2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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高橋大智 氏(以下、高橋):こんにちは、高橋です。今回は弓道でよく使われる「懸け口十文字」という手首の使い方についてです。これはなにかといいますと、弓をつがえるときに、手首に角度をつくっちゃだめなんですよ。
こういうふうに矢を持ってつがえるときに、手首が下に曲がったり、
内側に向いてたりせずに、
角度をつくらないんですね。
だから上から見ても横から見ても角度が角度をつくらないこの取り懸けかたを「懸け口十文字」といいます。これを私はスポーツで応用しました。なにをやるかというと、こういうふうに手があって、
重力によって下に落ちやすいんですよね。だけどこれを起こしてあげるんですよ。
これを上に起こしてあげるんです、手首を。手首をだらんとリラックスして、力を入れずに振ると思うんですけど、この状態というのは、肩にものすごく荷重がかかってるんですよ。
手首の重さからなにからなにまで、手首に重さがかかって、肘に重さがかかっているので、肩にすごい力が入っています。そうじゃなくてこういうふうにしちゃう、手首を上に。
肩に荷重がかかるんじゃなくて、首のばして肩落として脇の下の筋肉を張った状態で巻き込むようにするんですよ。そうすると、力が手から肘までの外側の筋肉と、腕の裏側の筋肉と、脇の下の筋肉、。っちのほうに逃げてくれるんです、こっちの力が発揮される。
だから、手首というのをこういうふうにだらんと下ろすんじゃなくて、上向きに起こしちゃうんです。
弓の場合はこれで引くんですけど、これがなんに使えるかというと、野球のピッチングとかバッティングなど、そういったものに全部応用ができます。手首を上に起こしてあげて、起こしたまんまで投げてあげます。手首にふにゃーっと力を抜いた状態で投げると、手首の回転とか肘の回転とか、いろんな運動が入っちゃうんですよね。
だけどこれで、こういうふうに決めちゃうんです。
このかたちを崩さないんですよ。このかたちをどこかで崩してしまったら、また手首に力が入ったりとか、そういうことが起こるんですね。だから手首が上向きでそのまま投げちゃうんですよ。
そうではなくて、こういうふうに投げるんですよ。バッティングでもいいと思うんですけど、バッティングの場合だったら「懸け口十文字」は、手首にもし力を抜いてたら、バットを振るときに、もしも手首がこっちの方向(手首の順方向に強く)に曲がってたら、バットがボールに当たったときにボールの荷重が手首にかかっちゃうんですよ。
そうすると手首に負担がかかったり、スイングしたときに手に力が入ったりとか、あるいはスイングするときの胴体が、手首が曲がって肘が曲がって、という回転になっちゃうので、腰痛になったりバット振るときに負担が大きいんですね。
だけど「懸け口十文字」でこういうふうに手首が下に曲がってる部分をキュッと手首の手前方向に曲げてやる。曲げた状態で打ってあげるんですよ。
こういうふうに下ろした状態で当ってしまうんじゃなくて、
きゅっとここを掴んであげるんですね。
掴んであげるのでバットも垂直ではなくてこのぐらいに持ってあげるとちょうど曲がらない方向に手首が。
だらんと下向きにに曲げるんじゃなくて、手首の内側に曲げてあげるんですよ。この状態でボールを投げるんですよ。この状態でバットを振るんですよ。このままでテニスとか振るんですよ。
ぜんぶがこの1回の動作のときに、手首から肘の外側、腕の裏側、脇の下の筋肉が一気に同時に動くので、これが有効なんです。
私はマラソンの世界でこれを応用しました。トライアスロンの世界ではこれを水泳と、自転車の持ち方にぜんぶ応用しました。ぜんぶ応用したことによって、トライアスロンも今も続けてますし、マラソンの記録も向上しました。
これは怪我の防止にもなるんですね。なんで怪我の防止になるかというと、上半身のブレがなくなるんですねこれで。上半身のブレが消える。
要するに、上半身があったときに、1個の運動で腕と胴と脚を別々に使うと、身体ってねじれたりうねったりということが起こるんですよ。だけど「懸け口十文字」で手首を決めてあげるんです。
手首が下に曲がったり自分で力を入れたりへんに抜いたりってことをせずに、このまま懸け口十文字にしちゃうんですよ。これで出ちゃうんですよ走るときも。これで腕を振るんですよ。
腕を振るときも身体の左右で腕を振るんじゃなくて、身体の中心に外側と腕の裏側と脇の下を一気に使ってあげると、胴体の肩と股関節、このあたりのブレが、ねじったりってことが少なくなるんですね。
股関節と肩甲骨というのは、自分からねじるとものすごく力が入っちゃうんですよ。結局、肩甲骨まわりと股関節まわりの筋肉が張っちゃうんですけど、これでやると、他人からはすごく股関節と肩甲骨が動いているように見られるんですけど、実際自分で動かしてないんですよね。
それはなにかというと、腕全体が全部動いてるんですよ。だから肩甲骨も自分で動かすか、それとも、首を伸ばして肩を出して「懸け口十文字」で手首を決めてパッと出すんだったら、これはもう、違うんですね。おんなじように腕だけを動かしたか、身体を含めて動かしたか、もう違うんですね。
おなじ肩甲骨が動いてるように見えても、自分から動かしたのか、腕の裏と肘から手首と脇の下を同時に動かす運動をやった結果肩甲骨が動いたかというのは、これはちょっと違うんですね。
もっと具体的にいうと肩甲骨の上部が動いてるか、肩甲骨の下部が締まったことによって動いてるように見えてるか、これは違うんですけど、そういう動かし方をすれば上半身のブレが消えてくれるんですね。
指とか手首はぶらぶらさせてると肩とか肘の動きにものすごく影響されるんですよ。だけど手首を「懸け口十文字」でピシっと決めて肘とか肩の動きというのを制限されると、肘から手首が動かないので体幹部のこういった部分が動かざるを得ないですね。
それによって1回の動作であらゆる筋肉を一度に動かすことができるので、運動動作が向上できると。そして怪我とか不調もかなり上半身のブレが消えるので、膝が痛かったり腰が痛いとか肩が痛いとか、そういったことが軽減することができるんですね。
上半身がブレたりしているとそのねじれによって、腰が痛くなったりとか、1回のひねりで足をポンと踏んだときに片足に荷重をかけてからこういうふうにひねり出されて出るんで、膝の負担が大きいんです。
そういったことも「懸け口十文字」で、手首を重力と逆の方向に曲げてあげると動きにくくなるんですね。動きにくくなるとどうなるかというと、腰の無駄なブレとか膝の左右のブレが消えて、結果的にひねり動作が無くなって、動きやすくなる、という体感を得ることができます。
なのでぜひこういった動きも運動動作、サッカー、バレーなどでもぜひやってみてください。これは身体の不調とかも全部とれるものだと思うので試してみる価値はあると思います。
じゃあこれで終わります。ありがとうございました。
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