデバイスがあって、カーテンを一定時間になったら自動的に開けてくれるやつなんですよ。

:いいですね。

柳内:一応、8時にビューッと開くようにしてて。それで起きやすくなった気はします。

:そういうのをルーチンにするというのは、すごくいいですね。

柳内:なるほど。

朝のシャワーはちょっと熱めで

:先ほど、コメントにありました「シャワーはどうですか?」ということですけど、シャワーはすごくベリーグッドですね。

柳内:ベリーグッドいただきました。

:ただ、ポイントとして体温を上げるということを意識していただきたいので、冷たい水を浴びるよりも、熱いシャワーを首や股の付け根に意識的に当てる。つまり、そこに太い血管が通ってるんですよ。

柳内:はいはい。

DaiGo:なるほど。

:そこの血管の血流を温めることが、やはり体全体を温めることにつながりますので、そこを意識的に少し熱めの温度でシャワーを浴びられるといいですね。

DaiGo:血流狙いなんですね。

柳内:(首の付け根をさわって)このへんですか?

:このへんか、股の付け根。

柳内:なるほど。じゃあ、ちょっと熱めのシャワーのほうがいいんですか? それとも、どっちでもいいんですか?

:いわゆる熱湯とかにはする必要ないと思うんですけれど、ちょっと熱めの42〜43度でしょうかね。そのくらいがよろしいかなと思います。

DaiGo:テレビでよくやってる、「押すなよ? 絶対押すなよ?」までの温度はいらないということですかね?(笑)。

柳内:(笑)。

:そうそう。あれは、100パーセント目覚めるでしょうね(笑)。

DaiGo:間違いないです(笑)。

柳内:皮膚がやられちゃう。

:やられちゃいますね(笑)。

めざましカーテン mornin'

DaiGo:(パソコンの画面を裴氏に見せて)これですね。今、柳内さんが話してたの。

柳内:そうです。mornin'。

DaiGo:ロボットの。

:本当だ。

柳内:安いんですよ、3,000円ぐらいです。

DaiGo:こうやってカチャッとくっつけると、時間になるとアプリでカーテンを開けてくれるんですけど。実は僕、これ関わってるんです(笑)。

柳内&裴:えー!

柳内:普通に素で買っちゃいました。

DaiGo:実はここの会社関わってて。

柳内:そうなんですか!? めっちゃいいですよ、これ。

:へぇー。

DaiGo:まだ「Sleep Cycle」と融合はしてないんですけど、時間と曜日とかが決められて、カーテンの裏にカチャッと入れて。それで、こいつが一生懸命少しずつカーテンを開けてくれる。

柳内:引っ張ってくれて、レールで。

:これだけでいいんですか?

DaiGo:これだけで。

:カーテンを買い替える必要はない?

DaiGo:必要はないです。レールに差すだけで。

:おー、すごいいい。

柳内:だから、電動カーテンになるんですね、普通のカーテンが。レールに(取り付けて)モノレールみたいにシャッと(動く)。

DaiGo:電動で、タイマーが曜日でセットできるという。