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2025.02.18
AIが「嘘のデータ」を返してしまう アルペンが生成AI導入で味わった失敗と、その教訓
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前澤友作氏:こうしたタイミングでヤフー社とのご縁に恵まれ、澤田社長率いる新体制でZOZO社が新しいスタートを切れることを、僕は心から応援したいと思っています。
そして、個人的な話で大変恐縮ですけれども、僕自身は多趣味で、実はZOZO社の経営以外にもいろんなことをやっておりました。
中でも、みなさんにすでにお話ししている通り「宇宙に行くぞ」と発表させてもらっています。具体的には、2023年に月への渡航を計画しておりまして、いま順調に準備が進んでいます。実は月の渡航以外にも、もう1回僕は宇宙に行くことになってまして。それはまた改めて、みなさんにご報告するんですけれども。
まず個人的な理由として1つ、どうしても宇宙に行きたいということで。そちらの準備として宇宙に行くためのトレーニングですとか、そういったものに時間を割くことが多くなる関係で、今回スッキリと辞任させていただくことになりました。
2点目としては、個人的にもう1個やりたいことがありまして。
それはやっぱり事業がやりたいです。21年前にZOZO……旧社名はスタートトゥデイですけれども、自宅の六畳一間で創業しました。両親に文句を言われ、一時は家中がCDやレコードや洋服で溢れるようなときもございました。
ただ、そのときになにか、自分の手でゼロから1つ事業を作り上げた実感というか体感があって、すごく感動的だったのを覚えていて。あのときの感動をもう一度ということで、またどこかの時点で、まだ何もすることは決まっておりませんけれども、もう一度ゼロから事業を作って挑戦したいという想いもあります。
そういったことで、経営戦略上、新体制にZOZO社は移行すべきだという考え方があり、そして恐縮ですけれども、僕の個人的に成し遂げたい夢、宇宙だったり事業だったりを理由に、今回辞任させていただくこととなりました。
1998年5月21日に当社は創業していますけれども、約21年間、たくさんの方に応援いただき、ここまで来れました。最初は音楽CDの通販から始まったわけですけれども、そういった時代から応援してくださり、買ってくれているお客様には、改めてこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。
現在ZOZOTOWNには、7,000近いブランドさんが商品を供給してくださっています。取引先様においては、今日の発表も大変ご不安に、ご心配に感じられているとは思うんですけれども。間違いなくZOZO社は、今新しいスタートを切り、これから飛躍的に成長を遂げて、みなさんのお役にも立てると自信を持って言えますので、これからも引き続きよろしくお願いします。
21年間、お取引様においては大変お世話になったこと、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
そして2007年には、東京証券取引所マザーズに上場させていただきました。それを機会に、株主という新しい支援をしてくださる方々にも恵まれ、ここまで育てていただきました。一時は時価総額も1兆円を超え、大変ありがたく、我々も感動した次第です。
今は一旦株価は落ち着いてますけれども、新ZOZO社はきっとそのあたりを再度マークしてもらえるのではないかと応援している次第です。株主のみなさまにおかれましても、本当にありがとうございます。21年間お世話になりました。
最後にですが、今日8時45分に発表を受けて、社内は騒然としました。業務提携はわかりましたと。ヤフーさんはすばらしいパートナーだねと。みんな思っていると思います。社員、スタッフたちのことです。
ただ、僕が辞めるとはみんな予想もしてなかったようで、非常に驚きの声が上がっていました。この会見が終わったあとに、社員を集めて僕から改めてまた話をすることになってますけれども。ひとまずこの場で社員に対してのメッセージを発信させてください。
21年間……すみません、フラッシュがすごく眩しい(笑)。本当に至らぬ僕を必死に支えてもらい、必死についてきてくださり。ときには泣き、笑い、楽しく、ともに……あぁ、やばい。
はい! それは社員にあとで伝えることにして(笑)。すみません、失礼しました! 本当に21年間ありがとうございました。
今日は最後に、実はスペシャルゲストをお招きしてます。今回のヤフー社との提携にあたって、大きなきっかけになったお1人を紹介させていただければと思います。
例えば僕が、なにかのインタビューで「尊敬している社長とかいるんですか?」と聞かれると、必ずその方の名前を勝手に挙げさせていただきました。
その方には公私共々お世話になっておりまして、一緒にゴルフをさせていただいたこともあります。一緒にお風呂も入らせていただいたこともあります。一緒にカラオケもさせていただいたこともあります。
本当に心から尊敬する、本当に偉大なビジョナリーであり、経営者であります。ソフトバンクの孫さんを僕から紹介させていただければと思います。孫さん! ぜひご登壇いただければと思います。
(会場拍手)
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