「自分に合う副業」ってなんだろう?

清水正樹氏(以下、清水):はじめまして、清水と申します。よろしくお願いします。

本日は「『自分に合う副業』ってなんだろう?」というテーマです。それぞれタイプのちがう副業をやっている私とあかしさんから、「副業をどうやって考えて、日々実践していて、みなさまに何かお伝えできることがないか?」というところでお話をさせていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

あかしゆか氏(以下、あかし):はじめまして、あかしゆかと申します。よろしくお願いいたします。

清水:さっそくなんですけれども、私から簡単に自己紹介をさせていただければと思います。私は1986年生まれで、今32歳です。2008年に株式会社オールアバウトに新卒で入社をいたしました。

そのあと、会社の新規事業で不採算だった部門がスピンアウトしまして、2011年にエンファクトリーという会社ができました。今は取締役副社長という立場で、経営に携わらせていただいているという経緯でございます。

エンファクトリーは、創業の2011年から副業を推奨しております。清水個人として、副業事業を始めたのは2013年からなんですけれども、いろいろやっているという状況でございます。

(スライドを指して)ここに4つの会社が載っていますが、本当に複数の「複」で、副業をやっているという状態です。本業が、エンファクトリーという会社と、エンファクトリーが出資しているロベリアという会社になります。

小売業から専門家のマッチングサービスまで、幅広い副業にタッチ

清水:どんなことをやっているかですが、まず小売事業のECをやっています。物販ですね。(スライドを指して)左側が「スタイルストア」というお店です。こだわりのアパレルや食器や雑貨を扱うセレクトショップで、日本のデザイナーさんや職人さんなど、スモールにやっているメーカーさんたちの作ったアイテムを販売しています。

あと、自社ブランドでいくつか商品を作っています。例えば「Kilka」という、働く女性に向けたノーアイロンで着られるアパレルブランドを、試しに作っております。小さい会社ですが、本当にいろいろな事業があって。1人1事業じゃないんですけど、各自が事業を作っていける会社になっています。ちなみに今日、あかしさんに「Kilka」の服を着ていただいています。

あかし:はい。いただきました(笑)。

清水:やらせです(笑)。

あかし:ははははは(笑)。

清水:そんなかたちで、日々いろいろなものを作って経営をしています。

(スライドを指して)右側は「ロベリア」ですね。こちらはダイエーさんの子会社で、全国に100店舗ぐらいある婦人服の会社を複数社で引きとらせていただき、再成長支援をやっております。「これだけでも手一杯なんじゃないか?」という感じですけれども、それでもいろいろな副業もやっているという状況ですね。

その他に僕らがやっているのは、スモールビジネスを応援する会社です。税理士・弁護士・スポーツインストラクター・心理カウンセラー・恋愛カウンセラーなど、130職種・2万人という、本当にいろいろな専門家さんとネットワークしています。

例えば専門知識を持った方が、いろいろなオウンドメディアの記事の執筆や監修をさせていただく「専門家@メディア」というサービスで、そういった方々とお仕事のマッチングをしております。

みなさんはLINEをされていると思うんですけれども、実はウォレットに「お悩み相談」というボタンがあります。そのお悩み相談ボタンを押すと、心理カウンセラーや恋愛カウンセラーに人生相談ができるというコーナー(「トークCARE」)がありまして、我々が専門家さんをアサインしています。本業では、こんな感じの事業をやっています。

続いて、あかしさんです。

オウンドメディア副編集長の副業活動

あかし:あかしゆかと申します。1992年生まれで、今26歳です。2015年に新卒でサイボウズ株式会社に入社して、この春で5年目です。サイボウズでは「サイボウズ式」というオウンドメディアの副編集長をしていて、その他にも企業ブランディングのためのコンテンツ制作を担当しています。

副業は2018年の1月から始めていて、ちょうど1年ぐらい。フリーランスのライターや編集者として活動しています。本業の仕事をもう少し詳しくお話しできればと思うんですけど、サイボウズという会社をご存知の方はどれくらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

ありがとうございます。「チームワークあふれる社会を創る」という理念をもとに、グループウェアの開発と販売を自社で行っている会社です。

私のミッションは、「サイボウズを知らない人に、サイボウズが大事にしている価値観を知っていただく」ことです。そのためのコンテンツ制作として、「サイボウズ式」というオウンドメディアの企画と編集をメインに担当したり、今は記事制作のほかにも、夏頃に出版予定の副社長の書籍制作などを担当したりしています。

最近はコミュニティも始めていて、メディア記事だけではない活動をしているところです。そのほかにも、一昨年「働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。」というアリとキリギリスの動画を作ったんですけれども、こういうブランディングプロジェクトに期間限定でアサインしてもらったり、そういったメディア以外のコンテンツ制作も担当したりしております。本業ではそんな感じのお仕事をしています。

ニーズは少なくても、持続可能性のある事業は副業に向く

清水:続いて、「本業の次は副業」ということで、清水から「どんな副業をやっているか?」を紹介させていただければと思います。まず、2013年にflascoというシステム提供の会社を作りました。

いろいろなギフトをネットショップで買うときに、「メッセージカードをつけたい」という需要があると思うんですね。例えば、結婚内祝いといったシーンもそうですし、ギフトを手渡しではなく直送するときに、「写真入りのメッセージカードをつけたい」という需要がありました。

ただ、ネットショップのECを作成できる現在のシステムには、この機能がぜんぜんついていなかったんですね。

これは「じゃあ、そこだけを作ろう」というかたちで作ったシステムです。ニッチすぎて、大手システム会社さんが絶対やらないようなサービスです。営業はまったくしていませんが、それゆえに問い合わせをけっこういただいています。

0.3人ぐらいのリソースでやっている会社なんですけれども、例えばRIZAPグループさんやセブン&アイ・ホールディングスさんなど、そういった大手の会社にも取引いただいています。

ということで、「スモールニーズなんだけれども、長く続けられて、きちんとビジネスとして成長し成立するシステムや事業が、副業に非常に向いているんじゃないか」と思っております。

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