婚活・街コンに関する予算の確保を要請している

小池百合子氏:衆議院議員、婚活街コン議員連盟会長を務めております小池百合子でございます。本日は結婚・婚活応援プロジェクトメディアカンファレンスのご開催、まことにおめでとうございます。

私ども、婚活・街コン推進議員連盟は2年前に発足をいたしました。現在自民党の議員約50名超がこの議員連盟に参加をいたしております。今は年末でございますので、予算編成にあたりまして、例えば政府に対して婚活・街コン等々に関する予算の確保を要請しているところでございます。

日本が抱えている大きな問題、これは人口が減っていくという現実でございます。また、これは増田(寛也)代表理事が創生会議で指摘されたわけでございますけれども、ちょうど私の選挙区であります豊島区が、この東京の23区の中で唯一、消滅可能性のある都市という指摘を受けたことも、また偶然の一致でございます。

ちなみに70年代、ちょうど団塊の世代のその子どもたちが結婚していく頃には、婚姻件数は100万件ありました。しかしそれが最近では70万件、60万件と、このように減っていっているわけでございます。また人口そのものも、毎年20万人近くがネットで減少していくという状況です。

これまでは少子化対策ということで、保育園の待機児童をどうするのか、幼稚園をどうするのか、そういったような議論が行われてきたわけでございますけれども。

事実婚がなかなか難しいですとか、いわゆるシングルマザーが子育てがしにくいとか、それから他の国から人口が増える要因があるかということは、なかなかこれも難しいです。

であるならば、人口が増えていくためには、まず婚姻件数から増やしていかなければならないということでございます。ところが考えてみれば、なかなか出会いのチャンスがない。ということは、これはまたワークライフバランスにも関わってきますし、楽しく女性とデートしたり、また街コンに参加するような時間がないということです。

それから、何よりも仕事が不安定で、彼女のお父さんのところに「彼女と結婚したい」と言いに行っても、「うーん、今の仕事じゃダメだ」と言って断られたり。

ということは、すなわち経済を活性化させなければならないということです。このように総合的に取り組まなければなりませんけれども、しかしながら日本としてあるべき姿として、まずは婚姻件数を増やしていこうと。

そのために民間の努力、そして各自治体がそういったことに対して具体的なノウハウを持って、街の若者たちの支援をしていくということが必要だろうと、このように考えているところでございます。

本日の結婚・婚活応援プロジェクトのみなさまと、そして私ども婚活・街コン推進議員連盟、そして今、政府が進めている、例えば希望出生率1.8。どうやってこれを実現していくのか。それぞれが得意範囲で連携をしながら、日本の大いなる活力をもう一度取り戻すためのビジョンに向かって頑張ってまいりたいと思います。

本日のご盛会を心からお祈りいたしまして、私からのお祝いの言葉、エールの言葉とさせていただきます。本日はおめでとうございます。