2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
Why Is Being Underwater So Peaceful?(全1記事)
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ここ北半球では夏も終わりに近づいてきました。みなさんも長い1日を湖畔で過ごしたり、プールに飛び込んだ夏の日の思い出に浸ったりすることがあるかもしれません。そこであることに気がつくのです。水の中に沈みこむことに、とてもリラックス効果があるということです。
それは暖かい気温や波の音によるものではありません。それよりもっと規模の大きい、「哺乳類の潜水反応」が関係しているのです。
しかもこのリラックス効果は一年中、プールがなくても感じることができるのです。
私たちが水に沈むとリラックス反応が起き、体に興味深い変化が生じます。主に、顔面が水に触れるとすぐに心拍数が減少します。これを「徐脈」と言います。この反応はとても早く、研究結果によれば「哺乳類の潜水反応」により、心拍数が10から25パーセントも下がることがあるというのです。
この反応により、あの心地よい平穏な気持ちが生まれるのです。
いくつかの研究によれば、心拍数が減少すると人間は落ち着くようです。ですから呼吸のエクササイズもリラクゼーション効果があるのです。
でも、呼吸エクササイズの場合は、慎重にゆっくりと呼吸をすることで心拍数が下がります。しかもこの反応は、私たちを落ち着かせるためだけに存在しているのではありせん。研究によれば、この反応は進化的適応で、これにより通常より長い間、水中にとどまることができるというのです。
心拍数が下がると血中に流れ込む酸素の量が減少します。すると、体はすぐに酸素を保存しようとします。私たちは水中で息ができませんから、この反応には納得がいきます。それに加え、「哺乳類の潜水反応」は四肢にいく血流をそらし、指や足先に送られる血流が、肺などの大切な内臓へ送られるようになります。
この反応により冷たい水中でも体温が保たれるようになり、水の深い場所での力強い水圧から体が守られるのです。
この反応はすべての哺乳類に見ることができます。水中のもの、陸上のもの、げっ歯類や霊長類にも見られる反応なのです。また、生まれたての赤ちゃんにもこの反応が見られます。
この反応のとても興味深い点は、顔面が水に触れただけでも生じるということです。顔面に大きなしぶきがかかると、鼻と副鼻腔にある受容体が反応し、三叉神経という一番大きい脳神経により生理的オーバーライドが起こります。それにより瞬時に「今、体が水中に入った」というメッセージが脳に送られ、これらの生理現象が生じるのです。
ですから、次にストレスを感じることがあったら、顔に水をかけたり、水に入ってみてください。気持ちよく水に浸かれば、「哺乳類の潜水反応」によるリラックス反応を感じることができるでしょう。
水中に関係する科学についてさらによくお知りになられたいようでしたら、「人間は水中で息をすることができるのか」というエピソードをチェックしてみてください。いつもSciShowをご覧いただき、ありがとうございます!
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