2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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山本一太氏(以下、山本):ここで、メインのテーマとして取り上げたいのがあるんです。それはね、「受動喫煙防止対策」。今非常に、実は与党自民党の中で喧々諤々の議論があるんです。
これについて今日は、せっかくだからユーザーのみなさんの意見を聞きたいと思ってるんですね。受動喫煙の話なんですけども。(スライドは)今日、あるかな?
受動喫煙防止対策っていうことで、みなさん。この問題を語る上でね、自民党にも2つ意見があって。それぞれ理由はあるんですね。
1つが、もうとにかく受動喫煙防止対策をしっかり進めていこうと。それこそ今までにオリンピックを開催した国々は、これを契機に罰則も含めた法整備をやっているので。それくらいで防止対策をしろと言う人もいる。
それから、「いやいやタバコは文化だし、吸う人の権利もあるし。分煙対策とか、あるいは「喫煙」という表示をすればいいじゃないか」という意見があるんです。
基本的に、国民の8割以上は吸わないんですよね。喫煙率が大幅に低下しているということを考えれば、やはり……。もちろん、タバコを吸う人の権利というのはあるんですけど。文化としてもあるし、合法なわけだから。
でも、受動喫煙で被害を受ける人たち……妊婦の方や子ども、あるいはがん患者もいるので。そこらへんにしっかりフォーカスを当てた政策をやるというのは、当然だというふうに思ってるんですね。
次、お願いします。
「受動喫煙の健康被害から守る」と書いてますけども……少なくとも年間1万5千人。これはね、国立がん(研究)センターの発表なんですけど。年間1万5,000人。交通事故による死亡者の約4倍の人たちが、受動喫煙がなければ、がん等で死亡せずに済んだという推計をされてるわけなんですよね。
やはり、こういう実態がある以上、今の努力義務じゃ足りないんで。法律を整備していかなければいけない、ということはあると思うんです。
それと同時に、みなさんには釈迦に説法ですけども……オリンピックの開催国なので。
やはり、タバコはフリーじゃなくて、しっかり制限する国にしていこうということで。オリンピックを開催したり、開催を控えている国はほとんど、先ほど言ったように受動喫煙防止対策を厳しくやっている。
そういうことを考えると私は「受動喫煙対策をしっかりやれ」という派なんです。でも、ほかの考え方をしている人ももちろんいるんで、今日はユーザーのみなさんにアンケートを取りたいんですね。この問題は中身が深いし、両派があるんで、どっかで改めてまた議論したいと思いますが。
ユーザーのみなさんのご意見ね、そのままお聞きしたいと思います。いいですか? 3択で聞きたいと思います。受動喫煙防止対策について。3択、出るかな? あ、こっちだ。
「1.五輪開催の諸外国並に原則禁煙にすべき」「2.小規模店舗のみ例外を認め、原則禁煙にすべき」「3.分煙や喫煙可という案内があれば、許可してもいいんじゃないか」。この3つから、みなさんに選んでいただきたいと思います。
ちなみに日本の場合は、「喫煙する場所を設ければ大丈夫だ」ということになっている。この時点で、すでに諸外国に比べると、相当ゆるいんですけどね。
今一番、自民党の中で問題になっているのは、飲食店をどうするかっていうことなんですよね。やはり小規模の飲食店の方々は「本当に全部禁煙にしたら、なかなかお客さんが来ないんじゃないか?」って心配してて。その気持ちも、よくわかるんですけども。
例えば、「喫煙」あるいは「分煙」と書いてあればいいのかっていえば、そこの従業員とか、アルバイトの大学生の人たちの受動喫煙は防げない。ここは、これから議論があって。自民党のいろんな議論も今、佳境に差し掛かっているんですけれども。
どうでしょうか、直滑降ストリームユーザーのみなさんの考え方は? はい、出してください。
(コメントを読んで)「一服までが食事です」って書いてある。「そこでバイトしなければいい」。あっ、けっこうタバコ派が多いんだ。「だったら売るなよ」。そりゃあそうだよね、合法ではあるからね。
「1.五輪開催の諸外国並に原則禁煙にすべき」が22.7パーセント。「2.小規模店舗のみ例外を認め、原則禁煙にすべき」が10パーセント。「3.分煙や喫煙可という案内があれば、許可してもいいんじゃないか」が67パーセント。
これ、日本のメディアの調査とずいぶん実態が違ってて……。
(メディアの調査では)逆にだいたい、「1.五輪開催の諸外国並に原則禁煙にすべき」が6割近いのに。これはこれで1つの考え方だと思いますね、なるほど。そういうことでこの問題は、このユーザーのみなさんの意見も踏まえた上で、一度きちっと議論をさせていただければと思います。
あと、「タバコがないと生きていけない」とか「民意だ」って書いてあるからね。「マジかよ」って書いてありますけどね。「日本全国禁煙だ!」とかね。
ただ、みなさん。イギリスもブラジルも、平昌オリンピックを控えた韓国もそうですし、ロシアも中国もですね。飲食店、屋内、原則全部禁止なんで、そういうところのバランスは考えなければいけない。
あとこれから2020年にかけて、外国人観光客がどんどん増えてくるんでね。そういう中で、欧米のメディアからどう取り上げられるかということは、よく考えなければいけないと思っております。
ただこれはこれで、私の敬愛すべきユーザーの方々のご意見ということで。これをしっかり踏まえた上で、どこかで受動喫煙問題ね、もう1回改めて取り上げていきたいと思っています。
受動喫煙の話をかなりやろうと思ったんですけど、中途半端になっちゃうので。このユーザーのみなさんのご意見を頭に置いた上で、またやらせていただきたいと思います。
ということで、お待ちかねの長尾俊介のコーナー。もう二度と言いません、スイスで生まれた貴公子・長尾俊介の登場です。どうぞ拍手でお迎えください。
(会場拍手)
長尾俊介氏(以下、長尾):すいません、また。
山本:ありがとうございます。ちなみに、実はもう武貞先生がいらっしゃる。こんなに忙しい先生にね、おととい声をかけたにもかかわらず、来ていただいて。ちょっと映してください、武貞先生を。
はい、武貞先生です。この間もテレビ出てましたけど、わざわざここに駆けつけていただきました。はい、戻してください。
武貞先生から長いインタビューをいただいて、いいところは使ったんですけども。
『ニュース女子』に出て、グラビアアイドルに握手されてうれしかったっていうね。これが一番ウケたんで、今日は武貞先生にここに来ていただいて、ちゃんと政策の話を8時半からやらせていただきますので。必ず、みなさんに見ていただきたいと思います。
ということで、いよいよ長尾俊介コーナーということでね。今回は……やってくれますね、トランプ大統領。
長尾:そうですね。
山本:好き嫌いはともかく、これだけの人はいないですよね。毎日世界中に、これだけの衝撃をもたらしているトランプ大統領。
長尾:笑いとネタを提供している国家元首は、そうそういないんですけど(笑)。
山本:すごいですよね。ということで、またウィリー(齋藤ウィリアム浩幸氏)の本が出てますけどね。ウィリーの本、みなさん買ってくださいね。別にお金もらってませんけど。
長尾:(笑)。
先ほど齋藤さんとカバーしたハッキングの続報というか、もうひと言くらい言いたかったんですけども。
そもそもNSA(アメリカ国家安全保障局)というアメリカの情報機関をハッキングして、そのウイルス(ランサムウェア「WannaCry」)の大元になったプログラムを盗んだ集団が、「シャドーブローカーズ」っていう謎のハッキング集団なんですけど。
山本:すごいね、「シャドーブローカーズ」って。まさに闇のブローカーじゃん、そのままじゃん。
長尾:一説によると、ロシアの集団と言われているんです。
山本:という説もあるんですか。
長尾:ええ。で、その人たちが今回、週末あの事件が起きたあとに……。一応確認なんですけど、シャドーブローカーが今回の事件を起こしたわけではなさそうなんですね。でも、大元のファイルをNSAから盗んだ人たちで。
山本:それがこの、「服部半蔵・影の軍団」みたいな人たちね?
長尾:そうなんです(笑)。その人たちが公言したんですけども、自分たちはまだ、NSAからいろいろな類似のプログラムをハッキングして盗んである。毎月メンバーシップ……会費を払ってくれた人には、それをどんどん売りますよって宣言してるんですよ。
山本:へぇ~。めちゃくちゃ悪い人たちですね、この闇のブローカー。まさに、そういうソフトを売ろうということね?
長尾:そうなんです。
山本:すごい人たちですね。これ、悪いことをさせるための道具を渡してあげる、みたいな話でしょ?
長尾:そうです。「銃を売りますよ」って言ってるようなものなんですけど。ちょっと怖いのはWannaCryと同じような、全世界にまたがる事件が、ひょっとしたらこれから起こるかもしれないので。ちょっとこれは、気をつけたほうがいいですね。
山本:(カンペに)「忍者ハットリくん」って書いてあるけどね。
長尾:そんなにかわいくはないですけどね(笑)。
山本:そんなにかわいくないんだよ。はい。
長尾:いくらネットリテラシーを高くしても……あるいは、セキュリティソフトを上げたとしても。例えばEメールでフィッシング詐欺が起こるように、添付ファイルを開けたら、それで感染するかもしれないので、なるべく万全な対策を。今回の事件は収束したんで「よかったよかった」って思わないほうがいい。
山本:ちなみに長尾さん。私ウィリーにアドバイスしてもらって、すげぇ強いシールド作ったら、メールがぜんぜん届かなかったりしてね(笑)。
長尾:ははは(笑)。
山本:難しいなと思って。でもウィリーのおかげでかなり、変なやつは来ないですよ。相当強いやつをインストールしてもらったんだと思いますよ。
長尾:さすがウィリアムさん。
山本:ウィリアムがシャドーブローカーだったらどうしようか。
長尾:ははは(笑)。
山本:冗談です。ウィリー、ごめんなさい。
長尾:ハッキング関連でトランプさんの話に行く前に、先週もカバーした……。
山本:いや、どうしてこういい写真を! 見てください、みなさん。長尾さんの写真のセンスが最高なのね、毎回。
長尾:いやぁ、お借りしてるだけなんで。
山本:すばらしい、見つけてくるだけで。
長尾:せっかくなので大統領選の……。
山本:マコー、マコー。
長尾:マクロン。マカロンではなくて(笑)。
山本:すいませんでした。マクロン。
長尾:今回、ハッカーとの対峙が1つ話題になってたんですけど。
山本:つまりマクロンは……、「ハクロン」だっけ、「マクロン」だっけ?
長尾:マクロンです(笑)。
山本:マクロンか。じゃあマクロンは、サイバー戦略で評価されてるわけね?
長尾:そうなんです。そこに行く前に、実はですね。次のスライドにある通り、今のところまだ犯人がわかってないんですよね。直近、2~3日前の「EUobserver(EUオブザーバー)」っていう、ブリュッセルにある中立系のネットメディアが、こういう記事を出してるんですけれども。
もともと、ロシアのハッカーがマクロン陣営に、3月か4月ぐらいからずっと攻撃を仕掛けていたっていう報道があったんですけど。その9ギガバイト分のEメールなどを漏らしたのが、果たしてロシアなのかは、わかってないんですよ。
山本:「Who hacked Macron?」ですね。「誰がマカロンをハックしたのか?」。ロシアのスパイか、ネオナチ? アメリカのネオナチもあれなんだ。
長尾:そうです。それで、これアメリカが……。
山本:(コメントで)「毛糸洗いに自信が持てる」って。そのマクロン(洗剤の「アクロン」)じゃないよ。まぁいいや。
(会場笑)
長尾:おもしろいですね(笑)。新しい。
山本:おもしろいですね。やっぱりユーザーの人たち、ユーモアあるよ。
長尾:すごい、すばらしいセンス。
山本:すばらしいね。
長尾:アメリカのネオナチの人たち……極度に右傾化してる人たちが、そのマクロンのリークしたEメールを拡散させていたんですね。可能性として、ひょっとしたら彼らがやってるんじゃないかっていう説も。
山本:そうすると、この人たちはあれかな。ルペ~ン(マリーヌ・ルペン氏)を応援してたのかな。
長尾:どちらかと言ったらそうなんでしょうけれども。
山本:そうなんでしょうね。でも関わりがあるかどうかは、まったくわからないんですね。
この間、聞こうと思ったんだけど。アルセーヌ・ルパンっているじゃない。シャーロック・ホームズが探偵のシンボルなら、(怪盗のシンボルの)アルセーヌ・ルパン。あれはそうすると、アルセーヌ・ルパ~ンですか? 「ルパンルパ~ン♪」って言うじゃない。
長尾:(アルセーヌ・ルパンは)レパーン、ですかね。
山本:じゃあルペン(マリーヌ・ルペン氏)とは違うんだ?
長尾:とは、違うんですね(マリーヌ・ルペン氏はMarine Le Pen)。(アルセーヌ・ルパンは)「Lupin」なんで。
山本:すいませんでした。ユーザーの人は「ルペンルペ~ン」って書いてあったけど、あれとは違うんだね。
長尾:はい(笑)。似てますけど。
山本:ルパン。
長尾:ルパーン。
山本:ルパーン、わかりました。すいません、関係ない話して(笑)。
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