学生時代からCTO的立場についていた山崎氏

――まず簡単に、山崎さんのご経歴をおうかがいしてもよいでしょうか。

山崎聡氏(以下、山崎):みなさん、こんにちは、こんばんは。

私は8歳からプログラミングを始めて、中学時代はパソコン通信とかにハマって、中学3年生の時からインターネットに興味を持って使い始めました。

1994年に高校に入学しましたが、高校時代にはNetscapeやWindows Internet Explorerが1.0から現れ、2.0になり、3.0になり、そのあとWindows 95が出てきて。私の思ったとおりだなと(笑)。これからは間違いなくインターネットの時代になると思っていました。

高校2年生の時にYahooのUS版を使っていたので、「これの日本語版は俺が作るんだ」と思っていたんだけれど、孫さんが「Yahoo! JAPAN」とか言い出して(笑)。ショックでしたが、それなら私は違うことをしようかなと思って、もっと深くインターネットを勉強するために大学に入りました。

大学の勉強はそれはそれでおもしろかったのですが、自分のプログラミング歴がその時点でもう10年あったので、大学の講義では教わることがあまりなくて。なので、1997年からは老舗のパソコンショップの新規事業としてEコマースのサイトを作っていました。

そのまま、学生社会人みたいな感じで、いろいろな会社でいろいろなプロダクトをCTO的立場で見てきました。SIer企業の中の100人でプロダクトを作るとかではなくて、3人でプロダクトをぶち上げるみたいな。そういう仕事をやってきた感じです。

一方で学生も続けており、博士過程の途中でアカデミックに行くか、それともベンチャーとかスタートアップの世界に行くかを決めなきゃいけなくて、アカデミックの世界よりはベンチャーの世界が自分には合うだろうと思って、博士の2年で中退してベンチャー企業に行きました。

学生時代にはある程度技術力があったので、仕様が決まればだいたい作れるような状況ではありましたね。ただ、作ることも重要だけれど、それ以上に会社の成長を左右するのは何を作るか。もっと言うと、「なぜ」「何を作るのか」が重要だということに気が付きました。

そういうところに興味があったので、社会人1年目からプロダクトマネージャー兼エンジニアのようなキャリアを歩んできました。

エンジニアに楽しんでもらって、自分も楽しみたい

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