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第11回:ワールドカップにちなんで今回は「サッカー英語」<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

スーパーサブの「サブ」って何!? 意外と知らないサッカー用語を英語で解説

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、英語で学ぶサッカー用語について解説します。

スーパーサブの「サブ」って何!?

上村潤氏(以下、上村):なるほどねぇ。そして、よく言われる「スタメン」。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):スタメンって言いますね。

上村:「スタメン発表!」とか、「あいつが控えに」みたいなね。

ロイ:サブとか、スーパーサブとか言ったりしますよね。じゃあ、スタメンって英語で言うとどうだと思いますか?

上村:starting member。

ロイ:いいですね。

上村:合ってますか?

ロイ:うん。

上村:よかった(笑)。

ロイ:ただ、starting membersみたいに。

上村:members。

ロイ:まあ、11人いるので。

上村:あ、はい。

ロイ:複数形にしてstarting membersっていう言い方もできるんですけど、ただ、一番よく言われる言い方はstarting lineup。

上村:あーー。

ロイ:lineupっていう言い方をするんです。

上村:はい。

ロイ:それはリストですね。選手のリスト。それがlineup。なので、一番それが、starting lineupっていう言い方がよくされますね。

上村:なるほど。starting membersでも通じる?

ロイ:もちろん通じます。

上村:なるほどね。言い方がいくつかある、っていう。

ロイ:そうですね。いくつでも、いろんな言い方できますからね。

上村:ちなみに、サブとスーパーサブってなんか違うんですか?(笑)。

ロイ:そもそも、「じゃあ、subって何なの?」っていう。

上村:あーー。

ロイ:subだけだと通じないですね。

上村:あー、なんかあるんですか?

ロイ:あれはsubstitute。

上村:substitu……?

ロイ:substitute。

上村:substitute。

ロイ:交代要員とか、そういう単語の省略としてサブって言ってるんですよ。

上村:なるほどね。さらにスーパーがつく。

ロイ:それは……、ちょっと英語で言うのかどうかはわかんないですけどね(注:super substitutionと言う)。

上村:(笑)。あ、そっか。それは日本でよく言われる、っていうことなんですかね?

ロイ:そうですね。

上村:なるほど。かなり実力があるけど控え、みたいな人に対してスーパーサブ。

ロイ:日本では言いますけどね、ちょっとそれは……、わかんないですね(笑)。

上村:けっこうパブリックビューイングのお店なんか、今すごく増えてるっていうか、もう、ね、けっこうありますけど、やっぱりそういうところでは、いろんな言葉が飛び交ってるわけですかね?

ロイ:そうでしょうね。

上村:僕みたいな人間が行って、「スーパーサブが……」みたいなことを言うと、ちょっと知ってるふうに見られますかね?(笑)。

ロイ:(笑)。

英語では「ロスタイム」とは言わない!?

上村:あと、試合中にロスタイム。

ロイ:あー、ロスタイム。

上村:っていうのがありますけど、実際、loss timeとは言わないんですか?

ロイ:あんまり聞かないですねぇ。

上村:ほう。

ロイ:ヨーロッパのサッカーの中継とか見てると、一番よく言われるのがstoppage timeって言われますね。

上村:stoppage time。

ロイ:stopって要するに停止ですよね。停止した時間、stoppage timeって言うんですね。もしくはinjury time。

上村:injury time。

ロイ:injuryって怪我なので、怪我で中断した時間みたいな言い方もあるんですけど、やっぱstoppage timeっていう言い方が一番されますね。

上村:けっこう日本でテレビで中継されてると、基本的に日本の解説だったり、っていうのが聞こえてきますけど。これ、ね、……何だろう、向こうの言葉で聞いたりとかすると、そういう言葉がやっぱり入ってくるわけですね?

ロイ:そうです、そうです。だから、ぜひ、テレビで切り替えられないかもしれないですけど、もし切り替えられるんなら、英語でのアナウンスとか聞いてみるとおもしろいかもしれないですよね。

上村:そうですよねぇ。またちょっと違った楽しみ方ができそうですもんね。

好きなものこそ英語で喋れるように

ロイ:例えば、今日……、例えば、ヘディングで得点したとか、じゃあ、何て言いますか?

上村:え(笑)、ヘディングで得点した……。

ロイ:そういうの、ぜひ言いたくないですか?

上村:うんうん。

ロイ:言えたら、「あれ、あいつ……」みたいな、こう。「ファン・ペルシーがヘディングで得点したんだ」みたいな。

上村:なるほど。

ロイ:そこで、ヘディングはheader。

上村:header?

ロイ:headerって言うんです。headにerをつけてheader。そして、得点するはscoreなので、score a header。

上村:あー、score a header。

ロイ:みたいに言うと、ヘディングで……、score a header。

上村:いやー、知ってそうで知らないもんですね、これは(笑)。

ロイ:そうなんですよ。本当、カタカナが入り込んでるだけに、ちょっと学べばすぐいろいろ、「あ、こう言えばいいんだ」ってどんどんしゃべれるようになるはずなんですけど。僕もけっこう今調べてて、「そっか、こう言うんだ」みたいな(笑)。

上村:あー。ロイさんですら、新しい気づきがどんどんと。

ロイ:いや、サッカーの話題とかあんまり外国人としたことがないので。そうすると何て言えばいいかって、けっこうあやしいですよね。まあ、そんなもんですよ。だから、日常会話っていってもいろんな分野があるので、やっぱり自分の得意分野だったら説明できるけど、そうじゃないと何て言っていいかわかんないって、よくあることなので。

上村:そうですよね。どの業界にも業界用語じゃないですけど、そういったものがいっぱいあるわけですからね。日常的には、その言葉ってなかなか覚えないですもんね。

ロイ:そう。だから、逆に自分が興味ある分野、それは英語で説明できるようにしておくと強いですよね。「他の話はわからないけど、サッカーなら任しとけ」みたいな。それでしゃべれたら、そしたら友達できるわけですよ。サッカー好きの友達とか。それで、「あいつとサッカーの話するとおもしろい」と思われたら、もう友達じゃないですか。

上村:なんかパブリックビューイングに行くと、けっこう外国の方たちもたくさんいたりとかして、なかなか話しかけたいんだけど話しかけられない。それで、結局、日本だけで集まってしまう、みたいなのが、やっぱりちょっとせっかく行ったからには……、みたいなのがあるんですよね。

ロイ:そうなんですよね。

上村:いろんな国の見方で楽しんだら、もっと楽しめるんじゃないかな、っていうのは思うんですけどね。ぜひともそのあたりをね、学習して突撃すれば、きっと熱も伝わると思いますし。

ロイ:うん。

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