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2025.02.18
AIが「嘘のデータ」を返してしまう アルペンが生成AI導入で味わった失敗と、その教訓
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川邊健太郎氏:ヤフーの川邊でございます。今日はお忙しいところお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
内容の説明に先立ちまして、この月曜日未明に起きました台風15号。こちらによって、ZOZOの本拠地である千葉県、およびその周辺の首都圏が大きな被害にさらされました。
この被災された方々に、今日登壇するすべての人間を代表して、私のほうからお見舞いを申し上げたいと思います。
前澤さん、およびZOZOの方々の千葉愛は大変有名です。千葉を常に気遣って盛り上げていると日本中の人が認識していると思いますけれども、実は私も千葉県民でございます。かつ、今回台風15号の被害がかなり大きかった館山市の人間でございます。
実際に、私の家もかなりの被害に遭いました。また近所の方が、二階が飛んでしまったりですとか、あるいはホテルを経営されていた知り合いの人が「もうこれは廃業するしかない」といったような、本当に甚大な被害が出ております。
ですので、今日はこういった非常に晴れやかな席ではありますけれども、実は今週、私は悲しくつらい気持ちで過ごしておりました。
ただ、であるがゆえに、今回のZOZO社との資本業務提携を私は成功させて、千葉が生んだ偉大なるインターネットカンパニーであるZOZOを一緒になって盛り上げて、ZOZOが盛り上がるから千葉が盛り上がる、千葉で被災された方々も元気になる。そういったような資本業務提携にしていきたいなと私は考えております。
その資本業務提携ですけれども、本日株式会社ZOZOとの資本業務提携契約を、ヤフー株式会社は締結をさせていただきました。その内容について説明させていただきます。
まず資本提携のほうに関してですけれども、これからヤフーのほうがTOBでZOZO社の株50.1%の取得を目指してTOBを行いたいと思います。
現在のZOZO社の株主構成は(スライドを指して)こちらの左にございます。
そして我々がTOBを行って目指す姿としては、このような資本構成になって、ZOZO社をグループ企業に迎えて、一緒になってインターネットの未来を作っていきたいなと考えております。
これに投じる投資額ですけれども、約4,000億円というのを考えております。これはTOBですから、(スライドを指して)こちらの下の方にございます所与の条件をクリアして初めて成立するものでございますので、今日のところはこのTOBを前提として資本業務提携契約を締結したという状態でございます。
では、なぜヤフーがこのような4000億円という巨額の資金を投じてZOZO社をグループに迎え入れるのかということですけれども、こちらはこの2019年度の第一四半期にすでに行いました説明資料でございます。
この第一四半期の我々の説明は、今までヤフーというのは広告事業がメインでしたけれども、広告事業のほかに、もう1つeコマース事業というのを大きな事業の柱にしていくと。むしろ、eコマース事業がヤフーの事業戦略、業績上のキードライバーになっていく、あるいはしていくということを表明させていただきました。
まさにこの戦略にのっとったかたちで今回、ZOZOさんとの資本業務提携契約をさせていただくと。そういったことが根底にございます。
では、そのZOZO社と資本業務提携契約を行う上での重要なポイント、私は4つあると考えておりますので、非常に手短ではありますが説明をさせていただきます。
まず最初のポイントですけれども、ZOZOTOWNがECモールに初出店というのがポイントでございます。今まで「ZOZOTOWN」という単体のサイトでやってこられましたけれども、それがECモールに初出店するということでございます。
この秋、ヤフーは「PayPayモール」という、Yahoo!ショッピングとは異なる新たなプレミアムモールを、PayPayのユーザー、そしてヤフーのユーザー向けに新たに立ち上げさせていただきます。
今日は時間がないので、詳細な説明は割愛させていただきますけれども、このような新たな特徴を持った、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークションとも異なる新たなユーザー体験を持ったPayPayモールをこの秋立ち上げますけれども、そこのファッションカテゴリに、ZOZOTOWNにぜひ入っていただきたい。まあ入っていただく前提の契約をさせていただいております。
ここから先は我々も一緒になって、ZOZOTOWNに参画されているブランドさんのところを一緒にまわって、PayPayモールの魅力ですとか、いかにZOZOTOWNの売り上げに加算されるかたちでブランドさんの売り上げが伸びるか。そういったところをきちんと我々のほうでも説明させていただいて、ブランドさんの意志でのZOZOTOWNのPayPayモール店に入っていただくことを、一緒になってやっていきたいなと思います。
叶うならば、ブランドさんの理解を得て、今ZOZOTOWNにある全ブランド、全ショップにご出店いただきたいなと思っております。これがポイント1です。
ポイント2は、eコマースにおける購入者数が爆増すると、両社の提携によって爆増するということでございます。
まずZOZOTOWNのほうですけれども、我々ヤフーグループ、あるいはソフトバンクグループの総力をもって、どんどん新しいお客さんを送客していきたいなと考えています。
ヤフー、そして今伸び盛りのモバイルペイメントであるPayPay、そして携帯電話のソフトバンク、それぞれに今、たくさんのユーザーがおります。しかし、そのなかでまだZOZOTOWNを知らないというお客さんもたくさんいらっしゃいます。そういった方々にZOZOの魅力を伝えて、購入者数を爆増させようと思っております。
また、相互の送客も可能だと考えております。ヤフーにはマスメディア的な、月に1、2回訪れるみたいなユーザーがたくさんおります。5000万人規模です。そしてZOZOには、月に何度も使ってくれるようなコアなユーザーがおります。それが相互に行き来することも今後はできると思います。また下のグラフをご覧いただければわかるように、ユーザー属性が非常に補完的です。
ですので、ヤフーはZOZOに、30~40代の男性のお客様を紹介することが可能ですし、ZOZOはヤフーに若手のユーザーを紹介することができる。こういった、極めて補完的な関係によって、両者ともに顧客基盤の拡大が見込めると考えております。
【全文1】川邊健太郎氏「ZOZOと一緒にインターネットの未来を作っていきたい」 前澤氏のZOZO社長退任およびヤフーとの資本業務提携 記者会見
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