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第3回:日本人は本当に英語ができないのか?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> - YouTube(全1記事)

英語の授業はちゃんと身についてる? 自分の英語の知識量を測る、かんたんな方法

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。今回は、「なぜ日本人は英語ができないのか?」というテーマでトークを展開。私たちは学校で英語の勉強に多くの時間を費やしますが、それで本当に身についていると言えるのでしょうか? 今すぐできる、英語知識の測り方をレクチャーします。

英語の知識量はアウトプットすれば分かる

上村潤氏(以下、上村):僕らが学ぶときって、けっこう知識はどんどん入ってくるじゃないですか。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):そうですね。

上村:その、しゃべるのはどうしたらいいのかなって。知識としゃべることのバランスがずいぶん違う気がするんですけど。

ロイ:そうですね。だから、やっぱりいっぱい学んでいるので知識の量としてはたくさんあるんですよね。でもその知識の質が良くない場合があったり、ちょっとその知識が偏ってるというか。例えば今、潤さんが言ってくれたみたいに、読んでわかる。つまりインプットしたらなんとなくわかる。

でも、アウトプットできますか? っていう、そこのバランス。そこは確かにありますよね。具体的に言うと、例えば、今が雪降ってますけど、「今、東京では雪がたくさん降っています」っていうのを、潤さん英語で言ってみてください。

上村:これは香蓮さんの出番ですよ。

香蓮氏(以下、香蓮):いやいや、振らないでください(笑)。もうぜったい振らないでほしいってめっちゃ思ってたんですけど(笑)。

上村:じゃあ香蓮さん。お願いします。

香蓮:日本語なんでしたっけ?(笑)。

上村:そこからかい!

香蓮:東京では雪がたくさん振ってます?

ロイ:そんな感じで。

香蓮:えー……ちょっとわかんないですね。

上村:じゃあもうちょっと問題を、ハードル下げてもらっても(笑)。

ロイ:確かに、緊張しますよね。

香蓮:はい。緊張しますね。しかも、プロの方が目の前にいるとこの……まさにこの感じだと思うんですよね。日本人が海外に行ってしゃべれなくなるっていうのは。もしこう、間違ってるって思われたらどうしよう、とか、恥ずかしいとか。

上村:そこで恥ずかしがっちゃだめだよ。一歩前に出る。

とんとん氏(以下、とんとん):度胸なんでしょ?

香蓮:度胸だと思いますね、本当に。

ロイ:そう、だからShe like to meでいいですからね。

とんとん:そういうことなんだよね。

アウトプットできなければ、身についたとは言えない

上村:伝わればそれで大丈夫。さあ、伝えてみよう。

ロイ:(笑)。

香蓮:結局でも言わないといけないんですよね。……たくさん、雪が降ってます。なんて言うんですかね。……スノウイング。a lot使うんですか?

ロイ:うん、そうそう。それで、僕が言いたいことは、なんとなく聞いたときには、「あ、そうだな」って意味がわかっても、自分が使うときに、こういう使いかたをすれば良いっていうのが、けっこう知らないんですよね。例えばsnowっていうのを動詞で使うとしたら、主語をitにして、It snowsとか、「今降ってる」だとIt’s snowingで、a lot in Tokyoとか。

それでぜんぜん良いんですけど、そこのへんの知識がこう、あやふや。どう使っていいのか。そこまでちゃんと知らないと、知識の質として、ちょっと足りないのかもしれないということを。

上村:なるほどね。

ロイ:だから、もちろんIt’s snowing a lot in Tokyoって聞いたら意味はわかると思うんですよ。でもそれを自分で言えるか? という、そこなんです。

香蓮:そうなんですね。

上村:急にそれがでてこない。

香蓮:本当わかります、もう。

上村:なるほどね。それは、身についているとはちょっと言えない状態なんですね。

ロイ:そうですね。だから意味はわかるけど、っていうこと。なんとなくの理解になっちゃいやすいんですけどね。

「本田圭佑を知っていますか?」

上村:なるほどね……。もう1個例題、何かいってみますか。

ロイ:じゃあ……あれにしましょう。「本田圭佑を知っていますか?」

上村:これずいぶんハードル下がったよ?

香蓮:(笑)。下がりました?

上村:うん。

香蓮:じゃあ、Do you know Hond Keisuke?

ロイ:ありがとうございます。

上村:はい。いかがでしょう?

ロイ:今の質問を……。

とんとん:声ちっちぇえ。

(一同笑)

上村:もっとマイクに乗せて!(笑)。

香蓮:いやもうね、なんか変な汗かいてるんですよ、今。

上村:気持ちをリスナーさんにお届けだよ!

香蓮:本当にもう、変な汗かきますよね、はい。

あなたは本田圭佑と直接の知り合い?

ロイ:今ので十分通じるんですけど、ネイティブに今の質問すると、「え、直接知ってるんですか? In person?」みたいに確認される場合があって。

上村:あーなるほどー!

ロイ:「直接お友達なんですか?」っていう意味にとられやすいんですよね。でも普通に察してくれて、通じるとは思うんですけど。そういうこともあったりするよ、ということだけ。だからknowという単語の使い方とか、そういうのも、けっこう知らないですよね。

香蓮:実際はどういう、答えが正解になるんですか?

ロイ:正解というか、例えばですけど、Do you know who Keisuke Honda is? みたいに言ったら確実に意図は通じますよね。

香蓮:なるほど。そこまでなんですね。

上村:Do you know whoですよ。

香蓮:苦手だったな、それ(笑)。

上村:苦手なんですか?

ロイ:でも、例えば日本人って、「I know Keisuke Honda」とか言っちゃいそうじゃないですか。知ってるよ、って。そしたら「え!友達なの!?」みたいになっちゃう。

香蓮:確かに。本当ですね。

ロイ:それをだめだと言うとまた萎縮しちゃうので、別にだめだって言いたいわけではなくて。僕の言いたいことは、そのknowという単語、動詞の使い方をちゃんとわかってますか? っていう話なんですよね。そういうところをちゃんと押さえとかないと、やっぱり自信もって言うことがなかなか、できなくなってしまうので。

香蓮:まったくハードル低くなかったですね。

(一同笑)

上村:ひっかけ問題ですからこれは。

香蓮:ひっかけですね、本当に。いやでも本当私みたいに、同じふうに答えた方、いるんじゃないかなと思うので、すごい良い勉強ですね、やっぱりね。

上村:まあ香蓮に言わせましたけど、僕もまったく同じ答えでしたからね(笑)。

(一同笑)

香蓮:よかったー(笑)。

上村:違ったんですね、なるほど。

ロイ:まあ通じますけどね。

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