硬直マインドセットか? しなやかマインドセットか?
太田温子氏(以下、太田):「振り返り」の最後の質問ですね。変わるためには自分を知ることが第一歩ということで、どちらの傾向が多いかみなさん考えてみてください。
菅原聖也氏(以下、菅原):しなやかマインドセットと硬直マインドセットのどちらが多いですか? また仕事とか家庭、家族と過ごす場面でも違いが出る人もいたりします。
太田:そうですよね。ケースバイケースですよね。
菅原:例えば職場では部下に「あいつはどうせできないから」みたいに思うかもしれないですけど、自分の子供になると「この子には将来がある」と思ったりとか(笑)。
太田:確かに〜。そうですね。
菅原:あと自分の子供に対しては「この子の未来は明るい」と思うんですけれども、自分自身に対しては「もうこの先そんなに変わらないだろう」と思っているとかもあったりするので、ぜひ振り返っていただきたいと思います。
太田:「このときはこうだなぁ」とか具体的に考えていったほうがいいんですか?
菅原:具体的にいろいろと考えていってみるとどちらの傾向が強いかなというのがわかりやすいかと思うので、具体的に考えていただくほうがよろしいかと思います。
自信のなさに比例するもの?
太田:お願いします。先ほど谷口さんが「自信のなさと比例するのかな」とおっしゃっていました。
菅原:そういうところはすごくあると思いますね。どっちが先か、ニワトリと卵じゃないですけど(笑)。もしかしたらマインドセットというものが硬直していて努力にあまり向かないので、結果的に自信がなくなっているというところもあるかもしれないなというところはあります。
太田:最初にした質問2つのことも振り返ってみてということですね。
菅原:内容戻したほうがいいですね。
最初にさせていただいた質問ですね。こちらの質問に関しては、例で挙げたのはちょっと極端なんですけれども、例1のほうが硬直マインドセットが強い人の例で、例2がしなやかマインドセットが強い人の例になります。うまくいかなかったことにどう原因を置くかというのも、少しマインドセットを見ていくうえではわかりやすいかと思います。
また次のこちらの質問も例のほうは、その分野の第一人者になれる。これはすごくしなやかマインドセットが強い人だと思います。例2、例3になるにしたがってちょっと硬直なマインドセットを強めたかたちの表現にしています。こういったところも見ていただくと、ご自身がどっちが強いかなというのが少し見えてくるかと思います。