2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会者:川邊さんありがとうございました。続きましてZOZO前社長の前澤からご挨拶させていただきます。前澤さんよろしくお願いします。
前澤友作氏:みなさま、こんにちは。株式会社ZOZO「前」社長となりました前澤でございます。今日は急な発表にも関わらず、これだけたくさんのメディアのみなさまにお集まりいただきまして、大変感謝しております。ありがとうございます。
そして今日の午前8時45分に、ヤフー社、そしてZOZO社による資本業務提携契約の締結ということで適時開示をさせていただく運びとなりました。この日を迎えられたことを私は大変うれしく思うと同時に、これからヤフー社ならびにZOZO社の成長、発展を心から願っている次第です。
すでにご承知のとおり、その発表と同時にこんな発表もさせていただきました。私自身のZOZO社長からの退任です。代表取締役および取締役からの辞任を、私の意向をもとにヤフー社ならびにZOZO社の承諾を得て、本日をもって辞任させていただくという運びになりました。
また同時に、新社長であり、今まで取締役でございました澤田がZOZO社の取締役会にて選任され、晴れて今日から新社長になりました。これからZOZO社の新経営陣となっていくわけですけれども。私の話は第2部でまた詳しくお話させていただくとしまして、まずはここで、澤田新社長の紹介を簡単にさせていただければと思います。
みなさまから壇上に向かって、真ん中に座っておりますのが澤田新社長です。歳にして、今年で49になりますね。横浜生まれ横浜育ち、ハマっ子です。血液型はA型。見ていただければわかるとおりで生真面目、ストイック、几帳面。そういったところが表情からも出ているのではないでしょうか。
この澤田という男ですけれども、入社から11年くらい経ちましたか。11年、一緒にやってまいりました。何をやっていたかと言うと、ずっとZOZOTOWNの事業責任者を彼は務めてまいりました。
とくにビジネスサイドですね。マーケティングですとか、データの管理ですとか、顧客とのリレーションですとか。そういったブランドさんとの窓口以外の部分について、彼は全容を深いところまで把握しております。
そういった意味でも、今回ヤフー社との資本業務提携において澤田の果たせる役割というのは非常に大きいだろうと。かつ新社長としても適切なのではなかろうかということで、私からもこの代表取締役という職を澤田さんに託したいよと。ぜひ継いでいただけないかというお願いをしたところ、承諾いただいたと。
ちなみにその話をしたとき、「ちょっと嫁に聞いてもいいですか?」とおっしゃってましたけれども(笑)。そういうかわいいところが澤田さんのいいところでもありまして。非常に社内からは懐かれてます。
年齢問わず、若手の社員から古参の社員まで、「澤田さん、澤田さん」と。非常にフランクに澤田さんが接することもあって、すごく親しみやすいのでしょうか。すごく懐いている社員が多いです。
そういった意味でも、次期ZOZOを任せていくには、本当に適任な社長だと思っていますので。このあと澤田から一言ご挨拶させていただきますけれども、どうぞZOZO社の澤田社長をこれからみなさんよろしくお願いします。
僕の話はのちほどさせていただきますので。一旦ここで澤田社長にバトンタッチさせていただきます。ありがとうございます。
澤田宏太郎氏:みなさま、はじめまして。本日付けで株式会社ZOZOの代表取締役に就任させていただきました、澤田と申します。今後のヤフーさんとの提携の話を経たうえで、私がこれからZOZOとしてどうやっていくかについての話を中心にお伝えできればと思っております。
私はこのようにメディアのみなさんに囲まれるのは、ほぼデビュー戦みたいになっております(笑)。ちょっと緊張もしておりますので、紙を読み上げながらやらせていただきたいと思っております。
今回の資本提携なんですけれども、ヤフーさんと多くの議論を重ねてまいりました。結果としてこのような発表ができたことについて、非常にうれしく思うとともに、この先の両社のリソースの結集、そしてこれによってアパレル業界をこれまで以上に盛り上げられることに、本当にわくわくしております。
今後のZOZOの新体制なんですけれども、私澤田が代表取締役兼CEOというかたちでやらせていただきます。続きまして現任の柳沢がそのまま取締役副社長、CFOとしてやらせていただきます。さらに現任取締役の伊藤が取締役COOという肩書でやらせていただくというかたちになります。
三人とも長きに渡って前澤を実務面でしっかり支えてきまして、前澤のことを実務面で熟知しているメンバーです。これまで以上に安定、盤石な体制になるとご理解いただければと思います。社内取締役の小野と堀田については現任のまま、これに加えまして今回の業務提携が成立した場合には、ヤフーさんより二名の取締役をお迎えするというかたちになるかと思います。
その2名の取締役の方を迎えることによって、よりZOZOとヤフーさんのシナジー効果が生まれると確信しております。
さて今回、前澤から私に社長が交代ということになったんですけども、私あんまりそれほどメディアに露出はしておりませんので、少しだけ自己紹介の時間をいただければと思います。
先ほどの前澤の話にもあったですけど、私は2006年、当時のスタートトゥデイという会社に、コンサルタントという立場で関わらせていただきました。それから2008年より内部に所属しまして、事業を推進してきております。ですので、計11年間、携わっているということになります。
最近では中核であるZOZOTOWNの事業責任者としてやらせていただております。ECというビジネスはWebサイト・物流・プロモーションというものが絡み合いながらビジネスがまわっているものなんですけども。けっこうそれが複雑に絡み合っているもので、オペレーションも複雑だったりします。
そういったものを、隅々まで理解しているという自負があります。またブランドさまとの信頼関係がなにより大切なビジネスでありますが、そのあたりも現場の経験も長く積んでおります。こういったことが、今回私が代表取締役社長に就任させていただいた理由なのかなと受け止めております。
今申し上げましたとおり、コンサルタントとしてキャリアをスタートしておりますので、私の信条としては、リアリストだったり、ニュートラルだったり、安定感をモットーしております。
【全文1】川邊健太郎氏「ZOZOと一緒にインターネットの未来を作っていきたい」 前澤氏のZOZO社長退任およびヤフーとの資本業務提携 記者会見
【全文2】川邊健太郎氏「ZOZOとヤフーにしか作れないeコマースの未来をつくっていく」ーー資本業務提携から生まれる4つの価値
【全文3】前澤友作氏「11年一緒にやってきた彼に、代表という仕事を託したい」 跡を継いだZOZO新社長 澤田宏太郎氏の素顔
【全文4】「ZOZOはこれからもやんちゃな大人であり続ける」 創業者の去ったZOZOを担う、澤田新社長の掲げるビジョン
【全文5】前澤友作氏「ワンマン経営だと思うところもあった」 組織力が活かされる新生ZOZOへの期待
【全文6】前澤友作氏「宇宙へ行く夢の実現に注力したい」 ZOZO社長の退任後にやりたい2つのこと
【全文7】孫正義氏「前澤君は、いまだにロッカーなんだよね」 新しい人生を生きるZOZO前社長に、孫氏が送ったエール
【全文8】「月に行かしてやればいいじゃねえか!」 孫正義氏が前澤前社長の“いかがわしさ”に見出した希望
【全文9】前澤友作氏「『社員は家族』と言って21年間やっていた」 悩み抜いた経営者としての幕引き
【全文10】前澤友作氏「いかがわしくロックな魂で、人を驚かし続けていきたい」 ZOZO社長退任後から始まるゼロからのチャレンジ
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