6月1日に開会する定例都議会での答弁

舛添要一氏(以下、舛添):まあ、本当にできるだけ早く、遅くとも週明けぐらいには決めたいというのが今の私の気持ちで、そういう思いでお願いをしているところです。よろしいですか。

記者21:週明けに決まったとしても、調査にはだいぶ時間がかかるとおっしゃいました。じゃあもし結果が出ていない場合は、来週の記者会見もこういうかたちで、こういうやりとりが続くようなことになるんでしょうか。

舛添:とにかく、週明けすぐにでも決めて、ただちに調査に取りかかっていただきます。その結果次第だと思います。

記者21:都議会が来月1日から始まりまして、代表質問、一般質問がございまして、そこで質疑があると思うんですが。少なくとも代表質問や一般質問の頃までには、ある程度の結果を出すということでよろしいでしょうか。

舛添:先ほど申し上げてますように、何月何日ということを申し上げているわけではなくて、都議会にご迷惑がかからないようにということであります。

もちろん、都議会というのは、都民のみなさんの代表の方々がそこに来られるわけですから、都民を代表して、各議員からさまざまなご質問、厳しいご批判が出るのが当然だと思います。それに対しては、知事としてきちんと答弁をしていきたいと思っております。よろしいでしょうか。

記者22:朝日新聞のイトウです。公用車の話に戻るんですけれども、この1年間で48回中44回世田谷に寄っていたということで、収支報告書とはぜんぜん関係ない話だと思うんですけれども。その件についても、知事の口から公務だったかどうかご説明いただけないんでしょうか。

舛添:これも今そういうことも含めて、出張経費も含めて、出ておりますなかで、私はこの公用車の問題も、今申し上げている専門家にきちんと精査をしてもらったほうがいいと思っておりますので、その上でこの結果をお知らせしたいと思っております。よろしいでしょうか。

記者22:すみません。世田谷はご自宅と事務所があると思うんですけれども、なにかお仕事の関係で行ったか、それか自宅だったかというところまで検証して公表してくださるんですか?

舛添:そういうことも、今非常に都民のみなさんの信頼を失っておりますので、厳しい目で見ていただいて、調査をしていただきたいと思っております。それじゃ、どうぞ。

政治資金の公私混同について

記者23:テレビ朝日のタケウチと申します。そもそも政治資金はどのような目的で使われるものだと思っていらっしゃるでしょうか。

舛添:それは、政治活動のために使うと思っております。それは都民、国民のためにしっかりと政治活動をするということに尽きると思います。

記者23:逆に、政治資金として使ってはいけないものというのはどういうものだと思われますか。

舛添:それについても、今申し上げたように、都民、国民のために役に立つことが政治活動だと思っております。

記者23:例えば、肌着ですとかパジャマというのは、都民、国民のためになるものなんでしょうか。

舛添:そういうことについても、今政治資金の報告書、それについてまず精査をしないと。今おっしゃったことがそうだという確証はないと思いますから、これらはしっかりと、すべて公正なる第三者の専門家の厳しい目で見ることが前提だと思います。

記者23:前回の会見で一部誤りを認められましたけれども、法に触れていなくても、世の中のみなさんは公私混同ではないか、常識的に考えておかしいのではないかという声も聞かれていますけれども、これまでの政治資金の使い方について、ご自身は客観的にどのように思われますでしょうか。

舛添:今おっしゃられたように、大変厳しいご批判を受けておりますので、そのことについて、二度とそういうご批判をいただかないように、しっかりと反省して、改めるべきところは改めたいと思っております。

記者23:少し緩かったのではないかというお考えはありますか。

舛添:しっかりとこれを改めていきたいと思います。

記者23:あともう1つ、失礼を覚悟で聞きますけれども、世の中の方たちは、都知事に関して「お金に細かい」ですとか、言葉は悪いかもしれませんが、「ケチではないか」というようなことを言っている方もいます。ご自身はどう思われますか?

舛添:それは、みなさま方がご批判なさることで、そういうご批判につきましても、しっかりと受け止めたいと思っております。

記者23:ご自身でそういった自覚はおありになりますか。

舛添:みなさまのご批判をしっかりと受け止めたいと思っております。よろしいでしょうか。

購入した美術品について

記者24:NHKナカジマです。政治資金収支報告書で、自宅に対する事務所費の計上についてご見解をおうかがいしたいんですが。

舛添:これにつきましても、さまざまなご批判が出ていることは十分承知しておりますので、政治資金の報告書に書かれていることでございますから、これも厳しい、厳正なる第三者の目で調査をしていただきたいと思っております。

記者24:次に千葉の木更津のホテルの件なんですけれども、前回「事務所関係者等」とおっしゃった件での確認をさせていただきたいんですけれども、このなかに奥さんは入っているということでよろしいでしょうか。

舛添:あの……妻というのは家族であります。

記者24:そうすると「事務所関係者等」のなかには奥さんは入っていないということでよろしいですか?

舛添:妻は家族です。

記者24:入っていないということで……。

舛添:妻は家族です。はい。

記者24:次に、NHKの取材で政治資金で美術品を購入しているケースが確認されていて、キース・ヘリングの手紙とか、吉川三伸の油絵というものがあったんですが、これについてはどういう使い方をされたのかというのと、今これはどちらにあるのかというのを確認させていただきたいんですが。

舛添:これにつきましても、ほかの項目もたくさんございますので、すべて第三者の厳しい目で精査をしていただいて、そして今のご質問に対しても、調査結果のなかで、しっかりと公表していきたいと思っております。

記者24:どこにあるかというのも?

舛添:それも含めて、しっかりと調査していただいて、公表していただきたいと思っております。

記者24:調査の関係でお聞きしたいんですけれども、法律の専門家がメンバーになるとおっしゃっていらっしゃると思うんですが、そうすると法的な側面での検討が中心になると思います。

今、現実に、10,000件を超える批判もそうですけれども、都民から出てるのは、知事の感覚と一般の人たちの感覚のズレが指摘されてると思うんですけれども、これについては法的な側面ではないと思います。

これを法律の専門家に判断してもらうということではなくて、本来ならば、政治家・舛添要一がどう判断するかということを、今この場で説明されるのが筋だと思うんですがいかがでしょうか。

舛添:先ほどより申し上げてますように、さまざまな政治家・舛添要一に対するご批判をいただいていること、何度も申し上げますけれども、本当に都民のみなさんにご心配とご迷惑をおかけしていることを深くお詫びを申し上げたいと思います。

そういうなかで、先ほど申し上げていましたように、厳しい都民の目を前提にして、厳しい第三者の目で公正にまずは調査していただくと、それをまず私はしっかりと受け止めたいと思っているのが今の現状です。

記者24:今現状、美術品を政治資金で購入するとか、事務所費を計上するということの判断を本来なら説明していただきたいと思うんですけれども。

あと、今まで知事がずっと都民の信頼を失ったとおっしゃっていると思うんですけれども、今現在ではなぜだとお考えになっていますか。

舛添:ですから、これまでのさまざまな点について、都民のみなさまから厳しい指摘を受けてるので、これに対しては、反省すべきはしっかり反省して改めていきたいと思っております。よろしいでしょうか。

記者25:日本テレビのミギマツと申します。およそ1時間10分ほどこの会見が過ぎまして、知事の説明では、「第三者に任せる」といった説明に終始されていて、この会見を見ている都民さらには国民の方が納得していないという印象なんですが。

まずその調べる収支報告書の中身について、膨大な量と繰り返しおっしゃっています。ただその膨大な量というところの大体の目安というのがピンと来ないんですが、いくつぐらい、何項目ぐらいあるという、規模感だけでも教えていただけますか。

舛添:基本的には、この間さまざまな疑問が呈されました。それについてすべて払拭できるように調査をしていただくということでございます。

記者25:それは数万件なのか、数十万件なのか、そういった規模も私たちはなかなか把握しきれなくてですね。例えば、今から何年前からさかのぼってなのか、その点についてはどうでしょうか。

舛添:これはある程度過去にさかのぼってと思いますが、何年というのはちょっと、いろいろ調べてみて、疑問にお答えできるようなところまでやるということがまず前提であります。

これはぜひ、しっかりと第三者に見ていただきたいので、そういう意味では、いろんな資料がありますから、私が膨大と言ったのがちょっと言葉は悪かったかもしれませんけれども、かなりの量だと思います。

記者25:ちなみにその、弁護士への調査費用は舛添さんのポケットマネーということでよろしいでしょうか。

舛添:当然、私のほうの費用でやります。

よろしゅうございますか? まだ一度も当たっていない方を優先したいと思います。2回目の方はちょっとお待ちいただけるとありがたいんですが。

奥さんとの話は会議に含まれるのか

記者26:読売新聞のマエダと申します。昨日、市民団体のほうから、政治資金規制法違反容疑で告発状が出されているんですけれども、それについて教えてください。

舛添:私のほうからは告発されるというような事実は……もし捜査に協力を求められればこれは真摯に対応して、きちんと説明してまいりたいと思っております。

記者27:テレビ朝日のスズキと申します。先ほども話でちょっと出たんですけど、奥さんとご自身の政治活動についてお話があった場合というのは、会議という認識でいらっしゃるんでしょうか?

舛添:いや、先ほど申し上げましたように、家族は家族です。それは明確です。

記者27:奥様は事務所の、政治研究所の代表ということでいらっしゃいますけど、それでも2人だけで話したときは、会議という認識でいらっしゃると。

舛添:ですから、今問題になっているのは、そういうことの認識というよりも、要するに政治資金の収支報告書を点検なさっていただいて、例えば書いてあったとしたときに、その内容はどうであったかということを前提としてなので、そうじゃなければ今の質問というのはより答えにくいと思います。よろしいでしょうか?

記者27:これから奥様と話し合いをした場合というのは、会議費用としては計上はされないと?

舛添:ですから、さまざまな疑念を抱かれないように、しっかりと改めるというのが大原則でございます。

記者27:もう1点だけ、すみません。これまで購入された美術品ですとか、書籍とかが、今はどこにどのように保管されているのか教えていただきたいんですが。

舛添:それについても、しっかりと第三者が精査して、公表したいと思っております。

記者27:どこにあるか把握されていないということですか?

舛添:政治資金報告書に書いてある内容は、どうであってそれに対応しているのか、ということは、まずしっかり調べる必要があります。その上での話だと思います。

舛添都知事はグレーまみれ

記者28:毎日放送のハラダと申します。私の番組のほうで複数の弁護士に聞くと、政治資金規正法はザル法だと聞きまして、今回の舛添さんの疑惑の多くは、グレーじゃないけど、クロじゃないと言われる弁護士が多いのですが、例えばグレーだったけどクロじゃないという結論については、都知事を続けられるということなんでしょうか?

舛添:まず調査を、第三者の公正な目でやっていただくという大前提でありまして。先ほど申し上げましたように、その結果は公表いたします。そして公表するときに、公正なる第三者のほうからなんらかのコメントもなさると思いますから、また、アドバイスもなさると思いますから、まずはそれに従いたいと思っています。

記者28:それはシロだったら続けられるということですか?

舛添:調査結果が出てからですけど、私の今の思いは、全力で都民のための仕事をして、信頼を回復したいと。それが今の気持ちです。

記者28:違反だったら辞められるという?

舛添:それについても調査の結果でありますけども、今は仮定の問題に答えるのではなくて、どういう気持ちだといえば、そういう気持ちだということです。

記者28:じゃあグレーの場合はどういうふうにされるという?

舛添:それは今、申し上げたとおりでありまして、調査の結果をしっかり待った上で、と思っております。

記者28:調査の結果を待つということですが、舛添さんはクリーンな政治を旗印に掲げながら当選されたのに、それもグレーまみれ、しかも何年にもわたってグレーまみれというようなことを続けていられたとしたら、それでも居座り続ける資格が自分にあると?

舛添:それは非常に……先ほどから申し上げておりますように、たくさんのみなさまのご心配をおかけして、また、厳しい批判をいただいてます。これは真摯に反省したいと思っております。

記者28:それは続けるということですか? グレーでも。

舛添:必死に反省をしたいと思っております。

記者28:可能であればお答えいただきたいんですが、クリーンなことを言っておきながら、グレーまみれで居座り続けるということについて、政治学者・舛添要一としてはどう考えますか?

舛添:今、私は都知事の立ち場でして、その立ち場に対するお答えは控えたいと思います。

記者29:時事通信のサイトウと申します。先週の会見で、ホテルの宿泊料金や飲食代金の一部について、返金するというお考えを示したと思うんですけど、これについて総務省のほうに、どういう対応ができるのか、というのを確認するとおっしゃっていたと思うんですけど、総務省のほうに訪ねられたんでしょうか?

舛添:そのご質問は総務省のほうにいたしております。総務省のほうで、どういう対応をすべきかというのを、答えはまだきていないというのが今の状況です。

記者29:それについても今後、回答があった段階で、知事のほうから発表されるということでよろしいですか?

舛添:今の段階で、ちょっと担当がやっておりますので、正確ではないかもしれませんが、総務省にお願いが行ったということを聞いておりまして、今日来てるのか昨日来てるのかわかりませんけど、ちょっとその対応を、どうなってるか私が把握しておりませんというのが今の正確な情報です。

記者29:返金するということになった部分についても、弁護士の方に調査をお願いするという、これも含めてお願いするということで?

舛添:一応この前の決定で総務省で、これを返金することを決めましたので、それは実行したいと思ってます。ただ、いろんな疑念が出てきていることについては、専門家の調査を待ちたいと。

記者30:日経新聞のイワムラです。細かい点をお聞きしますけども、今週の火曜日、福島に行かれた段階では、20日の定例会見で説明される旨をおっしゃったと思うんですけど、今回第三者に調査をお願いするというご発言でありました。

この水・木・金のあいだにどのような心境の変化というか、調査をするというふうに切り替えられたのか、その理由、それに関して相談されている方とか、どなたかいらっしゃったのか。

舛添:基本的にはさまざまな疑問がその後も出てきております。そして非常にご批判を厳しくいただいておりますので、そういう意味では、やはり厳しい第三者の公正な目を通してやらないと、これは私の事務所ではなかなか公正さということについて、また疑問が呈されてはいけないんで、しっかりと調査をしていただいて、そして公表すると。みなさまのご批判を受けまして、決めたわけであります。

記者30:第三者の評価をということですけども、これまで収支報告書については、監査報告も受けられていて、政治資金監査人の目もすでに通っていて、いわば、第三者の評価というのはすでに受けている段階だと思うんですけど。

これから何を第三者の目によって調べる必要があるのかと、ちょっとわかりにくいんですが、そのあたりはいかがですか?

舛添:それは、先ほど申し上げましたように、とくにメディアにおきまして、さまざまな疑問が呈されてますね。そうすると、じゃあ実際どうであったかというのを、本当に具体的に調べる必要があると。そういうことであります。

記者30:制度そのものの問題になりますけど、監査人の監査では不十分だったというようなご認識ですか?

舛添:監査人の方はしっかりと監査してもらったと思います。それでお願いしている外の人ですから。しかし今回、こういう問題が出たってことは、別に監査人が手を抜いてたとか、そういうことを申し上げるつもありはありませんが、これはさらなる監査は必要だと思ったわけであります。