ナンパ師の本を読む暇があったら女性誌を読め

DaiGo氏:続いては、「外見的魅力のレベルが離れている人ほど友人関係が長期化する」と、テキサス大学の研究ですね。これはなにかというと、相手に対して心を許したり素敵って思ったりとか、恋愛関係にいくまでの外見的魅力の差を測ってみたんです。すると、外見的魅力が近いカップルってすぐつきあうんですね。近い2人ってすぐカップルになる可能性が高いんだけれど、外見的魅力が離れているほどなかなか友達関係から抜け出せないっていうことがわかっているんですよ。関係が長期化しやすい。

じゃあどうしたらいいのかっていうと、もちろん外見的魅力を近づけるっていう方法もあるんですけど、一番いいのはさっき言ったみたいな夏、イベントを利用する。つまり付き合ってしまう理由をつけるっていうことです。

外見的魅力が合ってるっていうのは、お似合いのカップルであったり、この人と付き合ったら友達にも素敵って思われそうとか、いいなって思われるんじゃないかっていうこと。女性は基本周りの目線とか友達との関係とか重要視しますから、そういうことが起こるんですけど、逆に外見的魅力が離れているほど、「なんであの男と付き合うの?」とか「なんであの人にするって決めたの?」って言われたときに、ぱって言えることがないと微妙な行動をしづらいというか……。そういうことが起こるわけですよ。

つまり、なにが言いたいかというと、付き合うきっかけになるようなイベントだったり、そういうものを作ってあげるっていうのが大事でして、イベントっていうのを逃さないことです。とくに男性は記念日も忘れちゃうしクリスマスとかのイベントも別にって思ったりする人多いじゃないですか。結婚式も別にすぐじゃなくていいかなとか思ったりとか。

それは男性の特徴なんですけど、逆にいったら男性がよくわからないナンパ本とか恋愛本とかを読むよりも、女性がなにを考えているか見たほうがいいわけですよ。変にナンパ師の本とかあんなの読む暇があったら、女性誌とか読んだほうがいいですよ。

僕は仕事柄、女性誌とかも見たりしますけど、コピーライティングとか女性向けの製品とかのアドバイスしたりとかするとき見なくちゃいけないんで、どういう言葉を使っているかとか見ますけど、そうするとやっぱり女性がなにを考えているかわかるんですよ。それで記念日はどういうふうにするとか、記念日を大事にしない男はこうだとか書いてあるんですね。それを見て自分の行動を考えるっていうのをやっていったほうがいいわけですよ。

占いのページとかもあの文言は役に立ちますよ。女性は占い好きって言いますけど、本当に占いを信じている人ってほとんどいないんですよ。でも自分の話をしたり、こうなるかもって書いてあるからおもしろいんです。あれは、自分のことが書いてあるからおもしろいんです。

だから僕が言っているのは、メンタリストのテクニックのなかで一番日常生活のなかで使えるのは、強力なのは、暗示とか誘導とかよりもどちらかというと説得の技術とかリーディングの方法なんですよ。説得の技術はビジネスではるかにつかえますから、プレゼンテーションとかビジネスの能力っていうのは非常にレベルが高いと非常にいいですよと。

さらにリーディングは日常生活、恋愛なんかにバンバン使えますから。(頭につけている)金色のテレビちゃんの粘着が弱いんですかね、金色のテレビちゃんばっかり動いている気がしますね。

リーディングのテクニックはまさに今度ワークショップでやろうと思っていたんですけど、リーディングのテクニックを学ぶ時には、必ず承諾誘導とか説得の技術とセットにしてやらないとだめなんですね。なんでかっていうと、説得力がなければ「なにを言ってんだこいつ」ってなっちゃうわけですよ。

朝の出勤前にやっているわけわからない占いとかあるじゃないですか。「どれか選んでください」とか赤いクマとか緑のクマとかがいてあみだくじみたいにこうやって赤選んだ人はこう、とかよくわからないことあるじゃないですか。あれ説得力がないじゃないですか。ああいうふうになっちゃうと、いわゆるすべったトークみたいになっちゃうんですよね。

あとはほんの少し相手の顔を見るって大事ですね。相手のリアクションを見ないと自分の考えた自分の話ばっかり、とくに男性は自分の話ばっかり話しちゃって嫌われる傾向がありますので、そこは気をつけたほうがいいよっていうお話ですね。

話すときは感情からスタートすることが大事

(頭についたテレビちゃんを指して)これけっこう頭重いですね。

続いてのテーマは、無料枠の最後です。「もっとも成功しやすい告白とは」なんですけど、これはあとでシチュエーションの話とかもしようと思っているので、心理学的に言うとまずは気持ちを伝えてからどういうふうにしたいかを言うのが大事なんですね。つまり、「好きです」って言ってから付き合ってくださいって言うのがすごく大事ってことです。前に話したんですけど、これは心理学的にわかっている。

で、「好きです付き合ってください」って言えばいいんですねって人がメールで連絡してきたんですけど、そういうわけじゃなくて、最初に感情を伝えて、そのあとどういうふうにしたいかを言うっていうのが大事ってことなんですよ。

だから普通に話したり、気持ちを伝える時とかも、最後は「好きです付き合ってください」って言うのが一番いいんですけど、例えば、出会ったときにどういう感情を感じたとか、こういう事を一緒にやってみたいと思っていて、とかって想像させるようにストーリーを組んでやる時に、最初にストーリーのなかの1個1個の構造が、感情からスタートしてどういう行動をとったのかとか、どういう行動に結び付くのかとかっていうのを出していかなくちゃいけない。

男性はけっこう箇条書きにしちゃったり、ストーリーを使わなかったり、感情表現を入れなかったりで、気持ちが伝わらないんですよね。そういうのがあるので。

男性に告白する時はけっこう端的に言ってもいいかもしれないですけどね。女性の話を聞く時ってけっこうストーリーになっていたりするじゃないですか、あれってストーリーに自分の感情を入れてくるんですよ。男性はストーリーというよりタスクリストっていうか、箇条書き。上からAがあってBがあってCがあってって。で、時々言う人がいても、「Aがあって根拠はこうです。Bがあって根拠がこうです。Cがあって根拠がこうです」みたいになっちゃうんですよね。

女性の場合は回りくどい言い方するよりもスパッって言ったほうがいいかなって思いますね。

というわけで無料枠はこれくらいにして。ちょっとやりすぎましたね。1時間で終わらせるはずなのに。有料枠にうつりたいとおもいます。続きを観たい方はぜひ入っていただいて恋人を作っていただければと思います。