
2025.04.03
日本企業の“ジョブマッチ”はなぜうまくいかないのか 欲しい人材を言語化できない組織の課題と解決策
第79回:英字新聞を英語学習に生かすコツ(ST高橋編集長)<西澤ロイの頑張らない英語>(全1記事)
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西澤ロイ氏(以下、ロイ):今、編集長をされている『The Japan Times ST」も、好きな記事をいっぱい読めるような作りになっていますよね。
高橋敏之氏(以下、高橋):そうですね。我々は報道が目的ではないので。もちろん大きなニュースも取り上げるんですが、興味を持ったものだけを読んでいただきたい。ですから、これがもしネットニュースで日本語で流れてきたら思わずクリックしちゃうよね、っていう記事をたくさん揃えるのを編集方針にしています。
ロイ:なるほど。
高橋:まあサイエンス系がおすすめですね。サイエンスと言ってもそんなに堅いものは取り上げませんから。
ロイ:僕は自分が出た回をラミネートして取ってあるんですが、僕が載ったときにの上の記事がすごく気になって。タイトルが「Is Harajuku dead.(原宿は死んだ)」っていうすごいコラムだったんですよね。いろいろ気になってしまうので。
ロイ:今日は、編集長の高橋さんに、読むということをどうやって英語力につなげていくかというお話をうかがいたいなと思っています。どんなことがおすすめですか?
高橋:STは興味関心のあるものを勉強と思わずに楽しく読んでほしいというのが一番です。ただ、読む際に多くの方が、読んで意味を理解したらそれで終わりにしちゃうと思います。でも、一歩進めていただきたいんですよね。
例えば読んでいる時に「treatment」っていう単語が出てきました。もちろん治療という意味ですけど。
ロイ:あとは、シャンプーの。
高橋:シャンプーみたいな。なんとなくみなさん、「治療って意味なんだ! 覚えておこう」と、そこで終わってしまうんですけど。よく見ていただくと、treatmentの後ろって、だいたい「for」がくっついているんですよね。
ロイ:「treatment for」。
高橋:これで「〜の治療」という意味です。いざ、自分がtreatmentという単語を使うときに、後ろにforがつながるということを知らないと、使えないんですよね。
ロイ:たしかに。
高橋:ただ、forがつながるということを知っていれば、forの後ろに病気や怪我を表す言葉を置いてやれば「〜の治療」ということに広がっていくわけです。その、なにと結びつくかということも含めて注目していただくのがおすすめの使い方ですね。
ロイ:なるほど。みなさん意味を理解するところで終わってしまいがちということなんですかね。
高橋:そうですね。それはそれでいいんですが、一歩すすめるということですね。
ロイ:もう1単語くらい、何かいい例はありませんか?
高橋:例えば「goosebumps」ですかね。
ロイ:goosebumps! 鳥肌?
高橋:鳥肌です。やっぱりgoosebumpsという単語を見ると、「これで鳥肌って言うんだ!」って。gooseはガチョウとかそういう意味ですから。
ロイ:bumpは?
高橋:凸凹した感じです。それで、「鳥肌ってこうやって言うんだ! 覚えておこう」って、覚えてしまいがちですが、goosebumps=鳥肌という情報だけが頭に入っていないとしたら、これは使えません。
ロイ:確かに。「鳥肌がたつ」ってどう言えばいいの?
高橋:そうなんです。鳥肌がたってるネイティブスピーカーに対して「Oh, goosebumps」って、そのくらいで終わっちゃいますから。今おっしゃったとおり、「鳥肌がたつ」だったらgetと結びつくんですよね。そういったことまで注目する。自分が理解しやすい形で頭に入れる。ということまで意識していただきたいですね。
ロイ:giveとかでも言えますもんね。
高橋:おっしゃる通りですね。彼の話は私にgoosebumpsを与えた、みたいにいいますからね。「His story gave me goosebumps.」みたいな。そいういったところまで注目していただくと。
ロイ:そうやって、ただ意味を理解するんじゃなくて、もう一歩すすめてどうやったら使えるかとか。
高橋:結局我々がなぜ英語を勉強するかといったら、いつか使うためですよね。自分が使いやすい状態で頭にいれるということです。もちろんただ触れているだけでもなんとなく身につくですけど、それじゃあ吸収効率が良くないですから。
ロイ:たとえば先ほどの恋愛の話でいうと、「これは使えるな」ってって実際に使われたんですか?
高橋:そうですね……、なかなか勉強したとおりには行かなかったですけどね。
ロイ:生身の人間が相手ですもんね。
高橋:なかなか難しいですね。恋愛ほど難しいものはないです。
ロイ:プロレスはどうですか?
高橋:プロレス(笑)。でも、結局プロレスで覚えた表現って使えるんですよね。
ロイ:本当ですか?
高橋:なんていうか、いいレスラーほどかっこいいキャッチフレーズを持ってるんですよ。やっぱりそういったものって真似したくなるじゃないですか。
ロイ:例えばどんなのですか?
高橋:今有名なドゥウェインジョンソンっていう、もうハリウッドスターになっちゃいましたけど。彼の有名なセリフで「Do you smell what the Rock is cooking?」とか。
ロイ:(笑)。
高橋:意味なんかないけど、「ネイティブが発音するとこんな感じになるのか〜」とか。
ロイ:それ、どう理解すればいいんですか?
高橋:これはほぼ意味なんてないです。
ロイ:(笑)。
高橋:ネイティブスピーカーに聞いたら「は〜?」って言われました。
ロイ:今、字幕でどうフォローしようかなと確認しておかないと。
高橋:これは本人に聞かないとわからないですね。「料理?」って。
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