趣味で始めたモバイルサイトがきっかけでCAモバイルへ
小林雅氏(以下、小林):質問ある方はいらっしゃいますか?
小野裕史氏(以下、小野):これ、最初に手を上げるのもノータイムポチリ的な勇気が必要ですね。
小林:じゃあ、真ん中の方。
質問者:先ほどの話の中でCAモバイルの立ち上げのお話を伺って、そこでやりたいなと思ってノータイムポチリをしたって聞いたんですけれども、ちなみにどういう経緯でそういう話になられたんですか?
小野:今日の最後のセッションでベンチャーの起こし方っていうことを僕が話すので、そこでまた詳しくお話をしようとは思っていたんですが、きっかけは僕が趣味でモバイルサイトを作り始めたことにあるんです。
それがたまたま雑誌に取り上げられて、それをたまたま見た石川さんという方、もともとジンガジャパンにいてサイバーエージェントの立ち上げの3人のうちのひとりの方に、友達経由で声をかけられたんです。「ちょっと飲みませんか?」と。それがきっかけなんですね。その小さなきっかけからCAモバイルに勤めたんです。そんな感じでよろしいですか?
質問者:ありがとうございます。
ノータイムポチリの連続でわらしべ長者的な出会いが実現
小林:他にいらっしゃいますかね? では、そちらの方。質問者:はい、お話ありがとうございます。小野さんがこれから今すぐノータイムポチリするとしたら、何にポチリされますか?
小野:コンフィデンシャルで言えないんですが、今非常におもしろいベンチャーの立ち上げをやっておりまして、今まで僕が全然会わなかったような人とすっごいたくさん会って、リクルーティングをしているんです。
それは常に毎日がノータイムポチリの連続ですね。普通に過ごしていたらこんな人に絶対会えないだろうみたいな人と結構会い始めていまして、わらしべ長者的に。ちょっと言えないのが悔しいんですけれども、今ビッグベンチャーを作ろうとしていまして、これも僕の今熱いノータイムポチリの1つですね。日々そんなことをやっております。
質問者:じゃあ自分も今、ノータイムポチリで。小野さんに今度ごはんを一緒に、プライベートで……。
小野:(笑)。何か提案がほしいですね。なぜ僕とメシを食いに行くといいのか、という。これは戦略的にやる必要がありますので、ぜひそれをやってみていただければと。
質問者:じゃあ、またあとで考えてみます。
小野:今晩もここにおりますので。そこで話ができると思います。
質問者:はい、ありがとうございます。
ベンチャー企業についてよくわからないままIVSスタッフに
小林:では、うちのスタッフで質問がある人はいないですか?IVSスタッフ(以下、スタッフ):では、私から。
小野:ちなみにスタッフをやるきっかけは何でしたっけ?
スタッフ:僕はノータイムポチリなんですよね。
小野:おっ、来ましたね。
スタッフ:Facebookのシェアを見まして。僕ずっと野球しかやってなかったので、それこそベンチャーとかっていうのは、そのカタカナがまずよくわからなくて。ベンチャーってなんぞや? っていうところから応募させていただいて、そしたらまぁ、今こういう形でお世話になっております。
小野:もう重要スタッフになってるんですけど。スタッフの服を着てるからみなさんと違う人なのかなと思ったら、ちょっと前までここに座って普通に聞いていた側の1人だったかもしれないですよね。
スタッフ:そうですね、IVSは1回も参加したことがなかったんですけど。
小野:いいですね、参加したこともなくて、いきなりスタッフになったっていう。
小林:志望動機が、甲子園に出場しました、でも野球をやめちゃって、自分どうしよう的な感じでしたよね。
スタッフ:そうですね。なので、甲子園の話しか電話ではしていないです。
小野:ひょっとしたら何年か後に、起業家としてここに立ってる可能性もありますよね。
スタッフ:はい。がんばります!
明後日、サロマ湖で100km走ります
小林:で、質問は?(笑)(会場笑)
小野:このむちゃぶりの機会は、自分の成長のポイントにつながる良いチャンスですね。
スタッフ:そうですねぇ……。
小野・小林:ははは(笑)。
スタッフ:そうですね……。僕、小学校から今までそうなんですけど、風邪を引いたことが人生で1回もなくて、インフルエンザなんかにかかったら自分死ぬんじゃないかって今思ってるんですけど。
親が看護師だったこともあって、インフルエンザのワクチンとかも家で打ったりしてて、本当になんか無敵だと思っていて、マラソンとかもかなり自信があって、体力はめちゃくちゃ自信があって……。
小野:絶対僕より速いですよね。
スタッフ:たぶん高校の時は10kmを30分ちょいで走っていました。
小野:すごいですね!
スタッフ:校内でも1位だったので、ぜひあの、マラソンでいろいろと……。ってこれ、質問じゃないですよね?
小林:完全に自慢ですね(笑)。それは一緒に砂漠走りたいっていうことですか?
スタッフ:そうですね。
小野:いや、僕はもう砂漠は卒業したので……。
スタッフ:じゃあもう、マラソンにノータイムポチリさせてもらいます。ぜひご一緒に。次回ちなみにどこで走られますか?
小野:明後日、サロマ湖で100km走りますね。
(会場笑)
小野:しかも、明日懇親会が終わって最終フライトで千歳に飛んで、夜通しでサロマ湖まで行って寝ずに100km走るっていう。
スタッフ:ちなみにどこですか?
小野:北海道のいちばん右上の方ですね。
スタッフ:それ、参加させてもらっても大丈夫ですか!?
小野:それはあの、ゼッケンがないと……。寝ずに僕と一緒に行動するだけになりますけど。
スタッフ:そうですか……。じゃあ、その後は?
小野:その後はしばらくないですね。
スタッフ:ないですか。これどうしたらいいですかね……。
小林:じゃあもう、自分で作るしかないですね。
小野:最寄りのものをポチればいいんじゃないですか?
スタッフ:はい。じゃあポチりまくります。
小林:まぁ、少なくとも日吉からSFC(慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス)まで走るとか?
小野:あぁ、そのぐらいならできますね。
スタッフ:SFCですか? 僕、早稲田なんでそれはちょっと。
小林:あっ、わかりました。失礼しました。
(会場笑)
小野:完全に漫画でしたね(笑)。
興味を持ったら、まずは一歩踏み出す
小林:では、続いて質問のある方。質問者:あっ、どうも。秋田から来ました。
小野:おっ、素晴らしい。
質問者:小野さんはポチリとマラソンを始められたわけなんですけど、もし他のことをやるとしたらどのアクティビティを選んでいましたか?
小野:ありがとうございます。大事なことはですね、まぁ興味を持ったらまず手を付けてみる、そこから広がるかなぁっていうことです。今、家で趣味でソプラノサックスを吹き始めて、嫁にうるさいって毎朝怒られながら吹いてるんですけれども、ひょっとしたらブルーノートに立てるんじゃないかって思っていてですね。
ブルーノートってご存知ですか? 世界のジャズのトップクラスなんですけれども、これも言ったもん勝ち、目指したもん勝ちなんですね。目指さなかったら絶対に行かないじゃないですか。
僕がブルーノートで演奏することがひょっとしたらあるかもしれないということで、ポチリ的に初めております。ないかもしれないんですけれども、まずやってみるということ。やってみることでわかることがある。
ひょっとしたらアップサイドが狙えるかもしれない。でも、一歩踏み出さないとわからないじゃないですか。今日も何かのきっかけで来たわけですよね? 来なかったら絶対この後の話も聞けないというのと、たぶん同じじゃないですか?
質問者:ありがとうございます。
自分が1番興味のあるものを知っておく
小林:最後の1問にしましょうか。おっ、来た! 女性の方。
質問者:はい。私は社会人3年目のショウグンと申します。中国から参りました。今、日本の会社で働いています。日本語はまだまだなんですけれども……。
小野:十分うまいですよ。
質問者:さっき小野さんのお話を聞いたら、ちょっと1つの思いが出てきて、なんだか今日来場したみなさんに私のことを知ってもらいたくて、ちょっと質問させていただきました。
質問なんですが、今社会人なんですけど、自分の夢は仕事しながら世界一周することです。もうすでに日本にいて、日本で観光をしたいところにも行ったので、次はヨーロッパに行きたいと思っています。
今の会社は海外にすでに進出していますが、アジアが中心です。どうしようかなと思っていて、小野さんだったらどうしますか?
小野:それは仕事でヨーロッパに行きたいんですか? それとも旅行?
質問者:旅行ではないですね。旅行だとあんまり現地の言葉を深く理解できないので、やっぱり仕事をして、長い時間駐在したいですね。
小野:それはなぜヨーロッパで仕事をしたいんですかね?
質問者:ヨーロッパに留学している友達が多くて、みんながヨーロッパのおしゃれな写真をどんどんFacebookにアップロードしているので……。私はそんなに留学するためのお金がないので、自分の稼いだお金で行きたいんですね。
小野:自分が1番何に興味があるか、何をしたいかっていうのが大事だと思うんですね。おしゃれなところで仕事をしたいっていう思いも大事ですし、それだったらヨーロッパかもしれないし。
ひょっとしたら海外でチャレンジするっていうことだったら、別にアジアでもチャンスはあるし、アジアのほうがアップサイドな伸び代っていう意味ではおもしろい結果になるかもしれないですし。
今すぐヨーロッパ行きのフライトをポチリしよう
小野:だから、何が自分の中で1番プライオリティが高いかっていう、それによって選択をするべきだと思います。なので、今もしどうしてもヨーロッパがプライオリティワンで、今の会社ではできないんだったら、それができるところへ動けばいいだけだと思います。転職。簡単です。
質問者:なるほど、ありがとうございます。
小林:行ってみてから考えるというのも。
小野:まず向こうで就職先を探すっていうのもいいかもしれないですね。
小林:僕の知り合いで結構いますよ、そういう人。やめてからとりあえずヨーロッパ行ってみました、オランダに行きました、みたいな。意外に就職先あるんですよ。
小野:もう今すぐエクスペディアでヨーロッパ行きのフライトを取るのも1つのポチリかもしれませんね。自己責任でよろしくお願いします。
(会場笑)
小林:ノータイムポチリですよね、今からチケット取って。もう行くしかないじゃないですか。
質問者:なるほど。まず1回旅行してみて、本物はどうかと。
小野:履歴書を送りまくればいいんじゃないですか? とりあえず。それだけだったら死にはしないし、タダなので。やってみましょう。
小林:旅行するならスイスがおすすめですよ。スイスの企業はなかなかいい企業が多いですね。
質問者:本当ですか。ありがとうございました。
小林:ということで、Session1はこれにておしまいということで。どうもありがとうございました。