
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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橋下徹氏(以下、橋下):メディアのみなさん、国政政党維新の会の話と次の大阪府知事選挙・市長選挙の発表をさせてもらうつもりなんですが、質問は一緒にさせてもらってもいいんですか? やっぱり分けたほうがいいんですかね?
このままいくと(松井一郎)知事が19時15分にアウトしないといけないので。できたら、候補者発表もさせていただいて、質問もどちらでもお受けしますのでそういう形にしてもよろしいですか?
司会:それでは、そうさせていただきます。来月行われますダブル選挙に向け、大阪府知事選挙に立候補予定の松井一郎よりみなさまにご挨拶させていただきます。
松井一郎氏(以下、松井):いよいよ来月に迫りました。11月22日、大阪府知事選挙、市長選挙に向け、おおさか維新の会として候補擁立すると決定しました。
大阪府知事選挙の立候補予定者は私、松井一郎自身が引き続き知事を担わせていただきたいと覚悟を固めました。そして、大阪市長選挙におきましては、今日辞職をしてまいりましたけれども、おおさか維新の会・前衆議院議員で元大阪市議会議員の吉村洋文というこの2人が、府知事選挙・市長選挙における、おおさか維新の会の公認という形で戦いたいと思います。
松井:今回のダブル選挙で、我々がおおさか維新の会の代表として戦うかということなんですが、先ほど橋下さんからもお話させていただいた通り、5月17日に大阪都構想の設計図については否決されました。
僕も橋下代表も維新のメンバーと話し合うなかで、否決されたことを真摯に受けとめよう、謙虚になろうと5月の17日以前は二重行政を解決して、まさに東京都との二極をつくる試みとしては大阪都構想でしか難しいという考えのもと、大阪会議というものは否定してきました。
しかし、5月17日の大阪都構想の現在の設計図は否決になったときに、市民のみなさんの声は、「話し合いで解決できるのであれば話し合おう」という話が多かったという認識であります。
7月の末に第一回の大阪会議が開かれましたけれども、まさに5月17日の住民投票においては大阪都構想の対案とされていた大阪会議が、自民党や民主党や共産党のみなさんから、大阪会議は大阪都構想の対案ではない、単に大阪の問題を話し合う会議体、また研究者を招いて大阪の成長のための会議をしていこうと第一回の会議で提案されました。
これは僕は違うと思っています。僕が大阪に今必要なのは、大阪の経済を成長させていくためには大阪の二重行政の解消、行政を一元化して東京都と切磋琢磨できるような行政の仕組みが必要なわけで、大阪会議で二重行政の解消を実行できるのであれば、何も僕たちおおさか維新の会が大阪府知事選挙と市長選挙のダブル選挙をする必要はないと思っていたのです。
ところが、大阪会議なるものがそういうものでないことがはっきりとした今、これは大阪の成長のためにもう一度、僅差で敗れた大阪都構想の設計図を住民のみなさんにどう変えればいいのか、区割りについてどういうふうに思われているのか、地域の名前について、区の名前について、どういう希望があるのかを膝詰め談判で3年間やらせていただきたい。そのためにはその体制が必要です。
知事と市長が一緒になってその方向に向かえなければ、住民のみなさんとの対話はできません。要はそういう組織がありません。この対話をさせていただくためにも、知事と市長が今の僕と橋下市長のように、今は大阪府政と市政が始まって以来、一番大阪市と大阪府が連携・協調ひとつに固まってこられた今日までの4年間だったと思います。
これからの4年間を今と同じように、1つになって連携できるような大阪府と大阪市であり、そしてその形の中で大阪市民のみなさんに徹底した膝詰談判のご意見を聞いていく。そのような大阪を、今の状況を継続させていただきい。こういう思いで、大阪府知事選挙、市長選挙に挑戦することを決定いたしました。
吉村さん(吉村洋文氏)も先ほど橋下代表の話でもありましたけども。国会議員の地方議員と、我々と比べてもう本当に比べ物にならない身分保障を横に置いて、まさに大阪の将来のために今の僕と橋下市長のこの状態、大阪府市が協調連携している状態を続けていく大阪をつくっていく。
そして、大阪市民のみなさんともう一度、膝詰の意見交換をやれる体制を作ろうという覚悟をしてくれましたんで、知事選挙には僕が、市長選挙には吉村さんが。この体制で11月の22日に戦っていきたいと。こういうふうに考えております。次は吉村さんから。
司会:続きまして、大阪市市長選挙立候補予定者、吉村洋文よりみなさまにご挨拶申し上げます。
吉村洋文氏(以下、吉村):ただいまご紹介賜りました、元大阪市会議員、そして前衆議院議員の吉村洋文です。本日午前11時に衆議院議員の辞職届を国会に提出してまいりました。国会議員のバッジを置いて、そして退路を断って大阪市長選挙に立候補したいという思いで、本日出馬の意見表明をさせていただきたいというふうに思います。
私はこの大阪市長選挙に立候補する決意、それをしましたのは、この大阪をもっと成長する街にしたい。もっと楽しい街、豊かな大阪にしたい。そういう思いから今回の市長選挙に立候補する意思を固めたわけであります。具体的には大きく2つの理由があります。
まず1つ目は、この大阪の政治を過去振り返ってみて、本当にどうだったのかということなんですね。大阪維新の会が生まれてくる前の大阪の政治、本当にひどかったと思います。
天下りが普通に行われて、天下り団体もたくさんある。そして職員にはスーツが配られると。借金だらけ。それでいながら市民のみなさんのサービス、例えば子供たちの医療費の助成であったり、教育、福祉、そういったところにお金が回ってこない。そういった大阪の過去の政治、これを変えたのが私は維新だと思っています。
その維新のこの政治を前に進めるために、昔の野合政治、談合政治に戻させないためにも、私は今回大阪市長選挙に立候補することを決意したわけであります。
今回大阪維新の会でこれまでやってきた政策、私も大阪維新の市会議員として、政調会長として、市長と一緒に仕事をさせていただいて、本当に医療とか福祉とか子供の教育。そういったことが全くできていなかったこの現状を変えていったわけです。それをさらに推し進めなければならないと思います。それがまず1つ私が今回市長選挙に立候補した理由です。
当初は市長選には維新から出さずに、そして知事選だけをやるというようなことも少しありましたけれども、もしそういうことをしてしまえば、またこの大阪のねじれというのが生じて、また古い政治に戻ってしまうという思いから、必ずこの大阪の政治を前に進めるためには、過去に戻さないためには、この市長選、必ずこの大阪維新のメンバーがやらなければならない。
そして私は「ぜひそのメンバーとしてやらせていただきたい」ということを、市長と知事に申し上げたわけであります。
そしてもう1つ大きなところ、それはやはりこの大阪の持ってる力、それが今発揮できていないという状況にあるこの行政組織を変えていく。大阪が日本にとってもう1つの軸になる。東京だけじゃなくて、大阪がもう1つの軸になるということが、大阪の成長にとって必要だと思いますし、日本にとっても必要だと思います。
私は国会に行って思ったこと。客観的に東京から、国会の政治から大阪を見たときに、本当に大阪の政治力というのはありません。大阪市も府も同じような成長戦略と陳情を要請してくるわけですけれども。国会側からすれば、東京からすれば大阪市が代表なのか、大阪府が代表なのかは全然わからない。大阪のこの持ってる力が発揮できていない状況、これがずっと続いてきたと思います。
それが二重行政だったと思います。これを解消するために、前回5月17日の都構想(の住民投票)をやったわけです。これについては否決されました。否決されたそれをもう1回やろうということは一切ないです。そういう思いはない。だけれどもこの大阪において、大阪会議、先ほども知事から話があった通り、大阪会議は全く機能しない。
そして大阪の成長を考えたときに、大阪市と府、これが二重行政をやっているようでは、全くこれは国に対しても、そして大阪の力を発揮できない。そういった状況が続くこれを解消していかなければならないと思ってます。
そのためにも今回、大阪の将来を考えたときには前の5月17日の都構想、そのままではないんだけども、それを修正するような、いろいろ反省するべき点が出たと思うんです。5月17日のこの住民投票を通じて、いろいろ我々も修正しなきゃいけないと。
もっともっとその案をつくるときに話したほうがよかったんじゃないのか? ただそれは振り返ってみて、こうすることができたとかいう意味ではなくて、今その住民投票の結果を受けて、そして大阪会議、機能しないというのを見たときに、もう1回そこは修正する話し合いをさせていただきたいと。より良いものをつくってご提示したいと。
それが大阪にとって必ず成長する原動力になるというのを、私は確信しております。ですのでそこのところを是非、今回の市長選では主張させていただきたいと思っています。
大きく2つ。1つは大阪を過去の政治に戻さない。過去の野合、談合、古い政治に戻させない。大阪を前に進める。「過去に戻すか、前に進むのか?」というのが1つ。
もう1つは、この大阪都構想の修正の議論を続けさせていただいて、「大阪会議と果たしてどちらがこの大阪の力を発揮することができるのか?」この2点を大きく主張させていただきたいと思っております。
細かな政策はいろいろございますけれども、私にとっての軸はその2本。これを有権者のみなさまに今回の11月22日の選挙でご判断いただきたいと思っております。こういった思いから、本日国会議員を辞して、大阪市長選挙に立候補したいと言う意思表明をさせていただきたいと思います。私からは以上です。
司会:ありがとうございました。大阪府知事選挙に松井一郎、そして大阪市長選挙には吉村洋文の立候補表明でありました。それでは質疑応答に続けて入りたいと思いますので、ではこちらからよろしくお願いいたします。
記者:朝日新聞ノガミです。よろしくお願いします。お二人からお伺いしたいので、橋下さんから。知事選に松井さん続投で、市長選、後継に吉村ん。この人選の狙いと、他に候補はいなかったんでしょうか? そこの経緯をお伺いできますでしょうか?
橋下:候補はいません。2人しかいません。なぜって言われても2人しかいないんじゃないですか? 知事はもう皆さんずっと取材もされてるから、僕が説明することもあんまり必要ないでしょうけど。
吉村さんはなかなか東京のメディアの方とか知らない方もいらっしゃるのでちょっと補足させてもらうと、ずっと大阪都構想の設計図作りとか、それから住民投票の運動に向けていろんな戦略をつくることについて、実務のリーダーを務めてもらいました。これは僕が指名をしました。
大阪市議会議員の一期生だったんですけど、いろいろ見させてもらって「すごい、実務できるな」と。弁護士ですから法律知識もあり、分析力もあり、判断力もあり、人間関係をつくっていくのも非常に上手で、調整力もあると。
そして一番は、大阪維新の会の政治、これが第2ステージに入るんですけど、僕がやってきた8年間、大阪維新の会は5年間ですけど、僕が知事になったときから比べると、ある意味破壊的な改革っていうものがどうしても必要だったんですよ。
やっぱり壊していく、破壊的な改革っていうところが僕の役割かなって思ってます。今度の第2ステージはそうじゃないんですね。一人の人間の政治活動のなかで、破壊と構築と改革をやるなんていうのは不可能だと思っていますから、僕は破壊をやって、次の維新の第2ステージは構築、創造、修復っていうと間違ったことをやってきたような……まあ僕がやりすぎた部分もあるので、そこを修復する。そういう段階に入ってくるわけです。
この段階に入ってきたときに、僕に一番欠けているものを吉村さんは持っていると。何かと言えば、人間性・信頼性ですよ。僕はそういうものがないですから、徹底して破壊的にやってきましたけれども、それでは第2ステージの構築、創造、修復ってものができませんので、大阪市長としては吉村さんしかいないという判断をしました。
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