やるしかない

土屋敏男氏(以下、土屋):よし行こう、動いて。

長沢裕氏(以下、長沢):好きなところに……。

土屋:でもさっきほら、英語で聞いたりとかさ。

長沢:初めて、ヘヘヘ(笑)。

土屋:英語で注文したりとか。

長沢:通じないと思ってました。

土屋:ああいうことなんだよ、旅ってのは。

長沢:はい。やるしかないって思いました。

名所・旧跡をまわるのが旅じゃない

土屋:そうそう。だから別に名所や旧跡をまわるのが旅じゃなくて、色んな人とコミュニケーションをとるのが旅だからね。

長沢:はい。とりあえず暑いんで、洋服がほしいです。

土屋:はい、どこで買いますか?

長沢:ちょっとここ見てみていいですか?

土屋:ここ見てみたい。はい。

土屋:でもさぁー、一応意見を言わせてもらうと。ここだと日本でも買えるわけでしょ。

長沢:買えます。

土屋:せっかくハリウッドにいるのにさー。

長沢:そこのお土産屋さんをちょっと見ます。

土屋:これなんだ?

長沢:オスカー! このオスカーめちゃ軽いですよ。

土屋Pが語る、街歩きのコツ

土屋:こういうね、旅の街歩きのコツを1つ言うと、あれ何だろうなと思ったら行ってみる。コツの第2は街をよく見る。

長沢:街をよく見る。

土屋:人をよく見る。面白いなぁとか、こんな人日本にはいないなーとか。こういう人ここには沢山いるのかなーとか、こういうのを着てる人がたくさんいるなぁとか、そういうのが実は町の隠された特徴だからね。

長沢:うーん、なるほど。

土屋:そうしないと、うわべだけというか。人を見ないで「あっ、チャイニーズシアターだ」とかは実は記憶に残らない。

長沢:うん、うん。

土屋:ハリウッドってどんな街っていうのは実は人なんだよ。だから、人をよく見る。

長沢:いろんな人がいて誰が地元の人なのかよくわからない。

土屋:それが分かるようにならなきゃダメ。

長沢:ははは、難しい(笑)。